こんにちは。
ブロガーのK2Jです。
さて、いつもはファッションについてつぶやいている僕ですが、今回は照明についてのお話です。
実は僕インテリアも大好きでして、毎日SNSで情報を探すのはもちろん、毎号インテリア雑誌を読んだりしてます。
(特に椅子と照明のマニア)
そんな僕が今使っているダイニングのペンダントライトが、ルイスポールセンの「PH3 1/2-3 グラスペンダント」です。
ルイスポールセンの照明は、世界的に最も有名といっても過言ではないほどの傑作。
ただ、
自分の部屋に合うサイズ感が分からない。
電気をつけた時の明るさを知りたい。
種類が多くてどれを選べばいいかわからない。
という方は多いはず。
でも大丈夫です。
今回は、僕がルイスポールセンのPH3 1/2-3の魅力と、実際に使ってみた感想を踏まえ、上記のお悩みの参考になる情報をご紹介していきます。
ルイスポールセンの照明やペンダントライトの購入を検討されている方は、ぜひご覧ください。
それでは早速いきましょう。
【ルイス・ポールセン】PH3 1/2-3 ペンダントライトの基本情報
- ブランド名:louis poulsen(ルイス・ポールセン)
- 商品名:PH3 1/2-3 グラスペンダント
- カラー:シルヴァー・クローム(カラーは3色展開)
製品情報
- サイズ:幅 x 高さ x 長さ (mm)=330 x 307 x 330(2.0 kg)
- 全長:1830 mm
- 光源:E26 LED電球(白熱電球100W相当)
- 調光機能:なし
ルイス・ポールセンとは?
ルイスポールセンは1874年に創業されたデンマークの歴史ある照明ブランド。
ルイスポールセンの照明は、日本のTVドラマや雑誌でも頻繁に出てくるほど、定番かつ大人気です。
【ルイス・ポールセン】PH3 1/2-3 ペンダントライトの魅力
ルイスポールセンのPH3 1/2-3の魅力をざっくりご紹介していきます。
光が眩しく感じないパイオニア的照明
ルイスポールセンのPH3 1/2-3は、ポール・ヘニングセンの「3枚シェードシステム」に基づいてデザインされた照明です。
ポール・ヘニングセン
現在では世界的に有名となった「3枚シェードシステム」を1926年に完成させた、照明デザインのパイオニア的存在。
電球の光を完全にコントロールした、いわば光の支配者。
照明って眩しく感じることがありますよね。
あれって、思っているより人はストレスを感じているものです。
この光の眩しさに対して不快に感じる現象を、「グレア」と呼びます。
グレアを極限まで減らしたのが、ポール・ヘニングセンが開発した3枚シェードシステムです。
ポール・ヘニングセンは、何回も何回も光学的な計算を繰り返しました。
その結果、「対数螺旋」という曲線をシェードに利用することで、電球の眩しい光(グレア)をカットし、それと同時に必要な場所や方向に光が効率良く反射して届くことを発見しました。
ルイスポールセンの照明の中でも、グレアをカットして光を周囲に効率よく照らすことができるのは、このPHシリーズだけです。
PH3 1/2-3のシェードは美しいガラス製
PH3 1/2-3の各シェードは乳白吹きガラス製。
外から見ると美しい光沢感が感じられます。
このガラスシェードの光沢感がPH3シリーズの特徴。
(思わず見とれてしまいます。)
また、電球から直接光を受ける内側はマットな質感になっており、目に心地よいソフトな光を反射してくれます。
ガラスシェード製はサイズが3種類ある
同じ形状かつシェードがガラス製のタイプは、全部でサイズが4種類あります。
詳細は以下の通り。
PH2/1![]() | PH3/2![]() | PH3 1/2-3![]() | PH4 1/2-4![]() | |
価格 | ¥ 79,200~¥ 82,500 | ¥ 100,100~¥ 107,800 | ¥155,100~¥163,900 | ¥ 343,200 |
幅 x 高さ x 長さ (mm) | 200 x 140 x 200 | 290 x 242 x 290 | 330 x 307 x 330 | 450 x 410 x 450 |
重さ | 1.0 kg | 2.0 kg | 2.0 kg | 5.0 kg |
材質 | 吹きガラス | 吹きガラス | 吹きガラス | 吹きガラス |
光源 | E17 LED電球(白熱電球40W相当) | E26 LED電球(白熱電球60W相当) | E26 LED電球(白熱電球100W相当) | E26 LED電球(白熱電球60W相当) |
僕は78cm×140cmのダイニングテーブルの上にPH3 1/2-3を1灯で吊るしていますが、テーブル周りを照らすには十分な明るさです(以下が実際の写真)。
もし同じサイズのテーブルにPH3/2かPH2/1を使うなら、PH3/2なら2灯、PH2/1なら3灯は並べる必要があります。
ちなみに、個人的には1灯で吊るすより3灯並べて吊るす方が好きなのですが、当時はPH3/2かPH2/1を複数買う余裕がなく断念。
1灯で照らすか2~3灯で照らすかは、人それぞれ好みで選べばよいかと。
【ルイス・ポールセン】PH3 1/2-3 ペンダントライトに関する豆知識
ルイスポールセンの机からの高さ
PHシリーズを吊るす高さは、一般的に机の上から60cm程度に設定するのがいいと言われています。
よく「60㎝だと低すぎる」という意見を見かけますが、70㎝以上になるとシェードの下から電球が見えてしまい、眩しく感じてしまいます。
特に座高の低い方やお子様にとっては、なおさら眩しく感じやすいと思います。
60cm以内が一番光を柔らかく感じられ、かつルイスポールセンの照明を上からも横からも美しく見ることができると言われています。
ただ僕は60~65cmも70~80cmも両方試しましたが、60cmでも眩しく感じてしまったので今は35cmに設定しています。
35㎝でも全く不便なく使えており、むしろ上からPH3の美しさを存分に楽しめています。
もし家の中に眩しいと感じる人がいたら、それに応じてお好みの高さに調整するといいですよ。
コードの長さは変更可能
PH3 1/2-3の全長は1830mmありますが、注文時に短く設定することもできます。
僕は引っ越すときのことも考えて、長さを変えずに注文しました。
(後でコードカットすることもできるので。)
ただ、うまくまとめないとこうなります。

オススメは、天井にコードを中継するフックを取り付けて長さを調整するか、カバーを買って隠すかですね。
(こーゆうやつ↓)
ぶつからないように注意しましょう
PH3シリーズで1点だけ注意点があります。
それは、ガラス製なので落としたら割れるということ。
実は僕は一度PH3が割れてしまった経験があります。
PH3が割れた時の経験談
両親が引っ越しの手伝いに来てくれたある日。
PH3は吊るしていたんですが、引っ越ししたばかりだったのでまだ机を置いていなかったんです。
母と父が机を組み立てている最中、30分で5回くらいPH3に頭をぶつけたんです。
何回も注意してるのに。
大事に大事にしているルイスポールセンが…。
と心配になっていた矢先、ついに悲劇は起こりました。
父が6回目に盛大に身体をぶつけた瞬間、PH3のボトムシェードが跳ね飛び、ダイニングテーブルの上でパリーン!と舞い散ったのです。
その結果がこちら。
電球があらわになってしまいました。
あんなに注意したのに、本当に割るとは…。
今でもその映像は鮮明に覚えています。
僕の愛するルイスが…嘘のように目の前で舞い散ったのですから。
ずっと憧れてたルイスポールセンの照明を初めて買った思い出の品だけに、ショックは大きかったです。
そこで1つ疑問が。
これって、全部買い直さないといけないのか?
一番下のボトムシェードしか割れてなかったので、この部品だけ売ってないのか?
調べてみたところ、ボトムシェードだけ売っています。
(後で弁償してくれました。)
届いたのがこちら。
ボトムシェードの値段は¥31,900円でした。
全部買い直すと15~16万程度するので、全部買い直さなくて良かったです。
なので、もし同じように割ってしまったという方は、部品だけ買えば大丈夫なので安心してくださいね(3万でも高いけど)。
ちなみにボトムシェード以外の部品(ミドルシェードやアッパーシェード等)もあります。

再発防止策
60㎝に設定していた時より、35㎝にしている方がぶつかる回数が少ないということが分かりました。
つまり、より低い位置に設定した方がぶつかるリスクは減ります。
また、照明が机の真ん中にくるように設置すれば、それだけぶつかるリスクも減りますよ。
【ルイス・ポールセン】各種PHシリーズの比較
PH3 1/2-3とPH5を比較
ガラス製に余程のこだわりがない場合や割れるのが怖い方は、ガラスシェード製のPH3シリーズではなく、PH5を選ぶ方がいいかもしれません。
PH5はPH3 1/2-3と同じ100W相当の明るさです。
両者を比較したのがこちら。
PH3 1/2-3 | PH5![]() | |
価格 | ¥155,100~¥163,900 | ¥114,400~¥143,000 |
幅 x 高さ x 長さ (mm) | 330 x 307 x 330 | 500 x 267 x 500 |
重さ | 2.0 kg | 2.5 kg~3.5 kg |
材質 | 吹きガラス | シェード:アルミ、ボトムカバー:フロストガラス |
光源 | E26 LED電球(白熱電球100W相当) | E26 LED電球(白熱電球100W相当) |
PH5は大部分がアルミなので、割れるリスクが少なめです(一部ガラスなのでリスク0ではありません)。
あと、値段もPH5の方が安い。
(もちろんPHシリーズなのでグレアフリーなのはPH3と同じ。)
また、インテリア好きの間では有名なACTUS(アクタス)の「123人の家」という本では、ダイニングのペンダントライトとしてルイスポールセンを使っている人がかなり多かったのですが、そのほとんどの方がPH5を選んでいました。
ファッションでいうと、PH3 1/2-3がキレイめ、PH5がカジュアルって感じです。
個人的にはPH5よりPH3の方が断然かっこいいと思いますが、この辺は好みですね。
123人の家
アクタス社員の方を含め、インテリアがオシャレな方が実際に暮らす部屋を123人分紹介している本。
インテリアのプロの実際の部屋のこだわりを垣間見える数少ない良書です。
僕はこれでますますインテリアに没入しました。
辞書並みの分厚さでかなり見ごたえがあります。
PH3 1/2-3のカラーは3色展開
僕が今回紹介しているのは「シルヴァー・クローム」というカラーですが、それ以外にも以下の2色があります。
- ブラックメタライズド:¥ 163,900
- 真鍮メタライズド:¥ 163,900
シルヴァー・クロームが最も安く、そして最も使いやすいと思います。
ですが、ブラックもゴールドもかっこいいですし、値段にそこまで大差ないので、「自分の部屋に合うか・どの色が好きか」で選ぶことをオススメします。
目安としては、
シルバーはシャープな印象、ブラックはクールな印象、ゴールドは柔らかい印象になります。
が、色が違うのはソケットの部分だけなので、木目調やモノトーン調の部屋など、正直どのカラーをどんな部屋に合わせてもおかしくありません。
PH3シリーズにはデスクランプやフロアランプもある
ちなみに、PH3シリーズにはペンダントライトだけでなく、デスクランプやフロアランプもあります。
実はPH3のデスクランプやフロアランプもかなり人気で、雑誌などでよく見かけます。
(このタイプなら落とす心配はなさそうですね。)
まとめ
いかがでしたか?
今回のポイントを簡単にまとめておきます。
おさらいポイント
- 光が眩しく感じないパイオニア的照明
- PH3 1/2-3のシェードは美しいガラス製
- ガラスシェード製はサイズが3種類あり、サイズに応じて個数を決める
- 机からの高さは60cmが推奨されている
- コードの長さは変更可能
- 落とすと割れるので注意が必要
- 割れたら部品だけ買えばOK
- 割れるのが心配な方はPH5がオススメ
ルイスポールセンのPHシリーズは、見た目の美しさだけでなく光の届き方という点から見ても最高傑作。
一人暮らしの大人の方でも、これから小さなお子様ができるご家庭でもオススメです。
ぜひご自身のお部屋のイメージを想像しながら、お気に入りを見つけてみてくださいね。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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