こんにちは。
この度は当ブログをご覧いただきありがとうございます。
本ブログを運営している、ファッションブロガーのJKEN(ジェイケン)です。
本記事では、日本のおしゃれさんからの絶大な人気を誇る「stein(シュタイン)」というブランドの魅力について紹介していきます。
なぜ人気なのか、どういう特徴があるのかなど、実際に僕が購入したアイテムを交えながら詳しく掘り下げていきます。
それでは早速見ていきましょう。
stein(シュタイン)ってどんなブランド?
stein(シュタイン)は、2016-17年秋冬シーズンにスタートした日本のファッションブランドです。
steinはいわゆるユニセックスブランドであり、すべてのアイテムが男女ともに着れるサイズ感で展開されています。
ブランド名はアインシュタインのようなドイツ人の名前の接尾語が由来しています。
接尾語って一見普通だけど、名前のように何かと結びつくことで特別なものになるという側面もありますよね。
それと同じように、steinの服が着る人に寄り添うことで、その人にとって特別な一着になってほしいという思いが込められています。
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ブランドのコンセプトは「stillness and motion , mininal and maximal , mode and tradition. (静けさと動き、最小と最大、モードと伝統)無から有へ。そのはざまの部分を表現する」。
このコンセプトの意味は、デザイナーさん自身がもともと古着もモードも好きだけれど、その間の部分(はざま)に自分が追求して表現したいものがあるということからきています。
そんなsteinのデザイナーは、東京学芸大学出身の浅川喜一朗さん。
もともとは「ナイチチ」という原宿の有名セレクトショップでマネジメントやバイイングに携わっていたそうですが、閉店を機に自分でショップを立ち上げることになりました。
そのショップが、今おしゃれさんの間で大人気の「carol」というセレクトショップです。
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carolの設立当初はリーバイスのヴィンテージデニムを中心とした古着屋としてスタートしました。
当時はcarolに来店してくれるお客さんのために、自分でサイズをカスタマイズしたり、解体して再構築したりして販売していたそうです。
他にもラルフローレンのトレンチコートなど、名作として知られている洋服がなぜ美しいのか理由を知るために、数多くの洋服を解体してきたそう。
その時の経験が糧となり自分で洋服を作れるようになったのが、steinがスタートしたきっかけです。
現在はcarolのオーナー業も決しておろそかにせず、店頭に立ち続けながらsteinのデザイナーとして活動しています。
stein(シュタイン)のアイテムの特徴
ここからはsteinのアイテムの特徴を3つに絞ってご紹介します。
洗練されたオーバーサイズシルエット
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steinの服はすべてオーバーサイズで設計されています。
オーバーサイズの服って流行ってますが、シルエットが大きければいいというわけではないんですよね。
ただ単にオーバーサイズなだけならダボっとして野暮ったく見えることもあるし、おしゃれ見えするには綿密にシルエット設計されている必要があります。
その点、steinの服は基本オーバーサイズでゆとりのあるサイズ感になっていますが、これはトレンドを追求しているのではなく、静けさや力強さといった空気感を表現するためだそうです。
その結果、着用した時に縦にスッと落ちるような美しさや、ドレープ感のある生地の陰影などが大きな特徴として表れています。
ジェンダーレスなパターンメイク
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steinのアイテムはパターンメイクやシルエットにかなり気を使って設計されています。
steinにはメンズ服出身のパタンナーが在籍しており、steinの服作りの際にも最初はメンズ服をベースに形作るそうです。
そこから男性らしさをあえて削ぎ落としていき、ユニセックスなシルエット設計に仕上げていきます。
全体的にドロップショルダーが強く効いており、袖丈が長めに取りつつ着丈が短めに設定されている傾向があり、男女共にバランスのいいワイドシルエットを楽しむことが可能です。
緊張感のある上品な佇まいと一癖あるデザイン
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steinのデザインの着想源は、浅川さんの好きな写真集や映画のワンシーンから発想を得ることが多いそうです。
そんなsteinのデザインは、どこか冷たい空気感や緊張感が潜んでいるように思えます。
オーバーサイズシルエットで抜け感がしっかりあるけど、どこか上品な佇まいがあるというのがsteinの特徴です。
また、基本的にはシンプルですが、一癖を加えたディテールがあるのも特徴の1つ。
たとえば印影を持たせるためにコートの生地を2重にしたり、コートのベルトに異素材のものや大判のものを使用したり、あえて生地に穴をあけてみたり。
単なるシンプルでは終わらず、steinらしいアクセントのあるデザインが魅力的です。
コンセプトにもあるように、モードっぽい印象が強いと思ったら古着っぽいディテールもあったりと、まさに「はざま」を追求していることが感じ取れます。
stein(シュタイン)はどんな人におすすめ?
steinのアイテムは以下のような人におすすめです。
こんな方におすすめ
- あまり派手なデザインは好きじゃないけど、こだわりの感じられる洋服が好き
- ゆとりのあるオーバーサイズなシルエットが好き
- カジュアルよりも上品で洗練された洋服が好き
また、ユニセックスブランドなので男女共におすすめなのは当然ですが、年齢の制限も感じさせないデザインも魅力の1つ。
steinのルックを見ても分かるとおり、若い男女だけでなくご年配の方もかなりかっこよく着こなしています。
なので、基本的には20代~30代に特におすすめですが、40~50代でも全く問題なく着こなせるブランドです。
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stein(シュタイン)の代表的アイテム
ここからはsteinの代表的アイテムや過去のシーズンのアイテムを、実際に写真を交えてご紹介していきます。
トレンチコート
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トレンチコートは、毎シーズン展開されているsteinの定番アイテムです。
毎年柄やディテールなどをアップデートして展開しており、steinのファンの間でもかなり人気です。
たとえば2021AWシーズンで発売された「OVERSIZED OVERLAPED TRENCH COAT」。
トレンチコートの伝統的なディテールを継承しつつ、steinならではのアイディアが盛り込まれた名作です。
シルエットはsteinらしいボリュームをたっぷり持たせたオーバーサイズ。
陰影がでるようにあえて一部の生地を2重に重ねるというこだわり様です。
袖はチャック式で開閉できる仕組みでなので、シルエットに変化をつけたり抜け感を出すことが可能。
両サイドはボタンが備え付けられていて、ボタンを開けることでもう一枚の裏地が来る仕様になっており、Aラインの裾の広がりを楽しむこともできます。
素材は上質なコットンギャバジンを高密度に織り上げたもので、ハリ感や適度な光沢感を持っています。
実際に着用して思いましたが、かなり完成度の高い一品です。
セットアップ
steinは様々なタイプのセットアップを毎年形を変えて展開しています。
まずは2022SSシーズンの「Oversized Double Breasted Jacket」です。
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ダブルのジャケットによるセットアップは、steinの中でも定番人気の形として知られています。
たっぷりととられた身幅やドロップショルダーの効いたシルエットで、ジャケットという堅いアイテムであるにもかかわらずゆるさも併せ持つ絶妙な仕上がりが魅力です。
ラペルは印象の残るバランスを意識し、シーズンによって襟、ラペルの角度、大きさ、種類(ノッチドラペルやピークドラペル)を調整しています。
クラシカルなムードとモードな印象の両方を兼ね備えた雰囲気があり、羽織るだけでクールな雰囲気をまとうことができます。
ジャケットもパンツもキレイな落ち感が出るようにシルエット設計されており、男女共におすすめの一品です。
あと、こちらの2022AWシーズンの「Oversized Gradation Pleats Jacket」。
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いわゆるプリーツを使ったジャケットで、素材の表情を最大限に活かしたものです。
素材はポリエステル100%で、見た目以上に軽くてやわらかく弾力があり、伸縮性と着心地の良さを併せ持った生地感になっています。
デザインとしてはどこか冷たく無機質な空気感があり、steinらしい上品さがにじみ出ています。
steinはパンツからスタートしたブランドでもあるとおり、パンツのシルエットは最高に美しいので、パンツ単体で着こなすのもおすすめです。
カーディガン
カーディガンもsteinではほぼ毎シーズン展開されていますが、中でも毎年定番になりつつあるのがモヘア素材を使ったカーディガンです。
こちらはsteinの2020AWシーズンの「KID MOHAIR CARDIGAN」です。
素材はキッドモヘアを主軸と使用した起毛感のある高級素材を使用しています。
プレス加工によりあえて毛の出方を際立たせることで、新品なのにヴィンテージのような雰囲気を醸し出しています。
シルエットは袖丈が長く着丈を短めに設定した、steinらしいジェンダーレスなシルエット設計になっています。
また、裾のボタンの止め方でシルエットに変化を持たせることができたり、ポケットの袋布を長くとることでアクセントにしたりと、ディテールにこだわったデザインが魅力的です。
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ショートパンツ
ショートパンツもsteinでは毎年展開されているアイテムです。
ショートパンツといえば子供っぽいアイテムの代表みたいに言われていますが、steinのショートパンツは子供っぽさとは程遠い仕上がりです。
たとえばこの2022SSの「WIDE EASY SHORT TROUSERS」。
丈が長めで裾が少し広がるようなワイドなシルエット設計になっています。
フロント部分には深めに2タックを入れており、まるでスラックスのようなクラシカルで上品な印象が感じられます。
それに反して、ウェスト部分はゴムで、中にはドローコードが施されており、イージーパンツのような着用感で履くことができるのも魅力です。
数百本のパンツを解体した浅川さんだからこそなせる、上品で冷たい印象で履けるショートパンツに仕上がっています。
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stein(シュタイン)のコーデ例
ここからはsteinのアイテムを使ったコーデ例を一部ご紹介します。
どんな雰囲気に仕上がるか参考程度にご覧ください。
steinのトレンチコートを使ったコーデ
トレンチコート×タートルネックニット×ワイドパンツ×スニーカーのコーデ
インナーとパンツを黒で統一して統一感を出しつつ、トレンチコートを主役として引き立てたコーデ。
ベースを黒にまとめることで、コーデ全体を引き締める効果も◎
足元はグレーのスニーカーを選ぶことで、程良く抜け感を演出しています。
トレンチコート×白シャツ×チノパン×ダッドスニーカーのコーデ
全体をベージュで統一したワントーンコーデ。
パンツをトレンチコートと同系色のベージュで合わせつつ、インナーの白シャツと足元のダッドスニーカーは白にすることで、抜け感を取り入れています。
ベージュのワントーンはこなれたムードが出やすいのでおすすめ◎
トレンチコート×スウェット×白シャツ×淡色デニム×スニーカーのコーデ
トレンチコートにカジュアルなアイテムを合わせたコーデ。
スウェット・デニム・スニーカーといったカジュアルなアイテムでまとめつつ、白シャツをレイヤードすることで上品さと抜け感を演出しています。
カジュアルになりすぎないよう、トレンチコートは全体をかっちりと引き締める役割に◎
steinのモヘアカーディガンを使ったコーデ
カーディガン×タートルネックニット×スラックス×スニーカー×ニット帽
オールブラウンコーデ。
全身をブラウンで暗めに統一しつつ、タートルネックの首元だけを白にして抜け感を取り入れています。
パンツはセンタープレスの入ったワイドスラックスなので、オールブラウンでものっぺり見えないのがポイント◎
チェックコート×カーディガン×白シャツ×コーデュロイパンツ×チロリアンシューズ
ブラウンのワントーンで上品にまとめたコーデ。
それぞれのアイテムを同色ではなく微妙に異なる同系色にすることで、グラデーションになるように意識しています。
グラデーションはこなれ感をUPするポイント◎
steinのショートパンツを使ったコーデ
スウェット×Tシャツ×ショートパンツ×ソックス×ビットローファー
スウェット×ショートパンツというカジュアルな組み合わせをビットローファーで上品に格上げしたコーデ。
靴下にはラインソックスを選ぶことで、スポーティなアクセントを加えています。
上品なレザーバッグを持つことで全体の印象を上品に寄せているのもポイント◎
白シャツ×Tシャツ×ショートパンツ×靴下×チロリアンシューズ
上品な白シャツとカジュアルなショートパンツを組み合わせてバランスを意識し他コーデ。
地味な印象にならないよう、シャツのボタンを全開して着こなしをアレンジしています。
足元は黒の靴下と革靴を合わせることで、上品かつ全体の印象を引き締めています。
まとめ
本記事は以上です。
今回のポイントを簡単にまとめておきます。
おさらいポイント
- steinは日本で絶大な人気を誇るファッションブランド
- 老若男女問わず着れるユニセックスなシルエット設計
- オーバーサイズでありながら上品で洗練された印象を備えている
- 緊張感のある雰囲気や一癖あるディテールが魅力
steinのアイテムは日本のおしゃれさんから本当に大人気で、SNSでもかなり話題です。
もしまだ持っていない人は、ぜひ一度体感してみてください。
高くて買えない…。
という人は、ファッションレンタルサービス「collEco(コレコ)」でレンタルするのもありです。
特にsteinのアイテムはコレコで多く取りそろえられているので、かなりコスパ良く楽しめると思います。
コレコについて詳しく知りたい人は、「人気ブランドの服をレンタルできるcollEco(コレコ)を徹底レビュー」の記事を参考にしてください。
人気ブランドの服をレンタルできるcollEco(コレコ)を徹底レビュー
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