
この記事はそんな方へ向けて書いています。
こんにちは。
この度は当ブログをご覧いただきありがとうございます。
本ブログを運営している、ファッションブロガーのJKEN(ジェイケン)です。
本記事では、ファッションで1つ上のおしゃれを叶えられる「こなれ感」の意味と取り入れ方について、徹底解説します。
こなれ感は、おしゃれな人が普段から取り入れている上級テクニックです。
自分はファッション初心者だから、上級テクなら取り入れられないかも。
と思っている人も、心配不要です。
本記事でこなれ感の取り入れ方さえ覚えれば、ファッション初心者であっても取り入れることは可能です。
中級者でもこなれ感を取り入れている人は少ないので、ぜひこの機会にマスターして上級者を目指してください。
それでは早速見ていきましょう。
「こなれ感」とは?
ファッションにおける「こなれ感」とは、「おしゃれ頑張ってます感」がなく自然におしゃれな着こなしをしている様のことです。
また、そのままでもおしゃれなんだけど、着こなし方にさらにひと工夫を取り入れることでよりおしゃれな印象に仕上げることを、「こなれ感がある」という風に言います。
ここには微妙なニュアンスがありまして、こなれ感を出すにはひと工夫が必要なんだけど、その頑張りを見せないようにする必要があります。
それってどうやってやるの?
と思う人はまさにその通りで、本来は普段から自分の服の着こなし方を色々試した結果到達するものであり、自然にこなれ感を出すにはある程度の経験値が必要です。
なので、本当におしゃれな人こそが出せる高度なテクとも言われています。
しかしファッションも人生と同じで、失敗を重ねることで成長すると僕は思っているので、初心者さんも積極的に取り入れてほしいです。
「こなれ感」が持つ具体的なメリット
服に着られず「着こなせる」
「こなれ感がある」という状態は、服をただ着ているのではなく「着こなしている」という状態にあります。
いくらおしゃれな洋服を着ていても、それを着こなしているかどうかで印象が全然違ってきます。
中には洋服が持つ存在感に負けてしまい、逆に服に着られてしまっている人も少なくありません。
こなれ感をうまく取り入れれば、服に着られることもなくおしゃれな印象が倍増します。
地味な印象を避けられる
シンプルなコーディネートをしていると、想像と違って地味な印象に仕上がってしまうことがよくあります。
そんな時に、こなれ感のテクを取り入れるだけで、地味な印象が一転してシンプルで洗練された印象に仕上がります。
地味とシンプルは紙一重な所があるので、シンプルコーデをする時には特に重要です。
「こなれ感」と「抜け感」の違い
「こなれ感」と同じように、よく聞く言葉として「抜け感」という言葉があります。
両者は似ているようで全く別物です。
「抜け感」とは、肩の力が抜けたようなリラックス感のことで、キレイめにキメすぎず程良くカジュアルに着崩したスタイルを、抜け感のあるコーデという風に呼びます。
抜け感のメリットなど詳しく知りたい人は、「「抜け感」とは?おしゃれコーデを作る上で必須の抜け感の作り方を徹底解説」の記事で徹底解説しているのでぜひご覧ください。
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「抜け感」とは?おしゃれコーデを作る上で必須の抜け感の作り方を徹底解説
続きを見る
ただし、「抜け感」を作ることが結果として「こなれ感」を出すことにつながることがよくあります。
なぜなら、抜け感の取り入れ方とこなれ感の取り入れ方が似ているからです。
次の項で具体例を交えて詳しく解説していきます。
「こなれ感」を取り入れる6つの方法
ここからは、実際に「こなれ感」を取り入れる方法を具体的に6つご紹介していきます。
結論からいうと、以下の通りです。
- 袖まくり
- 裾のロールアップ
- ボタンの開閉
- タックイン
- ハズシを取り入れる
- ワントーンコーデ
順番に見ていきましょう。
方法①袖まくり
こなれ感を出す上で最も定番のテクが、袖まくりをすることです。
袖まくりをすることは、言い換えると「着崩す」ことでもあります。
この着崩すという行為が、こなれ感に直結するんです。
たとえば以下のコーデを比較してみてください。




【袖まくりなし】の方も悪くはないけど、なんとなく物足りないような気もしませんか?
そこで【袖まくりあり】方を見ると、手首が見えて適度に抜け感が出ており、腕時計がアクセントになっていて、全体的に色気が出ていると思うはずです。
このように、ただそのまま着るのではなく袖まくりして着崩すことによって、服のおしゃれな見せ方を知っている、つまりこなれた印象が出るんです。
袖まくりの適しているトップスの代表例は以下の通り。
- シャツ
- Tシャツ
- ニット
- ジャケット
袖まくりは春~秋向けのテクではありますが、このようにシャツ意外にも色々と使えるアイテムがあるので、ぜひ試してみてください。
方法②裾のロールアップ
特にロールアップの仕方にこだわりがあるコーデ
パンツの裾をロールアップするのも、こなれ感を作り上げる1つの手法です。
技法としては袖まくりと似ていますが、袖まくりは着崩すのに対し、裾のロールアップは「整える」という言い方の方が近いかもしれません。
たとえば以下の写真を比較してみてください。
【ロールアップなし】
【ロールアップなし】の方は、裾が長くてスニーカーが隠れてしまい、なんだかもっさりとして重たい印象を感じますよね。
それに対し、【ロールアップあり】の方は、裾が調整されたことでスニーカーがハッキリと見え、結果として足元がスッキリと見えて軽快な印象を感じます。
また、ロールアップすることで靴下が見えるので、抜け感としての役割も果たしてくれます。
このように、ロールアップの使い方が上手い人は、足元を綺麗に見せるコツを知っている(こなれている)と判断されます。
ただし、ロールアップは常にやればいいというものでもありません。
パンツの種類・シルエット・合わせる靴によっても、ロールアップすべきかどうかは変わってきます。
さらに一歩間違えると足が短く見えてしまう可能性もあるので、特に短足というコンプレックスをお持ちの方は注意しましょう。
詳しくは、「短足さん必見!おしゃれで脚長に見えるメンズコーデを組む7つのテク」の記事を参考にしてください。
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短足さん必見!おしゃれで脚長に見えるメンズコーデを組む7つのテク
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なお、変化球的ではありますが、パンツの裾を靴下の中に入れるというテクもあります。
これはかなり上級者向けで周りと差をつけれるテクですが、スタイルやアイテムによって合う合わないがあり、場合によっては悪目立ちするのであまりおすすめはしません。
方法③ボタンの開閉
シャツのボタンの開閉によってもこなれ感を演出できます。
シャツには大体6~8個くらいのボタンがついていますが、このボタンを全部閉めて着るのか、全部開けて着るのか、それとも少しだけ閉めて着るのか、着方は様々です。
そして、ボタンの閉め方によって印象が全然違ってきます。
具体的には以下のような種類があります。
- 一番上のボタンだけ開ける
- 上から2~3個のボタンを開ける
- ボタンを全部閉める
- ボタンを全部開ける
- 上から2~4個くらいのボタンを閉める
それぞれ詳しく解説していきます。
一番上のボタンだけ開ける
最も一般的なのは、シャツの一番上のボタンだけ開けて着るパターンです。
首回りが楽なのでついついやってしまいがちで、決してダメではないのですが、あえて悪くいうと「ありふれた工夫のない着方」とも言えます。
こなれ感を出すためには、もう少し工夫したい所です。
上から2~3個のボタンを開ける
通常よりも少し多めにボタンを開けたパターンは、シャツの下に着るインナーによって印象を大きく変えることができます。
たとえば白Tシャツで抜け感を演出したり、柄物を着てアクセントをつけたり。
そのため、こなれ感を演出する上ではおすすめのパターンと言えます。
ボタンを全部閉める
ボタンを全部閉めて着るパターンは、首がちょっときついから避けたいと思う人もいるかもしれませんね。
ですが、ボタンを一番上まで閉めることで上品できちんとした印象を演出することができます。
ビジネスシーンでは当たり前ですが、プライベートであえてボタンを全部閉める行為は明らかにあえて狙ってやっているので、服の着方にこだわりを感じられます(こなれている)。
ただ、合わせ方によっては首が詰まって重たい印象になることもあるので、バランスを見て取り入れましょう。
ボタンを全部開ける
ボタンを全部開けて着るパターンは、シャツをアウターのように取り入れた着こなし方です。
ボタンを全開すると抜け感がグッと高まるのでおすすめのテクではありますが、同時にインナーのセンスを問われるので難易度が高まります。
シャツとインナーの色や柄の組み合わせに自信がない方は、避けた方がいいかもしれません。
上から2~4個くらいのボタンを閉める
この着方は抜け感を演出できるのと同時に、シャツのシルエットが変化するのでアクセントにもなります。
このようにボタンの開け具合を調整している人は稀なので、差別化ができるし個人的にはかなりおすすめです。
方法④タックイン
タックインもこなれ感を出す上では基本のテクです。
タックインとは、トップスの裾をパンツの中に入れること。
以下の2枚の写真を見比べてみてください。
タックインなしの方は工夫がない上に、トップスの裾が長くてなんだかだらしない印象さえ感じますよね。
これをタックインすることでメリハリがつき、上品で脚長効果も発揮しています。
これは、タックインのメリットを知った上でできる着こなし方であり、やはりこなれて見えると言えます。
さらに上級テクとして、「前だけタックイン」や「裾の半分だけタックイン」があります。
「前だけタックイン」は、トップスの前だけをタックインして、後ろ側の裾は出すという着こなし方です。
「裾の半分だけタックイン」は、シャツの裾の半分だけタックインして、もう半分は出して着る方法です。
これをやることで「きちんと感」と「着崩している感」の両方を取り入れることができ、アクセントとして効果的です。
ただ、タックインはやり方を間違えると逆に足が短く見えてしまう可能性もあります。
タックインの正しいやり方を知りたい人は、「タックインの正しいやり方知ってる?「オシャレ」と「ダサい・足が短い」の明暗を分けるポイントとは」の記事で徹底的に解説しているのでぜひご覧ください。
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方法⑤ハズシを取り入れる
ハズシを取り入れることも、こなれ感として有効です。
「ハズシ」とは、異なるジャンルのアイテム同士を組み合わせることで、 元の系統から少し外れた印象を作ることです。
たとえば、キレイめなアイテムと相性がいいのは、キレイめアイテムだと思うのが普通でしょう。
シャツ×スラックス×革靴は典型例ですが、そうすると結果として普通のキレイめコーデが出来上がります。
それでも十分おしゃれだとは思いますが、ありふれているとも言えます。
そうではなくて、意外性のあるアイテムを合わせることがこなれ感につながります。
え、その組み合わせにダッドスニーカーを合わせるなんておしゃれ!
といった感じで、予想を裏切る組み合わせでおしゃれに着こなしていることが、こなれた印象になります。
※ニットのような甘いアイテムとデニムのような辛いアイテムを組み合わせた甘辛コーデも、ハズシの1つです。
方法⑥ワントーンコーデ
ワントーンコーデはおしゃれで洗練された印象になるのでおすすめですが、一歩間違えるとのっぺりして見えるリスクもあります。
ワントーンコーデをおしゃれに着こなすにはコツが必要で、難しくもないけど簡単でもありません。
普通にコーデを組めば大体3色程度でコーデが仕上がるので、ワントーンコーデは狙ってやらなければ出来上がりません。
つまり、ワントーンコーデをおしゃれに着こなせる人は、それだけでこなれて見えます。
「こなれ感」を取り入れたメンズのコーデ例
ここからは、実際に「こなれ感」を取り入れたメンズコーデの一例をご紹介します。
袖まくりを取り入れたメンズコーデ
デニムシャツの袖をロールアップして抜け感とこなれ感を取り入れたコーデ。
パンツはシャツと同系色のダークネイビーで暗めに合わせつつ、重くならないように白スニーカーでさらに軽快な印象を演出しています。
ボタンを3つ開けたり、タックインして着こなしをアレンジしているのもポイント◎
裾のロールアップを取り入れたメンズコーデ
パステルブルーのニットにインディゴデニムを合わせたグラデーションコーデ。
シンプルな組み合わせなので、地味な印象にならないよう裾をロールアップしてアクセントをつけつつ、ニューバランスのスニーカーを引き立てています。
ボタンの開閉を取り入れたメンズコーデ
古着のストライプシャツに古着のミリタリーパンツを合わせたコーデ。
シャツのボタンを真ん中の3つ以外開けて着ることで抜け感を取り入れつつ、こなれ感を演出しています。
袖まくりしてジャンル違いの上品な腕時計を合わせているのもこなれ感の演出ポイント◎
タックインを取り入れたメンズコーデ
ポロシャツにスノーパンツを合わせたコーデ。
パンツとシューズをホワイトでつなげ、ハイウェストでタックインすることで、足長効果を演出しています。
サファリハットも含めて頭から足先まで淡い色味に統一することで、優し気なワントーンコーデに◎
ハズシを取り入れたメンズコーデ
オーバーサイズの白Tシャツとショートパンツを合わせたシンプルコーデ。
カジュアルな印象を崩さず子供っぽくならないよう、ローファーで大人っぽい印象に◎
このようにカジュアルなアイテムの中に上品なアイテムを1点投入するのもハズシの1つ。
ワントーンコーデ
全体のアイテムをベージュ系でまとめたワントーンコーデ。
バケットハットのような小物アイテムも同系色にすることで、より統一感とこなれ感がアップします◎
白シャツは抜け感としての役割を果たしつつ、タックインしてコーデにアクセントをつけています。
まとめ
いかがでしたか?
今回のポイントを簡単にまとめておきます。
おさらいポイント
- こなれ感はおしゃれさんが取り入れている上級テク
- 着こなしている感が出て地味になりにくい
- 袖まくり・ロールアップ・ボタン開閉・タックイン・ハズシ・ワントーンコーデがこなれ感のカギ
上級者テクと言われると「自分にできるかな?」と不安に思った人もいるかもしれませんが、結果を見ると意外と簡単なものもあったはずです。
出来るものからでいいので、ぜひ自分のコーデに取り入れてみてください。
上手く取り入れることができれば、文字通り3倍くらいおしゃれに見えます。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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