
こんな疑問をお持ちの方へ。
ニクソン(NIXON)のタイムテラーは、まさに「はじめてのファッション時計」として選ばれる定番モデル。僕も若い頃に購入して、2年くらい使い続けてきました。
この記事では、僕が実際に2年間使ってわかったリアルな感想やエピソードを交えながら、タイムテラーの魅力・評判・注意点まで徹底的に解説します。
さらに、時計初心者・ギフトでの購入を検討中の方でも安心できるよう、できるだけわかりやすい言葉で丁寧に解説しています。
これを読めば、タイムテラーが「自分に合っているのか?買って後悔しないのか?」がしっかり見えてくるはずです。
ニクソン タイムテラーを2年使った結論:「デザイン命」のファッション時計
まず結論からお伝えします。
ニクソンのタイムテラーは、機能性ではなく「見た目のおしゃれさ」に価値を感じる人にこそ向いている時計です。
僕が選んだのは「タイムテラーアセテート(Time Teller Acetate)」という、アセテート素材のべっ甲柄モデル。正直、はじめて見たときは「え、これで2万円台?」と驚くくらい洗練された印象でした。べっ甲のようなブラウン系の模様は、光の角度で表情が変わります。ミニマルな文字盤と相まって、まるでジュエリーのような上品さを感じさせます。
もちろん、時間を確認するという本来の役割はしっかり果たしてくれます。ただし、機能面でいうと「高性能」とまではいきません。たとえば、クロノグラフや電波時計のような多機能さはありません。でもそれで良いんです。この時計は「あくまでファッションアイテムとして楽しむもの」。言い換えると、服に合わせて気軽に取り入れられる「時計版のアクセサリー」のような存在です。
2年使って思ったのは、「毎日つけたくなる時計」というより、「今日はこの服だからタイムテラーにしよう」と思わせてくれる存在だということです。
ニクソンってどんなブランド?
ニクソン(NIXON)は、1998年にアメリカ・カリフォルニアで誕生したライフスタイルブランドです。
もともとはサーフィンやスケートボードなど、「アクションスポーツ」を愛する若者向けに作られた時計ブランドでした。でも、今ではファッション感度の高い人々にも愛用される「ストリート×ラグジュアリー」なブランドとしての地位を確立しています。
特徴的なのは、以下の3点。
- 手頃な価格帯でありながら、デザインに一切の妥協がない
- ファッションに馴染みやすいサイズ感と配色センス
- カジュアルにもキレイめにも合わせられる汎用性の高さ
特にタイムテラーのようなミニマルなデザインは、アクセサリー感覚でコーデに取り入れられることから、ユニセックスでの人気も高いです。
また、ニクソンは機械式ではなく基本的にクォーツ式(=電池で動く)。これは日常使いにおいては「時刻がズレにくくて扱いやすい」という実用性にもつながります。
競合ブランドと比べると、SEIKOは機能寄り、G-SHOCKはスポーティすぎる…。そんなふうに感じている方にとって、「ちょうど良いおしゃれさと実用性のバランス」があるのがニクソンです。
タイムテラーの魅力をレビュー:2年使ってわかった5つのポイント
ここからは、僕が2年間リアルに使い込んでわかった、ニクソン・タイムテラーの「3つの強み」をお伝えします。どれもネットのスペック表や公式サイトだけでは見えてこない、「実体験からにじみ出た魅力」です。
①とにかくデザインが抜群にセンスいい
これはもう、見た瞬間に感じた決定打です。僕が選んだのはアセテート素材のべっ甲柄モデルで、色味は落ち着いたブラウン系のマーブル模様。
高級ブランドでもよく使われるこのカラーリングは、肌の色とも自然になじみやすく、派手すぎないのに目を引く絶妙な存在感があります。
特に文字盤は極限までミニマルに設計されていて、「あえて情報を削ぎ落とした潔さ」がファッション視点で見ても本当に美しい。
実際にこの時計をつけていると、女性店員さんに「その柄の時計欲しかったんです!」と声をかけていただいたことがあります。それくらい、タイムテラーのアセテートモデルは視線を引き寄せる力があり、男女問わず人気があるんだなと感じています。
②ファッションとの相性が良すぎる
タイムテラーは、アクセサリー感覚でつけられる「ファッション時計」です。
その理由は、デザインだけではありません。サイズ感、厚み、文字盤の色、ベルトの素材。すべてがコーディネートに自然と溶け込むバランス感で設計されています。
実際に合わせてみると、
- カジュアルなTシャツ&デニムには「ラフな抜け感」
- シャツスタイルには「知的さとヌケ感」
- ストリート寄りのオーバーサイズコーデには「洒落感のスパイス」
のように、どんなテイストにもハマる懐の深さがあるんです。
腕時計って、サイズ感やカラーが合わないと「だけ浮いて見える」ことが多いのですが、タイムテラーはむしろ服の完成度を1段階引き上げてくれる存在。
特に、時計初心者で「どれを買えばコーデに合うかわからない」という方にとっては、選んで間違いのないファッション時計と言えると思います。
③価格以上の満足感が得られる
タイムテラーの価格帯は、モデルにもよりますが1〜2万円台が中心。ファッション時計として考えると、この価格は非常に手が届きやすい部類です。
でも驚くのは、その見た目の高級感。特にアセテート素材のモデルは、プラスチックには見えないツヤ感と奥行きがあり、「この質感でこの値段…?」と思ってしまうほど。
さらに、クォーツ式なので面倒な手巻きや時刻合わせの手間がないのもメリット。ギフトで贈っても扱いに困らず、実用性も十分に備えています。
総じて、「ブランド時計=高価で手が届きにくい」と感じている人でも、「見た目・価格・実用性の三拍子が揃ったバランスの良さ」に満足できるのがタイムテラーの魅力だと思います。
正直に話します:使って感じたデメリットと注意点
タイムテラーのデザイン性やコーディネート性については文句なしに満足しているのですが、もちろん完璧な時計というわけではありません。ここでは、僕が2年間リアルに使って感じた「気になる点」と「注意しておきたいポイント」を率直にお伝えします。
購入を検討している方には、ぜひこのパートまで読んでいただきたいです。
①あくまでファッション時計という立ち位置
ニクソンのタイムテラーは、あくまでファッション性に重きを置いた時計です。高級時計のような緻密なムーブメント(機械式の仕組み)や、資産価値を求める人には正直向いていません。
もちろん、日常使いで「正確な時間を知る」という用途にはまったく問題ない性能です。ただ、秒単位での精密な時間管理が求められるシーンや、ビジネス・式典などフォーマルで格調高い場面にはやや不向きな面もあります。
言い換えれば、「実用品+おしゃれアイテム」としては十分満足ですが、「一生モノ」や「資産」として考えるなら別の選択肢を視野に入れるべきということです。
②ベルトの交換ができない=修理対応に限界がある
この点は購入前に知っておいてほしい部分です。
僕が使っているアセテート(べっ甲柄)のモデルは、ベルトが一体型で交換できません。なので、もしベルトが完全に破損してしまった場合、修理対応ができない可能性が高いです。
「長く大切に使いたい」という方には、消耗パーツの交換ができないという構造上の制限がデメリットに感じるかもしれません。
ただし、2年使ってみてベルト部分に大きなダメージは出ておらず、想像よりも耐久性はしっかりしている印象です。
③2年使った実際の経年変化について
僕が使っている個体は、数回うっかり地面に落としたことがありますが、動作に支障はなく、外観にも目立つ傷はほとんどありません。アセテート素材の表面には独特の艶があるので、小傷も比較的目立ちにくいです。
また、気になる電池の持ちについては、約2年ちょっとで切れました。これはクォーツ時計の平均的な電池寿命(2~3年)を考えると、ごく自然な結果です。
電池交換は近くの時計ショップや家電量販店でも対応可能で、コストも1,000〜2,000円程度と比較的手軽。また、10気圧防水(100m防水)にも対応しているため、日常生活での水濡れ(雨や手洗い程度)は全く気にする必要がありません。
タイムテラーはこんな人におすすめ

出典:楽天市場
タイムテラーは「時計の入門機」としてかなり優秀で、なおかつファッションアイテムとしての完成度も高いプロダクトです。この章では、実際に2年使ってきた僕の視点から、「こんな人にこそぴったり」というケースをピックアップして紹介します。
①初めて腕時計を買う人
腕時計に詳しくない人でも、直感的に「かっこいい」と思えるデザイン性と扱いやすさが魅力。クォーツ式なので手間が少なく、電池交換だけで手軽に使い続けられます。
価格も高すぎず、初めての一本として安心して試せる時計と言えます。
②ファッションのアクセントが欲しい人
べっ甲柄のアセテート素材や、ミニマルな文字盤のデザインは、シンプルな服装に上品な個性を加えてくれます。特に、モノトーンコーデ等のシンプルな服装と相性が良く、時計一つで印象をグッと格上げできるのがポイント。
べっ甲柄以外のミニマルデザインを選べば、どんな服装ともマッチしてくれますよ。
③ギフトにセンスの良さを出したい人
タイムテラーは高級感がありながらも価格は控えめ。だからこそ、誕生日や記念日などのプレゼントにもぴったりです。ギフトとして贈った際に「センスあるね」と思われやすく、手軽に「印象に残る贈り物」ができる点も魅力です。
④高すぎない価格帯で満足感を得たい人
価格帯としては1〜2万円台とリーズナブルですが、見た目やつけ心地はそれ以上の価値を感じられます。いわゆる「コスパが良い」というより、「価格に対して得られる満足感が大きい時計」という表現がしっくりきます。
よくある質問(FAQ)
ここでは、購入前に気になるポイントをわかりやすく解説していきます。タイムテラーを検討している方は、ぜひチェックしてみてください。
Q:ベルト交換はできますか?
A:ニクソンのタイムテラーは、基本的にベルト一体型のため交換できません。なので、そのため、ベルトが破損した場合は修理に出すか、本体ごと買い替えになる可能性があります。
ただし、2年以上使っても破損はしておらず、思った以上に耐久性は高めです。
Q:防水性能はどれくらい?
A:10気圧防水(100m防水)です。これは「日常生活での水濡れはほぼ問題なし」といえるレベルで、手洗いや雨、軽い水仕事では安心して使えます。
ただし、スキューバダイビングなど本格的な水中使用には対応していません。
Q:ペアで買いたいけどレディースサイズはある?
A:あります。タイムテラーシリーズにはユニセックスモデルが多く、手首が細めの女性でもフィットしやすいサイズ感の展開があります。
デザインも男女問わず使えるシンプルなものが多く、ペア使いにもおすすめできるアイテムです。
ニクソンのタイムテラーはどこで買える?購入前に知っておくべき現状と注意点
まず結論からお伝えすると、現在ニクソンのタイムテラーは「日本国内の公式店舗・正規販売店」では購入できません。
これは、ニクソンが2023年5月末をもって日本市場から撤退したためです。この撤退により、日本国内での正規販売とアフターサービス(修理・電池交換等)もすべて終了しています。
日本撤退の背景と影響
ニクソンの公式発表によれば、2023年5月31日をもって日本法人の営業活動を終了。それに伴い、直営店・正規取扱店での新品購入や、国内サポート窓口の利用ができなくなっています。
つまり、購入後に「電池が切れた」「パーツが壊れた」などの際も、正規取扱い店では修理対応を受けられません。電池交換や修理が必要になった場合は、時計修理専門の民間業者に依頼することになります。この点は購入前に必ず理解しておくべき重要なポイントです。
現在の購入方法|通販サイトがメイン
とはいえ、タイムテラーを手に入れる方法が完全になくなったわけではありません。現在は一部のオンライン通販サイトにて新品または中古品を購入することが可能です。
具体的には、以下のようなサイトが主な購入先となります。
おすすめの通販サイト
- Amazon
・楽天市場
・
Yahoo!ショッピング:新品・中古品ともに取り扱いあり。楽天ポイントやPayPayなど、ポイント還元の恩恵を受けたい人に向いている。出品者によって状態や価格が異なるため、購入前にレビューや販売元の信頼性を確認するのがおすすめ。
セカンドストリート(2nd STREET):商品数が豊富。状態の良いリユース品を手頃な価格で手に入れたい方におすすめ。
購入時の注意点
現在の購入は「並行輸入品」や「個人出品」が中心になるため、以下の点に注意が必要です。
- 保証書の有無を確認すること
- 状態や動作確認の記載があるかチェックすること
- 初期不良への返品・交換ポリシーが明記されているか確認すること
メルカリなどの個人間取引は、偽物やトラブルに合うリスクがあるため、おすすめしません。
まとめ
本記事は以上です。タイムテラーはどんな人におすすめなのかをおさらいしておきます。
こんな方におすすめ
- 初めての腕時計としてデザイン性を重視したい人
- ファッションの一部として時計を楽しみたい人
- ギフトとして「手頃さとセンスの良さ」の両立を求める人
- 2万円以下でコスパの高いデザインウォッチを探している人
- シンプルだけど他と被らないデザインを求めている人
つまり、「機能」より「雰囲気や見た目」に価値を感じる人にとっては、間違いなく満足できる一本です。
日本撤退した今となっては、手に入れる機会が減ってしまいましたが、逆にいえば周りとかぶりにくなったともいえます。通販サイトで上手にお買い物して、タイムテラーのデザインを楽しんでみてくださいね。
ニクソンのタイムテラーは以下のショップで購入できます。
「日本撤退して在庫がない」というパターンは多いと思います。その代わりとしては、以下のようなブランドがおすすめです。
おすすめファッションウォッチ
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