大人が着るべきおしゃれなニットブランドが知りたい
この記事はそんな方へ向けて書いています。
こんにちは。
この度は当ブログをご覧いただきありがとうございます。
本ブログを運営している、ファッションブロガーのJKEN(ジェイケン)です。
若い頃は安いニットでよかったけど、大人になるにつれて
もっと上質でおしゃれなニットがほしい
大人にふさわしいブランドのニットを選びたい
と思うようになった方が多いのではないでしょうか。
実際、ニットは素材や編み方が豊富で、特に希少な素材を使っている場合は値段が跳ね上がります。
しかしその分、保温性に優れており肌触りが極上で、見た目も美しいといったメリットがついてきます。
大人の方にこそ選んでいただきたいのは、そんな素材や編み方にこだわりを持つブランドです。
本記事では、大人の方にオススメしたい、おしゃれで質の良いニットブランドを10種類厳選してご紹介します。
今持っているニットに満足していない方は、ぜひご参考にしてください。
それでは早速見ていきましょう。
おしゃれなニット・カーディガンの選び方
まずはおしゃれなニット・カーディガンの選び方を解説します。
そんなの既に知ってるから早くおすすめブランドを教えて!
という方は、こちらからおすすめブランドへ飛んでください。
ニットもカーディガンも、選び方次第でダサく見えてしまう可能性も秘めていることを知ってますか?
言い換えれば、選び方次第でおしゃれ度を格段にアップしてくれるアイテムでもあります。
そんなニット・カーディガンを選ぶ上で重要なポイントを3つにまとめました。
結論からいうと、ポイントは以下の通りです。
順番に見ていきましょう。
ポイント①ワイドシルエットを選ぶ
ニットやカーディガンを選ぶ時は、ずばり「シルエット」が命です。
シルエットが大事なことは分かりきったことだよ。
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、ニットやカーディガンに限らずファッションはシルエットがかなり重要ですよね。
そして他の多くのアイテムと同様に、やはりニットとカーディガンも基本的には「ワイドシルエットを選ぶ」ことがおしゃれなコーデに必要な要素です。
なぜなら、ワイドシルエットはゆるさを表現することで「抜け感」を作り、おしゃれな雰囲気をまとうことができるからです。
抜け感を作るためには、ドロップショルダー(袖の切り替え部分を肩より落としてあるデザイン)かラグランスリーブ(肩から脇にかけて袖の切り替えがない)であることもチェックしておきましょう。
「抜け感」について詳しく知りたい人は、「「抜け感」とは?おしゃれコーデを作る上で必須の抜け感の作り方を徹底解説」の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
ファッションの「抜け感」とは?抜け感のあるコーデの作り方を徹底解説
続きを見る
ですがニットとカーディガンに関しては、他のアイテムよりもシルエットの影響がかなり大きく出るということを覚えておく必要があります。
その理由を次の項でご紹介しています。
ポイント②裾周りのシルエットがキレイなものを選ぶ
ニットの裾周りがモコっと膨らんでいる人を見かけたことはありませんか?
カーディガンの場合は、全部ボタンを閉めると裾周りが膨らむことがあります。
実はこのモッコリと膨らんだ感じが、おじさんっぽく見えたりダサく見えてしまう原因になります。
僕も学生時代「何でこのカーディガンってボタン閉めたら裾周り膨らむんだろう」とずっと悩んでいた時がありました。
なんで膨らんでしまうかというと、裾周りにリブが入っているからなんです。
そもそもなぜニットやカーディガンにリブがついているのか?
それは、リブは横方向の伸縮性が高いため、ニットのような温かい洋服にリブをつけることで肌に密着し、冷気が中に入ってくるのを防ぐという効果があるからなのです。
このリブが適度な締め付けを与えることにより、結果としてリブの上部分が膨らんでしまいます。
これがシルエットを崩す原因なんです。
しかし、このリブの締め付け具合を計算した上でニットやカーディガンを作っているブランドや、あえてリブを排除しているブランドもあります。
なので、ニットやカーディガンは購入する前に試着するか、Web上でモデルが着用しているシルエットをよーく確認することが重要。
(特にカーディガンはボタンを閉めた上でシルエット確認!)
膨らみがないとニットやカーディガンはなめらかに裾が落ちるので、シルエットがめちゃめちゃきれいに見えますよ。
ポイント③袖が長めのものを選ぶ
袖が長いものを選ぶと、おしゃれでこなれ感のある雰囲気にまとまりやすいです。
なぜなら、袖が長い分生地が余り、袖周りのシルエットに「たるみ」が生じるからです。
例えばこちらのニット。
手がすっぽり隠れるほどの袖の長さです。
袖を手首の位置まで上げてみます。
すると、腕周りに生地が余り、たるみが出来ました。
このたるみがこなれたイメージを作り上げる役割を果たしてくれます。
これを見るとよくわかりますが、裾よりも袖の方が長いですよね。
目安としては、袖と裾の長さが大体同じか、袖の方が長いくらいのシルエットを選ぶと、バランスよくまとまりやすいです。
柄や編み方は考えなくていいの?
極論をいうと、柄も編み方も好みで選べば基本的に問題ありません。
なぜなら、あくまで柄はデザインの1種であり、編み方も製法の一種であるからです。
ただし、当然ですがニットとカーディガンも柄は沢山あるし、さらには編み方によってもかなり印象が変わってきます。
どの柄やどの編み方がどのような印象を与えるのかは、おしゃれなコーデを組む上で知っておくべき知識です。
柄や編み方の種類について詳しく知りたい方は、「ニットの種類を素材・編み方・柄・襟・ゲージごとに解説!【コーデ例あり】」の記事で徹底解説しているのでぜひご覧ください。
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ニットの種類を素材・編み方・柄・襟・ゲージごとに解説!【コーデ例あり】
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大人の男女が着るべきおしゃれな上質ニットブランド10選
ここからは、大人の男女におすすめのおしゃれな上質ニットブランドを10種類厳選してご紹介します。
BATONER(バトナー)
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BATONER
ニット産地として知られている山形を拠点としており、様々な有名セレクトショップでも取り扱われています。
バトナーのニットは上質な山形産を使用していますが、一貫した自社生産によりコストを減らしているので、クオリティの高いニットを比較的安めに手に入れることができます。
そんなバトナーの最も代表的なニットといえば、「
毛玉ができにくい素材を使用しており、とてもざっくりした編み目で仕上げられています。
もう1つのバトナーの代表的なニットが、「
スーパーキッドモヘヤ、ベビーアルパカ、ウールといった高級素材を織り交ぜた生地を使用し、軽く温かく風合いのある表情に仕上げています。
ノルディック柄も優し気でどこかバトナー独特な雰囲気を感じます。
シルエットはオーラリーと似て程良くワイドシルエットなので、ゆるく上品に着こなすことができます。
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JOHN SMEDLEY(ジョンスメドレー)
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JOHN SMEDLEY
英国王室御用達としても知られており、創業から現在までずっとスメドレー家によって経営されています。
ジョンスメドレーのニットは職人によって手作りで作られており、1枚出来上がるのに1年程かかるといわれています。
また、ニットに使われる素材はジョンスメドレーが定める厳格な項目をクリアしたものだけが使用されており、世界的に見ても最高級の素材です。
その高いクオリティから、多くの有名ブランドのニットも手掛けています。
ジョンスメドレーの代名詞ともいうべきなのが、30ゲージというハイゲージで編まれた「
滑らかな生地でチクチク感が少なく、軽量という特徴があります。
またハイゲージなので生地が薄く、ジャケットの下に着てもかさばりません。
染色にも厳しいテストが設けられており、カラー展開もかなり豊富になっています。
INVERALLAN(インバーアラン)
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INVERALLAN
「大量生産では不可能なアイテムの生産」をコンセプトに、熟練ニッターが1枚あたり90~100時間程度かけてハンドメイドで編み上げています。
さらにニッターはそれぞれの技術と経験によってA,B,Cとランク分けされており、日本国内の取扱店ではこのAランクのニッターのみが編んでいるため、品質が高いのが特徴。
そのクオリティは世界最高峰と言われるほど評価が高く、あのChristian Dior(クリスチャン・ディオール)が品質とデザイン性の高さを評価し、「POLO RALPH LAUREN(ポロ・ラルフローレン)」のOEMを手掛けているブランドとしても知られています。
インバーアランのニットはほとんどがアラン編みで、100年以上の歴史を持つスコットランドの伝統的なアラン糸が主流。
まさに正統派の迫力抜群なアランニットなので、1枚で様になることは間違いありません。
AURALEE(オーラリー)
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AURALEE
オーラリーの特徴は上質な素材とシンプルなデザインで、ベーシックの極みともいえるクオリティを誇っています。
中でもニットはオーラリーの代表アイテムで、デザイナー自身が世界中に出向いて本当に良いと思える素材を追求していたり、国内でもわずかしか所有されていない編み機で熟練のニッターが編み上げていたり、とにかくニットへの愛情がすごいです。
素材・編み方・加工法さらにゲージ数を巧みに使い分けて、様々なニットを展開しています。
こうして仕上がるオーラリーのニットは、着心地が良すぎてやみつきになってしまうファンが沢山います。
中でも生後1年以内の子山羊から採取される素材を使った「ベビーカシミヤニット
シルエットは絶妙なワイドシルエットで、程良く抜け感を出せる設計。
ユニクロが全国民の定番ブランドであるなら、オーラリーはおしゃれ好きの間で愛される定番ブランドとなっています。
オーラリーの魅力についてもっと詳しく知りたい方は、「AURALEE(オーラリー)はなぜ人気?ブランドの魅力を徹底解説」の記事で徹底解説しているのでぜひご覧ください。
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AURALEE(オーラリー)とは?なぜ人気?ブランドの魅力を徹底解説
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YOKE(ヨーク)
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YOKE
男女ともに着用できるユニセックスなシルエット設計が特徴的なブランドで、ブランドをスタートして間もなくSNS上で話題となり、若者を中心に爆発的人気となって即完売が相次ぎました。
YOKEのアイテムは世界的に有名な美術家の作品から着想を得ているものが多く、各シーズンごとに1人の美術家のアート作品の特徴をデザインに落とし込む傾向があります。
そのため、他のブランドと比べて個性をしっかりと主張できる存在感が魅力的です。
また、YOKEの定番ニットとして知られている「7G ALPACA WOOL CARDIGAN
ドロップショルダーが強く効いており、ゆるゆるなサイジングを楽しめるおすすめブランドです。
YOKEの魅力についてもっと詳しく知りたい方は、「YOKE(ヨーク)とは?ブランドの人気の理由をわかりやすく解説」の記事で徹底解説しているのでぜひご覧ください。
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YOKE(ヨーク)とは?ブランドの人気の理由をわかりやすく解説
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unfil(アンフィル)
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unfil
「大人の着られるストリートウェア」という隠れたテーマがあり、大人でも満足して着られるように上質な素材や洗練されたシルエットにこだわりを持つブランドです。
着心地のよい素材感と温かみのあるカラーリングが特徴的。
程良くワイドなシルエット設計で、リラックス感と抜け感があり、ストレスなく着用できます。
unfilには様々なアイテムが展開されていますが、もともとはニットを中心としたブランドとしてスタートしたこともあり、ニットには定評があります。
デザインも自然体でどこかノスタルジックな雰囲気があり、着心地よくゆったりと着れるブランドです。
HERILL(ヘリル)
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HERILL
ベーシックなアイテムに良質な素材で新しい表情を作ることが特徴として挙げられます。
素材には特にこだわりを持っており、日本の高い技術や経験を持つ工場と連携して新しい素材開発も行なっています。
ヘリルのアイコン的存在ともなっているのがカシミヤで、中でも最高峰と言われる「ゴールデンキャッシュ
ヘリルのアイテムはユニセックス展開で、ゆるりとしたシルエット設計で抜け感のある表情を楽しめるのも魅力的です。
Kota Gushiken(コウタグシケン)
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Kota Gushiken
デザイナーの具志堅さんは著名なデザイナーを輩出していることで有名なイギリスの名門芸術大学「セントラル・セント・マーチンズ」のファッションデザインニットウェア科出身。
在学中は「ディオール(DIOR)」のクチュール部門などでインターンシップを経験し、卒業コレクションがイギリスのファッションメディアでトップ6に選出されたほど、ブランド開始前から評価されていました。
ニットウェア科出身ということもあり、Kota Gushikenではニットを中心としたコレクションになっています。
ひとつひとつ手作業で編まれたニットはまるで芸術作品のようで、モナ・リザやゴッホなどの肖像画をモチーフとしたニットが代表的です。
肉厚な生地のニットが多く迫力満天なので、1枚で様になるニットを探している方には特におすすめです。
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MARKAWARE(マーカウェア)/marka(マーカ)
MARKAWARE
「大人のための洗練されたファッションを提案すること」をコンセプトとしています。
デザイナーは素材選びにとてつもないこだわりを持つ方で、「シンプルだからこそ素材とシルエットにこだわりを持つ」という考えのもと、世界中を巡って上質でサステナブルな天然原料を探すところからモノ作りがスタートします。
特にニットはマーカの定番アイテムで、上質なウールや希少なモヘア・アルパカなどを使ったニットが展開されています。
中でも、あえて未染色で仕上げた100%ナチュラルカラーのアルパカ素材のニットは、マーカを象徴するアイテムとして知られています。
こうしてできるマーカウェアのアイテムは、無駄な装飾を省いたシンプルさと、大人の品格を感じさせるモダンで美しいシルエットを兼備しています。
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MARKAWAREに関する記事やコーデはこちら
marka(マーカ)というブランドの魅力についてより詳しく知りたい方は、「marka(マーカ)とは?ブランドの人気の理由をわかりやすく解説」の記事へどうぞ。
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marka(マーカ)とは?ブランドの人気の理由をわかりやすく解説
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JUN MIKAMI(ジュン ミカミ)
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JUN MIKAMI
デザイナーの三上さんは糸の染色、デザイン、手編みの技法など、ニットに関する幅広い知識を持ち合わせており、ニット技術を記した本「JUN MIKAMIを編む
元々はハンドニットを主体として始まったブランドで、これまで蓄積してきたデザイナーのスキルと知識が集約されたアイテムであることから、ニットは今もジュンミカミの代表的アイテムです。
ブランドのコンセプトは特に設定しておらず、時代の流れに合わせながら「その時々で着たいと思うものと着て欲しいものを作る」という感覚でデザインを手掛けているそうです。
おしゃれな女性の間でかなり人気のブランドなので、とてもおすすめです。
まとめ
本記事は以上です。
世界中のありとあらゆるブランドがニットを作っていますが、中でも本記事でご紹介した10種類のブランドはニットにかなり定評があります。
今持っているニットに満足していない方は、この中から自分好みのデザインやシルエットで選んでみてはいかがでしょうか。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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