おしゃれなローファーを探している
大人が履いても恥ずかしくないローファーを選びたい
この記事はそんな方へ向けて書いています。
こんにちは。
この度は当ブログをご覧いただきありがとうございます。
本ブログを運営している、ファッションブロガーのJKEN(ジェイケン)です。
ローファーは革靴という立ち位置でありながら、カジュアルな印象をあわせ持つシューズです。
その特性のおかげで、ドレスライクなコーデを程良くカジュアルダウンしてくれたり、時にはカジュアルコーデを上品に格上げしてくれます。
ただ、ローファーといっても種類がたくさんあって、どんなローファーを選べば分からない方もいるはず。
そこで本記事では、メンズにおすすめしたいローファーの王道ブランドを9種類厳選して紹介します。
大人の方が自信を持ってはけるローファーばかりなので、ローファーを探している方はぜひご覧ください。
それでは早速見ていきましょう。
ローファーの正しい選び方
おすすめのブランドを知る前に、まずはローファーの正しい選び方を理解しておきましょう。
ここを理解しておかないと後で後悔する可能性もあるので、できれば読んでおいてください。
既に知っているという方は飛ばしてOKです。
ローファーの種類
ローファーには主に以下の3種類があります。
- コインローファー
- ビットローファー
- タッセルローファー
コインローファー
コインローファーとは、サドル(足の甲部分にある補強用ベルト)に切れ込みを入れたデザインの革靴のことです。
1876年に誕生した「G.H.Bass(ジーエイチバス)」が発表したローファーがコインローファーのルーツとして知られています。
別名「ペニーローファー」とも呼ばれており、サドルの切れ込みに1セント(ペニー)硬貨をはさんで履くのが流行ったことが名前の由来。
アイビールックやトラッドスタイルの定番シューズとして知られており、クラシカルでありながら程良くカジュアルさを備えているのが魅力です。
ビットローファー
コインローファーとは、サドルに馬具(ホースビット)の形をした金具がついたデザインのローファーのことです。
1953年に「GUCCI(グッチ)」が発表したローファーがビットローファーのルーツとして知られています。
足元に金具がつくことで、アクセサリーのように大人っぽくエレガントな印象を醸し出してくれるのが魅力です。
タッセルローファー
タッセルローファーとは、サドルにタッセル(房飾り)がついたローファーのことです。
1948年にアメリカの老舗革靴ブランド「Alden(オールデン)」が発表したローファーがタッセルローファーのルーツとして知られています。
アメリカでは弁護士の靴としても知られているほどドレス感が強く、カジュアルシーンはもちろんビジネスでも履くことが可能です。
【超重要】ローファーのサイズの選び方
靴を選ぶ上でサイズ選びは履き心地に直結するので当然重要になってきますが、あらゆる種類の靴の中でもローファーのサイズ選びは最も慎重にならなければいけません。
なぜなら、ローファーには靴紐がついていないので、サイズの微調整ができないからです。
たとえば少し靴が大きくても、分厚い靴下をはいたり靴紐をしばることである程度調整できますが、ローファーの場合はそう簡単にはいきません。
もしローファーのサイズが大きすぎると、かかとが抜けてしまい普通に歩くこともできなくなってしまいます。
なので、ローファーは当然ジャストサイズで選ぶのが理想ですが、もしジャストサイズがない場合は大きめではなく、少しキツイくらいのサイズ感を選んでください。
なぜなら、革靴は履いているうちに革が伸びてきて、自分の足に馴染んでくるからです。
ただし、合皮の場合は基本的に伸びないので、自分の足に馴染んでほしいなら本革を選びましょう(本記事の後半で紹介するローファーはすべて本革です)。
なお、サイズ感はブランドごとに異なるので可能な限り試着したいところですが、もし試着ができないならサイズ交換可能なオンラインショップでの購入をおすすめします。
【名作揃い】メンズにおすすめしたいローファーの王道ブランド9選
それでは早速おすすめのローファーブランドを9種類ご紹介していきます。
【G.H.Bass/ジーエイチバス】
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G.H.Bass(ジーエイチバス)は、世界で初めて「ローファー」を作った由緒正しきブランドとして知られています。
その最初に作られたローファーが、あのマイケル・ジャクソンが名曲「スリラー」のMVで使っていたWEEJUNSというシリーズ。
中でも大定番が以下のモデルです↓
LOGAN(ローガン)/コインローファー
WEEJUNSの中でも「LOGAN(ローガン)」というモデルは、G.H.Bassの最も象徴的なシューズとして知られています。
無駄を削ぎ落したシンプルでスッキリとしたデザインで、履き回しやすいのが魅力です。
発売当初はアイビースタイルの定番シューズとして愛されていましたが、現在では様々なスタイルに合うシューズとして、世界的に愛用されています。
年齢性別問わずおすすめですが、比較的値段が安いのも嬉しいポイント(定価は2万強だけどネットだと1万円台で買えることも)。
ちなみに、G.H.BassのLOGANはサイズがキツイという人もいるので、サイズ感については必ず事前に知っておく必要があります。
詳しく知りたい方は、「【8年目】G.H.Bassのローファー「ローガン」のサイズ感・経年変化・コーデ例」の記事へどうぞ。
【8年目】G.H.Bassのローファー「ローガン」のサイズ感・経年変化を徹底レビュー
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【GUCCI/グッチ】
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GUCCI
ビットローファーとは、靴の先端部にある「ホースビット(馬の口に含ませる馬具)」という金具がついたローファーのことで、もともと馬具メーカーとして創業していたグッチだからこそできたデザインといえます。
元々は男性向けでしたが、ホースビットが醸し出す上品は雰囲気から、今では女性の間でも大人気のシューズとなりました。
今や「ビットローファーといえばグッチ」といわれています。
そんなグッチのおすすめローファーがこちら↓
1953/ホースビットローファー
デザインやシルエットはオーソドックスに抑えつつ、ゴールドのホースビットが放つゴージャスさが魅力。
レザーも厳選された素材を使用しており、長く愛用できる一品に仕上がっています。
ヨルダーン/ホースビットローファー
「ヨルダーン
一見1953モデルと似ていますが、ヨルダーンの方がフォルムがスッキリしており、つま先部分も少し細め。
ローファーながらスマートな印象が強いので、セットアップスタイルのような上品なスタイリングによりマッチしてくれそうです。
1953よりもドレスシーン向きかなと思います。
GUCCIのヨルダーンをYahoo!ショッピングで見る
【Alden/オールデン】
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Alden
数ある革の中でも「最高級」と評される希少な「コードバン」という馬の革を用いており、美しい光沢感が特徴です。
アメリカの靴の王様と呼ばれたりもしますが、世界的に見ても革靴の王様といって過言ではないほど、その地位を確立しています。
また通常のローファーと違って、オールデンは1枚革を使用して革の内部のみに糸を縫っています(これをスキンステッチという)。
これにより縫い目が靴の内部まで貫通しないので、ストレスフリーなだけでなく丈夫で防水性に優れた仕上がりになっています。
これには神業的技術が必要なので、わずか数名の熟練職人でしか縫えないそう。
世界最高級の素材と技術が注ぎ込まれた一足なので、一生に1度は感じてみたいものです。
そんなオールデンのオススメローファーがこちら↓
986/987 ペニーローファー
オールデンの「986
オールデンではお馴染みのオールアラウンドグッドイヤー製法という仕上げ方法で、一般的なコインローファーよりも圧倒的な耐久性を誇っています。
また、通常のローファーよりもフォルムが少し武骨な印象を醸し出しており、より男性っく決まる一足です。
幅広なフォルムなので、日本人の足の形にもフィットしやすい安心設計なのも嬉しいポイント。
ちなみに、986はオールデンの定番カラーとして知られるバーガンディで、987は革靴の定番カラーであるブラックです。
Aldenの987をYahoo!ショッピングで見る
タッセルローファー
オールデンのローファーでもう1つオススメなのが、「タッセルローファー
タッセルローファーとは「房飾り(タッセル)付きのローファー」のことで、他のローファーよりもシックなイメージが強いシューズです。
実はこのタッセルローファーは、オールデンが世界で最初に作りだしたとされています。
ドレススタイルはもちろん、デニムのようなカジュアルなアイテムともマッチする、洗練されたデザイン性を誇っています。
【CROCKETT & JONES/クロケット&ジョーンズ】
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CROCKETT&JONES
世界中で最も多くのラスト(木型≒靴の形状)を持つと言われており、今では英国王室御用達という名誉も授かっています。
創業140年以上の老舗であり、創業以来最高技術を受け継ぐ職人の手によって本格的な靴を作り出しており、今も世界中から評価されています。
そんなクロケット&ジョーンズのおすすめがこちら↓
BOSTON2(ボストン)
「BOSTON(ボストン)
ベーシックでクセのないデザインのコインローファーですが、他のローファーと一線を画すのが、耐水性に優れた「CAVALRY CALF」という独自の素材を採用していること。
この素材は程良く光沢感があり、しなやかで丈夫という特性を持っています。
ソールには軽量でクッション性・グリップ性に優れた素材を使用しているので、革靴ながらスニーカー感覚で楽しめる機能性も誇っています。
スウェードタイプもあり、好みの質感で選べるのも嬉しいポイント。
RICHMOND UNLINED(リッチモンド)
CROCKETT & JONESのもう1つの定番ローファーとして知られているのが、「RICHMOND(リッチモンド)
いわゆるコインローファー仕様のベーシックなデザインですが、アッパーに上質なスウェードレザーを使用しており、シンプルの中にエレガントさを感じさせるデザインに仕上がっています。
シルエットはつま先が程良く長く丸みを帯びた形状で、甲部分に程良くボリュームがあるので、ドレスシーンからカジュアルシーンまで幅広く活躍できる絶妙なバランスに仕上がっています。
また、通常ならカジュアルさを醸し出すステッチの入れ方がかなり細めで主張が少ないので、下手にカジュアルダウンされていないのも評価が高いポイント。
やわらかい履き心地で足馴染みもよく、つま先やかかと部分に芯を入れているので、長年履き込んでもキレイなシルエットをキープしてくれます。
CAVENDISH 3
CROCKETT&JONESからもう1つオススメしたいローファーが、「CAVENDISH(キャベンディッシュ)
タッセルローファーはドレススタイルのハズしに使うことが世界的流行になっており、その火付け役になったのがこのキャベンディッシュと言われています。
キャベンディッシュにはいくつかシリーズがありますが、CAVENDISH3は従来のキャンディベッシュの木型をベースに、日本人の足の形に合うように改良されています。
製法はもちろんグッドイヤーウェルト製法なので、とても丈夫な仕上がり。
シックなイメージが強めではありますが、カジュアルスタイルにも上品さをプラスするアイテムとして活躍します。
【J.M.WESTON/ジェイエムウエストン】
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J.M.WESTON
ジェイエムウエストンの靴の特徴は、最高の素材と技術により生み出されるエレガントなデザインと機能性の高さにあります。
グッドイヤーウェルト製法による足を包み込むようなフィット感と、履くほどに足にフィットする履き心地の良さがあります。
そんなジェイエムウエストンのおすすめローファーがこちら↓
180 SIGNATURE LOAFER(シグニチャーローファー)
「180 シグニチャーローファー
大統領までもが愛用したほどそのクオリティは高く世界的に愛用されています。
200種類以上の試作モデルを経て完成された一足で、1足のローファーを制作するのにおよそ2ヶ月かかるそう。
ソールはタンニンなめしのソールを採用しており、耐久性が高くしなやかな仕上がりになっています。
ザ・ローファーというべきスタンダードなデザインですが、他のローファーにはない重厚感のあるエレガントなデザインが特徴的です。
【Paraboot/パラブーツ】
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Paraboot
世界で初めて革靴用のラバーソールを製造し、靴業界に革命を起こしたとされています。
パラブーツのチロリアンシューズ「MICHAEL(ミカエル)
そんなパラブーツのおすすめローファーがこちら↓
CORAUX(コロー)/コインローファー
パラブーツの隠れた名作と言えるのが、「CORAUX(コロー)
コローはフランスの海軍が認めた公式シューズ「BARTH(バース)
その最大の特徴はソールにあります。
滑りにくくグリップ力に優れた自社製のラバーと吸盤状のソールを採用しており、水に濡れた甲板の上でも滑らない工夫がされています。
オールソール交換も可能なので、長年愛用できる一品です。
アッパーにはオイルを含ませたしなやかなレザーを使用しているので、屈曲性がありひび割れしにくいのも特徴。
パラブーツのロゴタグもいいアクセントになっており、スニーカー感覚で楽しめるローファーとして男女共にオススメです。
ADONIS(アドニス)/コインローファー
パラブーツのローファーでもう1つオススメなのが、「ADONIS(アドニス)
サドル(ローファーの甲の部分のベルトのようなデザイン)がビーフロールではないので、先ほど紹介したコローよりも上品な表情に仕上がっています。
パラブーツはカジュアルな印象のシューズが多いので、パラブーツの中では比較的珍しいドレス顔と言えます。
ただシルエットはぽってりとしており、ソールはもちろん自社製ラバーを採用しているので、ドレス感とカジュアル感を兼ね備えた一足。
アッパーはオイルを含んだリスレザーを使用しているので、耐水性・耐久性に優れており、足馴染みもいいのが特徴です。
ドレスシーン・カジュアルシーン両方とも活躍しますが、コローよりもさらにドレスシーンにハマるデザインだと思います。
【JOHN LOBB/ジョンロブ】
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JOHN LOBB
「革靴の王様」とも称される革靴の名門であり、革靴好きなら誰もが知るブランドです。
創業者のジョン・ロブ氏は、ブランド開始前からロイヤル・ワラント(英国王室御用達)の称号を持つ職人として知られており、世界でもっとも評価の高いオーダーメイド靴を作り上げています。
ジョンロブはエルメスグループに所属していることもあり、世界中から最高級の革素材を採用することができます。
エレガントでファッション性が高く、縫製技術が優れているのが特徴。
そんなジョンロブのおすすめローファーがこちら↓
LOPEZ(ロペス)
LOPEZ
コインローファーといえば、コインが挟めるようなサドル(甲の部分のベルト)の中央にある切れ込みが特徴。
この切れ込みは横長や三角形になっているのが一般的ですが、ロペスでは楕円形に窓が設けられています。
また、フロント部分のU字は機械ではなく職人による手縫いで、1mmの狂いもない繊細なステッチワークが高い評価を受けています。
アッパーとソールはグッドイヤーウェルト製法によって接合されており、靴の内部にコルクが敷き詰められているため履き込むごとに自分の足に馴染んでいきます。
ローファーでありながら長時間歩いても疲れにくい履き心地の良さを備えています。
他のブランドと比べるとエレガントでドレス感あふれるコインローファーなので、キレイめ・トラッドスタイルやスーツタイルなどに合わせることができるローファーとして、不動の地位を確立しています。
【JALAN SRIWIJAYA/ジャラン スリウァヤ】
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JALAN SRIWIJAYA
スリウァヤのシューズは、丈夫な仕上がりになることで有名な「ハンドソーンウェルテッド製法」で作りだされています。
ハンドソーンウェルテッド製法は高級ブランドのオーダーメイドにもよく用いられる製法で、非常に高度な技術力が必要。
履きこむごとに足にフィットし、長時間の歩行にも適した仕上がりになっています。
ハンドソーンウェルテッド製法で仕上げられる革靴は品質が高く長持ちする反面、高額になるのが通常。
ですが、それを手を伸ばしやすい価格帯まで下げられているのがジャランスリウァヤの特徴です。
品質だけでいえば、どれだけ安く見積もっても7万円前後の革靴と同等のレベルですが、ジャランスリウァヤは企業努力により3万円台にまで値段を抑え込んでいます。
そんなジャラン スリウァヤのおすすめローファーがこちら↓
98589/コインローファー
「98589
デザインもシルエットもスタンダードな汎用性の高いコインローファー。
ソールをあえてシングルレザー仕様にすることで、ダブルのようにボリューム感を出さず、スタイリッシュなシルエットに仕上げています。
アッパーには上質なカーフ(仔牛の革)、底材にはレザーソールを使用しており、高級感のある表情を醸し出しています。
アウトソールには英国を代表するラバーソール「ダイナイトソール」 を採用しており、雨の日でも滑りにくい仕上がり。
まさに、クオリティと価格がいい意味で見合わない、コスパ最強の一品です。
98811/タッセル ローファー
スリウァヤのタッセルローファー「98811
ライニングまでオールブラックで統一されており、洗練された上品なイメージを醸し出しています。
タッセルがアクセントになることで、コインローファーよりもシックな雰囲気があるのが特徴。
また、コインローファーと同じく「ダイナイトソール」 を採用しているので、雨の日でも滑りにくい仕上がりなのは同様。
ビジネスシーンはもちろん、休日にも気軽に合わせやすいデザイン性を誇っています。
【KLEMAN/クレマン】
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KLEMAN
フランスの官公庁や公共施設等でも採用されており、品質と信頼性の高さがうかがえます。
クレマンといえば、チロリアンシューズ「PADRE(パドレ)
そんなクレマンのおすすめローファーがこちら↓
DALIANI(ダリアーニ)/コインローファー
クレマンのローファー「DALIANI(ダリアー二)
履き込むほど足馴染みが増す柔らかいレザーを使用しており、履き心地が優れているのが特徴。
アッパーのレザーの質感はマットな印象なので、コーデに違和感なく馴染ませやすいのも魅力の1つです。
アウトソールにはグリップ力とクッション性に優れたラバーを採用しており、水が入り込みにくく雨の日でも気軽に履けちゃいます。
まさに、ワークブーツブランドであるクレマンの真骨頂のディテールです。
お値段もかなりお手頃なので、ぜひスニーカー感覚で活用することをオススメします。
まとめ
本記事は以上です。
どれもブランドとしての歴史も長く、名作として呼び声の高いものを多くご紹介しています。
デザイン性だけでなく機能性にも富んだものばかりです。
ぜひ、あなたのお気に入りの1足を見つけてみて下さいね。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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