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グッチのビットローファーを徹底レビュー!愛用者がサイズ感・評判を解説

グッチのホースビットローファー
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KEN

月間最高18万PVのファッションブログ『K2J』を運営。大手アパレルのパーソナルスタイリングサービスでECスタイリストとして勤務し、ファッション色彩能力検定1級を保有。大手メディアへのファッションスナップ掲載経験や、医学研究科修士課程で培った分析力を活かし、理系的視点から「ロジカルなおしゃれ」を提案。これまでに100点以上のファッションアイテムやサービスをレビューしてきた「服好きの視点」から、読者目線に寄り添ったリアルなファッションコンテンツを発信中。

グッチのビットローファーって実際どうなの? サイズ感は? 評判は?

そう思っている方に向けて、この記事では僕が実際に愛用しているヴィンテージのグッチ ビットローファーをもとに、リアルな着用レビューをお届けします。

ホースビットが特徴的なこのローファーは、1953年に誕生して以来、ラグジュアリーな革靴の代名詞として世界中で愛されてきました。現行モデルとヴィンテージでは細かなディテールや履き心地も異なり、サイズ選びで悩む人も少なくありません。

 

この記事では、以下のポイントを丁寧に解説していきます:

  • グッチのビットローファーの魅力と評判
  • 実際のサイズ感と選び方のコツ
  • ヴィンテージと現行モデルの違い
  • おすすめの購入方法とコーディネート例

 

この記事を読めば、自分に合う一足が明確になるはずです。

それでは早速見ていきましょう。

 

 

グッチのビットローファーはなぜ人気?3つの魅力をレビュー

① グッチを象徴するエレガントなビット金具

グッチのホースビットローファー

1920年代、グッチは乗馬用の革製馬具を作る工房としてスタート。そこで使われていた「くつわ=馬の口にくわえる金具」をミニサイズでローファーの甲に飾ったのが 、1953 年誕生のホースビットローファーです。

 

グッチのホースビットローファー

光沢のあるゴールド金具が、黒カーフレザーがもつ「静けさ」を切り裂くように輝いています。

誕生から70 年たった今もメトロポリタン美術館に収蔵され、「1953」モデルとしてケンダル・ジェンナーやNew Jeans ハ二など、現代のセレブも愛用。「ビットローファーの元祖=グッチ」という認識が広まり、世界中のファッション愛好家に愛用されています。

 

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② ドレスにもカジュアルにも映えるフォルム

グッチのホースビットローファー

ローファーは形で印象が分かれますが、1953モデルはノーズ(つま先)が長すぎず、ボリュームも控えめ。なので、カジュアルシーンにも馴染みやすいフォルムになっています。

さらにここに「ブレイク製法」が効いています。ブレイク製法(マッケイ製法)とは、アッパー・中底・アウトソールを一気に縫う作りのこと。コバ(靴底の張り出し)が小さく、横から見てもスリムです。

この薄さのおかげで、ドレススタイルからカジュアルコーデまで、どんな服装ともマッチする仕上がりになっています。

グッチのホースビットローファー

程良いツヤとキメ細かさのあるカーフレザーを使用しており、素材の良さが伝わってくる。

 

③ 「革靴は痛い」常識を覆す快適さ

グッチのビットローファーのサイズ感・着用感

アッパーはモカシン構造(1枚革で足を包み込み、甲で縫い合わせる)。縫い目が少ないぶん足当たりがやわらかく、「革の靴下」のようにフィットしてくれます。

最近はラバー・クッション入りソールを備えたモデルも登場しており、履き心地はさらに向上しています。革靴が苦手でもすぐ馴染んで長く歩けるので、オフィスから街歩きまでストレスフリーなんです。

グッチのホースビットローファー

アウトソールはレザーを採用。高級感を感じさせる佇まい。

 

実際どうなの?グッチのビットローファーの評判まとめ

グッチのビットローファー、レイルロードソックの靴下のサイズ感・着用感

グッチのビットローファーは、「一生モノの革靴」として世界中で語り継がれる存在。でも、実際に履いた人たちはどう感じてるのか?本当にそんなに良いのか?

X(旧Twitter)で口コミを調査し、良い面・悪い面、どちらもリアルな声を包み隠さず紹介します。

 

SNS上のリアルな声【良い評判】

まず目立ったのが「見た目がとにかく美しい」「想像以上に履き心地がいい」という声。

 

こうした声に共通するのは、ビットローファーの生みの親であるグッチの完成度の高さにあります。デザインだけでなく履き心地も良い。まさに憧れの存在です。

 

SNS上のリアルな声【悪い評判】

いくら名作といっても、欠点がゼロなわけではありません。とくに多かったのが、「価格が高すぎる」と「サイズ選びが難しい」という声です。

 

値段については、現在の定価が日本円で税込15万円台。数年前までは10万円程で買えましたが、原材料費高騰や円安の影響で、どこのブランドも値上がりが激しいです。

さらに、海外ブランドの靴なので、サイズが合わないという人もチラホラ。甲高・幅広の足型の人には合いにくい傾向があります。

実際、僕もこのあとレビューしますが、グッチのローファーは甲が低く、幅が狭いラスト(木型)を使っていて、サイズ選びを間違えると靴擦れやパカパカの原因になります。

 



グッチのビットローファーのサイズ感レビュー|他ブランドとの比較で徹底検証

グッチのビットローファーのサイズ感・着用感

結論から先にいうと、普段と同じサイズ感でジャスト。ただし横幅はタイトなので、分厚い靴下はアウト。理由を順に解説します。

 

筆者の足の実寸とスニーカーサイズ一覧

まずは僕の足のサイズと、普段履いているシューズとの比較表をご覧ください。

 

ブランド名 モデル名 着用サイズ(cm)
CONVERSE ALL STAR(オールスター) US9(27.5cm)
adidas STAN SMITH(スタンスミス) 27.0~27.5 cm
adidas SUPERSTAR 82(スーパースター82) 27.5 cm
adidas SAMBA(サンバ) 27.5 cm
adidas GAZELLE INDOOR(ガゼルインドア) 27.5 cm
new balance 2002R 27.5 cm
new balance 993 27.5 cm
new balance 997 27.5 cm
KLEMAN PADRE(チロリアンシューズ) 42(27.0〜27.5cm)
G.H.Bass LOGAN(ペニーローファー) US9(27.0cm)

 

項目 筆者の足のサイズ
足長 26.7cm
靴の推奨サイズ(足長から+0.5cm) 27.5cm
足幅 ふつう
土踏まず なし(偏平足)
甲の高さ 低い
かかと幅 広い

 

 約7割が27.5 cm。ときどきハーフサイズ上げる、下げる、というバランスです。

 

グッチのサイズ表で確認

グッチのシューズのサイズ表

出典:GUCCI;https://www.gucci.com/jp/ja/;2022-12-13参照

GUCCI公式サイズガイドでは、8 ½=27.5 cm と明記。幅表記の「D」はメンズ標準よりやや細め 。D<E<EE<EEE<EEEE の順で広くなります。

 

実際に履いたリアルな感想、履き心地

グッチのビットローファー、タビオの靴下のコーデ

サイズ感

普段通りのサイズ選びでジャストでした。ただ、厚手のソックスを履くと甲が押されて窮屈になり、長時間履くと痛みも発生します。

着脱

まず、ローファーなので靴ベラは必須。足を入れると「ファスッ」と空気が抜ける音が聞こえます。ヒールが真空パックのようにピタッと吸い付くフィット感です。

歩行

かかと浮きはゼロ。モカシン構造と薄いブレイクソールのおかげで返りも良好です。スニーカーに近い軽快さを感じます。

馴染み

ヴィンテージなので、履き始めからまるで長年履いたようなやわらかいレザーでした。

 

失敗しないサイズ選びまとめ

ロトトの靴下、グッチのビットローファーのコーデ

  • 甲低〜普通・幅普通 → いつものサイズでOK
  • 甲高・幅広 → 0.5 アップ or ワイズ違いを検討

 

これが選び方のコツです。

ローファーはヒモで調整できないので、足長より甲の高さと足幅を優先するのが正しい選び方です。

ハーフサイズ迷ったら、大きめを選んで中底で微調整するのがおすすめ。小さいと革を伸ばすのが大変です(僕はG.H.Bassのローファーで小さめを選び、苦しい思いをした経験があります)。

 

グッチのビットローファーのコーデ術|失敗しないポイント

① カジュアルコーデはビットローファーで格上げ

ラコステの古着のポロシャツ、リーバイスの古着のデニム「517」、グッチのヴィンテージのビットローファー、オリバーピープルズのサングラス、エンダースキーマのベルトのメンズコーデ

ポロシャツ:LACOSTE、パンツ:Levi’s(古着)、シューズ:GUCCI(vintage)、サングラス:OLIVER PEOPLES、ベルト:Hender Scheme、ブレスレット:vintage

「Tシャツにデニム、スニーカー」。これは誰もが通る王道のカジュアルコーデ。でも、そこにグッチのビットローファーを合わせるだけで、驚くほど洗練された印象に変わるんです。

理由はシンプル。グッチのビットローファーは、ただの革靴ではなく、金具というジュエリーを身にまとった存在だから。カーフレザーの艶と、ゴールドの輝きがカジュアルなアイテムに「緊張感」と「品格」をプラスしてくれるんですね。

たとえば、白Tシャツやポロシャツにデニムという超シンプルな装いに、黒のビットローファーを添えるとどうでしょう?スニーカーではラフすぎたコーディネートが、一気に大人の余裕を感じさせるスタイルに仕上がります。

 

② キレイめコーデは抜け感を意識

ユニクロのタートルネックニット、rierのウォーカージャケット、RICCARDO METHAのスラックス、グッチのビットローファー、コーチの巾着バッグのメンズコーデ

ジャケット:RIER、タートルネックニット:UNIQLO、パンツ:RICCARDO METHA、シューズ:GUCCI、バッグ:OLD COACH

ビットローファーは、セットアップやスラックスとの相性も抜群。でもここでも注意点がひとつ。きれいめな服装+ビットローファーだけだと、どうしても「ガチすぎる」印象になりがちなんです。

そこでおすすめなのが、「抜け感」のテクニック。たとえば、ジャケット×スラックスに、シャツではなくTシャツを合わせてみてください。Tシャツのカジュアルさが余白を生み出し、ガチガチなコーディネートに余裕が生まれます。

また、バッグやベルトなどのレザー小物とローファーの色味を揃えることも重要なポイント。ブラックでまとめれば都会的に、ダークブラウンで統一すれば知的でやわらかな印象に仕上がります。

 



グッチのビットローファーはどこで買える?価格帯とおすすめショップ

グッチのビットローファーが気になってきたら、次に気になるのは「どこで買うか」ですよね。

実はこの靴、新品とヴィンテージで価格もデザインも結構違うんです。しかも中古市場は人気アイテムゆえに「運」と「見極め」が試されます。そこでこの章では、グッチのビットローファーを失敗せずに手に入れるための選び方と購入ルートを、まるっと解説していきます。

 

新品モデルとヴィンテージの違いとは?

まず、新品モデル(現行の1953モデル)とヴィンテージ(中古・旧型)では、価格が大きく異なります。新品モデルは、公式サイト価格で15万円台。一方、ヴィンテージ品は年代や状態にもよりますが、2万円台から6万円前後で流通しています。

もう一つ大きな違いは、インソールのデザイン。現行の1953には、2013年以降から採用されている「GUCCIの60周年記念タグ」が入っています。一方、ヴィンテージ品はシンプルで上品な「GUCCI」ロゴが入っているパターンが多いです。

icon

その他、細かな違いはあれど、大部分のデザインは似ています。とくにヴィンテージはスウェードモデルなども人気で、狙いどころです。

ただし、価格が安い分、状態の見極めは重要。次の項目で注意点をしっかりおさらいしておきましょう。

 

ヴィンテージを選ぶときの3つの注意点

ヴィンテージローファーを選ぶなら、以下の3つは必ずチェックしましょう。

① ソールのすり減り具合

アウトソールが削れていると、修理が必要な場合も。特にヒール部分の斜め減りがないか要確認。

② ビット金具の状態

グッチの象徴でもある“ホースビット”は、真鍮製が多く、サビや変色が出ていることも。
軽いくすみは磨けば復活しますが、ぐらつきや折れは修復困難なケースもあるので要注意です。

③ アッパーレザーのシワ・傷

革の経年変化は味にもなりますが、深いシワや乾燥によるヒビ割れがあると寿命が短くなります。触ってみてカサつくようなら、保湿クリームをすぐ入れてあげた方がいいかもしれません。

 

安く買いたい人向け:狙い目ショップと選び方

「できるだけ安く手に入れたい」という人におすすめなのは、以下のような信頼性のあるショップです。

  • セカンドストリート:商品展開数が圧倒的に多く、靴の状態も比較的きれい。商品の入れ替わりが早いのでこまめなチェックが◎。
  • ZOZOUSED:写真の画質が綺麗で状態がわかりやすい。ポイント還元やクーポンも使えてお得に買えることもあります。
  • 楽天市場(ブランド古着ショップ):カインドオルやトレファクスタイルなどのリユースショップが多く出店しており、送料無料やポイント5倍の日を狙えば、実質最安で買えることも。

 

実際に僕もヴィンテージショップで購入しましたが、店舗は出会い重視なんですよね。いつどこに入荷するかが読めず、SNSや店頭に足しげく通う必要があるため、時間と運が求められます。確実に手に入れたいなら、やっぱりネットでの検索を活用するのが最も効率的。

「いつか欲しいな」と思ってると、あっという間に売れてしまうのがグッチのビットローファー。特に状態がよくて価格も手頃な個体は、すぐにSOLD OUTになる傾向があります。「気になったらまずはチェック」という感覚で、定期的にオンラインショップをのぞいてみるのがおすすめです。

 

GUCCIのビットローファーは以下のショップで購入できます。

 

まとめ | グッチのビットローファーはこんな人におすすめ

グッチのホースビットローファー

白T+デニム派でも「足元を本気で格上げしたい」と思った瞬間が、きっと一度はあるはず。そんなあなたにこそ、グッチのビットローファーはうってつけです。

こんな方におすすめ

  • 革靴が苦手なファッション好き:スニーカー並みに柔らかいモカシン構造だから、「革靴=痛い」の先入観がスッと消えます。
  • 一生モノを探している人:70 年デザインが変わらない=流行に左右されにくい。ソール交換で10年、20年と育てる楽しさも。
  • 幅広いスタイルに合わせたい人:上品な格があり、アクセントになりながらも、幅広いパンツに合わせられます。

 

グッチのビットローファーのレビュー結果まとめ

最後に、グッチのビットローファーのレビュー結果を5点満点評価でまとめました。

項目名 評価 説明
デザイン・シルエット 70 年変わらないホースビットローファーのアイコン。デザイン・シルエットともにバランスが良く、期待を裏切らない完成度。
革の質感・育ちやすさ カーフレザー(子牛革)はきめ細かくやわらかい。履き込むことでツヤが増し、エイジング(経年変化)が楽しめる。
履き心地・フィット感 モカシン構造+マッケイ製法で返りが良く、かかとが深めに設定されているため、ホールド感が高い。足へのフィット感が抜群。
サイズ感・木型の相性 ワイズDでやや細身のため、甲高・幅広だとややタイトに感じる可能性もあり、万人向けではない。甲低〜普通なら普段サイズでOK。
革の耐久性・修理のしやすさ マッケイ製法のため、ソールが摩耗してもオールソール交換(全面貼り替え)は可能。ただし場所を選ぶ場合あり。
雨の日の耐水性 レザーソールなので雨天は弱め。現行モデルはラバーソール版もあり。防水スプレーで対策必須。
作り・縫製・仕上げの丁寧さ イタリア職人による手作業のビット取付け、コバの磨き、均一なステッチ。高級ラインの基準を満たしている。
コーディネートの汎用性 キレイめのセットアップから白T×デニムまで守備範囲が広い。得にカジュアルコーデを格上げする汎用性の高さは魅力的。
ブランド価値・信頼性 1953 年の誕生以来、メトロポリタン美術館所蔵の歴史的モデルを持つ。長年にわたり「元祖ビットローファー」として定番入りしている点でブランド信頼性は極めて高い。
コスパ(価格と価値のバランス) 定価約 15 万円は高額だが、リセール市場(5〜9 万円)でも需要が高く、長期使用+修理可能という前提なら投資価値は妥当。

 

平均:3.9点/5点

 

ビットローファーを探している人なら、生みの親であるグッチがまず間違いない選択です。新品でも中古でも、あなたの好きな方法で選んでみてくださいね。

 

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