この記事はそんな方へ向けて書いています。
こんにちは。
この度は当ブログをご覧いただきありがとうございます。
本ブログを運営している、ファッションブロガーのJKEN(ジェイケン)です。
コートはロング丈のアウターなので、コーデの大部分を占める重要なアイテム。
羽織るだけでかっこいい雰囲気をまとうことができ、体型カバーにも役立つ優秀な存在です。
おしゃれさんは必ずといっていいほど持っているし、もしあなたが「おしゃれになりたい」「モテたい」と思うなら、絶対に持っておくべき。
ただ一概にコートといっても10種類以上はあり、それぞれ違った特徴があります。
おしゃれなコートコーデがしたい!
そこで本記事では、絶対に外せない定番のコート8種類と、他と差別化できる注目のコート5種類にわけて、合計13種類のコートの特徴を徹底解説します。
それでは早速見ていきましょう。
絶対に外せない定番のメンズコート8選
【コートの種類①】チェスターコート
メンズのコートの中で最も代表的なのが、チェスターコートです。
正式名称は「チェスターフィールドコート」で、19世紀にイギリスのチェスターフィールド伯爵が着ていたのが由来とされています。
テーラードジャケットをそのままロング丈にしたようなデザインが特徴的で、コートの中でも最もフォーマルな印象があります。
スーツやジャケットに合わせたビジネススタイルにマッチするのはもちろん、ダークカラーであれば冠婚葬祭でも着用できるので、メンズにとっては必須のコートといっても過言ではありません。
もちろん、チェスターコートはオフの日の私服でも活躍します。
シンプルかつ上品なデザインなので、どのような服装に合わせてもカジュアルになりすぎずバランス良くまとまるという、抜群の着回し力を誇っているんです。
ちなみにチェスターコートはテーラードジャケットと同じく、ノッチドラペル・ピークドラペル(襟の形)の違いや、シングルブレスト・ダブルブレストの違いがあります。
これらのディテールによって雰囲気がグッと変わってくるので、チェスターコートの中でもどんなディテールが好きなのか、購入前に自分でチェックしておきましょう。
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【コートの種類②】ステンカラーコート
チェスターコートと並ぶくらいメンズの定番なのが、ステンカラーコートです。
日本ではステンカラーコートと呼ぶことが多いですが、実はこれは和製英語で、正式名称は「バルマカーンコート」といいます(スコットランドのバルマカーンという地名が由来)。
ステンカラーコートの最大の特徴は、比翼仕立てになっていること。
比翼仕立てとは、ボタンをすべて閉めたときに一番上のボタン以外が隠れて見えるよう、前立てが二重になっている仕様のことを指します。
ボタンが隠れることによってミニマルな印象になるので、コーデが洗練されて見えるというメリットがあるんです。
最近ではあえてすべてのボタンを露出させてアクセントを効かせたデザインも展開されています。
袖はラグランスリーブになっているのも特徴の1つ。
型と袖の切り返しがないので、どのような体型の人でもマッチしやすいメリットがあります。
ミニマルで適度に上品な印象もあるので、オンオフ兼用できるのも嬉しいポイント。
ステンカラーコートのおすすめブランド
どのブランドを選べばいいか悩んでいる人は、世界三大コートブランドと呼ばれているMACKINTOSH(マッキントッシュ)がおすすめ。
ステンカラーコートの永久定番といわれており、定番商品として展開しているので、シーズンに影響されることなくいつでも購入できます。
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【コートの種類③】トレンチコート
コートの中でも抜群の存在感を発揮してくれるのが、トレンチコートです。
「トレンチ」とは塹壕(ざんごう:銃撃や砲撃から身を守るために掘られた穴)のこと。
その名のとおり、もともとはイギリス軍が塹壕戦で寒さをしのぐために着用していたコートがルーツになっています。
トレンチコートはそんなミリタリー由来だからこそ、機能的なディテールが満載。
右肩のフタのようになってるディテールはガンフラップ(ストームフラップ)と呼ばれるもので、ライフルで発砲した際に肩への衝撃を和らげてくれたり、雨風の侵入を防いでくれます。
襟元にはスロートタブ、袖元にはスリーブストラップ(アームベルト)、背中にはアンブレラヨークなど、雨風をシャットアウトしてくれるディテールが至るところに施されているんです。
さらに、生地は防水性の高いギャバジンを採用しているのが一般的で、防水性能がかなり優れています。
肩の部分に備えられたベルト状のディテールはエポレットと呼ばれるもので、階級を示すバッジをつけたり、銃などが滑り落ちないようにするために利用していたそうです。
このように男心をくすぐる機能的なディテールが詰まったコートですが、それでいてエレガントな印象も感じさせるのがトレンチコートの魅力。
バランスの良い仕上がりなので、プライベート用だけでなくビジネスでも定番のコートとして活用されています。
トレンチコートのおすすめブランド
どのブランドを選べばいいか悩んでいる人は、世界三大コートブランドと呼ばれているBURBERRY(バーバリー)がおすすめ。
トレンチコートの生みの親といわれており、定番商品として展開しているので、シーズンに影響されることなくいつでも購入できます。
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【コートの種類④】ダッフルコート
コートの中でも珍しくカジュアルな印象が強いのが、ダッフルコートです。
名前の由来はベルギーの都市「ダッフル」で、もともとは漁師の防寒着として活用されていました。
その後、イギリス軍の防寒具として採用され、戦後に市場に出回り一般化したという背景があります。
冷地として有名な北欧の防寒具として使われていただけあり、厚手のメルトン素材を採用していることが多く、保温性は良好です。
ダッフルコートの最大の特徴といえば、前立てをトグルボタンで留める仕様。
これは、漁師が手袋をしたままでも着脱しやすいようなディテールとして備わっているんです。
大きなトグルボタンは通常よりもカジュアルな印象が強く、どこかかわいらしく親しみやすい印象を感じます。
日本では中高生のスクール用コートや、大人のプライベート用のコートとしても定番化しています。
ビジネスシーンで着用可能な場合もありますが、カジュアルな印象が強めなので、基本的にはプライベート向けと考えておきましょう。
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【コートの種類⑤】Pコート
Pコートは、ショート丈のダブルブレストが特徴的なコートです。
19世紀にイギリス海軍の軍服として採用されていたのが起源で、フランス漁師の間で着用されたのちに一般化されました。
この起源からマリンがルーツのアウターであることがよくわかりますが、それはPコートのディテールを見てもわかります。
Pコートといえば大きなボタンが施されていますが、このボタンをよく見るとアンカー(いかり)が描かれているんです。
このアンカーマークはイギリス海軍の名残といわれています。
海軍が防寒用として活用していただけあり、素材は厚手のメルトン生地を採用しているものが一般的で、保温性は良好。
スクールコートとしても普及していますが、ダブルブレストで襟が大きいので、重厚感があります。
海軍由来のミリタリーっぽさとエレガントさが共存しており、大人が着ても上品に着こなすことが可能です。
どちらかというとプライベート向けですが、ビジネスシーンでも十分活用できます。
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【コートの種類⑥】モッズコート
コートの中でも男らしい武骨さを演出してくれる代表的なものが、モッズコートです。
モッズコートは1950年代にアメリカ軍で採用されていた防寒具で、正式名称は「M-51」。
M-51は1950年代後半から1960年代中頃にかけて、イギリスの労働者階級の若者の間で流行していました。
この頃のイギリスで流行っていたファッションのことを「モッズ」スタイルといいますが、M-51はモッズスタイルでよく着られていたため、モッズコートと呼ばれるようになったんです。
モッズコート最大の特徴は、後ろの裾がパカンと割れ、ドローコードが施された「フィッシュテール」というディテール。
素材はカーキ色のコットンを使っていて、取り外し可能なファー付きの防寒フードや防寒ライナーが付属しているのが一般的です。
ミリタリー由来の男らしい雰囲気を演出してくれるので、男性にとっては男心をくすぐるコートといえます。
モッズコートは古着屋でヴィンテージが見つかることもありますし、様々なファッションブランドがオリジナルの視点でアレンジして発売しているので、広い視野で探してみるのがおすすめです。
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【コートの種類⑦】キルティングコート
オンオフ兼用できるコートとして大人の男性に重宝されているのが、キルティングコートです。
50年以上前に馬用のブランケットとして使用されていたのがキルティング素材の始まり。
その後、軽量性と保温性の高さが注目されて乗馬用の防寒具として着用されるようになったのが、キルティングコートです。
キルティングコートの特徴は、全面に施された中綿入りのダイヤモンドステッチ(現在では波模様もあり)。
前面に細かくステッチを施すことで中綿がずれないような設計になっており、洒落た雰囲気もあります。
外側は程良い光沢感のあるナイロン素材でできているので、上品な印象があるのも大きな特徴の1つ。
ダウンに比べると中綿の量が少ないので保温性では劣りますが、普通のコートよりも軽いという魅力があります。
さらに、もともと乗馬用のコートとして作られたため、ダウンジャケットのように着膨れせず動きやすいです。
軽量で保温性もあり上品な印象があることから、まさにスーツスタイルにはピッタリ。
普段着にも馴染みやすく、プライベート用にも問題なく合わせられるので、オンオフ兼用できる優れモノです。
キルティングコートのおすすめブランド
どのブランドを選べばいいか悩んでいる人は、LAVENHAM(ラベンハム)がおすすめ。
キルティングコートの永久定番であり、定番商品として展開しているので、シーズンに影響されることなくいつでも購入できます。
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【コートの種類⑧】ダウンコート
コートの中でも圧倒的な保温性を誇るのが、ダウンコートです。
ご存じのとおり、ダウンジャケットの丈をそのまま長く設定したコートです。
ヒザ周りまでダウンで覆われるので、ダウンジャケット以上の保温性を誇っています。
さらに、ロング丈になったことで、上品でエレガントな印象がプラスされているのも特徴の1つ。
これはカジュアルアウターの代表であるダウンジャケットにはなかった要素です。
最近ではプライベートだけでなく、ビジネススタイルにもダウンコートを活用している人が増えてきました。
今やダウンコートは、オンオフ兼用できる最強の冬アウターといえます。
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他と差別化できる注目のメンズコート5選
【コートの種類⑨】タイロッケンコート
タイロッケンコートはトレンチコートの原型といわれており、元々はバーバリーがイギリス軍向けに開発したベルト締めのコートとして知られています。
タイロッケンとは「ヒモで留める」という意味で、その名のとおりバックル付きのベルトで留めるだけのシンプルな作りが特徴です。
トレンチコートと似ていながらも、よりミニマルな印象で羽織れるので、着こなしの幅が広く合わせやすいのが魅力。
最近ではトレンチコートが定番化しており、タイロッケンコートを展開しているブランドは少ないため、タイロッケンコートは今でこそ新鮮に映って見えます。
タイロッケンコートのおすすめブランド
タイロッケンコートでどのブランドを選べばいいか悩んでいる人は、COMOLI(コモリ)が最有力候補。
着回しやすく、他と差別化できるコートとして、おしゃれさんから大注目のコートです。
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【コートの種類⑩】ボアコート
カジュアルで親しみやすく、保温性の高いコートとして注目されつつあるのが、ボアコート
ボアとは動物のように毛先が長くモコモコとした生地のことで、語源は「ボア生地のストールを首に巻くと中南米の大蛇(ボア)のように見える」ことから、ボアと呼ばれるようになりました。
ボア生地はアウターの裏生地・襟・袖などにつけることが多いですが、最近ではアウターの前面にボア生地を採用するものが増えています。
ボア生地はとても保温性が高いので、もともとはアウトドアスタイルで重宝されていましたが、最近では街中で着るデザインにアレンジされて展開されています。
モコモコとした生地感はカジュアルでかわいらしく、どこか親しみやすい印象があるので、レディースでは冬のアウターとして人気です。
ボアであっても、ロング丈になったことで上品な印象が加わるので、大人の男性でも着こなしやすいバランス感に仕上がっています。
メンズではまだあまり多く展開されていませんが、それだけに差別化を図れるコートとしておすすめです。
【コートの種類⑪】ストームコート
ストームコート
デザインとしての特徴というのは決まっていませんが、「雨風から身体を守ってくれる」というテーマが設けられているのが一般的。
雨風を通しにくい生地を使っていることが多く、防風性を高めるためにフラップやアームベルトを施していたりするのも特徴です。
中には中綿を入れて保温性を高めているものもあります(L.L.Beanの名作ストームコートなんかはその代表)。
現在売り出されているストームコートは、機能性の高さをそのまま残した機能美のあるデザインや、上品でモードっぽい印象を織り交ぜたデザインなど、様々なデザインにアレンジされています。
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【コートの種類⑫】ケープコート
ありきたりなデザインに飽きている、他の人と差別化を図りたい、そんな人におすすめなのがケープコートです。
ケープコートとは袖なしのコートのことで、身体全体をすっぽりと覆う形状が特徴。
他のコートと違ってボディラインを拾わないビッグシルエットなので、体型カバーにも役立ちます。
また、ケープコートは歩くとヒラヒラとゆれるドレープ感も大きな魅力の1つ。
上品でエレガントな印象があり、着るだけでこなれた印象を演出できる優れモノです。
レディースでは見る機会の多いアイテムですが、メンズではまだまだ浸透していないだけに、差別化できるポイントになります。
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【コートの種類⑬】ファイヤーマンコート
ファイヤーマンコート
消防士の防護服は難燃加工された撥水性の高い生地で作られていますが、ファッションアイテムとしてのファイヤーマンコートは可燃性の生地で作られているのが一般的。
ただし、原型の機能性を再現するため、オイルドワックス加工を施して撥水性や防風性を高めているアイテムも多いです。
最大の特徴は、前合わせが二重になっており、ファイヤーマンフックと呼ばれる金具で留められる仕様。
このフックがアクセントとして機能し、こなれた雰囲気を演出してくれます。
通常のコートよりも武骨な印象が強く、男らしい雰囲気を身にまとえるのも魅力。
ファイヤーマンコートは1980年~1990年代でいくつかのブランドが作っていたことがあり、古着界では人気のアイテム。
近年のブランドでも、当初のファイヤーマンコートのディテールを再現したものが一部で展開されています。
古着で当初の雰囲気を味わうのも良し、現代ものでトレンドを取り入れるのも良し、ぜひあなたの好みで選んでみてください。
まとめ
本記事は以上です。
コートといっても、メンズだけでこれだけ多くの種類があるのは意外だったと思います。
他のアウターも合わせると、もうどれを買えばいいかわからなくなっちゃうかもしれませんね。
ですが、コートは1枚着るだけで大人っぽくカッコいい雰囲気をまとえるので、メンズにとっては本当に頼れる存在です。
なので、あらゆるアウターの中でも、コートは真っ先に持っておくべきアイテムといえます。
ぜひ本記事の中からお気に入りの一着を探してみてくださいね。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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