一生物のおしゃれな高級腕時計を探している
高級腕時計がほしいけど種類が多すぎて選べない
この記事はそんな方へ向けて書いています。
こんにちは。
この度は当ブログをご覧いただきありがとうございます。
本ブログを運営している、ファッションブロガーのJKEN(ジェイケン)です。
高級な腕時計はただおしゃれなだけではなく、普通の腕時計やスマホでは得られない色々なメリットがあります。
ただ、高級腕時計と言ってもその種類は豊富で、誰もが知るビッグネームも魅力的ですが、すごいブランドなのに意外と知られていないものも沢山あります。
また、高級腕時計は色々な機能があって、選ぶのが意外と難しいのも正直なところです。
そこで本記事では、高級腕時計のメリットや正しい選び方をおさらいしつつ、おすすめの高級腕時計ブランドを18種類厳選してご紹介します。
ただ先にいっておくと、高級腕時計ブランドはどれもかなり高額なので、お手頃な腕時計をお探しの方は見ないでください。
(安くておしゃれなコスパのいい腕時計は、別の記事でご紹介します。)
「今の時点では買えないけど憧れはある」という人にとっては、高級腕時計もお手頃価格でレンタルできる「カリトケ(KARITOKE)」というサービスもあるので、本記事は参考になるはずです。
それでは早速見ていきましょう。
高級腕時計を持つメリット
スマホがあるのに今どき腕時計にお金をかけたくはない。
と思う人も多いかと思います。
この心理、まったく間違っていません。
実用性だけで考えると腕時計は不要な時代になりました。
ですが、腕時計はファッションアイテムとしてはかなり優秀で、特に男性にとっては数少ないアクセサリーの1つです。
3つの首(首・手首・足首)は人の身体で視線が集まる場所であり、特に手元は女性から「清潔感があるか」「たくましい手をしているか」といった目線でよく見られる場所なんです。
なので、腕時計をつけないのはかなりもったいない。
また、高級腕時計には「時間がわかる」以外にも高級時計にしかないメリットがいくつかあります。
結論からいうと、以下の3点です。
- ステータス性がある
- デザイン性と機能性が抜群
- 一生使える(後世に引き継げる)
- 資産価値が高い
ステータス性がある
高級腕時計の最大のメリットは、やっぱりステータス性があるということです。
高級腕時計に正式な区分はありませんが、ブランドによって値段にかなりの差があります。
エントリー・ミドルクラス・ハイエンドの大きく3つに分けるとすると、各々のおよその平均単価は以下の通り。
- エントリー:20万~40万円
- ミドルクラス:40万~70万円
- ハイエンド:100万~1,000万円
エントリーブランドでも十分素晴らしいのですが、ミドルクラスになると持つ人に自信を与えてくれるほど、ステータス性が備わってきます。
さらにハイエンドになると持てる人は人口のほんの一握りなので、自信になるのはもちろん、周りから羨望の眼差しを向けられるはず。
特にビジネスシーンでは格がつくことは間違いありません。
デザイン性と機能性が抜群
高級腕時計は値段が高い分、デザイン性と機能性が非常に優れています。
デザイン性についてはそれぞれのブランドの個性が色濃く出るので好みが出てきますが、機能性についてはどのブランドも並外れています。
詳しくは後程述べますが、時間の狂いがなかったり防水機能があったりと、精度や耐久性がとにかくすごいです。
手元のおしゃれを実現する上で、高級腕時計は最強のアイテムです。
一生使える(後世に引き継げる)
高級腕時計は耐久性が抜群なので、とにかく長持ちします。
よく高級腕時計は一生モノと言われますが、本当に優れたブランドなら孫の代まで受け継ぐことができると言われています。
一部のブランドでは「永久修理」といって、どの年代の時計でも修理を受けてくれるという理念を掲げているため、万が一壊れても直せるというわけです。
資産価値が高い
大抵のものは買った時の値段が一番高く、段々下がっていくのが普通ですが、高級腕時計は違います。
不動産が時期によって高値で売れるように、モデルによっては買値よりも価値が上がることがあるため、資産価値として購入する人もいるほどです。
賢い人はお金を貯め込まず腕時計を買っているそうですよ。
失敗しないために知っておくべき高級腕時計の選び方
一生モノの高級腕時計は、あなたの人生にずっと寄り添ってくれる最高のパートナーとなります。
なので後悔しないためにも、購入する前に正しい選び方を理解しておきましょう。
ポイントは以下の3つです。
- ブランドで選ぶ
- 使用シーンで選ぶ
- ムーブメントの違いで選ぶ
- 搭載機能で選ぶ
- 検定協会の認定を受けているか
順番に見ていきましょう。
ブランドで選ぶ
既にお話したとおり、腕時計はその人の格を表すステータスアイテムです。
なので、ブランドにはこだわりを持って選ぶべきです。
ステータスという意味では、誰もが知るビッグネームを選べば分かりやすくステータス性をアピールすることができます。
また、高級腕時計ブランドには知名度はなくても有名ブランド以上の技術力を誇っているものもあります。
なので、あえてビッグネームを選ばないという選択も、腕時計ファンから「わかってるなぁ」という玄人感をアピールすることもできます。
どのようなブランドを選ぶかはあなた次第ですが、ビッグネーム以外のブランドの歴史も知った上で選ぶのがおすすめです。
本記事では各ブランドの特徴を簡単にまとめているので、ぜひ参考にしてください。
使用シーンで選ぶ
高価な腕時計は何本も買えるものではないですよね。
なので、あなたがどんなシーンで使いたいか、または自分をどう見せたいかをしっかりと考えた上で選ぶことが大切です。
たとえば、ビジネスシーンで使うことを想定しているなら、派手な装飾やカジュアルなデザインは不向きですし、オフシーン中心ならエレガントなドレスウォッチはミスマッチになるかもしれません。
また、色や素材によっても相手に与えるイメージが変わってきます。
単純に自分が好きなデザインを選んでしまうと、用途に合わないものを選んで後悔してしまうことがあるので、注意しましょう。
ムーブメントの違いで選ぶ
ここからは少し専門的な内容になってきますが、かなり重要な部分なので購入前にぜひ理解しておいてください。
ムーブメントとは「時計の針を動かす装置」のことで、車におけるエンジンのようなものです。
ムーブメントは大きく以下の3つに分けることができます。
- クォーツ
- 機械式(自動巻き)
- 機械式(手巻き)
このムーブメントの意味を理解していないと、自分のスタイルに合わないものを選ぶ羽目になります。
具体的に見ていきましょう。
クォーツ式
クォーツとは「水晶」という意味で、水晶は電力を与えると振動するという性質を持っています。
基本的に腕時計はこの振動数が高ければ高いほど精度が高くなります。
水晶の振動数は簡単には再現できないほど高いことで知られているので、クォーツ式はとても高精度で時間を示してくれるというメリットがあります。
また、クォーツ式は簡単な構造なので生産コストが低く、値段が安めということも大きなメリット。
デメリットとしては寿命が短いということが挙げられます。
クォーツ式は電池で動いているので、時計が止まったら基本的に電池交換すればOKなのですが、実はそうではない場合があります。
というのも、時計の中には「電子回路」という心臓部のようなものがあり、電子回路が壊れると時計が止まってしまいます。
電子回路の平均寿命は10年程度といわれており、基本的に修理は不可で中身を丸ごと交換する対応になりますが、交換費用が高いので使い捨てになるケースもあります。
機械式
機械式とは、腕時計の中の「ゼンマイ」という部品が動く力を動力源とすることです。
機械式は小さな歯車や部品が複雑に組み合わせられた緻密な構造をしており、機械式腕時計を作るには高い技術力が必要とされています。
そのため、長い歴史や高い技術力を持つ高級ブランドだからこそなせる技でもあり、機械式=資産性・ステータス性が高いというように判断できます。
また、クォーツ式では寿命があるのに対し、機械式は壊れてもほとんどの場合が修理可能なので、半永久的に使用できるというメリットもあります。
さらに、クロノグラフをはじめとする様々な複雑機構を搭載することができるのも、機械式ならでは。
機械式のデメリットとしては、クォーツ式よりも精度が低いということが挙げられます。
クオーツ式の精度は一般的に1カ月で±20秒と言われていますが、機械式時計の場合は1カ月で5分程度遅れることもあるそうです。
また、機械式は複雑な構造である分、故障しやすいという難点もあります。
衝撃や磁器にも弱く、高い所から落としたりスマホやPCの近くに置いたりすると壊れやすいので、注意が必要です。
あとは、定期的にメンテナンス費用がかかることも理解しておく必要があります。
機械式は不具合がなくても5年に一度はメンテナンスすることが推奨されており、複雑機構を搭載したモデルほどメンテナンス費用も高額になる傾向があります(5万~10万円程度)。
クォーツ式もメンテナンスは必要ですが、機械式よりも安い費用で済むことが多いです。
「自動巻き」と「手巻き」の違い
機械式にはさらに「自動巻き」と「手巻き」の2つにわけられます。
「自動巻き」とは、人の手を介さずローターが回転することでゼンマイを巻き上げるメカニズムのこと。
ムーブメントに内蔵されたローターと呼ばれる半円形の金属部品が、時計を装着した腕の日常動作によってローターが自然に回転し、自動的にゼンマイを巻き上げてくれます。
そのため、時計を毎日巻く必要がなく手間が少ないというメリットがありますが、ローターがある分時計の厚みが増して重たくなるというデメリットもあります。
「手巻き」とは、手でりゅうずを巻いてゼンマイを巻き上げるメカニズムのこと。
自動巻きと反対にローターが組み込まれていないので薄く軽い仕上がりになるのがメリットですが、使うたびに手でりゅうずを巻くという手間が発生するため、実用性は低めです。
ただし、 機械式で人気のシースルーバック(時計の中が透けて見える構造)が採用されている場合は、手巻きだとローターが視界を邪魔しないため、緻密で美しい構造を堪能できるというメリットもあります。
なので、手巻きの時計はここぞという特別な機会に使用するのがおすすめです。
搭載機能で選ぶ
高級腕時計を選ぶからには、デザインだけでなく機能性にもこだわりたいところ。
単純に時間を確認するだけにはとどまりません。
「スマホがあるから腕時計はいらないや」という人は、ぜひ高級腕時計の機能を知ってみてください。
高級腕時計によく搭載される機能をまとめてみましたので、ぜひご参考に。
高級腕時計によく搭載される機能
- カレンダー表示:デイト(日)、デイデイト(日・曜日)、トリプルカレンダー(月・日・曜日)、年次カレンダー(月・日・曜日表示で、1年に1度の日付調整で済む)、永久カレンダー(年・月・日・曜日表示で、100年に1度の日付調整で済む)など。永久カレンダーは世界三大複雑機構の1つ。
- GMT:自国以外の場所の時間が文字盤やベゼルに表示される「第2時間帯表示機能」。
- クロノグラフ:文字盤にクロノ秒針(ストップウォッチ)・分・時の積算計を装備しているタイプ。スタート/ストップ/リセットボタンの操作により、経過時間の計測が可能。
- トゥールビヨン:各パーツが受ける重力の影響を補正し、時計の精度を高める機能。世界三大複雑機構の1つ。
- ミニッツリピーター:音で時刻を告げる機能で、世界三大複雑機構の1つ。
- ダイバーズウォッチ:潜水用として通常よりも防水機能を高め、100m以上の防水性を確保したモデル。
- パイロットウォッチ:飛行機の操縦者用腕時計として開発されたモデルで、視認性の高さや航空用回転計算尺などの機能を備えているのが特徴。
- オープンハート:機械式時計の魅力が堪能できるように、文字盤の一部に開口部を設けてそこからムーヴメントの動きなどが見える仕様。
- ムーンフェイズ:文字盤に扇形の小窓を設け、そこに月が見え隠れすることで月の満ち欠け(月齢)を表示する機能
検定協会の認定を受けているか
腕時計業界には時計の品質をチェックするテストがあり、それをクリアしていることはその時計の品質が優れていることを保証します。
中でも有名なのが、「クロノメーター」と「ジュネーブシール」です。
クロノメーターとは、スイス公認クロノメーター検定協会COSC(Controle Official Suissedes Chronometres)が規定するムーブメントの精度規格を通過したものだけに認められるものです。
これをクリアしたものは、様々なシーンにおいて時計としての精度が高いことが保証されているということになります。
ジュネーブシールとは、高級腕時計ブランドの生産国として有名なスイスのジュネーブ州が制定するムーブメント規格です。
腕時計の査定の中では最も上位に位置づけられるもので、これを認定されることは時計職人にとっては世界最高峰の栄誉と言われています。
クロノメーター規格とはまた違った厳しいテストと、メイドインジュネーブ(全ての部品製造や組み立て作業がジュネーブ州内で行わなれた)ことなどが求められます。
認定ブランドはヴァシュロンコンスタンタン・パテックフィリップ・ロジェデュブイなど、世界のトップオブトップがメインです。
必ずしも認定を受けている必要はないですが、このような認定があると時計初心者さんでも選びやすいかと思います。
金銭的に買えないor試したいなら、レンタルもおすすめ
高級時計を購入するのは正直金銭的にキツイ。
高級時計を買う前にまず一度試してみたい。
このような方は、腕時計をレンタルできるサブスクサービスを利用してみるのも1つの手です。
代表的な腕時計のサブスクを挙げると以下の2つがあります。
高級腕時計の種類 | 料金 | |
カリトケ(KARITOKE) | 50ブランド1,300種類 | (最安)月額 3,980円~ |
WATCH RENT | 27ブランド | (最安)月額 3,850円~ |
時計レンタルサービスは、数多くの高級腕時計を最安で月額3,000円台から楽しむことができるので、かなりコスパがいいです。
最短1カ月間隔から始めることができ、毎月好きな腕時計に交換することが可能。
デート・ビジネスシーン・パーティなど、自分の用途に応じて様々なジャンルの腕時計を選ぶことができます。
高級腕時計というのは、普通の時計とは金額がまるで違います。
まずはレンタルして試してから購入するかどうか考えるというのは、すごく賢いやり方だと僕は思います。
カリトケに関しては僕も実際に利用したことがあり、詳しいレビューについては「【実体験レビュー】高級腕時計がレンタルできるカリトケ(KARITOKE)の評判は?」の記事で徹底解説しているので、興味があればご覧ください。
カリトケ(KARITOKE)の腕時計レンタルはおすすめ?評判を体験レビュー
続きを見る
ドレス感の強い高級腕時計ブランド13選
ここからは高級腕時計のおすすめブランドをご紹介していきます。
高級腕時計ブランドは50種類程度ありますが、多すぎると選ぶのが逆に難しくなるので、本記事では18種類まで絞りました。
ブランドによってイメージが全然違ってくるので、スーツに合うドレスタイプ13種類と普段使いに合うカジュアルタイプ5種類に分けています。
ただし、あくまでブランドのイメージで分けているだけで、ブランドの中でもモデルによってさらにドレスっぽいものやカジュアルな印象のものもあるので、どのシーンで使うかはモデルごとで考えてください。
まずはドレスタイプから順番に見て着ましょう。
ROLEX(ロレックス)
ROLEX(ロレックス)は、1905年に創業したスイスの高級腕時計ブランド。
腕時計ブランドの中では世界一有名な王様的存在であり、高級であることから着けていると誰もが羨むブランドです。
ロレックスは、防水機能を高めた構造技術・ムーブメント構想・文字盤のカレンダー機能といった、現在では当たり前になりつつある3大機能を発明したブランドとしても知られています。
モデルによっては購入時の値段よりも高値で売れることもあるため、腕時計としてだけではなく資産としても価値を高めています(たとえば30年ほど前の30万円のロレックスが現在では5倍の150万円で売れたことも)。
また、ロレックスは木村拓哉さんやブラッド・ピットなど、かなり多くの一流芸能人やスポーツ選手が愛用していることでも有名です。
中でも人気モデルは以下の通り。
ロレックスの人気モデル
元々高価なロレックスですが、特にスポーツモデルである上記3つは最近ますます値段が高騰しているため、探している人は早めにゲットしておいた方がよさそうです。
スポーツモデルは値段だけでなく入手難易度も高く、日本では1店舗あたり月に1~4本しか入荷しないといわれています。
欲しいモデルを求めてロレックスの販売店を巡る「ロレックスマラソン」というワードが話題になる程、人気モデルは店舗に行っても中々買えないそうなので、ネットで買うのもありだと思います。
OMEGA(オメガ)
OMEGA(オメガ)は、1848年に創業したスイスの老舗高級腕時計ブランド。
オメガはロレックスと並ぶ腕時計界のビッグネームとして知られています。
「精密時計のオメガ」と呼ばれるほど精度が極めて高く、オリンピックの公式タイムキーパーを務めていることでも有名です。
また、NASAにも認められているほど耐久性にも優れており、世界で初めて月面上陸に随行したブランドでもあります。
機能性だけでなく、エレガントで上品なデザイン性も魅力的。
日本はもちろんハリウッドや世界的セレブが愛用しているブランドです。
中でも代表的なのが以下のモデル。
オメガの人気モデル
VACHERON CONSTANTIN(ヴァシュロン・コンスタンタン)
VACHERON CONSTANTIN(ヴァシュロン・コンスタンタン)は、1755年に創業したスイスの老舗腕時計ブランドです。
ヴァシュロン・コンスタンタンは世界三大時計ブランドの1つであると同時に、世界最古の腕時計ブランドとして世界的に認知されています。
ムーブメントからケースまで自社で一貫して腕時計を生産できる数少ないメーカーであり、コンクールでの受賞歴も多く技術力の高さに定評があります。
エレガントでクラシカルなデザインをベースに、惚れ惚れするような仕上げが施されており、そのデザインはまさに至高。
さらにヴァシュロン・コンスタンタンは「永久修理」を掲げており、創業時以降に販売したすべての自社製品の修理を、今後も永続的に請け負うと約束しています。
この永久修理を保証するブランドは名門中の名門に限られており、信頼性の高さがうかがえます。
中でも代表的なモデルは以下の通り。
ヴァシュロン・コンスタンタンの人気モデル
- オーヴァーシーズ
:ヴァシュロン・コンスタンタンの中では珍しいスポーツラインでありながら、ラグジュアリーさを兼ね備えた使い勝手の良い人気モデル - パトリモニー
:ヴァシュロン・コンスタンタンらしいクラシカルなデザインが特徴で、最高のドレスウォッチと名高い代表的モデル - フィフティーシックス
:2018年に登場した新シリーズで、スポーティでもクラシカルでもない実用性を重視したライン
PATEK PHILIPPE(パテック・フィリップ)
PATEK PHILIPPE(パテック・フィリップ)は、1839年に創業したスイスの高級腕時計ブランド。
ヴァシュロン・コンスタンタンと同じく世界三大時計ブランドの1つで、流行に左右されないクラシックでエレガントなデザインが特徴です。
時間を表示するという基本的な機能を超えた複雑機構(永久カレンダー・ミニッツリピーター・トゥールビヨン等)を搭載した時計のことを、「コンプリケーション」と呼びますが、パテック・フィリップは世界最高峰のコンプリケーションを製作するブランドとして有名。
多くの高級時計ブランドはこのコンプリケーションウォッチをハイエンドモデルとして発表していますが、パテック・フィリップはこれをシリーズ化する程技術力が高いことで知られています。
中でも代表的なモデルは以下の通り。
パテック・フィリップの人気モデル
福山雅治さんやブラッド・ピットなど、世界中の有名人が愛用していることで有名です。
パテック フィリップの時計こそ世界一との呼び声も高く、数千~億単位の値で取引されることもある程資産価値も抜群。
どんな時代のものでも修理してくれるので、一生モノを通り越して後世に引き継ぐことを前提とした、資産価値の高いブランドです。
AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)
AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)は、1875年に創業したスイスの高級腕時計ブランド。
ヴァシュロン・コンスタンタン、パテック・フィリップとともに世界三大時計ブランドの1つとして知られています。
オーデマ ピゲの代表モデルが、世界初のラグジュアリースポーツ時計として誕生した「ロイヤルオーク
高級ブランドでは斬新なステンレス素材を用いた8角形のフォルムが特徴で、その斬新なデザインから世界を驚かせました。
世界一のサッカー選手であるリオネル・メッシをはじめとする著名人や、世界中のセレブが愛用していることでも有名です。
BREGUET(ブレゲ)
BREGUET(ブレゲ)は、1775年に創業したフランスの老舗高級腕時計ブランド。
時計ブランドの中で最も古い歴史を持つうちの1つであり、世界五大時計ブランドの1つとして知られています。
自身の名前をブランド名に掲げるブレゲは「時計界のレオナルド・ダ・ヴィンチ」と呼ばれるほどの天才時計師として知られており、時計の歴史に残る発明を数多く残しています。
なんと、現在の高級時計の約4分の3に採用されている複雑機構(コンプリケーション)を発明したのがブレゲです。
ナポリ王女やフランス王妃のマリー・アントワネット、皇帝ナポレオン・ボナパルトなど、王族にも愛されてきた歴史を持っています。
そんなブレゲは日本ではあまり有名ではなく、初めて高級腕時計を買う多くの方がロレックスやオメガといった有名ブランドですが、高級腕時計を何本もお持ちの方や時計上級者の人がようやくたどり着くのがブレゲと言われる程、玄人向けのブランドといえます。
中でも代表的なのが以下のモデル。
ブレゲの人気モデル
LANGE & SOHNE(ランゲ・アンド・ゾーネ)
LANGE & SOHNE(ランゲ・アンド・ゾーネ)は、1845年に創業したドイツの高級腕時計ブランド。
ランゲ&ゾーネは、ブレゲと同じく世界五大時計ブランドの1つとして知られています。
ランゲ&ゾーネの一番の特徴が、モデルごとに専用のムーブメントを開発すること。
中でも代表的なモデルが「ランゲ1
これは、黄金比を用いて緻密にレイアウトされており、斬新な文字盤として世界に衝撃を与えました。
JAEGER LECOULTRE(ジャガールクルト)
JAEGER LECOULTRE(ジャガールクルト)は、1833年に創業したスイスの老舗高級腕時計ブランド。
時計に詳しい方なら聞いたことのあるブランドかもしれませんが、実は創設当初は時計メーカーではなく「部品供給メーカー」としてスタートしていました。
「時計界の技術屋」という異名を持つほどジャガールクルトの技術力は凄まじく、世界三大高級腕時計ブランドであるヴァシュロン・コンスタンタン、パテック フィリップ、オーデマ ピゲをはじめ、世界のトップブランドの最高級モデルに搭載するムーブメントを提供していたほどです。
自社ブランドを立ち上げた後は、「レベルソ」という歴史的傑作を生み出しつつ、他ブランドへのムーブメントの提供も継続しています。
また、ジャガー・ルクルトは最初から最後まで完全に自社製造する真のマニュファクチュールであり、品質検査も徹底していることで有名です。
市場に出るまでに1000時間(41日間)もの間、精度や耐久性などの品目でクリアしたものだけが売りに出されており、高い信頼性を誇っています(普通は15日間)。
中でも代表的なのが以下のモデル。
ジャガー・ルクルトの人気モデル
IWC(アイ・ダブリュー・シー)
IWC(アイ・ダブリュー・シー:正式名称「International Watch Company」)は、1868に創業したスイスの高級腕時計ブランド。
IWCは「質実剛健な物作り」と「シンプルなデザイン」の2つの特徴を持ったブランドと言われています。
普通なら便利なデザイン性にこだわって色々と付け足したくなる所ですが、IWCは余分な装飾を削ぎ落としたシンプルなデザインにこだわっているため、時代や流行に流されず長く愛用できる仕上がりです。
また、洗練された上品な印象があるので、ビジネスシーンやドレススタイルにはピッタリ。
中でも代表的なのが以下のモデルです。
IWCの人気モデル
ZENITH(ゼニス)
ZENITH(ゼニス)は、1865年に創業したスイスの老舗高級腕時計ブランド。
ゼニスは最高級の時計を製作するために自社製ムーブメントにこだわっており、「エル・プリメロ
これによってゼニスは世界的ムーブメント製造メーカーとして知れ渡り、計時精度の分野における受賞数の記録を樹立するなど、圧倒的に優れてたパフォーマンスを発揮しています。
機能性を感じさせる男性らしいエレガントなデザインも魅力的です。
正面・裏側からもムーブメントの精巧な動きを楽しめるオープンデザインを採用しているモデルもあります。
中でも代表的なのが以下のモデル。
ゼニスの人気モデル
Cartier(カルティエ)
Cartier(カルティエ)は、1847年に創業したフランスの高級宝飾ブランドです。
言わずと知れたジュエリー界のビッグネームですが、実は腕時計の世界でも古い歴史を持っています。
カルティエはメンズの世界に初めて実用的な腕時計を持ち込んだと言われており、時計マニアの間でも一目置かれる存在です。
そんなカルティエの腕時計は、ジュエラーとして培ってきた金属加工の技術が発揮されており、アクセサリーのようなエレガントさと機能美を併せ持っているのが特徴です。
中でも代表的なのが以下のモデル。
カルティエの人気モデル
カルティエのタンクについては、『カルティエの名作時計「タンクソロ」とは?魅力やサイズ感を徹底解説』の記事で詳しくレビューしているので、興味のある方はご覧ください。
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カルティエの人気時計「タンクソロ」とは?魅力・サイズ感・コーデ例を徹底解説
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BVLGARI(ブルガリ)
BVLGARI(ブルガリ)は、1884年に創業したイタリアの高級宝飾ブランド。
カルティエと同じくジュエリー業界では知らない人はいない程有名ですが、腕時計ブランドとしても同じくらいの地位を確立しています。
ブルガリはスイスに腕時計製造会社し、マニュファクチュールとしての体制を整えて自社製ムーブメントを開発するなど、時計製造技術を飛躍的に向上させました。
ブルガリの特徴は、ローマの建築物や芸術のいたる所に見られる八角形と円形の組み合わせを基礎とした独創的なデザインです。
また、薄さにおいては世界記録を更新し続けるほどの技術力を誇っているのも魅力の1つ。
イタリア特有のおしゃれなデザインと高い品質を誇るスイスの時計製造技術が組み合わさったブルガリは、今もなお多くの男性から愛されるブランドです。
中でも代表的なのが以下のモデル。
ブルガリの人気モデル
Grand Seiko(グランドセイコー)
Grand Seiko(グランドセイコー)は、日本が世界に誇る老舗時計メーカー「セイコー」の最上位を担うブランドとして1960年にスタートされました。
これまで見てきた通り、メジャーな高級時計ブランドのほとんどはスイスに集中していますが、グランドセイコーは唯一ヨーロッパ勢に対抗できる技術力を誇っています。
そんなグランドセイコーの最も技術力を物語っているのが、機械式とクォーツ式のいいとこ取りをした「スプリングドライブ」。
ゼンマイと歯車で動く機械式のムーブメントでありながら、クォーツ時計の精度を持っているという画期的な技術は、世界から高い評価を受けています。
あの有名なゼニスのエル・プリメロと並ぶ、毎時3万6000振動するハイビートのムーブメント開発に成功しています。
ヨーロッパの華やかさとは一味違う、日本ならではの洗練されたデザインと丁寧なものづくりが評価されており、幅広い時計愛好家から愛されています。
中でも代表的なのが以下のモデル。
グランドセイコーの人気モデル
- ヘリテージコレクション
:グランドセイコーの顔ともいえるラインで、シンプルで高級感がありカジュアルからフォーマルまで幅広いシーンに活躍するモデル - エレガンスコレクション
:上品でスタイリッシュなデザインが特徴のラインで、シンプルな中に上品で華やかな雰囲気を備えているモデル - スポーツコレクション
:タウンユースだけでなくスポーツシーンなどでも活用できるタフなラインで、スーツやドレスに似合う腕時計というイメージを一新させた
カジュアル感の強い高級腕時計ブランド5選
続いて、カジュアル感や派手な印象が強めな高級腕時計ブランドを5種類厳選してご紹介します。
カジュアル感が強いということは、ビジネスシーンなどの堅い場所では不向きということです。
モデルによって変わってくるので、あくまでイメージとしてとらえてもらえればと思います。
それでは早速見ていきましょう。
FRANCK MULLER(フランク ミュラー)
FRANCK MULLER(フランク ミュラー)は、1992年に創業したスイスの高級腕時計ブランド。
時計に興味のある方なら一度は耳にしたことのあるブランドだからこそ、意外と新しいブランドであることに驚いた人も多いかもしれません。
ブランドを立ち上げたフランク・ミュラーは天才時計師として有名で、通常3年かかって習得するはずの単位を1年で取得し、時計学校を首席で卒業しました。
また、卒業制作ではロレックスのムーブメントを改良し、永久カレンダーを制作するほどの技術力を持っていたそうです。
フランクミュラーが開発した世界初となる機構は30以上あるともいわれており、ブランド開始後わずか数年で100年以上もの歴史あるブランドと肩を並べ、業界のトップへと上り詰めています(凄すぎて思わず笑ってしまいますね)。
そんなフランクミュラーの腕時計はデザイン性もかなり独特で、文字盤いっぱいに印字されたインデックスなど、一目でフランクミュラーとわかるようなモデルが揃っています。
有名人ではサッカー選手のクリスティアーノ・ロナウドや日本の超有名人も愛用しています。
中でも代表的なのが以下のモデル。
フランク ミュラーの人気モデル
TAG HEUER(タグ・ホイヤー)
TAG HEUER(タグ・ホイヤー)は、1860年に創業したスイスの老舗高級腕時計ブランド。
とても知名度が高く、男女ともに尊敬されるブランドの1つです。
タグホイヤーは昔からモータースポーツのイベント創設にかかわっているサポーターという側面があり、腕時計のデザインもモータースポーツからインスパイアされているのが特徴です。
また、1/100秒単位で計測できるストップウォッチ「マイクログラフ」や、現在も有名ブランドの機械式クロノグラフに採用されている「振動ピニオン」といった革命的な技術を開発したことで知られています。
そのため、オリンピックやF1の公式タイムキーパーを務めるほど、タグホイヤーはモータースポーツ界にかかせない存在となりました。
このようにタグホイヤーの技術の素晴らしさを感じたいなら、クロノグラフモデルがおすすめです。
中でも代表的なのが以下のモデル。
タグ・ホイヤーの人気モデル
ROGER DUBUIS(ロジェ・デュブイ)
ROGER DUBUIS(ロジェ・デュブイ)は、1995年に創業したスイスの高級腕時計ブランド。
老舗ブランドと比べるとかなりの若手ブランドですが、そのクオリティは老舗には決して負けていません。
実は創業者のロジェデュブイは世界三大ブランドのパテックフィリップなどで働いた経歴があり、時計メーカーにとって世界トップクラスの栄誉であるジュネーブ・シールを全てのモデルで取得しています。
現在ではカルティエ・IWC・ヴァシュロンコンスタンタンなどが属するリシュモングループの傘下に加わっており、ますます規模を拡大しています。
そんなロジェデュブイの最大の特徴は独創性にあり、一目見て他社ブランドとは明らかに違うアヴァンギャルドなデザインが魅力的です。
また、他社ブランドと比べると販売数が少ないので、希少価値が高いという点も魅力の1つ。
もう1つの魅力が「ムーブメントへのこだわり」で、設立当初から完全マニュファクチュールを確立し、創業からわずか20年足らずで30種類以上の自社ムーブメントを開発するほど、素晴らしい技術力を誇っています。
有名人では、アーティストのGACKTさんやプロ野球選手のダルビッシュ有選手など、超一流の方が愛用しています。
中でも代表的なのが以下のモデル。
ロジェ・デュブイの人気モデル
HUBLOT(ウブロ)
HUBLOT(ウブロ)は、1979年に創業したスイスの高級腕時計ブランド。
ウブロもロジェデュブイと同じく老舗ブランドと比べると比較的新しいブランドですが、デザインと機能性を兼ね備えた一流ブランドです。
ウブロの最大の特徴は、異素材を独創的に組み合わせたデザインです。
ビス留めされたベゼルも特徴の1つで、創業時からの伝統のデザインでもあります。
総合的に見るととても迫力のあるデザインに仕上がっているのがウブロであり、芸能人だけでなくサッカー選手のネイマールや金メダリストのウサイン・ボルトなど、スポーツ界にも愛用者が多いことで知られています。
サッカーワールドカップや欧州サッカーリーグではタイムキーパーにも選出されており、世界からの評価が高いことがわかります。
また、リセールバリューが高いことでも有名で、買取価格が落ちにくい傾向にあります。
中でも代表的なのが以下のモデル。
ウブロの人気モデル
BREITLING(ブライトリング)
BREITLING(ブライトリング)は、1884年に創業したスイスの老舗高級腕時計ブランド。
ブライトリングは航空時計を得意とするメーカーであり、クロノグラフのパイオニアとしても知られています。
視認性・操作性・機能性・精度など、すべてにおいてパイロットや腕時計上級者から高い評価を受けています。
他のブランドにはない武骨なイメージがあり、男心をくすぐるブランドです。
中でも代表的なのが以下のモデル。
ブライトリングの人気モデル
まとめ
本記事は以上です。
今回のポイントを簡単にまとめておきます。
おさらいポイント
- 高級腕時計はステータス性・デザイン性・機能性・資産性が優れている
- ブランド・使用シーン・ムーブメント・搭載機能などを考慮して選ぶ
- クォーツ式は精度が高いが寿命が短い
- 機械式は半永久的に使えるが精度が低い
さらに、本記事でご紹介したそれぞれのブランドをわかりやすく以下のように区分けしてみました。
腕時計ブランドのビッグネーム
- ロレックス
- オメガ
- フランクミュラー
- タグ・ホイヤー
- ハミルトン
- グランドセイコー
世界3大時計ブランド
- ヴァシュロン・コンスタンタン
- パテック・フィリップ
- オーデマ・ピゲ
世界5大時計ブランド
- ブレゲ
- ランゲ・アンド・ゾーネ
宝飾ブランド兼腕時計ブランド
- カルティエ
- ブルガリ
玄人向け
- ジャガールクルト
- IWC
- ゼニス
- ロジェデュブイ
- ウブロ
- ブライトリング
こんな感じです。
選び方が色々あって最初は難しいかもしれませんが、高価なだけにぜひ慎重に選んでください。
そういう意味では、一旦レンタルして使用感を試してみるのもおすすめです。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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