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HED MAYNER(ヘドメイナー)とはどんなブランド?愛用者が魅力を徹底解説

HED MAYNER(ヘドメイナー)とはどんなブランド?愛用者が魅力を徹底解説
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KEN

月間最高18万PVのファッションブログ『K2J』を運営。大手アパレルのパーソナルスタイリングサービスでECスタイリストとして勤務し、ファッション色彩能力検定1級を保有。大手メディアへのファッションスナップ掲載経験や、医学研究科修士課程で培った分析力を活かし、理系的視点から「ロジカルなおしゃれ」を提案。これまでに100点以上のファッションアイテムやサービスをレビューしてきた「服好きの視点」から、読者目線に寄り添ったリアルなファッションコンテンツを発信中。

HED MAYNERってどんなブランドなの?魅力とか特徴を教えてほしい。

こういった疑問にお答えします。

HED MAYNER(ヘドメイナー)は、海外や日本のファッショニスタがこぞって愛用しているブランドの一つです。一方、独特なオーバーサイズシルエットは「奇抜」という見方もできるため、「難しそう」「上級者向けなのでは?」と思われがちです。でも実は、上手く取り入れれば周りと差別化できたり、雰囲気のある大人の装いをつくりやすいブランドです。

この記事では、ヘドメイナーをずっと愛用してきた視点から、ブランドの魅力・特徴・愛用品レビュー・サイズ感・実際のコーデなどを、わかりやすく解説していきます。

ヘドメイナーが気になっている人はもちろん、「シンプルなのにおしゃれに見える服が欲しい」「雰囲気のある大人っぽさを出したい」という人にも、役立つ内容になっています。ぜひ最後までご覧ください。

それでは早速見ていきましょう。

 

 

HED MAYNER(ヘドメイナー)とはどんなブランド?

ヘドメイナーのブランドタグ

HED MAYNER(ヘドメイナー)は、イスラエル出身のデザイナー「ヘド・メイナー」氏が2015年に立ち上げたブランドです。まだまだ新しいブランドですが、いまのファッションシーンで注目度が一気に上がっているブランドとして語られることが増えています。

 

デザイナーはどんな人?

 

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ヘド・メイナーは、イスラエルの小さな村で生まれ育ったデザイナーです。乾いた風が吹く砂色の街並み、ゆったりとした民族衣装が行き交う景色。そんな生まれ故郷の日常が、のちのデザインに深く影響していきます。

幼い頃からアートに親しみ、やがてエルサレムの美術デザイン学校に進学。ここでファッションの基礎や造形を学んだあと、さらなる研鑽のためにパリへ渡ります。パリでは名門ファッションスクールに入り、構造(パターン)や素材の扱いを徹底的に学び、ヨーロッパのクラシックなテーラリングに触れていきました。

この「中東の民族衣装」と「パリのテーラリング」の組み合わせが、ヘドメイナーのシルエットの秘密なんです。ゆるく見えるのに品がある。布が大きく揺れるのに構築的で美しい。この独特のバランスは、生まれ故郷とパリでの経験が合わさって生まれたものといえます。

2015年、ついに自身の名を冠したブランドをスタート。翌年以降は注目度が一気に高まり、2018年からはパリのメンズファッションウィークに正式参加。ランウェイに流れる衣服の揺れや、静かに広がる空気感に魅了される人が続出し、世界中で「まだ誰も見たことがなかったシルエットをつくるデザイナー」として注目されるようになります。

 

世界から注目されるようになった理由

 

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ヘドメイナーが世界に広く知られるきっかけになったのが、2019年にLVMHプライズのファイナリストに選出され、「カール・ラガーフェルド賞」という特賞を受賞しました。

LVMHプライズは若手デザイナーの登竜門で、ルイ・ヴィトンを中心とした巨大グループが、未来の才能を発掘するための賞です。審査員には世界の名だたるデザイナーたちが名を連ねていて、ここに名前が載ること自体が実力の証拠とも言われています。

ちなみにこの賞は、過去に今のファッションシーンを引っ張るブランドを早い段階で見つけています。

LVMHプライズのファイナリスト一例

  • ヴァージル・アブロー(OFF-WHITE:2015年度ファイナリスト)⇒後にLOUIS VUITTONのデザイナー
  • デムナ・ヴァザリア(Vetements:2015年度ファイナリスト)⇒後にBalenciaga・GUCCIのデザイナー
  • ウェールズ・ボナー(Wales Bonner:2016年度ファイナリスト / グランプリ)⇒後にHERMESのデザイナー
  • グレン・マーティンス(Y/PROJECT:2016年度ファイナリスト)⇒後にDIESEL・Maison Margielaのデザイナー
  • ロク・ファン(ROKH:2018年度ファイナリスト / 特別賞)
  • 井野将之(DOUBLET:2018年度ファイナリスト / グランプリ)
  • ヘド・メイナー(HED MAYNER:2019年度ファイナリスト / カール・ラガーフェルド賞)
  • エミリー・アダムス・ボーディ(BODE:2019年度ファイナリスト)
  • 大月壮士(SOSHI OTSUKI:2025年度ファイナリスト / グランプリ)

 

つまりヘドメイナーも、「世界が放っておかなかった次世代の才能」というわけです。

 

HED MAYNERの特徴とは?愛用者だから語れる3つの魅力

ヘドメイナーの服は、どれも一目見ただけでブランドを当てられるほど空気感が独特です。シンプルなのに、なぜか圧倒的に雰囲気がある。その理由は、大きく分けて3つあります。

 

①「中東の民族衣装」と「パリのテーラリング」のミックス

 

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ヘドメイナーの服を語るうえで外せないのが、文化のミックスです。

デザイナーが育ったイスラエルでは、ゆったりとした民族衣装が日常的に目に入る環境でした。象徴的なのが、「タリート(ユダヤ教の祈りに使われるショール)」 や 「カフタン(ゆったりとした民族衣装)」。これらは共通して、「身体を締めつけない」「動作に合わせて布がゆるやかに流れる」という性質があります。

一方で、パリで学んだテーラリングは、「ジャケットの構築」「裁断(パターン)の精度」「緻密に計算された肩の角度」などが魅力。

ヘドメイナーは、この「民族衣装の解放感」と「パリの構築性」を同じ服の中で融合させました。だからこそ生まれるのが、「ラフなのにエレガント」という唯一無二の雰囲気であり、ヘドメイナーの世界観の核なんです。

 

②独特なオーバーサイズシルエット

 

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ヘドメイナーの服を着た瞬間にまず感じるのは、サイズに対する固定観念が一度リセットされるような感覚です。

ただ大きいわけでも、ただゆるいわけでもない。彼のつくるオーバーサイズは、既存の価値観そのものを更新してしまう独自のバランスで成立しています。

一般的なオーバーサイズよりもさらに大胆な分量感があるのに、不思議と野暮ったさが出ない。それどころか、むしろ品が宿り、身体がすっと美しく見える。この「ゆるいのにエレガント」という魔法のようなシルエットは、以下の3つが完璧な比率で噛み合っているからこそ生まれます。

  • 高級感のある天然素材の選定
  • 削ぎ落としたミニマルなデザイン
  • 構築的でシャープなカッティング

 

この3要素が重なることで、HED MAYNER独特の「空気をまとうようなシルエット」が完成するわけです。

 

③自然を感じる、穏やかで洗練されたカラーリング

 

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最後にもう一つ、ヘドメイナーを愛用していると実感する魅力があります。それが色の美しさ。

中東の砂漠のようなベージュ、枯れ葉を思わせるブラウン、岩肌のようなグレー。どれも過度に主張しないのに、目に入るとスッと馴染む自然の色(アースカラー)なんです。

ファッション色彩の視点で見ると、ヘドメイナーの色は「低彩度(落ち着いて見える)」「わずかにくすみを含む(肌と調和しやすい)」「自然界の色に近い(心理的に安心感が生まれる)」という特徴があります。

だからこそ、どんな服とも合わせやすく、トレンドに左右されない大人っぽさが生まれるんです。独特なオーバーサイズなのになぜか引き込まれるのは、この絶妙なカラーリングも理由の一つ。

 

Farfetch

HED MAYNERを象徴する代表アイテムと魅力

① プリーツパンツ

ヘドメイナーのプリーツパンツ

出典:SSENSE

HED MAYNERを語る上で真っ先に名前が挙がるのが、プリーツパンツです。

最大の特徴はプリーツの量。一般的なスラックスは片側1〜2本、計2〜4本のプリーツが主流。それに対しヘドメイナーは、片側3〜4本・合計6〜8本という圧倒的なプリーツ量を採用しています。

この大胆な設計が、他のブランドとは一線を画す「優雅な落ち感」を生み出している理由です。オーバーサイズの分量感と上質な素材が重なることで、歩くたびに深いドレープが揺れ、まるで布が呼吸しているような動きを生み出します。

素材は季節ごとにオーガニックウールやリネンなどの天然素材を中心に展開。これに加えて、ヘドメイナーが得意とするアースカラーを軸にしたカラーリングが、パンツ全体に「らしさ」を宿し、ミニマルな装いの主役として存在感を放ってくれます。

 

HED MAYNERのパンツは以下のショップで購入できます。

 

② テーラードジャケット

ヘドメイナーのテーラードジャケット

出典:FARFETCH

ヘドメイナーの世界観をより強く体現しているのが、独特のオーバーサイズが魅力のテーラードジャケット

肩幅を大胆に広くとり、パワーショルダー気味のドロップショルダー、たっぷりと余白を持たせたワイドアームホール。こうしたパターンメイクによって、着るだけでシルエットが決まる唯一無二のバランスが構築されています。

特徴的なのはシルエットだけではありません。ヘドメイナーが根底に持つ伝統的なテーラリング技術が丁寧に落とし込まれており、デザイン自体はとてもシンプルで素材は上質。その結果、個性的でありながら主張しすぎない、絶妙なバランスに仕上がっています。

日常で着られる前衛性。それがヘドメイナーのテーラードジャケットの魅力です。

 

HED MAYNERのジャケットは以下のショップで購入できます。

 

HED MAYNERの愛用品紹介|実際に着てわかったサイズ感ガイド

ヘドメイナーの魅力は、ランウェイで見る「作品性の高さ」だけではありません。実際に袖を通した瞬間に分かる、他のブランドにはない空気感。

ここでは、僕がリアルに愛用している3アイテムを例に、「どんな雰囲気で着られるのか」「サイズはどう選べばいいのか」を具体的にご紹介します。

 

CARGO PANTS / BEIGE HERRINGBONE – 20AW

ヘドメイナーのウールカーゴパンツ

HED MAYNER / CARGO PANTS - BEIGE HERRINGBONE – 20AW

20AWに登場したヘリンボーンウールのカーゴパンツ。HED MAYNERならではの「アーミー × モダン」を完璧に体現した一本です。

イスラエル軍のユニフォームをモチーフにしつつ、素材には「VIRGIN WOOL 59% × WOOL 41%」という上質なウールを採用しているため、カーゴパンツにありがちな無骨さが驚くほど控えめ。ミリタリーらしさは保ちながら、モードに着地させているバランス感が絶妙です。

 

ヘドメイナーのウールカーゴパンツの着用感

フットザコーチャーのスエードシューズ、ヘドメイナーのカーゴパンツのコーデ

特徴的なのは、立体的なニープリーツと裾のジョガー仕様。穿くとふくらむように溜まり、一般的なカーゴには出せない「ダボさの美しさ」が生まれています。シルエットを綺麗に落とすことも、あえてラフに溜めて男らしく振ることもできる、まさにかゆいところに手が届く一本です。

 

ヘドメイナーのウールカーゴパンツの着用感・サイズ感

着用サイズ:S(176cm / 62kg)。十分にゆとりのあるリラックスフィット。

 

HED MAYNERのパンツは以下のショップで購入できます。

 

SLEEVELESS VEST / CINNAMON LINEN – 21SS

ヘドメイナーのスリーブレスロングベスト

HED MAYNER / SLEEVELESS VEST - CINNAMON LINEN - 21SS

21SSを象徴するロングベスト。ルックの最初と最後を飾ったアイテムというだけあり、デザイナーのバックボーンを一着に凝縮したような存在感があります。

宗教観、テーラリング、ミリタリー…ヘドメイナーの源流となる要素が美しく再構築され、前衛的でありながらどこかクラシックなムードを纏っています。

 

ヘドメイナーのスリーブレスロングベストの着用感 ヘドメイナーのスリーブレスロングベストのボタンと生地

 

重厚感のあるリネン生地がつくるハリと空気感。そしてHED MAYNER特有のロング丈 × ワイドシルエットが、着るだけでコーディネート全体に奥行きを生んでくれます。

ヘドメイナーのスリーブレスロングベストのサイズ感・着用感

ヘドメイナーのロングベストコーデ

 

一見難しそうに見えるカテゴリーですが、実はシャツにもTシャツにもコートにも重ねやすい万能アイテム。レイヤードの幅が一気に広がり、普通の服が一瞬でモードに変わる魔法のような一着です。

ヘドメイナーのスリーブレスロングベストのサイズ感・着用感

着用サイズ:S(176cm / 62kg)。ゆとりをしっかり残したオーバーシルエット。

 

HED MAYNERのベストは以下のショップで購入できます。

 

DESTROYED V-NECK RIB SWEATER / DARK BROWN – 22AW

ヘドメイナーのショールカラーニット

HED MAYNER / DESTROYED V-NECK RIB SWEATER - DARK BROWN - 22AW

存在感のあるショールカラーが特徴の22AWニット。素材には上質なヴァージンウール100%を使用し、肉厚なのに驚くほど柔らかく、冬場でもコートがいらないくらい頼もしい保温性を誇ります。

全体に施されたダメージ加工は、長年着古したヴィンテージ古着のような雰囲気を漂わせています。

 

ヘドメイナーのショールカラーニットの生地 ヘドメイナーのショールカラーニットの着用感 ヘドメイナーのショールカラーニットの着用感

 

それでいて、HED MAYNERらしい構築的なシルエットを崩さない絶妙なバランス。ボリュームのある身幅とドロップショルダーで、立体感のあるリラックスシルエットに仕上がっています。

ヘドメイナーのショールカラーニットのサイズ感・着用感

ヘドメイナーのショールカラーニットのサイズ感・着用感

着用サイズ:S(176cm / 62kg)。オーバーサイズでゆったりとした着心地。

 

HED MAYNERのニットは以下のショップで購入できます。

 

HED MAYNERを愛用してわかった「正しいサイズ選び」

僕自身、176cm / 62kgで、ユニクロではLサイズ、デザイナーズブランドではS〜Mを着ることが多い体型です。

ヘドメイナーは全体的にかなりオーバーサイズの設計なので、僕はすべてSサイズで着用しています。Sでも十分すぎるほどゆとりがあり、サイズを上げると逆にシルエットが崩れ、服に着られる印象になりました。

結論、HED MAYNERは基本的に「普段と同じ~1サイズ下」で選ぶのがおすすめです。

 

HED MAYNERの実際のコーディネート例

ここでは、HED MAYNERの季節ごとの着こなし方と、ヘドメイナー特有のシルエットを活かすコツを、実際のコーディネート例をとおしてご紹介します。

 

春コーデ

ヘドメイナーのロングベスト、アディダスのスタンスミスラックス、オリバーピープルズのサングラスのコーデ

シャツ:古着、ベスト:HED MAYNER、パンツ:古着、シューズ:adidas、サングラス:OLIVER PEOPLES、ベルト:Hender Scheme

春はブラウンのリネンロングベストで軽やかに。白シャツ × アイボリースラックス × 白スニーカーのホワイト基調でワントーンにまとめることで、リネンの質感がより際立ち、クリーンなのに奥行きのある装いに仕上がります。視線が自然と縦に流れ、スタイルアップにも効果的。ベルトはベストのブラウンとリンクさせつつ、メリハリを加える役割に。

 

夏コーデ

ヘドメイナーのロングベスト、エイトンのTシャツ、オーラリーのチノパン、ヨークのスニーカーのコーデ

ベスト:HED MAYNER、Tシャツ:ATON、パンツ:AURALEE、シューズ:YOAK

夏はシンプルになりがちですが、HED MAYNERのブラウンのロングベストを一枚重ねるだけで、空気感がガラッと変わります。ワイドシルエットの白Tシャツをベースにして、上半身にしっかり余白を生みます。

ボトムスはベージュのワイドチノ。足元にはダークブラウンのスニーカーを置いて、白 → ベージュ → ブラウンへと、グラデーションが自然に流れるような色設計に。全体のトーンがアースカラーで統一されているので、夏なのにやわらかく、優しく、そしてヘドメイナーらしい「静かなモード感」がしっかり残ります。

 

秋コーデ

ヘドメイナーのニット、ヘドメイナーのウールパンツ、クレマンのチロリアンシューズ、オリバーピープルズのサングラスのメンズコーデ

ニット、パンツ:HED MAYNER、シューズ:KLEMAN、サングラス:OLIVER PEOPLES

秋はヘドメイナーの世界観をフルで楽しめる季節。ダークブラウンのショールカラーニットに、ベージュのウールカーゴパンツ。このアースカラーパレットだけで、全身に静かな迫力が生まれます。

シルエットはゆったり。でも野暮ったくならない理由は、どちらもHED MAYNERの構築的なパターンメイクだから。足元は黒のワークブーツで締めると、土っぽさの中にもモードの香りが漂う、まさにヘドメイナーらしいバランスに。

 

冬コーデ

スタジオニコルソンのダウンジャケット、ユニクロのタートルネック、ヨークのカーディガン、ヘドメイナーのパンツ、フットザコーチャーの革靴のメンズコーデ

ダウン:STUDIO NICHOLSON、カーディガン:YOKE、タートルネック:UNIQLO、パンツ:HED MAYNER、シューズ:foot the coacher

ヘドメイナーのヘリンボーン・ウールカーゴパンツを主役にした冬コーデ。アイボリーのダウン、白タートル、柔らかいモスグリーンのカーディガンをレイヤードし、全体を優しい色味で統一。カジュアルながら上品さが宿るコーディネートに。仕上げに黒スエードのプレーントゥで足元をキュッと締めると、バランスがぐっと大人っぽくなります。

 

Farfetch

ヘドメイナーはどんな人におすすめ?

ヘドメイナーというと「上級者向け」「モード寄りで難しそう」というイメージを持たれがちですが、実際に着てみるとそうでもありません。オーバーサイズなのに品があって、色使いはアースカラー中心。派手さより静かな存在感が光るので、日常のスタイルにも自然と溶け込みます。

 

こんな人にぴったり

ゆるい服が好きだけど、ラフになりすぎたくない人

ただのビッグサイズではなく、構築的で美しいシルエットなので、大人の余裕がちゃんと出ます。

シンプルな服装が多いけれど、どこかで差をつけたい人

HED MAYNERは一枚入るだけで空気が変わるので、無地好きの人でも違和感なく取り入れられます。

アースカラーやミニマルな世界観が好きな人

ベージュ、ブラウン、カーキなど自然を感じる色が多く、ワントーンコーデとの相性が抜群です。

 

相性のいいブランド

ヘドメイナーと同じく、「素材の上質さ」「アースカラーの深み」を大切にしていたり、どこか古着のような温度感やストーリーを持つブランドがしっくりきます。単なる似た系統というより、世界観そのものが自然に溶け合う相棒のような存在です。

たとえば、AURALEEやYAECA、markaのような素材偏差値の高いブランドはもちろん、OUR LEGACYやKARTIK RESEARCHのように独自の空気感を纏うブランドも好相性。さらに、風合いの出たヴィンテージ古着は、ヘドメイナーの世界観にも馴染む絶好の組み合わせです。

 

HED MAYNERはどこで買える?購入場所の最適解

オンラインショップ

HED MAYNERには旗艦店や公式オンラインストアが存在しません。公式にあるのはInstagramYouTubeのみ。だからこそ、「どこで買えるの?」という疑問を持つ人が多いブランドです。実際、入手経路は大きく3つに絞られます。

 

正規取扱い通販サイト

安心感と商品展開数で選ぶなら、SSENSEFARFETCHの2強です。シーズン立ち上がりの品揃えもダントツで豊富です。サイズ表が正確に載っているので、実物を触ったことがない人でも通販で問題ありません。僕自身もすべてオンラインで購入しています。

 

HED MAYNERのアイテムは以下のショップで購入できます。

 

全国のセレクトショップ

次に、全国のセレクトショップにも少数ながら正規取扱店が存在します。実際に試着してフィット感や素材の空気感を確かめたい人にはベストですが、取り扱い点数はかなり限られるため、目的のモデルが必ずしも置いてあるとは限りません。

 

中古市場

最後に、中古市場も見逃せません。セカンドストリートカインドオルラグタグいった大手リユースショップには常に在庫があり、状態の良いアイテムが定価より大幅に安く見つかることも珍しくありません。「まずは一度試してみたい」という方には、最も現実的で賢い選択肢と言えます。

 

HED MAYNERの中古品は以下のショップで購入できます。

 

まとめ:HED MAYNERは着るだけで雰囲気が変わる唯一無二の服

HED MAYNERの服は、単なるオーバーサイズでは終わらず、空気を含むような独特のシルエットと静かな存在感で、着る人そのものの雰囲気を変えてくれます。

プリーツパンツの優雅な落ち感や、テーラードジャケットの圧倒的な構築美は、どれもシンプルなのに深みがあり、日常の装いに静かなモード感を宿してくれる。そんな貴重なブランドです。

購入で失敗しない最大のポイントは、「サイズを攻めすぎないこと」。HED MAYNERはそもそもデザインとしてゆとりを持たせているので、普段のサイズ感を基準に選べば自然と「らしさ」が出ます。また、アイテム単体の存在感が強い分、合わせる服はAURALEEやYAECAのような空気感の近い上質ベーシック、あるいは淡いアースカラーの古着と組み合わせると、無理なくハマります。

「雰囲気のいい大人っぽさがほしい」「普通の服に飽きてきた」「上質なモードを日常に落とし込みたい」。そんな人にこそ、HED MAYNERは確実に応えてくれるブランドです。丁寧に選べば、一着であなたのスタイリングの軸が変わるはずです。

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