この記事はそんな方へ向けて書いています。
僕はこれまで、ハイブランドの直営店から海外通販、古着屋、セレクトショップ、そしてメルカリまで、あらゆる場所で服を購入してきました。その中でも、メルカリは使い方次第で天国にも地獄にもなると感じています。
なぜなら、メルカリの洋服は新品の半額以下で掘り出し物を見つけられる一方で、状態が悪い・偽物だった・写真と違うといったトラブルも少なくないからです。つまり「お得に買えるチャンス」と「失敗するリスク」が表裏一体なんです。
とはいえ、安心してください。購入前にあるポイントを意識するだけで、危険な出品をかなりの確率で避けることができます。
この記事では、
- メルカリで洋服を買うのは本当に危険なのか
- メルカリで服を買う時の注意点
- メルカリで服を安全に買うコツ
この3つを中心に徹底解説します。
それでは早速見ていきましょう。
メルカリで服を買うのは危険?注意すべき3つのデメリット
結論からいうと、メルカリで洋服を買うのはアリなんですが、同時にいくつかのリスクもあります。
まずは、どんな危険性があるのか。ここを押さえておくだけで、失敗の8割は避けられるはずです。
メルカリで服を買うデメリット
- サイズが合わない可能性
- 想定より状態・色味が悪い(写真と違う)
- 偽物リスク(主にハイブランド)
ひとつずつ、深掘りしていきます。
メルカリで洋服を買うデメリット①サイズが合わない可能性

メルカリで洋服を買うとき、最初に気をつけたいのが「サイズが合わない」という問題です。
通販で試着できないのは当たり前ですが、メルカリはそこにもう1つの壁があるんですよね。それが 「採寸しているのはプロではなく一般の人」 という点です。
たとえば、肩幅の測り方ひとつとっても「肩先〜肩先を測る人」「背中のカーブに沿って測る人」など、測り方がバラバラ。この違いで実寸が1〜3cm平気でズレる可能性があります。
しかもメルカリは個人間取引なので、「サイズが合わなかったので返品したい」は基本NG。これは中古市場全体のルールで、メルカリだけの話ではありません。だからこそ、購入前のサイズ対策がめちゃくちゃ大事になってきます。
サイズ失敗を避ける一番確実な方法
結論、自分の服の実寸を測っておくことが最強の対策です。それを一度メモしておくと、メルカリの商品ページと照らし合わせてシルエットの予測ができるようになります。
「着たときのサイズ感」って、実寸の数字だけでは想像しづらいんですが、一度自分の服と比較してみると、着たときのイメージが目に浮かぶくらい正確になります。
サイズ表記が書かれていない商品も意外と多いですが、そのときは出品者に「肩幅・身幅・着丈だけ教えてください」と一言コメントするだけで、大抵の人は測り直してくれます。
メルカリで洋服を買うデメリット②想定していた状態・色味と違うことがある

メルカリでよくあるのが、写真と実物のギャップです。
撮影者はあくまで一般人なので、スマホカメラや撮影環境の色温度が影響して、実物より黄味・青味・暗さが強調されることがあります。これにより、出品者に悪気がなくても「写真と色味が違う」ことがよく起こります。
さらに、洋服の状態も要注意。メルカリでは商品状態を6段階で設定できますが、
- 新品、未使用
- 未使用に近い
- 目立った傷や汚れなし
- やや傷や汚れあり
- 傷や汚れあり
- 全体的に状態が悪い
これはあくまで出品者の主観。「目立った傷なし」と書きつつ、実際は「やや毛玉がある」とか「スレがある」なんてことも珍しくありません。
状態・色味のギャップを防ぐコツ
- 気になる部分は写真で必ず確認
- 写真が少ないときは追加依頼
写真のクオリティは出品者によってまちまちなので、「ここ大丈夫かな?」と思ったら必ず質問すること。
メルカリで洋服を買うデメリット③偽物が届く可能性がある

これはいちばん強くお伝えしたい部分なんですが、ハイブランドだけはメルカリで買わないほうがいいです。
メルカリにも真贋技術(偽物チェックの仕組み)はありますが、ハイブランドの偽物は年々精巧化していて、一般ユーザーでは見抜けないレベルのものも出回っています。僕自身も過去に一度、メルカリで偽物を掴まされたことがあります。(そのときは、「写真は本物だけど実物は偽物」というパターンでした…)
もちろん、全部が危険というわけではありませんが、初心者がノールックで手を出すのはかなりリスキーです。
どうしても買う場合の「偽物回避チェックリスト」
- レシート・購入証明・付属品の有無
- 不自然な点があれば購入前に質問
- 相場より安すぎるものは避ける
ただ、ここまで注意しても100%は防げません。偽物と気づかなければそのまま「本物として持ち続ける」ことになるし、「これって本物かな?」疑いながらブランド品を持ち続けるのは最悪です。出品者へ連絡するのも、返金手続きも、精神的にかなり疲れます。
だからこそ、ハイブランドの中古は『
セカンドストリート』『カインドオル』のような専門店のほうが圧倒的に安心です。
参考
ハイブランドの偽物トラブルを防ぐ方法や、実際に偽物を掴んだときの対処法については、『メルカリは偽物だらけ?ブランド品が偽物だった場合の対処法を経験者が徹底解説』で詳しく解説しています。
メルカリで洋服を買うメリット
リスクの話をしてきましたが、実はメルカリにはその不安を上回るメリットがあります。むしろ、このメリットがあるからこそ多くの服好きがメルカリを使い続けています。
メルカリで洋服を買うメリットは次の3つです。
① 価格が安い

まず一番の魅力は、とにかく安いこと。同じ古着でも、ブランド古着店よりメルカリのほうが割安で買えることがあります。
理由はとてもシンプルで、メルカリは個人間取引で、中間コストがほぼゼロだから。
ブランド古着店の場合、「お店はユーザーから商品を買取する」⇒「人件費・家賃・在庫管理費がかかる」⇒「結果、販売価格を上げざるを得ない」という構造があります。
一方メルカリは、「いらなくなったから売る」という純粋な個人出品が中心。価格交渉も可能なので、価格帯も自然と下がります。
メルカリで洋服を買うメリット②売り切れ商品やレアアイテムが見つかりやすい

実はこれがメルカリ最大のメリットかもしれません。
ファッション好きあるあるですが、「去年のシーズンのあの服、もう一度欲しいのにどこにも売ってない…」「定価は高くて諦めたけど、やっぱり今でも気になる…」
こういうこと、ありますよね。僕も山ほど経験してきました。
でもメルカリなら、完売品も廃盤モデルもタイミング次第では出品されていることがあります。なぜかというと、「飽きたから」「サイズが合わなかった」「クローゼット整理」「ほぼ未使用のまま眠っていた」、といった理由で出品されるケースがとても多いからなんです。
しかも状態の良いものが多く、タグ付き・新品同様なんてことも珍しくありません。
ヴィンテージ古着の宝庫でもある
僕は古着マニアなんですが、メルカリはヴィンテージ好きにも使われているプラットフォームです。
というのも、
- 個人で海外買い付けしている人
- 店舗を持たずに古着を流している人
- 自分のコレクションを整理する人
こういうプロ並みの個人がけっこう多い。だから、普通の古着屋では出会えないようなレア物がスッと見つかったりします。
結論、完売品も、レアアイテムも、ヴィンテージも、とにかく見つかる確率が高い。これがメルカリで服を買う大きなメリットです。
メルカリで洋服を買うメリット③商品数が膨大

3つ目は、商品数の多さ。これはもう「圧倒的」という表現がふさわしいくらいです。
ブランド古着店にも商品はたくさんありますが、買取価格が低いこともあり、良品や人気アイテムは「メルカリのほうが高く売れる」と考える人が多いです。結果として、人気ブランド・人気モデルはメルカリに集中することがあります。
近所に古着屋がなくても、スマホひとつで全国の出品者から探せるので、狙っている1着に出会える確率が一気に上がります。
まとめ:メルカリで洋服を買うのはアリ。ただし、「賢く使えば」という話です
メルカリは、うまく活用できると本当に頼れる味方です。価格は安く、掘り出し物も多く、完売アイテムやレア物まで見つかる。服好きにとっては、まさに宝探しの場のような存在ですよね。
とはいえ、ここまで読んで理解していただけたと思うのですが、メルカリにはメリットと同じくらい、落とし穴もあります。
大事なのは、メルカリ・古着屋・通販サイトを状況に応じて使い分けるという考え方。どれか1つに偏る必要はなく、むしろその時々で最適な選択ができれば一番いいのではないでしょうか。
とにかく偽物には注意
そして最後にひとつだけ。メルカリは便利ですが、偽物だけは本当に注意してください。「メルカリで服を買うのはアリだけど、ブランド品を買うのはナシ」というのが僕の経験上の結論です。
僕自身、過去に一度だけ偽物を掴んでしまった経験があり、あれはもう二度と味わいたくない…というのが正直なところです。
そのとき学んだ「偽物を回避するポイント」や、「万が一の時の対処法」は、『メルカリは偽物だらけ?ブランド品が偽物だった場合の対処法を経験者が徹底解説』で徹底解説しています。服が好きな人こそ同じ経験をしてほしくないので、メルカリを利用する方はぜひ参考にしてください。
こちらもCHECK
-
-
メルカリは偽物だらけ?ブランド品が偽物だった場合の対処法を経験者が徹底解説
続きを見る




