こんにちは。
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本ブログを運営している、ファッションブロガーのJKEN(ジェイケン)です。
ビットローファーといえばGUCCI(グッチ)を思い浮かべる人も多いと思います。
ですが、なぜグッチのビットローファーがそこまで評価されているのか、詳しく知らない人もいるかもしれません。
また、サイズ感やコーデのイメージがつかなくて困っている人もいるはず。
そこで本記事では、実際にグッチのビットローファーを愛用している僕が、履き心地・サイズ感・コーデ・経年変化を徹底解説します。
グッチのビットローファーは男女共におすすめなので、検討中の方はぜひ最後までご覧ください。
- 【GUCCI/グッチ】ビットローファーの魅力
- 【GUCCI/グッチ】ビットローファーの経年変化
- 【GUCCI/グッチ】ビットローファー「1953」の履き心地・着用感
- 【GUCCI/グッチ】ビットローファー「1953」のサイズ感
- 【GUCCI/グッチ】ビットローファー「1953」のコーデ例
それでは早速見ていきましょう。
【GUCCI/グッチ】ビットローファーの魅力
なぜグッチのビットローファーは一目置かれるのか?
ビットローファーは様々なブランドが展開していますが、グッチのビットローファーはその中で群を抜いて有名です。
なんでグッチのビットローファーはそんなに有名なの?
その理由は、グッチがビットローファーの生みの親だからです。
そもそもローファーというシューズが世界で初めて開発されたのが、G.H.Bassが1936年に発売した「WEEJUNS」というモデル。
靴紐がなく、着脱が楽なことから「怠け者」という愛称で呼ばれ、革靴でありながらカジュアルなシューズとして愛用されてきました。
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そんなカジュアルな革靴であるローファーに新しいデザインを確立したのが、グッチのビットローファー「1953」です。
ローファーに金具をつけた理由
グッチは1921年にスタートしたイタリアのブランドですが、実はもともと馬具の製造メーカーでもありました。
当時イタリアの富裕層は乗馬を嗜む文化があり、グッチの馬具は貴族から大人気。
その後、グッチは馬具メーカーとしての強みを生かし、商品に馬具を組み合わせたデザインを開発します。
その馬具のモチーフが、馬の口に含ませる金属製の道具「轡(くつわ)」です。
この「くつわ」をモチーフとしたデザインは「ホースビット(馬具)」と呼ばれ、現代ではバッグや財布などにも採用されており、グッチのアイコン的デザインとして知られています。
ホースビットを施したアイテムの中で最も有名なのが、ビットローファーです。
当時の馬は現代でいう高級車で、まさに高級の象徴。
そんな高級の象徴であるホースビットをサドルにつけたローファーは、それまでのカジュアルなローファーのイメージを一変させました。
グッチのビットローファーは1953年に誕生したことから「1953」というモデル名で展開されており、今も少しずつデザインを変えながら進化し続けています。
今では様々なブランドがビットローファーを展開していますが、元祖かつ馬具メーカーであるグッチこそが本家本元なわけです。
ドレス・カジュアルシーンにも使える絶妙なフォルム
元祖ビットローファー「1953」のもう1つの魅力は、フォルムです。
ローファーは形状によってドレスにもカジュアルにも偏るシューズ。
ですがグッチの「1953」は、ノーズが長すぎず、モカシン縫いで立体的な構造のため、上品さがありながら程良くボリューム感のある仕上がり。
なので、ドレスライクなコーデにもカジュアルなコーデにもハマる絶妙なフォルムなんです。
60周年という数字が物語る永遠の定番デザイン
それを機に、2013年以降はインソールに60周年記念タグが採用されるようになり、見えない部分からもゴージャスな印象が感じられます。
60周年という数字は、60年間世界中の人に愛用されてきたことを証明しているわけです。
つまり、グッチのビットローファーは元祖という立ち位置にあぐらをかかず、定番デザインを守りつつ日々進化しつづけているシューズといえます。
【GUCCI/グッチ】ビットローファーの経年変化
僕が持っているグッチのビットローファーは、オールドグッチと呼ばれるヴィンテージ。
詳しい年代はわかりませんが、60周年記念タグがついていないことから、おそらく2013年より前のものかと。
つまり、少なくとも10年以上前の状態のものといえます。
それまでの着用頻度はわかりませんが、経年変化としてはある程度参考になるはずです。
まず、全体的な状態としてはかなり良好。
次に、革靴の経年変化で最も変化の表れやすいソールについて。
グッチのビットローファーの靴底はレザーで仕上げられていますが、ご覧のとおりつま先とかかと部分がかなり擦り減ってます。
まぁ、これは革底のレザーシューズの宿命ですね。
1つ注意しておきたいのが、靴底を縫っている糸が切れないようにすること。
グッチの靴底はヒドゥンチャネルという「靴底に縫い目を見せない製法」で作られており、縫われた糸が地面と接触して切れないように工夫されています。
ですが、履いているうちに革底がすり減るため、この製法でもだんだんと縫い糸が露出してしまい、履きつぶしていると結果的に糸が切れてしまうんです。
糸が切れると修理代がかかってくるので、場合によっては靴底の一部にラバーシートなどを貼っておくのもありかもしれません。
ただ、革底には見た目が上品ということに加え、履けば履くほど自分の足に馴染んでくれるという、他には代えがたいメリットがあります。
長く愛用したいなら糸が切れる前に修理するようにしましょう。
【GUCCI/グッチ】ビットローファー「1953」の履き心地・着用感
結論からいうと、グッチのビットローファー「1953」の履き心地は良好です。
僕は子供のころから「偏平足で疲れやすい」という悩みがあり、履き心地にはうるさいほうなんですが、特にローファーの中では履き心地がかなりいい部類に入ります。
ローファーは靴紐がないという性質上、サイズが合わないと靴が脱げてしまうことがあるので、ジャストサイズか少しきついくらいで選ぶことが多いです。
そのため、革の堅さを感じやすかったり、足が痛くなったりすることがあります。
ですが、グッチのビットローファーは高級素材を使用しているのもあって、レザーが驚くほどやわらかいです。
さらに製法がモカシン縫いということもあり、足をつつみこむようなホールド感があります。
そのため、ローファーの中ではかなり履き心地が良い方だといえます。
【GUCCI/グッチ】ビットローファー「1953」のサイズ感
僕のグッチのビットローファーは、「8 1/2 D」というサイズ表記です。
そして、グッチのシューズのサイズ表は以下のとおり。
出典:GUCCI;https://www.gucci.com/jp/ja/;2022-12-13参照
僕のビットローファーはオールド品なのでサイズ表記が若干異なりますが、日本サイズの27.5cmに該当します。
「D」というサイズ表記は横幅(足囲)を表しており、D<E<EE<EEE<EEEEの順番で横幅が小さくなります(Dが最も小さい)。
つまり、グッチのビットローファーは横幅が少し狭めに作られているといえますね。
そして、僕の足のサイズと普段のスニーカーのサイズは以下の通り↓
男性着用者の普段のサイズ
- 【足のサイズ】足長:27.0 cm、足囲:25.4 cm、足の横幅:広い
- 【コンバース】ALL STAR(オールスター): US9(27.5cm)
- 【アディダス】STAN SMITH(スタンスミス): 27.0~27.5 cm
- 【アディダス】SUPERSTAR 82(スーパースター82): 27.5 cm
- 【アディダス】SAMBA(サンバ): 27.5 cm
- 【アディダス】GAZELLE INDOOR(インドア): 27.5 cm
※他のスニーカーも含めて割合でまとめると、27cm:27.5cm:28 cm=3:6:1くらいなので、基本的に27~27.5cmが多いです。
グッチのビットローファー「1953」に関しては27.5cmでジャストだったので、普段のスニーカーと同じサイズを選ぶと良さそうです。
【GUCCI/グッチ】ビットローファー「1953」のコーデ例
高級の象徴であるビットローファーは、上品なイメージが強いアイテムです。
そのイメージを活かし、ドレスライクなコーデに取り入れるのはもちろん、カジュアルコーデの格上げやハズシとしても活用できます。
いくつかコーデ例をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ロゴスウェット×白シャツ×チノパン×ビットローファー
全体をベージュでまとめたワントーンコーデ。
ロゴスウェットにチノパンとローファーを合わせたアイビールックのようなスタイル。
ビットのついたローファーや白シャツをインすることで、大人っぽさを演出しています。
スウェット×Tシャツ×ショートパンツ×ビットローファー×靴下×巾着バッグ
スウェット×ショートパンツというカジュアルな組み合わせをビットローファーで上品に格上げしたコーデ。
靴下にはラインソックスを選ぶことで、スポーティなアクセントを加えています。
上品なレザーバッグを持つことで全体の印象を上品に寄せているのもポイント◎
スウェット×白シャツ×ショートパンツ×靴下×ビットローファー
ロゴスウェット×ショートパンツというカジュアルなコーデを、ビットローファーで上品に格上げしたコーデ。
オフホワイトとブラウンという親和性の高い色を組み合わせて、こなれたムードを演出しています。
白シャツをインして上品さをプラスしているのもポイント◎
シャツ×タートルネック×スラックス×ビットローファー×腕時計
ループボタンが特徴的な古着のイエローシャツを使ったコーデ。
上品なアイテムで統一しつつワイドシルエットで抜け感を出すことで、程良くドレスライクな印象に◎
ボトムスを黒でまとめつつ、首元とスリットから白のタートルネックをのぞかせることで、軽快な印象をプラスしています。
ニットベスト×白シャツ×コーデュロイパンツ×ローファー
カジュアルな柄のニットベストに程よく光沢感のあるコーデュロイパンツを合わせたIラインコーデ。
どちらも程良いワイドシルエットで、そこまでカジュアル感が強いわけではありませんが、上品な白シャツとビットローファーで全体のバランスを取っています。
セットアップ×オープンカラーシャツ×ビットローファー×ニット帽
セットアップを使ったキレイめコーデの典型例。
インナーをストライプシャツ、足元はビットローファーといった上品なアイテム尽くしなのに堅い印象に見えないのは、セットアップがオーバーサイズなシルエットなので程良くゆるい印象を醸し出してくれているから◎
チロリアンジャケット×タートルネック×スラックス×ビットローファー×腕時計
全体をダークトーンでまとめたモノトーンコーデ。
グレーのチロリアンジャケットに黒のボトムスを合わせて安定感を与えつつ、白のタートルネックで抜け感を演出しています。
上品なアイテムばかりなのに堅くなりすぎないのは、程良いワイドシルエットとチロリアンテイストのおかげ◎
まとめ
本記事は以上です。
今回のポイントを簡単にまとめておきます。
こんな方におすすめ
- ビットローファーはグッチが生みの親
- 1953は60年もの間世界中から愛用されている
- ビットローファーの金具は馬具メーカーであるグッチのアイコン
- 靴底は革なので上品な反面、すり減りには注意が必要
- 丁寧に扱えば10年以上愛用できる
- 革が上質でやわらかく、履き心地が良い
- サイズ感は普段と同じかワンサイズ上がおすすめ
グッチのビットローファーは値段が高いので、そうやすやすと買えるものではありません。
ただ、実際にはいてみた僕の感想としては、その値段にふさわしい品格を備えていると自信をもっていえます。
グッチのビットローファーを履いていると一段階大人になる気分というか、やっぱりコーデがグッと格上げされる感覚があるんです。
これって、やっぱりラグジュアリーブランドならではの魅力なんですよね。
ただ、ローファーはヒモがない分サイズ調整がしにくいので、サイズ選びには十分慎重になってください。
できれば試着をして、オンラインで購入する場合は返品交換ができるサイトがおすすめです。
おすすめの通販サイトについては、「ハイブランドが安く買える!安全な海外ファッション通販サイト8選【男女ともにおすすめ】」の記事で徹底解説しているのでぜひご参考に。
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それではまた別の記事でお会いしましょう。
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