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冬コーデ完全版|20代・30代メンズのおしゃれを格上げする着こなし術12選

冬コーデ完全版|20代・30代メンズのおしゃれを格上げする着こなし術12選
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KEN

月間最高18万PVのファッションブログ『K2J』を運営。大手アパレルのパーソナルスタイリングサービスでECスタイリストとして勤務し、ファッション色彩能力検定1級を保有。大手メディアへのファッションスナップ掲載経験や、医学研究科修士課程で培った分析力を活かし、理系的視点から「ロジカルなおしゃれ」を提案。これまでに100点以上のファッションアイテムやサービスをレビューしてきた「服好きの視点」から、読者目線に寄り添ったリアルなファッションコンテンツを発信中。

冬ってコーディネート難しいなぁ。どうやったらおしゃれに着こなせるのかな?

この記事はそんな方へ向けて書いています。

 

「寒さ対策してたら、なんか着膨れしてダサく見える…」「毎年同じアウターしか着てない気がする」そんなふうに感じたこと、ありませんか?

冬はアウター・ニット・パンツ・靴・小物…とアイテム数が増えるぶん、どうやって組み合わせたらいいか迷う方もいるはず。この記事では、そんな20代・30代が冬のメンズコーデを完全攻略するためのヒントをギュッと詰め込みました。

本記事の内容

  • 冬のメンズコーデがダサくなる原因
  • 冬のメンズコーデをおしゃれに着こなすコツ
  • 冬のメンズコーデの実例12選

着こなしに自信がない人も、コーディネートをアップデートしたい人も、デートで「おっ」と思われたい人も、今このタイミングで一緒に垢抜けの第一歩を踏み出してみましょう。

 

 

冬コーデの基本|おしゃれ初心者が絶対押さえるべき3つのポイント

冬って、服のレイヤーが増える分「何をどう合わせればいいかわからない…」って悩みませんか?実はその悩み、ある3つの基本を押さえるだけで一気に解決できるんです。

この章では、おしゃれ初心者でもすぐ実践できる「冬コーデの黄金ルール」をわかりやすくご紹介します。

 

ポイント①|色は「3色以内」に抑える

ルメールのストームコート、アンフィルのニット、ユニクロのタートルネックニット、マーカのコーデュロイパンツ、エイトテンスのスチューデンのメンズコーデ

冬はコート・ニット・パンツ・マフラーなどアイテムが増える分、色や柄の組み合わせがゴチャつきがち。気づかぬうちに「ちぐはぐ感」や「やりすぎ感」が出て、ダサ見えの原因になるんです。

そこでおすすめなのが、配色を3色以内に抑えるというルール。実はこれは、おしゃれさんが守っている超基本テクニックです。

たとえばこんな配色バランスがおすすめ:

  • 黒(コート)× グレー(パンツ)× 白(インナー)=モノトーンで都会的
  • ネイビー(アウター)× ブルー(パンツ)× 白(シャツ)=ワントーンで上品
  • ブラウン(アウター)× 黒(パンツ)× 黒(シューズ)=2色でシンプル

 

ちなみに柄物を使う場合も、柄は1〜2種類までに抑えるのが鉄則。チェック柄のマフラーとボーダーのトップスを合わせる…みたいな「柄×柄」は難易度高めなので避けるのが無難です。

 

ポイント②|季節感のある素材を取り入れる

ヨークのチェックコート、ヤエカのウールシャツ、ユニクロのタートルネックニットのコーデ

冬のおしゃれで差がつくのは「素材」選びです。

たとえば、ウール・ツイード・コーデュロイ・フリース・レザー・ダウン。こういった冬らしい素材を使うだけで、一瞬で季節感とおしゃれ感がアップします。

でも、ここでひとつ注意点が。起毛素材(毛羽立った素材)ばかりでまとめると、もっさりして野暮ったく見えることがあるんです。いわゆる着ぐるみ感ってやつですね。

そこで意識したいのが、「切れ味のある素材」とのバランス。たとえば、

  • ウールコート×レザーブーツ=やわらかさとシャープさのミックス
  • フリースジャケット×ナイロンパンツ=防寒×スポーティーのバランス
  • コーデュロイパンツ×シャツ素材のインナー=起毛×平滑の質感差で垢抜け

 

質感にコントラストをつけることで、奥行きのあるスタイリングが簡単に作れます。

 

ポイント③|着膨れを防いでスタイルアップ

古着のコーデュロイブルゾン、ポロラルフローレンの古着のチェックシャツ、ユニクロのタートルネックのメンズコーデ

冬はどうしても重ね着や厚手のアウターで着膨れしやすい季節。でも安心してください。ちょっとした工夫で、スラッと見えてこなれて見える着こなしができるんです。

まず取り入れたいのが、「ダークカラー」。黒・ネイビー・チャコールグレーなどの濃い色には「収縮色」の効果があって、着膨れを抑えてスッキリ見せるのにぴったりなんです。

ただし、全身ダークトーンにすると重たい印象になりやすいので、白やベージュの「抜け感」カラーと組み合わせるとバランスが整います。

スタイルアップの具体的なテクニックはこちら。

  • センタープレス入りのスラックス⇒縦に線が入ることで脚長効果がアップ。
  • 全体をワントーンで統一する⇒色を上下で揃えると、視線が縦に流れてスラッと見える。
  • Iライン・Yライン・Aラインシルエットを意識する⇒ジャストサイズを取り入れると、膨張を抑えられる。

 

NG例

  • 上下ともビッグシルエットにすると、ただ大きい人に見えやすい
  • 膨張色×もこもこ素材×厚手アウター=着ぐるみ確定

 

「どこか1ヶ所をスッキリさせる」だけで、全体が引き締まって見えます。

 

【コーデ実例12選】プロが教える!20〜30代メンズの冬モテスタイル集

冬は重ね着が楽しめるからこそ、おしゃれのセンスが問われる季節。ここでは、20〜30代の男性が「街で映える」「女性ウケもいい」冬コーデを、「キレイめ」と「カジュアル」にわけて順番にご紹介していきます。

 

【キレイめ】①ブラウンのグラデーションで魅せる上級ワントーン

ヨークのチェックコート、シュタインのカーディガン、オーラリーのコーデュロイパンツ、クレマンのチロリアンシューズのメンズコーデ

コート:YOKE、カーディガン:ssstein、シャツ:古着、パンツ:AURALEE、シューズ:KLEMAN

全身をブラウン系でまとめたワントーンスタイル。淡いベージュから深みのあるダークブラウンまで、トーンの異なるアイテムを重ねることで、単調さを回避しつつ洗練された印象に。

コートとパンツはしっかりめの素材で構築的に見せつつ、カーディガンやシャツでやわらかさをプラス。

足元には重厚感のあるレザーのチロリアンシューズを合わせて、コーディネート全体に締まりと大人らしい重みを与えています。

 

  • アイテム:コート × カーディガン × 白シャツ × コーデュロイパンツ × チロリアンシューズ
  • シーン:デート/美術館・夜カフェ

 

【キレイめ】②チェック×グリーンで遊び心をプラスした冬の彩り

ウルのバルマカーンコートとチェックパンツ、コウタグシケンのゴッホニット、アディダスのスタンスミス、ジルサンダーのニット帽、オリバーピープルズのサングラスのメンズコーデ

コート、パンツ:URU、ニット:Kota Gushiken、Tシャツ:Hanes、シューズ:adidas、帽子:JIL SANDER、サングラス:OLIVER PEOPLES

落ち着きのあるカーキ〜グリーンのワントーンに、チェック柄のコートとオレンジニットで程よいアクセントをオン。冬のコーデはどうしても暗くなりがちですが、配色に変化をつけることで華やかさと親しみやすさを同時に演出しています。

足元の白スニーカーやインナーのTシャツで抜け感を加えることで、重たくなりすぎず好印象な着こなしに。

 

  • アイテム:チェックコート × ニット × コーデュロイパンツ × 白スニーカー × マフラー
  • シーン:デート/公園・休日のお出かけ

 

【キレイめ】③ノルディック柄で冬の季節感を盛り上げる

ルメールのストームコート、アンフィルのニット、スティーブンアランのコーデュロイパンツ、エイトテンスのスチューデンのメンズコーデ

コート:LEMAIRE、ニット:unfil、タートルネック:UNIQLO、パンツ:Steven Alan、シューズ:810s

カーキのストームコート以外をすべてモノトーンで揃え、ノルディック柄のニットを引き立てる構成。大胆な柄を取り入れながらも、シックな配色でまとめることでうるさくない大人の柄使いに。

シルエットは全体的にゆるめながらも、野暮ったさを感じさせず、清潔感と季節感を両立したスマートな印象に仕上がっています。

 

  • アイテム:ストームコート × ノルディック柄ニット × タートルネック × コーデュロイパンツ × スニーカー
  • シーン:デート/イルミネーション・ショッピング

 

【キレイめ】④ケープコートで魅せる、静かな個性

アナトミカのケープコート、スティーブンアランのスラックス、ヨークのスニーカー、ザラのニット帽のメンズコーデ

コート:ANATOMICA、カーディガン:stein、タートルネック:UNIQLO、パンツ:Steven Alan、シューズ:YOAK、マフラー:FilMelange × Johnstons

エレガントなケープコートを中心に、静かな個性を際立たせた冬の装い。ブラウンのやわらかなグラデーションが落ち着いた雰囲気を醸し出し、白のタートルネックで抜け感と清潔感を演出。

丁寧にレイヤードされたトーンと素材感で、他とは違う上品な差別化を叶えるコーディネートです。

 

  • アイテム:ケープコート × カーディガン × タートルネック × スラックス × スニーカー × マフラー
  • シーン:デート/街歩き・映画館

 

【キレイめ】⑤全身をブラウン系でまとめたこなれ感抜群のワントーンコーデ

ラコステのブルゾン、エディフィスのオープンカラーシャツ、無印のタートルネックニット、スティーブンアランのスラックス、クレマンのチロリアンシューズ、エルラーセンの時計のメンズコーデ

ブルゾン:LACOSTE、シャツ:EDIFICE、タートルネックニット:無印良品、パンツ:Steven Alan、シューズ:KLEMAN

トップスには起毛感のあるコーデュロイブルゾンを、インナーにはタートルネックをレイヤードすることで、季節感と温かみをしっかり演出しています。

ボトムスは落ち感のあるスラックスを選び、全体に上品さをプラス。タートルネックと足元のチロリアンシューズを黒で統一することで、のっぺりせず引き締まった印象に。

さらに、光沢感のある素材のオープンカラーシャツを仕込むことで、レイヤードに奥行きと洒落感を加えています。

 

  • シーン:デート・街歩き
  • アイテム:コーデュロイパンツ×オープンカラーシャツ×タートルネック×スラックス×チロリアンシューズ

 

【キレイめ】⑥ホワイト×ブラウンの切り替えで清潔感UP

ヨークのブルゾン、オーラリーのニットベスト、スティーブンアランのスラックス、ジーエイチバスのローファーのコーデ

ブルゾン:YOKE、ニット:AURALEE、シャツ:COMOLI、パンツ:Steven Alan、シューズ:G.H.Bass

上半身はホワイト〜アイボリー系で軽やかに、下半身はブラウン系で落ち着きを演出したメリハリのあるコーデ。異素材レイヤードで立体感を持たせながら、白シャツでクリーンな印象に。

全体としてはシンプルでも、色と素材のバランスで普通じゃないおしゃれを成立させた、清潔感重視の好印象スタイル。

 

  • アイテム:ブルゾン × ニット × 白シャツ × スラックス × ローファー
  • シーン:街歩き・デート

 

【カジュアル】①上品さとリラックス感を両立した冬のニュートラルスタイル

スタジオニコルソンのダウンジャケット、ユニクロのタートルネック、ヨークのカーディガン、ヘドメイナーのパンツ、フットザコーチャーの革靴のメンズコーデ

ダウン:STUDIO NICHOLSON、カーディガン:YOKE、タートルネック:UNIQLO、パンツ:HED MAYNER、シューズ:foot the coacher

淡いトーンでまとめたニュートラルカラーの冬スタイル。アイボリーのダウンと白のタートルネックで顔まわりを明るく見せつつ、くすみグリーンのカーディガンとカーゴパンツでやわらかく引き締め。

ラフすぎず気取らない配色が、街歩きやデートなど幅広いシーンにフィットする、大人のカジュアルコーデに仕上がっています。

 

  • アイテム:ダウンジャケット × カーディガン × タートルネック × ウールカーゴパンツ × 黒スエード靴
  • シーン:デート/大人カフェ・散歩

 

【カジュアル】②ボアとグリーンでカジュアルにまとめた優しげコーデ

ザノースフェイス×ハイクのボアコート、古着のスウェット、ポロラルフローレンの古着シャツ、マーカのコーデュロイパンツ、ニューバランスの2002rのメンズコーデ

コート:THE NORTH FACE × HYKE、スウェット:古着、シャツ:POLO RALPH LAUREN(古着)、パンツ:marka、シューズ:new balance

アウターとインナーをトーン違いのグリーンで揃え、素材と色の奥行きで立体感を演出。アイボリーのパンツで全体を和らげつつ、シャツの襟をちら見せして清潔感をプラス。

カジュアルながらも、色使いや素材感で落ち着きと親しみやすさが同居した、大人の好感度コーデです。

 

  • アイテム:ボアコート × スウェット × ストライプシャツ × コーデュロイパンツ × スニーカー
  • シーン:デート/カフェ・レストラン

 

 

【カジュアル】③カジュアルなアイテムも上品な色で大人顔に

古着のコーデュロイブルゾン、ポロラルフローレンの古着のチェックシャツ、ユニクロのタートルネック、マーカのコーデュロイパンツ、ヨークのスニーカー、ルイヴィトンのキーポルのメンズコーデ

カジュアルなアイテム中心ながらも、色数を絞ることで大人っぽさをキープ。インナーにチェック柄を忍ばせて、ほんの少しの遊び心と季節感を添える工夫も◎。

落ち着いた色味と定番アイテムの組み合わせは、気合を入れすぎないちょうどよさを演出したい日にぴったりです。

 

  • アイテム:コーデュロイブルゾン × タートルネック × チェックシャツ × ワイドパンツ × スニーカー × バッグ
  • シーン:カフェ・買い物・デート

 

【カジュアル】④3色で統一した冬のアメカジコーデ

エルエルビーンのストームコート、コモリシャツ、ゆにくろのタートルネック、ヤエカのデニム、クレマンのチロリアンシューズのメンズコーデ

コート:L.L.Bean、シャツ:COMOLI、タートルネック:UNIQLO、パンツ:YAECA、シューズ:KLEMAN

ベージュのストームコートに白シャツ×白タートルで抜け感を加え、デニムと黒のチロリアンシューズでしっかり引き締め。定番カラーを使いながらも、色数を抑えることでうるさくない洗練カジュアルを実現。

アメカジの土っぽさを抑えつつ、クリーンに仕上げた好バランスな着こなしです。

 

  • アイテム:ストームコート × 白シャツ × タートルネック × インディゴデニム × チロリアンシューズ
  • シーン:カフェ・読書・休日

 

【カジュアル】⑤スエードハンティングジャケットを主役にしたコーデ

バーバリーのヴィンテージのハンティングジャケット、ユニクロのタートルネック、リカルドメッサのスラックス、クレマンのチロリアンシューズのメンズコーデ

ジャケット:Burberry(古着)、タートルネック:UNIQLO、パンツ:RICCARDO METHA、シューズ:KLEMAN

主役は、ヴィンテージのスエードハンティングジャケット。クラシックな雰囲気がありながら、ブラウンスエード特有の柔らかい質感が大人の余裕を漂わせます。

インナーには白のタートルネックを仕込んで、保温性と清潔感を同時に確保。顔まわりが明るくなるため、好印象にもつながります。

ボトムスはシンプルに黒で統一してメリハリをプラス。ワイドパンツのボリューム感が今っぽさを演出しつつ、足元のチロリアンシューズでクラシックな印象に仕上げています。

 

  • シーン:街歩き・買い物
  • アイテム:スエードのハンティングジャケット×タートルネックニット×黒ワイドパンツ×チロリアンシューズ

 

 

【カジュアル】⑥ヴィンテージアウターを主役にしたカジュアルコーデ

古着のブルゾン、白シャツ、ユニクロのタートルネックニット、スティーブンアランのコーデュロイパンツ、クレマンのチロリアンシューズのメンズコーデ

ブルゾン:MIGHTY MAC(古着)、タートルネック:UNIQLO、パンツ:Steven Alan、シューズ:KLEMAN

ベージュの古着ブルゾンを主役にした、ナチュラルなトーンの冬コーデ。

インナー・パンツ・シューズはすべてブラックで統一し、アウターを際立たせつつ全体をキリッと引き締め。着る人の印象に落ち着きと統一感を与えてくれます。

アウターにボリュームがある分、ボトムスはテーパードシルエットを選ぶことで下半身はすっきり見せ。視覚的Yラインシルエットを意識してスタイルアップも狙っています。

 

  • シーン:街歩き・買い物
  • アイテム:古着のブルゾン×タートルネック×コーデュロイパンツ×チロリアンシューズ

 



冬コーデにおすすめの定番アイテム7選

冬のメンズコーデをおしゃれに仕上げるうえで欠かせないのが、季節に合った「定番アイテム」を押さえること。ここでは、20代・30代のメンズが押さえておくべき冬の鉄板アイテム7つを厳選してご紹介します。

 

コート|大人っぽさと清潔感を同時に演出

ヨークのチェックコート、ジョンストンズのマフラーのコーデ

コートは、冬のメンズファッションにおける主役級アイテム。羽織るだけで一気に品のある雰囲気が出て、どんなシーンでもちゃんとして見えるのが魅力です。

ただし、注意点がひとつ。それは着膨れしやすいこと。とくに細身のチェスターコートやステンカラーコートは、腕まわりがタイトで、インナー次第ではもたついてしまう可能性があります。

そんなときは、ワイドシルエットのコートを選ぶのがおすすめ。近年はインナーもワイドな傾向があるので、アウターもバランスよく広がりのあるシルエットを選ぶことで、全体に余裕とトレンド感が生まれます。

 

ダウンジャケット|防寒とおしゃれを両立させる方法

スタジオニコルソンのダウンジャケットコーデ

ダウンジャケットは、真冬の強い味方。抜群の保温性が魅力です。でも、「着膨れして野暮ったく見える」「街着としてはちょっと子供っぽい」…そんな印象を抱く人も少なくありません。

ポイントは、スマートなデザインと色選び。ミニマルなシルエット+モノトーンや中間色を選べば、大人っぽく都会的な印象になります。

また、ボリュームのあるダウンにはストンとおちるストレートシルエットのスラックスやワイドパンツを合わせるとバランスが良く、スタイルアップ効果も狙えます。

 

タートルネック|首元で差がつく、大人のレイヤード

ヨーコサカモトのタートルネックニットコーデ

タートルネックは、冬のおしゃれを語るうえで欠かせない魔法のインナー。肌の露出を控えた上品な見た目で、清潔感・知的さ・こなれ感を自然と演出してくれます。

ジャケットやコートのインナーに合わせるだけで、シンプルなのにこなれた大人感が漂うのも魅力。

さらに、防寒性も◎。マフラーがなくても温かいので、見た目と実用性の両方を兼ね備えた優秀アイテムです。

 

ニット|親しみやすさと上質感を両立

メゾンエウレカのニット、コモリシャツのコーデ

ニットは、冬の定番中の定番。見た目にあたたかみがあり、女性からも好感を得やすいアイテムのひとつです。

選ぶときのコツは、質感と色。ミドルゲージ〜ハイゲージの編み目が細かいニット+無地の中間色を選べば、大人っぽく上品な印象に仕上がります。

1枚で主役になるので、着回し力も抜群。「今日はなんかキマらないな…」という日でも、ニットがあれば救われること間違いなしです。

 

 

カーディガン|脱ぎ着しやすくレイヤードも自由自在

ヨークのカーディガン、ユニクロのタートルネックのコーデ

カーディガンは、ニットと並ぶ秋冬の名脇役。特に室内外で気温差が激しい冬場には、体温調整がしやすい便利な羽織りアイテムとして活躍します。

ニットよりも抜け感があり、カジュアル〜きれいめまで幅広く対応可能。とくに最近では、厚手でボリュームのあるカーディガン(いわゆる“ローゲージ”)がトレンド。

男らしさとリラックス感を両立させた着こなしが簡単に叶います。

 

コーデュロイパンツ・ウールパンツ|素材で差をつける冬らしい足元

マーカのコーデュロイパンツ、ニューバランスの2002rのメンズコーデ

冬のボトムス選びで差がつくのが、素材感。

コーデュロイパンツは、温かみのある表情が魅力。「畝(うね)」と呼ばれる凹凸によって立体感が生まれ、のっぺりしがちな冬コーデに奥行きをプラスしてくれます。

ウール・ツイードパンツも見逃せません。保温性に優れ、一気に季節感が出るのが特徴。落ち着いた大人の雰囲気を醸し出したい30代には特におすすめです。

春夏用のパンツを冬に履くのはアリ?

結論からいうと、おすすめしません。薄手でツルッとした素材は冬の重厚感あるアウターとミスマッチになるため、違和感のある着こなしになってしまいます。

 

スウェードシューズ|足元から上品な季節感をプラス

フットザコーチャーのスエードシューズコーデ

最後にご紹介するのは、冬のおしゃれを足元から格上げするスウェードシューズ。スウェードとは、レザーの裏面を起毛させた素材で、独特のやわらかさと温かみがあり、履くだけで秋冬らしいムードを演出できます。スエードスニーカーも大人っぽさを演出できるのでおすすめです。

もちろん、スエードではなくふつうのレザーシューズもおすすめ。革靴を選ぶときに特におすすめなのが、チロリアンシューズ・ローファーなど、カジュアル〜きれいめまで対応できる汎用性の高いタイプです。

 



【NGコーデ例】ダサく見える冬ファッションの共通点とは?

冬は重ね着や素材感で差がつく季節。だからこそ、少しの工夫で「こなれ感」がグッと高まる一方、知らずにやってしまうNGポイントがダサ見えの原因になってしまうことも。

ここでは、ファッション初心者〜中級者の男性がやりがちな「冬のNGコーデの共通点」とその回避方法を、プロ目線でわかりやすく解説します。

 

① 暗い色ばかりで重たく見える

冬はどうしても黒・ネイビー・グレーといったダークトーンを選びがち。上手く組み合わせればおしゃれに決まりますが、上下すべてが暗い色だと「重たく地味」な印象になることも。

対策:差し色や明るめのアイテムを1点取り入れる

  • 白系のタートルネックやスニーカーで抜け感をプラス
  • 明るめのアウターで軽快さを演出
  • 小物(キャップ・マフラー)で色味を加えるのも効果的

 

ほんの少しでも明るい色を取り入れるだけで、一気に垢抜けた印象に変わります。

 

② 起毛素材ばかりで野暮ったい

ウール・フリース・コーデュロイなど、冬素材は温かくて魅力的ですが、全身に取り入れすぎるともっさり感が出て野暮ったい印象になることも。

対策:光沢感のある素材をミックスする

  • サテン・ナイロン・レザーなど、滑らかな素材を差し込む
  • 革靴・シャツ・ナイロンアウターなどが取り入れやすい
  • シルバー・ゴールドアクセサリーは切れ味がよくおすすめ

 

質感のコントラストが生まれ、コーディネートに立体感と洗練感がプラスされます。

 

③ 膨張しすぎて着膨れする

インナーを何枚も重ねたり、明るいボリュームアウターを合わせたりすると、体のラインが消えて着膨れ&ダサ見えになりがち。

対策:Aライン・Yライン・Iラインを意識する

  • Aライン:上をコンパクトにして、下にボリューム(例:ショート丈アウター×ワイドパンツ)
  • Yライン:上にボリューム、下は細め(例:ロングコート×テーパードパンツ)
  • Iライン:上下ともジャスト(例:チェスターコート×スラックス)

 

ラインを意識するだけで、スタイルがよく見えて垢抜けた印象に。特にYラインは冬に取り入れやすく、初心者にもおすすめの黄金バランスです。

 

冬コーデに迷うなら、プロに任せてみるのもアリ

ここまで読んで、「冬コーデのコツはわかったけど、実際に自分でコーデを組むのはちょっと不安…」と感じた方も多いのではないでしょうか。

そんなときは、プロのスタイリストに服選びを任せられるファッションサービスを活用するのも賢い選択肢です。

プロに任せるのがおすすめな理由

  • 似合う色やバランスをプロが判断してくれるから、自信を持って着られる
  • 時間と労力をかけずにおしゃれが完成するので、忙しい人にも最適
  • LINEで相談しながらコーディネートの方向性を相談できる

 

自分で全部考えるのが難しいときは、まず「任せてみる」のもアリ。あとは、レンタルで楽しむか・購入して手元に残すか、自分のスタイルに合った方法を選ぶだけ。

とくにおすすめなのが、次の2つのサービスです。

 

UWEAR(ユーウェア):ファッションレンタルサービス

UWEAR(ユーウェア)」は、代表的なメンズ専門のファッションレンタルサービスです。

  • プロがコーデした服が毎月自宅に届く
  • クリーニング不要で返却OK
  • スタイリストとのLINE相談で、自分に似合うコーデが発見できる
  • 普段自分が選ばない服に挑戦できる

 

レンタルは購入型よりも料金が安いため、コスパ良く着こなしを学べるのが大きな魅力です。

 

 

 

Dコレクション:プロが選ぶあなた専用コーデセット

dコレクションのプロが選ぶあなた専用コーデ

出典:DCOLLECTION

Dコレクションは、ファッション初心者から人気のメンズファッション通販サイトです。「コーデ買いセット」が話題で、アプリダウンロード数は50万を突破しています。

  • 予算に応じた提案が可能(15,000円~)
  • あなたに似合う服を自宅までお届け&試着OK
  • 気に入らなければ無料返品、さらに再提案も無料
  • 購入後もLINEで着こなしをフォローしてくれる

 

届いた服を自宅で気軽に試着でき、気に入ったアイテムだけ購入すればOK。さらに、購入後も着こなしの相談や「このアイテムに合う服って?」といった疑問にLINEで気軽に答えてくれるのが嬉しいポイントです。

 

 

Dコレクションの詳細レビューはこちら

 

 



まとめ|清潔感・デートOK・格上げを叶える冬コーデ3つの極意

冬コーデで“差がつく男”になるために大切なのは、たった3つのポイントだけ。

  • シルエットを整えて、着膨れしないスタイルをつくること
  • 素材と配色で「季節感」と「清潔感」のバランスをとること
  • そして、自分に似合う年齢相応の魅せ方を知っておくこと

 

この3つを意識するだけで、ファッション初心者でも「洗練された大人感」や「好感度の高さ」が自然と手に入ります。しかも今回紹介したコーデは、シンプルなのに手抜きに見えない、すべて街中でも違和感なく映える、デートにも使えるスタイルばかり。

あとは実際にどのアイテムから取り入れるかを決めるだけ。本記事でご紹介した冬のおすすめアイテムの中から、まずは自分の手持ちと相性がいいものや、「これ似合いそう」と思った1着から試してみてください。

 

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