スニーカーって、どれを選ぶかで印象がガラッと変わりますよね。特に「大人っぽく見せたい」「安っぽく見られたくない」と思ったとき、頼りになるのがスエード素材のスニーカーです。
スエードの魅力は、ただ「おしゃれ」なだけではありません。ちゃんと意味があって、季節感・高級感・大人っぽさを自然に演出してくれる素材なんです。だから最近は、ファッション感度の高い人やセンスに敏感な人の間で「スエードのスニーカーばかり履いている」という人もいるくらい。
この記事では、そんな大人の足元にぴったりなスエードスニーカーを厳選して紹介していきます。ただのランキングじゃなくて、各ブランドの歴史やデザインの背景までしっかり解説していくので、選ぶのが初めてという方でも安心してください。
その前にまずは、「そもそもスエードのスニーカーって何がそんなに魅力的なの?」というところから、一緒に見ていきましょう。
スエードスニーカーの魅力とは?
季節感と高級感を演出する素材
スエードは、牛革の裏面をサンドペーパーなどで起毛させた革素材のことをいいます。起毛といっても、フリースやボアのようなふわふわしたものではなく、しっとりとした細かな毛羽立ちが特徴です。
この「しっとり感」がポイントで、光の当たり方によってほんのりと陰影(グラデーション)ができるんですね。これが、いわゆる「スエードの色気」なんです。
また、秋冬のファッションによく登場する素材でもあるため、履くだけで季節感が漂うのも魅力のひとつ。春夏に履いてももちろんOKなのですが、ウールやコーデュロイなど季節素材との相性がいいので、「ちゃんとおしゃれしてる人」感が自然と出せるんです。
さらに、スエードは一般的な布素材やキャンバスと比べて高級感があるので、「カジュアルだけど大人っぽく見せたい」ときに重宝されるわけです。
レザーやキャンバスとの違い
スエードとよく比較されるのが、「スムースレザー」と「キャンバス」のスニーカーです。それぞれに特徴がありますが、スエードはこの2つの中間にあるような立ち位置と言えます。
スムースレザーとの違い
スムースレザー(表革)は、ツルッとした質感と光沢感が特徴。高級感があり、上品な印象を演出するのに最適です。反対に、スエードはマットでやわらかい印象になるため、レザーの堅さが苦手な人にも向いています。こなれ感が自然に出しやすい点も魅力です。
キャンバスとの違い
キャンバス(帆布)は、軽くてカジュアルな素材。ただし、質感としてはややラフなので、どうしても「子どもっぽく」見えがちです。
スエードはその点、質感に深みがあるため、大人っぽさをキープできます。キャンバスと比べるとやや重みはあるものの、その分、足元に重厚感が加わるので、コーディネート全体が引き締まる効果もあるんですね。
大人のカジュアルに最適な理由

出典:プーマ公式サイト
スエードスニーカーが大人に好まれる理由は、カジュアルと上品さのバランスが絶妙だからです。
若い頃は、ただ「動きやすい」「合わせやすい」だけでスニーカーを選びがち。でも20代~30代を超えると、「清潔感」や「落ち着き」も重要になってきますよね?スエードは、そんな「年齢とともに求められる要素」を自然と満たしてくれる素材なんです。
さらに、スエード素材には独特のやわらかい雰囲気があるので、モノトーンやベーシックなカラーコーディネートでも地味に見えにくいです。つまり、「服はシンプルでも足元でおしゃれ感が出せる」ってこと。
たとえば、白シャツ×黒スラックスにスエードスニーカーを合わせるだけで、「無難だけどセンスある」印象に一気に格上げされるわけです。
スエードスニーカーおすすめ15選
ここからは、おすすめのスエードスニーカーを15種類ご紹介します。ブランド・デザイン性・トレンドの観点で厳選しているので、ぜひ参考にしてください。
①【アディダス】ガゼル|色使いとレトロ感が映える一足

GAZELLE(出典:adidas公式サイト)
「ガゼル(GAZELLE)」は、アディダスの中でも最もファッションアイテムとして評価が高いスニーカーのひとつ。ビビッドなカラーリングとスリムなフォルムで、コーディネートに洒落感をプラスしてくれます。
もともと1960年代にトレーニングシューズとして登場したこのモデルは、時代を超えてアップデートされながら、あえてレトロさを残しているのが最大の魅力。スエード素材によるマットな質感が、ポップな色味を引き立てつつ、子どもっぽく見せない絶妙なバランスを生んでいます。
とくに人気なのが、ネイビーやレッド、グリーンといった深みのある差し色系。シンプルなコーディネートに合わせるだけで、一気におしゃれ上級者感が出るんです。
「服装が地味になりがち…」という方にこそ、ぜひ履いてみてほしい一足です。
adidasのガゼルは以下のショップで購入できます。
②【アディダス】ハンドボール スペツィアル|ストリートに映える秀逸デザイン

HANDBALL SPEZIAL(出典:adidas公式サイト)
「ハンドボール スペツィアル(HANDBALL SPEZIAL)」は、元はヨーロッパのハンドボールプレイヤーのために作られたモデルですが、いまやファッションアイテムとして世界中の注目を集める存在になりました。
まず目を引くのが、ガムソール(茶色いソール)とスエードのコンビネーション。これが独特のクラシカルなムードを醸し出していて、ストリートだけでなく古着やミリタリーテイストにもよく映えるんです。
また、全体的にロープロファイル(薄底・スリム)な設計なので、足元が野暮ったくならず、スタイリングの邪魔をしないのも嬉しいポイント。パンツのシルエットを選ばず合わせられるので、「スニーカーで外す」コーデにもぴったりです。
色展開も多く、ブラック・ネイビー・サンドベージュなど、落ち着いた大人カラーが中心。どれを選んでも失敗しにくいモデルです。
adidasのハンドボール スペツィアルは以下のショップで購入できます。
③【アディダス】タバコ|ヴィンテージ好きに刺さる味わい深さ

TOBACCO(出典:adidas公式サイト)
「タバコ(TOBACCO)」は、ヴィンテージ感を強く打ち出したモデルとして根強い人気を誇る一足。名前の通り、くすんだブラウン系のスエード素材が特徴で、足元に味を出したい大人にぴったりなスニーカーです。
タバコの魅力は、なんといってもそのノスタルジックで枯れた雰囲気。これは決して「古くさい」という意味ではなく、むしろ時代を超えて色褪せないデザインの強さを持っているということなんです。
ソールの色もアッパーに馴染むトーンでまとめられていて、全体に統一感があるため、ヴィンテージ系の古着やミリタリーパンツとの相性は抜群。もちろん、現代的なアイテムとミックスして抜け感を作るのもありです。
「スニーカーなのにクラシック」「ラフだけど品がある」。そんな絶妙なバランスを楽しみたい人にこそ選んでほしい1足です。
adidasのタバコは以下のショップで購入できます。
④【プーマ】スウェード クラシック|不朽の定番は外せない

スウェード(出典:PUMA公式サイト)
スエードスニーカーと聞いて、まず思い浮かべるのがプーマの「スウェード クラシック」という人も多いのではないでしょうか。それほどまでに、この一足はストリートファッションの象徴であり、スエードスニーカーの原点なんです。
1968年に登場したこのモデルは、ヒップホップカルチャーやBボーイ、スケーターなどに支持され、長年にわたって定番として君臨。シンプルなローカットシルエットに、なめらかなスエード素材を採用することで、カジュアルなのにどこか品のある仕上がりになっています。
ソールはやや厚めで、ストリート感をほどよく演出。パンツのシルエットを選ばないオールラウンダーなので、太めのチノから細身のデニム、スラックスまで幅広く合わせられるんですね。
「迷ったらコレ」と言われることも多い一足で、スエード初心者にも安心しておすすめできる王道モデルです。
PUMAのスウェードは以下のショップで購入できます。
⑤【プーマ】スピードキャット|スエード×ドライビングシューズの融合

スピードキャット(出典:PUMA公式サイト)
一味違うスエードスニーカーを探しているなら、プーマの「スピードキャット」は見逃せません。もともとモータースポーツ用に開発されたドライビングシューズがルーツのモデルで、スエード素材と流線型フォルムの組み合わせが唯一無二の存在感を放っています。
つま先に向かってシャープに細くなるシルエットは、どことなく「革靴」的なスマートさもあり、ストリートだけでなく大人のきれいめカジュアルにもフィットするんですね。
また、薄くてやわらかいラバーソールが、足裏の感覚をしっかり地面に伝えてくれる構造になっていて、軽快でフィット感の高い履き心地が得られます。
ちょっと個性を出したいけど、奇抜にはしたくない。そんなときに程よくエッジの効いた「通好み」のスエードスニーカーとして活躍してくれる一足です。
PUMAのスピードキャットは以下のショップで購入できます。
⑥【ニューバランス】2002R|履き心地とトレンドの兼備

2002R(出典:new balance公式オンラインストア)
「2002R」は、いま最も注目されているニューバランスの1足といっても過言ではありません。もともとは2010年代初頭のハイパフォーマンスモデル「MR2002」をベースに、ライフスタイル向けに再構築されたのがこの2002Rなんです。
特徴は、まず上質なスエードとメッシュのコンビアッパー。このスエードが入ることで、スポーティすぎず、大人のコーディネートにも馴染みやすい雰囲気になります。カジュアルながらもどこか品があり、スニーカーにありがちな子どもっぽさを回避できるのが嬉しいところ。
さらに、注目すべきはその履き心地。衝撃吸収性の高いABZORB(アブゾーブ)とN-ERGY(エナジー)という2つのソールテクノロジーを搭載しており、足への負担を軽減しながらしっかり反発力も感じられます。
簡単にいうと、「見た目は都会的、履き心地は本格ランニングシューズ」というイメージですね。トレンド感のあるワイドパンツから細身のスラックスまで、どんなスタイルにも合わせやすい万能選手的な一足です。
new balanceの2002Rは以下のショップで購入できます。
⑦【ニューバランス】990|履き心地×都会的デザインの融合

990v4(出典:ニューバランス公式オンラインストア)
「990」シリーズは、ニューバランスのフラッグシップモデルともいえる存在で、初代は1982年に「100ドルのスニーカー」として登場しました。現在ではv1〜v6まで進化を続けており、どの世代も高い人気を誇っています。
このモデルの特徴でもあるスエードアッパー仕様は、見た目にも高級感があり、落ち着いた都会的スタイルにぴったり。とくにグレー系のカラーは「ニューバランスといえばコレ」と言えるほどアイコニックで、大人の足元を一気に格上げしてくれるんです。
機能面では、ENCAP(エンキャップ)と呼ばれるソール構造が優秀で、耐久性と安定性を両立。街歩きはもちろん、長時間の外出でも疲れにくいのが特徴です。
「洗練された見た目で、履き心地にも妥協したくない」。そんな欲張りな大人にこそ選ばれるべきスニーカーが、この990です。
new balanceの990は以下のショップで購入できます。
⑧【ニューバランス】993|スエードで極まる重厚感と高機能

993(出典:new balance公式オンラインストア)
「993」は、ニューバランスの「履き心地の完成形」とも呼ばれる名作モデル。スエード×メッシュ仕様は、見た目の重厚感も相まって、ファッション好きから絶大な支持を集めています。
外観の特徴は、しっかりとしたスエードのパネルと立体的なミッドソールの組み合わせ。これにより、ややボリューミーな存在感を出しつつも、あくまでスニーカーとしての軽快さはキープしています。「ゴツいのに上品」という絶妙な塩梅なんですね。
中身も非常に優秀で、ABZORB DTS(アブゾーブDTS)という衝撃吸収&反発素材を搭載。さらに安定感を生む構造により、足への負担を減らしながら推進力もサポートしてくれます。
重厚な見た目は、ワイドパンツとの相性が抜群で、オールシーズンにぴったりハマる一足。モード寄りのスタイルに抜け感を作るアイテムとしても重宝されます。
「履き心地も欲しいけど、見た目にも安定感が欲しい」。そんな人にとって、993は最高の相棒になるスニーカーです。
new balanceの993は以下のショップで購入できます。
⑨【コンバース】SUEDE ALL STAR|クラシックに深みを与える大人仕様

SUEDE ALL ATAR(出典:Yahoo!ショッピング)
いわずと知れた永遠の定番「コンバース オールスター」に、スエード素材をまとわせたモデルが「SUEDE ALL STAR」。キャンバス生地のカジュアルさも魅力ですが、スエードになることで一気に高級感と大人っぽさが加わります。
アッパー全体を包むスエードは、起毛の美しさが際立つ上質な仕上がり。シルエット自体はクラシックなままなので、上品さと抜け感のバランスが絶妙です。
足元にしっかりと「素材感」が宿ることで、シンプルなコーディネートも一段引き締まって見えるのがポイント。とくに秋冬の装いと相性がよく、ウールコートやニット、コーデュロイなど季節感のあるアイテムと抜群にマッチします。
「定番を履きたいけど、周りと差はつけたい」という人にとって、この一足は「ちょい差し」の最適解と言えるでしょう。
コンバースのスエード オールスターは以下のショップで購入できます。
⑩【コンバース】ONE STAR SUEDE|レトロなアメリカンストリート感のあるスエードモデル

ONE STAR SUEDE(出典:Yahoo!ショッピング)
「ワンスター」は、1974年に誕生した歴史の古いモデル。50年もの間この魅力を引き立てているのが、スエード仕様の「ONE STAR SUEDE」です。
特徴は、アッパー全体に使われた毛足の長いスエード素材と、サイドに光る「★」のワンポイント。この存在感のあるデザインが、シンプルながらコーディネートにアクセントを与えてくれます。
ソールはやや厚みがあり、どこかレトロなアメリカンストリート感も漂わせる仕上がり。バスケットボールシューズが由来のため、激しい動きにも耐えるほどの機能性があります。
ワイドパンツやデニムとの相性は抜群。コンバースの中でも少し「通」なモデルなので、人とは違う視点でおしゃれを楽しみたい人にぴったりな一足です。
コンバースのスエード ワンスターは以下のショップで購入できます。
⑪【ヴァンズ】オールドスクール スエード|スケートのDNAを感じる確かな名作

OLD SKOOL SUEDE(出典:Rakuten Fashion)
スエードスニーカーとストリートの関係を語るうえで外せないのが、「VANS OLD SKOOL SUEDE(ヴァンズ オールドスクール スエード)」です。
このモデルは、1977年にスケーター向けとして開発された「オールドスクール」のスエード版。当時から耐久性とグリップ力が重視されていて、アッパーのスエード素材が、デザインと実用性を兼ね備えたアクセントになっています。
サイドのジャズストライプ(Vライン)が特徴的で、どこかクラシックな雰囲気がありつつも、現代のストリートスタイルにも完璧に馴染む万能選手。スラックスと合わせてキレイめカジュアルにするもよし、デニムやカーゴパンツでラフに仕上げてもOK。
カラー展開も豊富なので、自分のスタイルに合った一足を選ぶ楽しさも魅力の一つです。トレンドに左右されず、長く愛用できるスエードスニーカーとしておすすめです。
VANSのオールドスクール スエードは以下のショップで購入できます。
⑫【ナイキ】キルショット2|スマート&ミニマルな一足

KILL SHOT 2(出典:Rakuten Fashion)
ナイキといえばハイテクスニーカーをイメージする人も多いですが、「キルショット2」はその真逆をいくようなローテク×クラシック路線のスエードスニーカーです。
デザインはいたってシンプル。アッパーはスエードとレザーのコンビネーションで構成され、ナイキのスウッシュロゴも控えめな配色。全体的にミニマルでスマートな印象に仕上がっています。
もともとは1970年代にインドアコート用として開発されたモデルなので、ソールはフラットで薄め。これは街履きにもフィットしやすく、足元に抜け感を与えたいときにちょうどいいんです。
清潔感のあるデザインで、ストリートスタイルだけでなく、白シャツやポロシャツなど、大人のプレッピースタイルやきれいめカジュアルとも相性抜群。どこか「隠れた名品」感もあって、玄人っぽさを演出できる一足です。
NIKEのキルショット2は以下のショップで購入できます。
⑭【アシックス】JAPAN PRO スエード|洗練された和のミニマリズム

JAPAN PRO(出典:楽天市場)
「アシックス=スポーツシューズ」というイメージを覆すような、隠れた名作が「JAPAN PRO スエード」です。
もともとこのモデルは、バスケットボールシューズをベースにスケートボード仕様にアップデートしたもので、ソールは薄く、シンプルな構造。そこに起毛感のあるスエードを採用することで、スポーティでありながらラグジュアリーな印象に昇華されています。
カラーバリエーションもシックなものが多く、モノトーンコーデやベーシックカラーとの組み合わせにぴったり。シンプルながらアクセントの効いたデザインで、一足投入するだけでコーディネートが引き立ちます。
日本だけでなく海外でも話題になっている、この一足。新時代のスエードスニーカーとして、ぜひチェックしておきたいモデルです。
asicsのJAPAN PROは以下のショップで購入できます。
⑮【ホカオネオネ】CLIFTON L SUEDE|ボリュームと洗練が共存する新感覚スエード

CLIFTON L SUEDE(出典:HOKA公式オンラインストア)
「スエード=ローテク」というイメージをいい意味で裏切ってくれるのが、「ホカオネオネ CLIFTON L SUEDE」です。
一見するとトレイルランナーのようなボリューミーな見た目。でも、アッパーには起毛感のあるスエード素材を大胆に使用しており、スポーティさと高級感が絶妙なバランスで共存しています。
特徴的なのはやはり極厚のミッドソール。これはホカ特有のEVAフォームによるクッション性の高さと、推進力を生むメタロッカー構造によって、まるで雲の上を歩いているような履き心地を提供してくれます。
スエードの持つクラフト感と、ハイテクソールの近未来感。このギャップが、スタイリングに「外し」を生み、モードやストリート、アウトドアMIXまで幅広く対応できる一足となっています。
「素材で魅せたい。でも、履き心地も妥協したくない」。そんな欲張りなニーズに応える、いま最も注目すべきネオ・スエードスニーカーです。
HOKAのCLIFTON L SUEDEは以下のショップで購入できます。
スエードスニーカーの代表ブランド解説
スエードスニーカーを選ぶうえで、「ブランドの個性」や「世界観」も見逃せない要素。ここでは、スエードスニーカーで特におすすめしたい3つの代表ブランドについて、その特徴や魅力をわかりやすく解説していきます。
①アディダス|クラシックとストリートを融合させる代表格
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アディダスのスエードスニーカーといえば、「サンバ」や「ガゼル」など時代を超えて愛される名作が豊富。クラシックなルックスにストリート感をプラスした絶妙なデザインが、多くのファッショニスタから支持を集めています。
特にガゼルやスペツィアルは、スエード特有の起毛感や色味が映えるデザインが魅力で、レトロな雰囲気とトレンド性を両立。ハイファッションのシーンでも存在感を放っており、ジジ・ハディッドやジェニファー・ローレンス、BLACKPINKのジェニーなど、世界的セレブたちも愛用していることで知られています。
アディダスは、「スタイルで選ぶ人」のニーズを満たす代表的なブランド。スエード素材をまとったことで、よりラグジュアリーで都会的な印象に仕上がっています。
②ニューバランス|機能美と履き心地で選ぶ大人の相棒
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「ニューバランス」と聞けば、まず思い浮かぶのは圧倒的な履き心地と美しいデザイン。多くのモデルにスエードが採用されており、2002R・990・993の他にも、574・996・1500など名作モデルがずらりと揃います。
これらのモデルは単なるレトロランニングシューズではなく、スエードとメッシュのコンビネーションによって高級感をプラス。街歩きやカジュアルコーデに自然と馴染みつつも、大人らしさを損なわないデザイン性が支持されています。
また、2020年代に入ってからは「MIU MIU(ミュウミュウ)」とのコラボレーションでも話題を呼び、スエードスニーカーの存在価値をさらに押し上げました。おしゃれも快適性も妥協したくない人には、まさに「理想の一足」が見つかるブランドです。
③プーマ|カルチャーとスニーカースタイルの象徴
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プーマのスエードといえば、ヒップホップやB-BOYカルチャーと深く結びついた存在。代表的な「スウェード クラシック」は、まさにスエードスニーカーの代名詞的存在です。
その歴史とデザイン性は、ファッション好きからストリートカルチャー層まで広く支持を受けており、エミリー・ラタコウスキーやBLACKPINKのロゼといった世界的セレブも私服で愛用している姿が多数キャッチされています。
また、「スピードキャット」などドライビングシューズをルーツに持つユニークなモデルも展開しており、他ブランドにはない独自性が光ります。シンプルだけど無難に終わらない「ひねり」が欲しい人には、プーマのスエードは外せない選択肢です。
スエードスニーカーを使ったおしゃれコーデ術
スエードスニーカーは、素材特有のやわらかな質感と大人っぽい雰囲気で、季節ごとのコーデに自然と馴染む万能アイテム。ここでは、シーズンごとにおすすめのモデルを使ったコーディネート例を紹介します。
「どう履けば野暮ったく見えないの?」という疑問も、この章を読めば一気に解決するはずです。
春:ニューバランスの2002Rを使ったコーデ
春の装いには、「軽やかさ」と「やわらかさ」のバランスが重要。パステルブルーのコットンニットは、そのどちらも叶えてくれる春の鉄板アイテムです。明るい色味で顔まわりを華やかに見せながら、優しげなムードも演出してくれます。
ボトムスには色落ちしていないインディゴデニムをチョイスして、清潔感と程よいカジュアル感をプラス。足元には、グレーのスエードを採用した「ニューバランス 2002R」を合わせることで、コーディネート全体に都会的なニュアンスを加えています。
ブルーとグレーの寒色系トーンでまとめることで、爽やかで品のある春の休日コーデが完成。シンプルなのに洒落て見えるのは、上質な素材感と配色の妙によるものです。
夏:アディダスのガゼルインドアを使ったコーデ
夏はなるべく涼しく、かつ品良く見せたいところ。リラックス感のあるベージュのショートパンツに、クリーンな白シャツを合わせた定番の爽やかコーデに、差し色のテクニックを加えると一気に垢抜けます。
主役は、深みのあるグリーンが印象的な「アディダス ガゼルインドア」。通気性のあるローカット仕様ながら、スエード特有のやわらかい光沢感が、Tシャツ一辺倒になりがちな夏の装いに品とアクセントを添えてくれます。
足元に合わせたグリーンソックスとサングラスでトーンを統一し、ラフだけど統一感のある都会的なサマースタイルを実現しています。
秋:アディダスのタバコを使ったコーデ
秋らしい深みと温かみを演出するには、ブラウン系のワントーンコーデが効果的。トップスには、やわらかくて軽やかなブラウンのニットをセレクト。トーンの明暗を活かして、重たくなりすぎず、こなれ感を引き出します。
ボトムスには、季節感たっぷりのダークブラウンのコーデュロイパンツを合わせて、素材でも秋らしさを表現。足元には、クラシックなスエードの質感が魅力の「アディダス タバコ」を投入。ダークブラウンで揃えることで統一感が生まれ、しっとりと落ち着いた大人の秋スタイルが完成します。
「地味になりそう…」と心配な人は、小物にゴールドアクセやレザーのバッグを添えると、スタイル全体に艶感が加わりバランスが整います。
冬:YOAKのLUKEを使ったコーデ
寒い冬には、色と素材で温かみを感じさせるコーディネートがポイント。ブラウン系でまとめたトップスに、起毛感のあるオフホワイトのコーデュロイパンツを合わせることで、やわらかく上品な雰囲気を演出。
足元には、ベルクロ仕様が特徴的な「YOAK LUKE」を選び、遊び心と大人の落ち着きを両立。スニーカーでありながらレザーシューズのような品格をもつ一足なので、アウターにクラシックなチェックコートを羽織ってもチグハグにならず、むしろ全体をスマートに引き締めてくれます。
参考
「YOAK LUKE」は当記事のランキングには入れていませんが、個人的には非常におすすめのモデルです。詳しい魅力やサイズ感は、『【レビュー】大人用スニーカーともいうべきYOAKの「LUKE」のサイズ感・履き心地』をご覧ください。
スエードスニーカーの手入れ方法と注意点
スエードスニーカーは、やわらかな質感と高級感が魅力ですが、汚れやすく、手入れを怠ると劣化しやすくなります。だからこそ、正しいケア方法を知っておくことが、おしゃれの持続性を高めるカギになります。
基本のお手入れ:履いたらブラッシング
スエード素材はホコリやチリが付きやすいため、履いた後にスエード用ブラシで軽くブラッシングするのが基本です。毛並みに沿って優しくブラシをかけるだけで、スエードの風合いが復活し、型崩れやシミの予防にもつながります。
汚れた場合は:消しゴム&専用クリーナーで対応
軽い汚れなら、スエード専用の消しゴムでこすればOK。それでも落ちない場合は、スエード用のクリーナーを使いましょう。スプレータイプやムース状など種類があり、モデルや色味に合わせて選ぶのがおすすめです。
長持ちするために:防水スプレーがおすすめ
購入したその日から使いたいのが、スエード対応の防水スプレー。水だけでなく、油汚れやホコリの付着も軽減してくれます。2〜3週間に一度を目安にスプレーすると、キレイな状態を長くキープできます。
NG行動に注意!
以下のような行為は、スエードの質感や色味を損ねる原因になるので要注意です。
- 濡れたまま放置する(シミやカビの原因に)
- 革靴用クリームや乳化性の保革剤を使う(風合いが損なわれる)
- 強い摩擦をかける(毛羽立ちや変色につながる)
ぶっちゃけ、僕はほとんど手入れしてないので、そこまで神経質になる必要はないと思います。ただ、少しの手間で、スエードスニーカーは長く美しく履き続けられるようになります。お気に入りの一足こそ、丁寧にケアして育てていきましょう。
まとめ|自分にぴったりの一足で、足元からおしゃれを格上げ
スエードスニーカーは、素材感・色味・デザインの奥深さで、他のスニーカーにはない魅力を放ちます。クラシックな定番から、トレンド感あふれる一足まで幅広く、どんなスタイルにもフィットする柔軟性が魅力です。
本記事で紹介したスニーカーたちは、どれもデザイン性・履き心地・トレンド性を兼ね備えた名品ばかり。さらに、季節ごとのコーディネートやケア方法まで押さえれば、ワンランク上のスニーカースタイルを楽しめます。
ぜひ、自分のライフスタイルや好みに合ったスエードスニーカーを見つけて、足元からおしゃれを格上げしてみてください。あなたのスタイルをさりげなく底上げしてくれる、最高の一足になるはずです。
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