こんにちは。
この度は当ブログをご覧いただきありがとうございます。
本ブログを運営している、ファッションブロガーのK2Jです。
本記事はトラベル編ということで、僕がこれまでにプライベートで訪れて良かったと思う、おすすめの旅館・ホテルをご紹介します。
僕は旅行も好きで、いつも雑誌やSNSなどで「行きたいとこリスト」みたいなものを作っています。
今回はその中から、伊豆の湯ヶ島温泉旅館「おちあいろう」に行ってみました。
湯ヶ島温泉は狩野川と猫越川の合流点付近に位置する温泉地で、山沿いにあり自然環境に恵まれているのが特徴です。
「おちあいろう」は素晴らしい旅館だったので、本記事ではどんなところが良かったかご紹介していこうと思います。
伊豆周辺で恋人・子連れでの家族旅行・1人旅等を検討されている方は、とてもオススメなので参考までにぜひご覧下さい。
それでは早速見ていきましょう。
【おちあいろう】とは
「おちあいろう」は、明治7年に伊豆で創業された温泉旅館です。
おちあいろうの周りには山や木が沢山あり、旅館からは大きな川が見えるので、とても自然豊かな環境を楽しむことができます。
創業当時の最高技術で作られていることから、旅館まるごと登録有形文化財とされているのも特徴。
各旅行予約サイトでは、以下の通り高評価を記録しています(各5ポイント満点; 2022/1/7時点)。
- 一休.com:94件中4.66ポイント
- Yahooトラベル:95件中4.66ポイント
- Expedia:15件中4.6ポイント
料金はオールインクルーシブを採用
「おちあいろう」では、宿泊料金に滞在中の食事やドリンクなどの利用料金が含まれる「オールインクルーシブ」を採用しています。
例えば、夕食時にお好みのドリンク(アルコール含む)を無料で注文できたり、ラウンジにあるお酒やアイス・お菓子類も無料でいただけます。
つまり、支払いの料金を気にせず、食べ放題飲み放題ということです。
僕はオールインクルーシブのタイプはこれで2回目なのですが、体験してみると本当に楽です。
これぞ究極の贅沢。
【おちあいろう】内装
おちあいろうはなんといっても内装が素晴らしかったです。
明治7年という歴史があるだけあって、昔ながらの風情というか、日本の趣が感じられます。
旅館自体のデザイン性もさることながら、家具選びのセンスもすごくいい。
館内には旅館のイメージとピッタリ合う、イサムノグチの照明が随所で設置されています。
ご存じの方も多いと思いますが、イサムノグチは日本だけでなく世界的に人気のある照明です。
色んな種類のイサムノグチが灯されているので、それを探検するだけでも楽しいですよ。
また、「近代建築の三大巨匠」とも呼ばれているフランク・ロイド・ライトの名作「タリアセン1」もありました。
個人的にはライトの作品は「タリアセン2」か「タリアセン3
」あたりが好みですが、タリアセン1はここの空間とマッチしていて最高でした。
どの照明も名作でありながら、どこにでも置いてあるようなものではないので、貴重な機会だと思います。
基本的に日本の伝統を感じる作りだけど、家具や照明選びで所々「洋」の要素も加わり、結果として「和」すぎない仕上がりになっているところがいいなと思いました。
全体的にとても落ち着いてくつろげる空間になっています。

【おちあいろう】お部屋
今回僕が泊まったお部屋は、「椿」という名前です。
お部屋のランクとしては最も安いタイプだったと思います。
部屋には備え付けのテラスがあり、そこから川が見えます。
春には山藤、初夏には以下のような新緑を楽しめるそうなのですが、僕が行ったのは冬だったので見れませんでした。
ちなみに、このお部屋にもイサムノグチのAKARIが置いてありました。
このお部屋には内風呂もついていますが、家のお風呂みたいに外の景色が見えないタイプなので、僕はあえて入りませんでした。
部屋のランクが上がると下のような景色も楽しめます。
また、このお部屋はベッドがないので、就寝前にお布団をしいてくれます。
ちなみに、「椿」を含む本館1階のお部屋は子供も宿泊可能。
高級旅館ではお子様連れの方はNGの所が多い中、子供も一緒に泊まれる旅館は貴重ですね。
どのお部屋も内風呂がついているので、赤ちゃんをお風呂に入れる時も助かります。

アメニティも十分
トイレも綺麗
【おちあいろう】温泉
おちあいろうの温泉は源泉かけ流しで、天城湯ケ島温泉ならではの硫酸塩泉。
保湿効果が高く、「美肌の湯」として知られています。
おちあいろうのお風呂は、洞窟風呂・露天風呂・内風呂の三種類があります。
天狗の湯
天狗の湯は露天風呂です。
これがおちあいろうの温泉の最大の魅力かもしれません。
まるで洞窟の中にいるような感覚で、温泉を楽しむことができます。
奥側には温泉がドボドボと落ちていて、肩のマッサージ感覚で楽しむことが可能。
そしてこの洞窟風呂につながるのが、伊豆の山と狩野川が見える露天風呂。
ご覧の通り、天狗の湯はかなり広いです。
奥側には水風呂とサウナも併設しています。
熱くなってきたら、椅子でゆったりと休むことも可能。
サウナもかなり魅力的なので、後程ご紹介します。
月の湯
月の湯はミニマルな印象の大きな内風呂が1つと、外側には水風呂とサウナが併設されています。
木漏れ日がさす心地よい空間です。
星の湯(貸切露天)
星の湯は、おちあいろうが誇る貸し切りの露天風呂です。
チェックインした後、予約すればだれでも入ることができます(50分制)。
川の流れの音を聞きつつ、自然を楽しみながら自分たちだけの時間を楽しむことができる、贅沢な空間です。
僕は夜に入りましたが、暗いので景色は見えませんでした。
それでもこのプライベート空間は最高の時間でした。
貸切風呂までの庭園の道のりもとても美しいので、おちあいろうに泊まるならぜひ貸切風呂も使ってみてください。
サウナ
おちあいろうには、趣向が異なる以下3種類のサウナがあります。
- 天狗の湯にある天狗サウナ
- 月の湯にある茶室サウナ
- テントサウナ
茶室サウナは2019年に、天狗サウナは2020年に、全国数千の施設から「今行くべきサウナ」としてサウナシュランにランクインしているそうです。
天狗サウナ(天狗の湯)
奥側から温泉が流れ込む造りのサウナで、保湿効果が高いことで知られています。
横から自然豊かな狩野川の眺めを見ることができる絶景スポットです。
壁一面にはヒノキが敷き詰められており、香りを楽しむこともできます。
ちなみに水風呂は、旅館横の自然の川の水を使用しているこだわりよう。
茶室サウナ(月の湯)
サウナ業界第一人者の松尾大氏がプロデュースしたサウナで、茶室をモチーフにした風情のある造りになっています。
サウナを出て石橋を渡ると、下はそのまま水風呂になっており、まるで川の中に入っているような感覚を楽しめます。
水風呂はもちろん自然の川の水。
ただ僕が行ったのは冬だったので、水風呂が冷たすぎて入れませんでした…。
テントサウナ
おちあいろうの庭園をいくと、狩野川の畔にテントサウナが設置されています。
身体が温まった後は、目の前の川に入って天然の水風呂を楽しむことが可能。
自然の中でサウナを楽しむという、まさに究極の贅沢です。
※テントサウナは宿泊前に事前予約が必要。
【おちあいろう】食事
おちあいろうの食事は、どれも最高に美味しかったです。
半個室なので感染症対策もバッチリ。
僕がいただいた料理を一部ご紹介します。
【おちあいろう】絶対に見逃せないおすすめスポット
庭園~吊り橋
おちあいろうは内装も素敵ですが、それに負けない程庭園が素晴らしいです。
玄関先には池で色彩豊かな鯉たちが悠々と泳ぐ様を見ることができます。
庭園に出ると、苔の生えた風情豊かな庭石や木々を眺められます。
庭園を進んでいくと、おちあいろうの注目スポットである「吊り橋」が見えてきます。
この吊り橋自体は撮影スポットにもなりますし、ここから見える川の眺めも綺麗です。
吊り橋を渡った先には、石が積み上げられていたりと、面白い一面も見られました。
橋の先にはなんとブランコがありました。
子供がやると喜びそうですし、大人も童心に帰れそうですよね。
橋から戻る時もまた違った景色が楽しめます。
ラウンジ
おちあいろうにはラウンジがあり、そこでコーヒー・お酒・お菓子やアイス等を自由に飲食できます。
これがそのラウンジです。
先ほどご紹介したイサムノグチやフランク・ロイド・ライトの照明の他に、世界で一番美しいアームを持つと言われているフィン・ユールの「No.45 イージーチェア」っぽい椅子まで。
中央には暖炉があり、旅館の方に一声かけると薪を焚いてくれます。
これがラウンジのバーで、お酒ならお店の方に注文できるし、コーヒーやお菓子類なら自分でちゃちゃっとできちゃいます。
この空間でコーヒーやお酒を楽しみながら、暖炉に温まりつつ会話や読書を楽しむのは、まさに至福の時間です。
娯楽室
おちあいろうには娯楽室があり、川と緑が見える空間で卓球やテーブルゲームを楽しむことができます。
【おちあいろう】気になった点
川の音
旅館が川の前にあるので景色は最高なのですが、その分就寝時に部屋から川の音が聞こえてしまうというデメリットもあります。
僕は神経質なので、正直寝る時に少し川の音が気になってしまいました。
寝るとき以外は川の音は風情があっていいんですけどね。
ただ、山や川に囲まれた自然環境の景色は本当に最高なので、個人的にはメリットが勝っていると思います。
季節
僕が行ったのは冬だったのですが、正直冬に行くのはあまりオススメではないかもしれません。
というのも、周りが自然豊かな環境なので、自然風景を楽しむためには緑や花がキレイな春~夏か、紅葉を楽しめる秋に行くべきだからです。
あと気になった点としては、温泉とサウナ。
洞窟の湯はまるで異世界に来たような空間を楽しむことができるのが醍醐味ですが、湯気が立ちまくり、肝心の洞窟がほぼ見えない状態でした。
洞窟という構造上、湯気が溜まりやすいとは思いますが、冬じゃなかったらもう少しましなのかな?と思ったり。
水風呂やテントサウナも、冬だと水が冷たすぎるので、出来れば冬は避けた方が良さそう。
もちろん、冬に行っても僕は最高に満足できたのですが、より楽しみたいなら冬以外の季節に行くのがオススメかと思います。
【おちあいろう】アクセス
- 住所:〒410-3206 静岡県伊豆市湯ケ島1887-1
- TEL:0558-85-0014
- 最寄り駅:修善寺駅(東京駅から約1時間30分、大阪駅から約4時間)
- 修善寺駅より無料送迎あり (要事前連絡/予約コメント or 電話)
- 子連れOK
カスタマイズされたアルファードで修繕寺駅までお迎えに来てくれます。
このアルファードの内装も最高にかっこよくて、車の送迎時間でさえ贅沢な一時でした…。
まとめ
いかがでしたか?
今回のポイントを簡単にまとめておきます。
おさらいポイント
- 明治7年創業で旅館まるごと登録有形文化財とされている
- 山・川・木に囲まれた自然豊かな立地
- 洞窟のような露天風呂や上質なサウナを楽しめる
- オールインクルーシブでお酒やお菓子など自由に楽しめる
- 庭園や吊り橋など魅力的なスポットが沢山
- 料理も美味しい
おちあいろうは本当に言うことなしの最高の旅館でした。
僕は一度行った場所はあまり行きたくないタイプなのですが、おちあいろうはぜひまた訪れたいと思える旅館です。
周辺には石川さゆりさんの「天城越え」の歌詞でも登場する「浄蓮の滝」もあるので、伊豆周辺で旅行を検討されている方はぜひ行ってみてくださいね。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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