旅館レビュー

伊豆「おちあいろう」を宿泊レビュー【値段は高いけど最高の旅館】

おちあいろうの玄関
ファッションブログk2jの管理人「ケニー」のプロフィール画像

KEN

・月間最高18万PVのファッションブログ「K2J」管理人
・大手アパレル企業の元ファッションコーディネーター(販売員)
・年間100万円以上をファッションに使う服オタク

こんにちは。

 

この度は当ブログをご覧いただきありがとうございます。

本ブログを管理人のJKENです。

 

本記事では、伊豆の高級旅館おちあいろうに宿泊した感想を、写真付きで正直にお話していきます。

結論からいうと、「おちあいろう」は値段は高いですが、それに見合う最高の旅館でした。

 

伊豆周辺で旅行先を探している人にはとても参考になるはずなので、ぜひ最後までご覧ください。

 

  • 「おちあいろう」の歴史的価値
  • 「おちあいろう」の料金は高い?
  • 「おちあいろう」の内装・客室・温泉・サウナ・料理レビュー
  • 「おちあいろう」の絶対に見逃せないおすすめスポット
  • 「おちあいろう」の気になる点
  • 「おちあいろう」のアクセス・予約方法

 

それでは早速見ていきましょう。

 

 

「おちあいろう」は歴史的価値のある旅館

おちあいろうの玄関

 

おちあいろうは、明治7年に伊豆で創業された「湯ヶ島温泉」旅館です。

 

湯ヶ島温泉は、狩野川と猫越川の合流点付近に位置する温泉地。山沿いにあるので、木々や川などの自然環境に恵まれているのが特徴です。

 

おちあいろうは、創業当時の最高技術で作られていることから、旅館まるごと登録有形文化財とされているのも特徴。

まさに歴史的価値のある旅館です。

 

「おちあいろう」の料金は高い?

はっきりいって、おちあいろうの料金はかなり高いです。

 

基本プランでも、「夕朝食付 2名」で「税込 163,862円~」となっています(時期によって値段は前後します)。

一人当たり8万円はするわけですが、これだけ高いのには理由があるんです。

 

それは、おちあいろうの料金はオールインクルーシブ制を採用してるってこと。

つまり、宿泊料金の中に食事・ドリンク・お菓子などすべての利用料金が含まれています。

 

たとえば、夕食時にお好みのドリンク(アルコール含む)を無料で注文できたり、ラウンジにあるお酒やアイス・お菓子類も無料で食べ放題です。

 

てなわけで、支払いの料金を気にせず、食べ放題飲み放題ということ。

これぞ究極の贅沢ですね。

 

各ホテル予約サイトでは軒並み高評価

これだけ料金の高いおちあいろうですが、各旅行予約サイトでは以下の通り高評価を記録しています。

 

これを見てもわかるとおり、おちあいろうに宿泊した人のほとんどが満足しているのがわかりますね。

 

じゃあ、それだけ高いのに満足できる理由はなんなのか?おちあいろうの何が魅力なのか?

ここからは具体的な魅力をレビューしていきます。

 

「おちあいろう」の内装レビュー

おちあいろうは、内装がめちゃめちゃ素晴らしかったです。

明治7年という歴史があるだけあって、昔ながらの風情というか、日本の趣が感じられます。

 

おちあいろうの内装 おちあいろうの内装

 

旅館自体のデザイン性もさることながら、家具選びのセンスもすごくいい。

館内には旅館のイメージとピッタリ合う、イサムノグチの照明がいたるところで設置されています。

 

おちあいろうにあるイサムノグチの照明 おちあいろうにあるイサムノグチの照明 おちあいろうにあるイサムノグチの照明

 

また、「近代建築の三大巨匠」とも呼ばれているフランク・ロイド・ライトの名作「タリアセン1もありました。

 

おちあいろうにあるフランクロイドライトのタリアセンの照明

 

どの照明も名作で、全体的にとても落ち着いてくつろげる空間になっています。

 

おちあいろうの内装

 

基本的に日本の伝統を感じる作りだけど、家具や照明選びで所々「洋」の要素も加わってる感じです。結果として「和」すぎない仕上がりになっているのがいいなと思いました。

 

「おちあいろう」の客室(お部屋)レビュー

おちあいろうの客室

今回僕が泊まったお部屋は、椿という名前のプランです。

お部屋のランクとしては最も安いタイプ。部屋には備え付けのテラスがあり、そこから川が見えます。

 

春には山藤、初夏には以下のような新緑を楽しめます。

 

また、このお部屋はベッドがないので、就寝前にお布団をしいてくれます。

どのお部屋も日本の「和」を感じさせる、素晴らしい内装でした。

 

「おちあいろう」の温泉レビュー

おちあいろうの温泉は「源泉かけ流し」で、天城湯ケ島温泉ならではの硫酸塩泉です。

保湿効果が高く、「美肌の湯」として知られています。

 

構成としては、洞窟風呂・露天風呂・内風呂の3種類です。

 

天狗の湯

天狗の湯は、まるで洞窟の中にいるような感覚で温泉を楽しむことができる露天風呂です。

奥側には温泉がドボドボと落ちていて、肩のマッサージ感覚で楽しむことが可能。

 

この洞窟風呂につながるのが、伊豆の山と狩野川が見える露天風呂。

ご覧の通り、天狗の湯はかなり広いです。奥側には水風呂とサウナも併設しています。

熱くなってきたら、椅子でゆったりと休むことも可能。

 

サウナについては後ほど詳しくご紹介します。

 

月の湯

月の湯はミニマルな印象の大きな内風呂が1つと、外側には水風呂とサウナが併設されています。

木漏れ日がさす心地よい空間です。

 

星の湯(貸切露天)

おちあいろうの温泉

星の湯は、おちあいろうの「貸し切り」露天風呂です。

チェックインしたあと、予約すれば入ることができます(50分制)。

 

川の流れの音を聞きつつ、自然を楽しみながら自分たちだけの時間を楽しむことができる、贅沢な空間です。

僕は夜に入りましたが、暗いので景色は見えませんでした。

それでもこのプライベート空間は最高の時間でした。

おちあいろうの温泉

貸切風呂までの庭園の道のりがめちゃめちゃ綺麗ので、ぜひ貸切風呂も使ってみてください。

 

「おちあいろう」のサウナレビュー

おちあいろうには、以下3種類のサウナがあります。

 

  • 天狗の湯にある天狗サウナ(2020年にサウナシュランにランクイン)
  • 月の湯にある茶室サウナ(2019年にサウナシュランにランクイン)
  • テントサウナ

 

上記のとおり、全国数千の施設から「今行くべきサウナ」としてサウナシュランにランクインしています。

サウナ好きはもちろん、普段サウナに入らない人にとっても魅力的です。

 

天狗サウナ(天狗の湯)

奥側から温泉が流れ込むサウナで、保湿効果が高いことで有名。

横から自然豊かな狩野川の眺めを見ることができる絶景スポットでもあります。

壁一面にはヒノキが敷き詰められており、香りも抜群です。

 

ちなみに水風呂は、旅館横の自然の川の水を使用するというこだわり。冬に入るとキンキンに冷たかったです。

 

茶室サウナ(月の湯)

サウナ業界第一人者の松尾大氏がプロデュースしたサウナで、茶室をモチーフにした風情のある造りになっています。

サウナを出て石橋を渡ると、下はそのまま水風呂になっています。まるで川の中に入っているような感覚を楽しめました。

水風呂はもちろん自然の川の水。

真冬は、水風呂がキンキンに冷えていています。

 

テントサウナ

おちあいろうの庭園を下に降りると狩野川があるんですが、そのすぐそばにテントサウナが設置されています。

おちあいろうのテントサウナ

サウナで身体が温まった後は、目の前の川にドボンと入ることで、天然の水風呂を楽しむことができちゃうんです。

自然の中でサウナを楽しむという、まさに究極の贅沢です。

おちあいろうのテントサウナ

 

テントサウナは宿泊前に事前予約が必要です。

 

「おちあいろう」の料理レビュー

おちあいろうの料理は、どれも最高に美味しかったです。

僕がいただいた料理を一部ご紹介します。

おちあいろうの料理 おちあいろうの料理

 

ご覧のとおり。上品な和食で味が繊細で、感動しました。

朝食も美味しくて、食事スペースからの眺めも綺麗でした。

 

「おちあいろう」の絶対に見逃せないおすすめスポット

おちあいろうに泊まったら、ぜひ行ってほしいおすすめスポットがあります。

それが以下の3点です。

 

  • 庭園~吊り橋
  • ラウンジ
  • 娯楽室

 

順番に見ていきましょう。

 

①庭園~吊り橋

おちあいろうは内装も素敵ですが、それに負けないくらい「庭園」も素晴らしいです。

玄関先の池では、色彩豊かな鯉たちが泳いでいます。

 

おちあいろうの庭園

 

庭園に出ると、コケの生えた風情豊かな自然風景を眺められます。

何年たったらこんなふうにコケが敷き詰められるんだろうと思いますね。

 

おちあいろうの庭園

 

庭園を進んでいくと、おちあいろうの注目スポットである「吊り橋」が見えてきます。

 

おちあいろうの庭園の吊り橋おちあいろうの庭園の吊り橋

 

この吊り橋自体は撮影スポットにもなりますし、ここから見える川の眺めも綺麗です。

 

おちあいろうの庭園

 

そして、橋の先にはなんとブランコがありました。

 

おちあいろうの庭園

 

子供がやると喜びそうですし、大人も童心に帰れそうですよね。

 

②ラウンジ

おちあいろうのラウンジはゆったりと落ち着いた空間で、めちゃめちゃおしゃれです。

 

おちあいろうの内装おちあいろうの内装

 

中央には暖炉があり、旅館の方に一声かけると薪を焚いてくれます。

 

おちあいろうの焚火

 

オールインクルーシブなので、このラウンジにあるバーで「コーヒー・お酒・お菓子やアイス」などを自由に飲食できます。

 

お酒ならお店の方に注文できるし、コーヒーやお菓子類なら自分でちゃちゃっとやればOK。

 

おちあいろうのバー

おちあいろうのラウンジにあるバーカウンター

 

ここでお風呂上がりにお酒を飲みながら、焚火をボーっと眺めるのが最高の時間でした。

コーヒーやお酒を楽しみながら、暖炉に温まりつつ談笑したり読書を楽しむのもおすすめ。まさに至福の時間です。

 

おちあいろうの内装

 

③娯楽室

おちあいろうには娯楽室があります。

川と緑が見える空間で、卓球やテーブルゲームを楽しむことが可能。

おちあいろうの遊び場 おちあいろうの遊び場

 

温泉旅館で大人同士が白熱するのはもはや鉄板ですよね。

親子ずれで子供と一緒にゲームを楽しむのも最高です。

 

「おちあいろう」の気になる点

ここまでおちあいろうに泊まって良かった点を挙げてきました。

ですが、気になったことが2点あったので、ご紹介しておきます。

 

①川の音

おちあいろうは川の前に立地しているので、景色は最高なんです。客室から川の音も聞こえるので、めちゃめちゃ癒されます。

でも、寝るときに川の音が聞こえるので、神経質な人は音が気になって寝れない可能性があります。

 

②季節

僕が行ったのは冬だったんですが、正直冬に行くのはあまりおすすめではないかもしれません。

 

というのも、周りが自然豊かな環境なので、自然風景を思う存分楽しむのには冬は向いてないんですよね。

なので、緑や花がキレイな春~夏か、紅葉を楽しめる秋に行くのがおすすめです。

 

もちろん、冬に行っても僕は最高に満足できたんですが、冬以外ならもっと楽しめたんじゃないかな?と思ったので共有します。

 

「おちあいろう」のアクセス・予約方法

おちあいろうの玄関

 

「おちあいろう」のアクセス

  • 住所:〒410-3206 静岡県伊豆市湯ケ島1887-1
  • TEL:0558-85-0014
  • 最寄り駅:修善寺駅(東京駅から約1時間30分、大阪駅から約4時間)
  • 修善寺駅より無料送迎あり (要事前連絡/予約コメント or 電話)
  • 子連れOK

 

修善寺駅の着いたら、送迎車で無料で迎えに来てくれます。

ちなみにこの送迎車が、カスタマイズされたアルファードで、めちゃめちゃ高級感があっておしゃれでした。

 

おちあいろうの送迎車「アルファード」

 

車の送迎時間でさえ贅沢な一時でした。まさに「おもてなし」ですね。

 

「おちあいろう」は子連れOK?

ちなみに、おちあいろうでは本館1階のお部屋は子供も宿泊可能。

高級旅館では子様連れNGが多い中、子供も一緒に泊まれる旅館は貴重ですね。

 

どのお部屋も内風呂がついているので、赤ちゃんをお風呂に入れる時も助かります。

 

まとめ:おちあいろうは料金は高いけど、最高の時間を過ごせるおすすめの旅館!

今回のポイントを簡単にまとめておきます。

 

こんな方におすすめ

  • 明治7年創業で旅館まるごと登録有形文化財とされている
  • 山・川・木に囲まれた自然豊かな立地
  • 洞窟のような露天風呂や上質なサウナを楽しめる
  • オールインクルーシブでお酒やお菓子など自由に楽しめる
  • 庭園や吊り橋など魅力的なスポットが沢山
  • 料理も美味しい

 

おちあいろうは本当に言うことなしの最高の旅館でした。

僕は一度行った場所はあまり行きたくないタイプなんですが、おちあいろうは「また行きたい!」と思える旅館です。

 

周辺には石川さゆりさんの「天城越え」の歌詞でも登場する「浄蓮の滝」もあるので、伊豆周辺で旅行する人はぜひ行ってみてください。

それではまた別の記事でお会いしましょう。

 

 

 

こちらもCHECK

熱海の高級旅館「せかいえ」のエントランス
熱海「せかいえ」は最悪?実際に宿泊してみた感想【口コミレビュー】

続きを見る

2021/12/22 写真掲載許可取得済

  • この記事を書いた人
ファッションブログk2jの管理人「ケニー」のプロフィール画像

KEN

・月間最高18万PVのファッションブログ「K2J」管理人
・大手アパレル企業の元ファッションコーディネーター(販売員)
・年間100万円以上をファッションに使う服オタク