チロリアンシューズを探してるけど、どれを選べばいいかわからない
オススメのチロリアンシューズが知りたい
この記事はそんな方へ向けて書いています。
こんにちは。
この度は当ブログをご覧いただきありがとうございます。
本ブログを運営している、ファッションブロガーのJKEN(ジェイケン)です。
チロリアンシューズを探しているという方は、とてもいい所に目をつけていらっしゃると思います。
なぜなら、チロリアンシューズはとてもとても便利なアイテムだからです。
ただ、どんなチロリアンシューズを選べばいいか悩みますよね。
今回チロリアンシューズ特集を書くにあたって、有名ブランド含むかなり多くのブランドを調査しました。
1つ分かったこととして、そもそもチロリアンシューズを作っているブランドが少ないということ。
その理由はおそらく、プレーントゥやローファーといったシューズよりも定番ではないということが挙げられると思います。
逆に考えると、チロリアンシューズを選べばそれだけで周りと差別化を図れるチャンスでもあります。
本記事の前半ではまずチロリアンシューズの魅力についてご紹介し、後半からは数少ないチロリアンシューズの中でも、さらにおしゃれで使いやすいものだけを3種類厳選してご紹介します。
チロリアンシューズを検討中の方は、この機会にぜひご覧ください。
チロリアンシューズとは?
チロリアンシューズは、傾斜の多いアルプス山脈のチロル地方で働く人々に愛用されていたブーツが原型。
そのため、軽登山に用いられることもありますが、現在はタウンユース用として履かれることが多いです。
チロリアンシューズの特徴
チロリアンシューズは、他の革靴とは大きく異なる特徴があります。
それが以下の通り。
コーデに安定感をもたらすボリューム感
革靴というとスタイリッシュでスマートなイメージがありますが、チロリアンシューズは少し違います。
全体的にボリューム感があり、カントリー調のぽってりとした印象があります。
足元にボリューム感のあるシューズは、コーデ全体に安定感をもたらしてくれます。
見方によっては武骨でもありかわいらしくもあり、メンズとレディースともにコーデに取り入れやすい靴といえます。
モカシン縫い「かぶせモカ」
そもそもモカシン縫いとは、靴のアッパー部分(甲の部分)をU字型に縫合していることを指します。
モカシン縫いにはいくつか種類がありますが、中でもチロリアンシューズで採用されているのが、「かぶせモカ」です。
かぶせモカとは、甲部の革の継ぎ目を覆いかぶせるような縫い目になっていること。
このかぶせモカの縫い目のおかげで、水が浸入しにくいというメリットがあります。
かぶせモカをすることで見た目的にもガッチリとした印象がうかがえるので、より武骨なイメージになります。
また、通常のドレスシューズと違って糸自体もかなり太く縫い目の幅も広いので、よりカジュアルな印象が強まります。
歩きやすく滑りにくいラバーソール
登山靴にも使われていることもあり、ソールはグリップ性が高く滑りにくい素材やデコボコした構造のものが使われることが一般的。
このソールのおかげで機能性が高いのはもちろん、見た目的にもワークやカジュアルっぽい印象がプラスされます。
また、ソールとアッパーを繋ぎ合わせる際には、ソールの縫い目から浸水しないように堅牢な製法で装着されていることが多いです。
履き口が広く脱ぎ履きしやすい
大体のレザーシューズって、靴ベラがないと履きにくいですよね。
でもチロリアンシューズは違います。
チロリアンシューズは他の革靴よりも履き口がかなり広いため、靴紐を緩めるだけで簡単に靴の脱ぎ履きができます。
これは、靴を脱いだり履いたりする機会の多い日本人にとって、とても嬉しいポイント。
チロリアンシューズのコーデのポイント
チロリアンシューズ自体、キレイめ・カジュアル・ワークといった様々な印象を併せ持っているので、コーデの幅もかなり広いです。
冠婚葬祭意外であれば基本的にどんなコーデにもマッチします。
例えばこんな感じ↓
- キレイめコーデやセットアップスタイルを程よくカジュアルダウンしたい時
- カジュアルコーデを違和感なく上品に格上げしたい時
- アウトドア・ワークっぽい印象をプラスしたい時
適度にカジュアルさを持っているおかげで、飾ったような印象を避けることができます。
チロリアンシューズを使ったコーデはこちらから見れますので、参考までにどうぞ。
チロリアンシューズを買うなら絶対に押さえておきたいオススメブランド3選
本記事では、おしゃれかつ使い回しやすいオススメブランドを3種類ご紹介します。
シンプルで王道というべきデザインに絞っていますので、この3つのいずれかを選べばまず間違いないかと思います。
【Paraboot/パラブーツ】MICHAEL(ミカエル)
パラブーツはフランスのシューズブランドで、全てMade in Franceで製造されています。
世界で初めて革靴用のラバーソールを製造し、靴業界に革命を起こしたとされています。
そんなパラブーツの名作中の名作として呼び声が高いのが、「MICHAEL(ミカエル)」です。
あらゆるブランドの中においても、「チロリアンシューズといえばパラブーツのミカエル」という程のトップ地位を確立しています。
実はあのエルメスがパラブーツへ特注したのが生産のきっかけとされています。
ミカエルは「リスレザー」という油分の多いオイルドレザーを使用しており、水に強い性質を持っています。
ソールにはパラブーツ自社製のラバーソールを用いており、歩きやすく滑りにくい構造になっています。
そんなリスレザーとソールを「ノルウェイジャンウェルト製法」で仕上げています。
ノルウェイジャンウェルト製法とは登山靴によく使われる堅牢で防水性に優れた製法のことです。
ソールの縫い目が2重になっており、縫い目からの浸水を防いでくれます。
もちろんソール交換も可能。
また、ミッドソールの間にはコルクが敷き詰められており、履きこむほど自分の足に馴染んできて履き心地が良くなり、自分だけの一足に育っていく魅力があります。
最後にポイントとなるのが、パラブーツのブランドタグがついていること。
さりげないアクセントとしてアピールできる、誇らしいタグです。
【KLEMAN/クレマン】PADRE(パドレ)
KLEMAN(クレマン)は、フランスのワークブーツブランドです。
フランスの官公庁や公共施設等でも採用されており、品質と信頼性の高さがうかがえます。
そんなクレマンの「PADRE(パドレ)」は、クレマンの中でも1、2位を争う人気モデルです。
チロリアンシューズときたら、パラブーツのミカエルかクレマンのパドレが真っ先に思い浮かぶ方が多いと思います。
パドレの良い所は、クセのないデザイン。
細かい部分も全てワントーンカラーに統一されているので、他のチロリアンシューズよりもカジュアルさが抑えられ上品なイメージがあります。
ソールはパラブーツと同様にラバーソールを用いているので、滑りにくく雨の日も心配いりません。
あとはタグレスというのもグッドポイント。
パラブーツのような超有名なブランドのタグだと、ワンポイントとしてアピールしたくなりますよね。
でもあまりよく知らないブランドだと、タグが逆に邪魔だと思うことがあります。
クレマンは由緒正しきブランドですが、あえてタグレスにすることでミニマムなデザインに特化しています。
あとはとにかく安いというのがパドレを選ぶメリットですね。
ミカエルだと7万円程度しますが、パドレなら2万円程度で買えるので。
デメリットを挙げるとすれば、セメント製法(アッパーとソールを接着剤で付ける方法)で作られているので、ソールの交換ができない点。
安価なので仕方がありませんが、それでも僕は7年間問題なく履けています。
クレマンのパドレについて、詳しくは「【7年目】KLEMAN(クレマン)のPADREのサイズ感、経年変化、コーデ例を詳しく解説」の記事で解説しています。
サイズ感・履き心地・経年変化・コーデ例について詳しく知りたい方は参考までにどうぞ↓
KLEMANのPADRE(パドレ)のサイズ感やコーデ例を7年愛用者が徹底解説
続きを見る
【REGAL/リーガル】5121
REGAL(リーガル)は50年以上の歴史を持つ日本の革靴ブランド。
ドレスシューズを専門に製造しているので、サラリーマンの方であれば1度は見たことがあるあはず。
そんなリーガルの「5121
セメント製法よりも強固なグッドイヤー製法という方法で作られており、耐久性と耐水性に優れているのが特徴です。
また、グッドイヤー製法はミッドソールにコルクの敷物が詰め込まれているのが特徴。
最初は固いですが、パラブーツのミカエルのように履きこむほど自分の足に馴染んできて履き心地が良くなります。
また、グッドイヤー製法はソールやヒールの交換も可能なので、アッパーの手入れを怠らなければ長い間愛用できます。
お値段はパドレよりも少し高いですが、ソールの交換ができる点を考慮すると5121もオススメです。
まとめ
本記事は以上です。
今回のポイントを簡単にまとめておきます。
おさらいポイント
- チロリアンシューズはコーデに安定感をもたらしてくれる
- 様々なコーデにマッチする
- 水が浸入しにくい構造になっている
- 歩きやすく滑りにくいラバーソール
- 履き口が広く脱ぎ履きしやすい
- 製法によってソールの付け替え可否が異なる
上述した通り、チロリアンシューズは他のレザーシューズよりもコーデの幅が広い傾向にあります。
1足持っておくとかなり便利なので、まずはシンプルなものからぜひチャレンジしてみてくださいね。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
こちらもCHECK
-
KLEMANのPADRE(パドレ)のサイズ感やコーデ例を7年愛用者が徹底解説
続きを見る
こちらもCHECK
-
【8年目】G.H.Bassのローファー「ローガン」のサイズ感・経年変化を徹底レビュー
続きを見る