- KLEMANのPADRE(パドレ)の魅力って何?
- PADRE(パドレ)のサイズ感・履き心地・経年変化はどんな感じ?
- PADRE(パドレ)のコーデのポイントもついでに知りたい
こんな疑問をお持ちのあなたへ。
本記事では、KLEMAN(クレマン)の『PADRE(パドレ)』を徹底レビューしていきます。
PADRE(パドレ)は、おしゃれなのにリーズナブルな値段で手に入るので、おしゃれさんからも人気の革靴です。
でも、近くに取扱い店舗がなく、サイズ感や履き心地がわからなくて困ってる人もいるはず。
そこで本記事では、7年間PADRE(パドレ)を履き続けてきた僕が、サイズ感や履き心地を徹底解説していきます。
さらに、7年後の経年変化やコーデのポイントも紹介していきます。
本記事の内容
- KLEMANのPADRE(パドレ)のデザインをレビュー
- KLEMANのPADRE(パドレ)のサイズ感・履き心地をレビュー
- KLEMANのPADRE(パドレ)の経年変化・コーデ例をレビュー
参考
クレマンのPADRE(パドレ)は、現在『PADROR(パドラー)』という名前に変わりました。
従来の『PADRE(パドレ)』という名前が浸透しているので、本記事ではこちらの名前で統一していきます。
PADRE(パドレ)を買おうか迷ってる人は、ぜひ購入前に本記事を参考にしてみてください。
それでは早速見ていきましょう。
KLEMANのPADRE(パドレ)のデザインをレビュー
項目 | PADRE(パドレ)の内容 |
商品名 | PADROR(パドラー)【旧:PADRE(パドレ)】 |
素材 | アッパー:牛革、ソール:ラバー |
サイズ展開 | 35~44(22.5~28.5㎝) |
生産国 | フランス製 |
これがクレマンのPADRE(パドレ)です。
いわゆる「チロリアンシューズ」というタイプの革靴ですね。
チロリアンシューズとは?
チロリアンシューズは、アルプス山脈周辺の「チロル地方」という場所で履かれてきた、伝統的なブーツをルーツにした革靴です。
KLEMANとは?
クレマンはフランスのワークブーツブランド。フランスの官公庁や公共施設等でも採用されている由緒正しきブランドなので、品質と信頼性はピカイチ。
その中でもPADRE(パドレ)は、KLEMANの中でも1、2位を争う人気モデルです。
どんなスタイルとも相性の良い万能デザイン
クレマンのPADRE(パドレ)は、チロリアンシューズとしては「ザ・定番」というべき王道のデザインです。
チロリアンシューズの特徴を一言でいってしまうとって、全体的にぽってりとしてるってこと。
つま先に丸みがあって、ソールに厚みがありますよね。さらに、「モカシン縫い」と呼ばれる、アッパーの大きなU字状の縫い目もあります。
こういったぽってり感は、チロリアンシューズならではの特徴。革靴の中では比較的カジュアルな印象が強いタイプなんですね。
クレマンのPADRE(パドレ)は、その中でもめちゃめちゃバランスの良い仕上がりです。
革靴の上品な印象に、チロリアンシューズならではのワーク感、そしてカジュアルさも兼ね備えています。
ステッチも含めてすべて同じ色で統一されているので、カジュアルすぎずミニマルな印象で履けるのも、PADRE(パドレ)ならではの魅力です。
かかと部分にさりげなく施されたステッチが、シンプルすぎずおしゃれで可愛らしい印象を与えてくれています。
どんなスタイルにもマッチする、まさに万能デザインといえます。
雨の日でも気軽に履けるスニーカー感覚の革靴
クレマンのPADRE(パドレ)は、雨の日でもガシガシ履けちゃうのも魅力の一つです。
革靴って「雨の日に履くのは抵抗がある」って人が多いと思うんです。
手入れが大変なのはもちろんなんですけど、一般的な革靴は靴底がツルツルしているので、雨の日にすべりやすいんですよね。
でも、PADRE(パドレ)のソールはゴム製でデコボコしてるので、めちゃめちゃグリップ力があるんです。
しかも水を通しにくいので、雨の日でもスニーカーのように気軽に履ける機能性と耐久性を兼ね備えています。
実際、僕はPADRE(パドレ)を履いていてすべったことは一度もありません。
もともとチロリアンシューズは、傾斜のある土地で狩猟時に履かれていた背景があります。軽登山用にも使われるくらいなんですけど、クレマンはこの点もしっかり押さえてますね。
KLEMANのPADRE(パドレ)のサイズ感をレビュー
僕が購入したクレマンのPADRE(パドレ)のサイズは、42(27.0-27.5 cm)です。
そして、僕の足のサイズと普段のスニーカーのサイズは以下の通り↓
僕の普段のサイズ
- 【足のサイズ】足長:27.0 cm、足囲:25.4 cm、足の横幅:広い
- 【コンバース】ALL STAR(オールスター): US9(27.5cm)
- 【アディダス】STAN SMITH(スタンスミス): 27.0~27.5 cm
- 【アディダス】SUPERSTAR 82(スーパースター82): 27.5 cm
- 【アディダス】SAMBA(サンバ): 27.5 cm
- 【アディダス】GAZELLE INDOOR(インドア): 27.5 cm
※他のスニーカーも含めて割合でまとめると、27cm:27.5cm:28 cm=3:6:1くらいなので、基本的に27~27.5cmが多いです。
PADRE(パドレ)の横幅は、革靴の中では少し広めです。足先の締め付け感は、一般的な革靴と同程度でした。
結論として、PADRE(パドレ)に関しては、42(27.0-27.5 cm)でジャストサイズでした。
つまり、PADREは普段と同じくらいのサイズ感で買うと良さそうです。
表記サイズと日本のサイズの目安は、販売ショップに掲載されている以下の表をご参考にしてください。
【KLEMAN】PADREサイズ感
表記サイズ 日本目安サイズ 35 22.5-23.0cm 36 23.0-23.5cm 37 23.5-24.0cm 38 24.0-24.5cm 39 24.5-25.0cm 40 25.5-26.0cm 41 26.0-26.5cm 42 27.0-27.5cm 43 27.5-28.0cm 44 28.0-28.5cm 出典:WOODY COMPANY; https://item.rakuten.co.jp/woody-h/10043156/, https://item.rakuten.co.jp/woody-h/padre-w/
参考
やわらかめの牛革なので、履き初めで多少サイズがきつくても、少しずつ馴染んでくるとは思います。ただ、大幅に伸びることはないので、もしキツイと感じたらサイズアップしたほうがいいです。
ゆるい場合は、靴ヒモや靴下の分厚さで微調整することもできます。
KLEMANのPADRE(パドレ)の履き心地をレビュー
クレマンのPADRE(パドレ)は、一般的な革靴と比べると履き心地はかなり良いと思います。
というのも僕は生まれつき偏平足で、基本的に革靴は疲れやすくて苦手。
でも、PADRE(パドレ)は革靴の中でも横幅が広めなので、足の締めつけ感が少ないです。なので、ビジネス用の革靴よりも明らかに足が疲れにくいと思います。
実際、PADRE(パドレ)に出会ってからは、休日にも革靴を履く頻度が増えました。
もちろん、スニーカーに比べると履き心地では負けますが、革靴が苦手な人でも取り入れやすいのは間違いないです。
あと、靴の開口部分が大きいので、かなり脱ぎ履きが楽です。これはチロリアンシューズならではの魅力ともいえますね。
PADRE(パドレ)とPADROR(パドラー)の違い
PADRE(パドレ)からPADROR(パドラー)に変わって、何か違いがあるのか?と疑問に思う人もいるはず。
実は、インソールに「クッション素材」が追加されてるんです。なので、現行のPADROR(パドラー)は、PADRE(パドレ)よりもさらに履き心地が向上されています。
KLEMANのPADRE(パドレ)の経年変化レビュー
本記事に掲載しているパドレの写真は、7年目のものです(使用頻度は基本休日のみ)。
お恥ずかしながら、今までクリーナーやワックスといったお手入れは一切していませんでした。
保管もシューツリーは使わず、脱いだら一晩置いてからシュークローゼットに入れるといった感じです。
それでも状態はかなり良好で、ご覧のとおり靴シワや傷みはかなり少ないです。
「どれくらい長持ちするか?」については、使用頻度にもよるのでなんともいえません。
ですが、週2程度なら、しっかりメンテナンスをしていけば、5年(長くて10年)は履き続けられるんじゃないかなと思います。
ソール交換は不可
PADRE(パドレ)はセメント製法と呼ばれる方法で作られています。
セメント製法とは?
セメント製法は、アッパーとソールを接着剤で貼り合わせてくっつける製法です。革靴の製法としてはかなり一般的。
セメント製法のシューズは、ソール交換ができません。なので、一度ソールが剥がれたら終わりです。
これがPADRE(パドレ)の唯一のデメリットといえます。
ただ、セメント製法は「水を通しにくい」という特徴も持っています。つまり、セメント製法だからこそ雨に強いシューズともいえます。
革靴をたくさん持ってる人は、「雨の日用の革靴」にしてもいいくらいですね。
KLEMANのPADRE(パドレ)のコーデのポイント
クレマンのPADRE(パドレ)はボリューム感があるので、コーディネート全体に安定感を与えてくれる効果があります。
つまり、コーデの引き締め役として、抜群の効果を発揮してくれます。
合わせるパンツは、デニム・チノパン・ショートパンツなどのカジュアルなものから、スラックス、ウールパンツなどのキレイめなものまで、幅広くマッチします。
スタイルは、キレイめ・カジュアル・ワーク・トラッドなどとも相性が良いです。
PADRE(パドレ)とパンツとの組み合わせ
PADRE(パドレ)×デニムコーデ
PADRE(パドレ)×コーデュロイパンツコーデ
PADRE(パドレ)×スラックスコーデ
PADRE(パドレ)×ミリタリーパンツコーデ
PADRE(パドレ)×チェックパンツコーデ
PADRE(パドレ)×ショートパンツコーデ
PADRE(パドレ)のコーデ例
ここからは、PADRE(パドレ)のコーデ例を春夏秋冬の季節毎にご紹介します。
クレマンのパドレの春コーデ
クレマンのパドレの夏コーデ
クレマンのパドレの秋コーデ
クレマンのパドレの冬コーデ
KLEMANのPADRE(パドレ)の価格帯について
「PADRE(パドレ)」時代はおよそ2万円で購入できましたが、「PADROR(パドラー)」になった今は26,950円(税込み)に値上げされました。
値上げの理由は、おそらくですが円安の影響がデカいです。
「ソールにクッション素材が搭載されたことで、値上げされたのかな?」って思いたくなりますが、実は変更当初はほとんど値段が同じだった気がします。
デザインもおしゃれだし履き心地もいいので、2万円ならかなりお買い得感があったんですけど、2万6千円ならはっきりいって高くも安くもないですね。
ただ、本革の革靴の値段としては、妥当な範囲内ではあります。
ちなみに、同じチロリアンシューズの名作として知られるParaboots(パラブーツ)の「Michael(ミカエル)」は、94,600円です。
実はパラブーツも当初より値上げされていて、以前はミカエルは7万円くらいで買えました。
ファッション業界全体の値段が上がってきてるので、値上げはクレマンに限ったことではないみたいです。
なので、今クレマンの「PADROR(パドラー)」を買うことは、昔に比べると割高ではあるかもしれません。
ですが、他のブランドと比べるとかなりコスパがいいのは間違いありません。
まとめ:KLEMANのPADRE(パドレ)は幅広い層におすすめ!
本記事のレビューをまとめると、クレマンのPADRE(パドレ)は、以下のような方におすすめです。
こんな方におすすめ
- 20代以降の男女
- 革靴初心者
- 履き心地の良い革靴を探している
- 幅広い服装に合う革靴がいい
革靴の中では比較的手の出しやすいお値段なので、若い方には特におすすめ。
本革なので決して安っぽいわけでもなく、ご年配の方が履いても十分馴染みます。
お手頃価格で履き心地も良いので、まだ革靴にチャレンジしていない初心者さんには特におすすめです。
実際、僕がPADRE(パドレ)を買ったときも、まだ革靴は1足しか持ってませんでした。
重厚感ありながら、どこかかわいらしさもあるので、男性だけでなく女性にもおすすめの革靴です。
幅広い服装に合うので、コスパ的には最強クラスといえます。
雨の日にも強い革靴なので、ぜひガシガシ履いちゃってください。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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