本サイトでは一部プロモーションが含まれます。 メンズコーデ術 初心者向け:ファッションの基本

白シャツの季節別メンズコーデ12選|1枚で1年使える着こなし術を完全解説

白シャツの季節別メンズコーデ12選|1枚で1年使える着こなし術を完全解説
ファッションブログ「K2J」の運営者KENのプロフィール写真

KEN

月間最高18万PVのファッションブログ『K2J』を運営。大手アパレルのパーソナルスタイリングサービスでECスタイリストとして勤務し、ファッション色彩能力検定1級を保有。大手メディアへのファッションスナップ掲載経験や、医学研究科修士課程で培った分析力を活かし、理系的視点から「ロジカルなおしゃれ」を提案。これまでに100点以上のファッションアイテムやサービスをレビューしてきた「服好きの視点」から、読者目線に寄り添ったリアルなファッションコンテンツを発信中。

白シャツは、春夏秋冬問わず使えるメンズファッションの定番アイテム。清潔感があり、どんなアイテムとも合わせやすいので、一枚あるだけでコーディネートの幅が広がります。

でも、そのシンプルさゆえに着こなし方を間違えるとただの「普通」のコーディネートになったり、おしゃれに見えないケースもあります。

そこで本記事では、白シャツを1年中おしゃれに着回すためのコーディネート術を、季節ごとにわかりやすくご紹介します。定番の着こなしから旬のスタイルまで、今日から真似できる12の実例を厳選したので、ぜひ参考にしてみてください。

それでは早速見ていきましょう。

 

 

なぜ白シャツはメンズコーデの最強アイテムなのか?

「白シャツは最強のメンズファッションアイテム」「とりあえず白シャツ着ておけば間違いない」

おしゃれな人の間でそんな言葉が当たり前になっています。これにはちゃんとした理由があるんです。ここからは、なぜ白シャツがこれほど支持されるのかを理論的に深掘りしていきます。

 

1枚で「清潔感・誠実さ・知性」を演出できる

スプートニクスのシャツのサイズ感・着用感

白シャツが与える印象は、「清潔感・誠実さ・知性」。この3つの要素が一気に手に入るからこそ、白シャツは「最強アイテム」と呼ばれているわけです。

まず、色彩心理学の観点では、白は「無垢・純粋・清潔」といったポジティブなイメージを象徴する色。特に日本人の文化的背景では、「白=正装」という感覚が根付いていますよね。つまり、白というだけで「きちんとしている」「信頼できそう」という印象を与えやすいんです。

さらに注目したいのが、シャツ特有の構造。襟(えり)や前立て、カフスといったディテールが「きちんと感」を視覚的に作ってくれるんです。これはTシャツやスウェットにはない、シャツだけがもつ独自の魅力。つまり、白という色の清潔感と、シャツという形の誠実さが合わさることで、「なんか知的で上品だな」と感じさせるコーディネートが自然に仕上がるというわけです。

そして忘れてはいけないのが、女性ウケの良さ。女性が男性のファッションに求めるポイントは、「清潔感」「清楚さ」「落ち着き」「親しみやすさ」など。そして白シャツは、これらすべてをたった一枚でクリアできるんです。だから、モテたいならまず白シャツ。これはもはや定番のセオリーですね。

 

シンプルなのに地味にならない

ポロラルフローレンの古着の白シャツコーデ

「白シャツってシンプルすぎて地味じゃない?」こんなふうに疑問に思う方もいるかもしれません。でも実は、地味にならない「仕組み」がちゃんとあるんです。

まず第一に、白は光を最も反射する色。だから、顔まわりがパッと明るく見える効果があります。肌のくすみが飛んで、自然にトーンアップして見えるんです。メイクで言う「レフ板効果」みたいなもの。結果として「なんか今日、垢抜けて見えるね」と言われやすくなります。

次に注目したいのは、白シャツが細部のデザインを引き立てやすいという特徴。襟や前立て、カフスといったディテールがあることで、シンプルなのに存在感が出るため、地味に見えにくいんです。

 

あらゆるスタイルに対応できる万能性

コモリシャツ、evconのデニム、ラコステのスニーカーのメンズコーデ

最後に紹介するのは、「白シャツの圧倒的な汎用性」について。

白シャツは「無彩色(むさいしょく)」といって、どんな色ともケンカしない色。カラーコーディネートが苦手な人でも、白シャツをベースにすれば自然と全体がまとまります。だから、コーディネートが圧倒的に簡単になるんです。

それだけじゃありません。白シャツはあらゆるファッションジャンルに溶け込む柔軟性を持っています。たとえば、こんなふうに着回しできます:

 

  • スラックスと合わせれば「キレイめスタイル」
  • デニムと合わせれば「こなれたカジュアル」
  • ミリタリーパンツと合わせれば「無骨さを中和して好印象に」
  • ジャージパンツと合わせれば「トレンド感のあるスポーツミックス」
  • ジャケットを羽織れば「デートにもぴったりな大人の上品スタイル」

 

このように、白シャツはカジュアルからフォーマルまで全部いける万能アイテム。しかも、そのたびに違った表情を見せてくれるのが魅力です。まるで「白ご飯」みたいな存在ですね。

 

 

メンズの白シャツコーデをおしゃれに見せる5つの原則

白シャツは誰もが1枚は持っている定番アイテム。でも、ただ着るだけでは「普通」に見えがちです。

そこで重要なのが、「白シャツをおしゃれに見せる5つの原則」。これを押さえておくだけで、白シャツコーデが一気に洗練されて見えるようになります。

 

①白シャツの選び方をマスターする

コモリシャツの着用感・サイズ感

白シャツと一口に言っても、その種類は実にさまざま。当然ながら、ビジネススーツに合わせるような「カッターシャツ」や「ワイシャツ」をそのまま私服に使うのはNG。いかにも仕事帰りのような印象になってしまい、野暮ったく見えてしまいます。

白シャツはシンプルだからこそ、「素材感・ディテール・シルエット」といった細部でおしゃれかどうかが大きく左右されます。

では、どんな白シャツを選べば、おしゃれな印象に仕上がるのか?結論から言うと、ワイドシルエット一択です。その理由は、「バランスの良さ」にあります。

白シャツはもともとフォーマルでドレス感のあるアイテム。そのため細身すぎると、キメすぎ感が出てしまい、カジュアルな日常着としては浮いてしまうことも。

一方で、ワイドシルエットなら適度なゆるさが生まれ、抜け感と上品さが両立されるため、私服として非常に使いやすく、おしゃれな印象を自然に醸し出すことができます。

 

加えて、素材や襟のデザインも目的に応じて選ぶのが大切です。

素材の選び方

  • ブロード ⇒ 滑らかで高級感あり。きれいめな印象に仕上げたい時に◎
  • オックスフォード ⇒ 丈夫でややカジュアル。普段着に最適

襟の形状

  • レギュラーカラー ⇒ 最もスタンダードで上品な印象
  • バンドカラー ⇒ 襟がなくカジュアル。抜け感を演出
  • ボタンダウン ⇒ カジュアルさときちんと感のバランスが良い

 

②適度にカジュアルダウンする

コモリシャツ、テアトラのショートパンツ、キジマタカユキのハットのメンズコーデ

白シャツはもともとスーツスタイルに使われるフォーマルなアイテム。だからこそ、着こなしに工夫しないと「ビジネス感」「堅苦しさ」が前面に出てしまいがちです。

たとえば、

白シャツ × テーラードジャケット × スラックス × 革靴

 

このように、キレイめアイテム「だけ」で統一すると、見ようによっては「今日は仕事?それとも何かの面接?」と勘違いされるかもしれません。だからこそ、白シャツ以外のアイテムでカジュアルダウンを図るのが鉄則です。

フォーマルな白シャツに、程よくラフな要素を加えることで「上品だけど、抜け感のある大人の私服スタイル」が完成します。以下のように、一部のアイテムをカジュアルなものに置き換えてみましょう。

 

白シャツコーデの組み合わせ例

  • テーラードジャケット → マウンテンパーカー
  • スラックス → デニムやカーゴパンツ
  • 革靴 → スニーカーやサンダル

 

③「白×○色」の黄金配色ルール(季節別の好印象カラー)

ポロラルフローレンの古着のシャツ、ヘインズのゴールドラベルTシャツのコーデ

白シャツは無彩色なので、どんな色にも馴染みます。とはいえ、「何と合わせてもOK」では逆に悩んでしまうもの。

そこでおすすめなのが、以下のような黄金配色パターン。季節感とおしゃれ感を両立させるために、「モノトーン」「ワントーン」「濃色で引き締める」という3つの方向性で配色を考えるのがコツです。

モノトーンで洗練された印象に

白シャツと相性抜群なのが、黒・グレーといった無彩色同士の組み合わせ。

  • 白シャツ × 黒のコーデュロイパンツ
  • 白シャツ × チャコールグレーのワイドパンツ
  • 白シャツ × グレーデニム

 

といったモノトーンコーデは、シンプルなのに上品で都会的な印象を与えます。

 

ワントーンで統一感とこなれ感を演出

白を中心に、同系色でまとめるワントーンコーデも非常に効果的です。

  • 白シャツ × ベージュのチノパン
  • 白シャツ × オフホワイトのコーデュロイパンツ
  • 白シャツ × アイボリー系のスラックス

 

といった組み合わせは、やわらかく清潔感のある印象に仕上がります。トップスとボトムスをグラデーションでつなげると、より一層こなれ感が増し、洗練された印象に。

 

濃色を合わせてメリハリをプラス

白シャツの爽やかさを引き立てるには、深みのあるカラーと合わせるのも効果的。

  • 白シャツ × インディゴデニム
  • 白シャツ × カーキのカーゴパンツ
  • 白シャツ × ダークブラウンのスラックス

 

など、濃色で引き締めることで全体にメリハリが生まれ、白のクリーンさがより映えます。特に「淡×濃」のバランスを意識することで、シンプルでも奥行きのあるスタイリングに仕上がります。

 

④着こなし方をアレンジする

白シャツは着方ひとつで印象がガラリと変わるアイテム。特に、「こなれ感」を意識したアレンジがポイントです。

以下のような着こなしをマスターしておきましょう。

 

  • ボタンを少し開けて着る
  • ボタンを全開する
  • ボタンを全て閉じる
  • 腕まくりをする
  • タックインする(シャツの裾をパンツにインする)

 

コモリの白シャツ、ヘインズのtシャツのメンズコーデ

ボタン全開

comoliのコモリシャツの着用感・サイズ感

タックイン

comoliのコモリシャツの着用感・サイズ感

袖まくり

 

このように着こなしを工夫することで、「服に着られている感」がなくなり、「服を着こなしている感」が際立ちます。結果として、「地味にならない洗練された白シャツコーデ」が完成します。

 

 

⑤白シャツに合うパンツまとめ【迷わない万能ボトムス5選】

コモリシャツ、キジマタカユキのバケットハットのメンズコーデ

白シャツはトップスの中でも特に汎用性の高いアイテムです。正直、合わないパンツはないといっても過言ではありません。

ここでは、具体的に相性の良いパンツを知りたい方向けに、5つ厳選してご紹介します。

 

白シャツに合うパンツ

  • スラックス:大人っぽくまとまるキレイめの王道コーデ。ただし、硬くなりすぎないようにリラックスシルエットを選びつつ、足元をスニーカーやサンダルでカジュアルダウンすることが大切。
  • デニム:白シャツが持つクリーンさに対し、デニムのラフさが絶妙なバランスを生みます。ストレート~ワイドシルエットを選ぶことで、トレンド感のある仕上がりに。
  • チノパン:大人のカジュアルコーデに最適。白シャツの爽やかさとチノパンの無骨さが程よくミックスされ、こなれ感のある好印象スタイルが完成します。
  • カーゴパンツ:白のクリーンさとカーゴの男らしさが引き立て合い、絶妙な品のあるミリタリー感を演出できます。シンプルなのに奥行きのあるスタイルが完成します。
  • ショートパンツ:白シャツの上品さがショートパンツのカジュアルさをやわらげ、バランスの良い夏コーデに仕上がります。

 

このように、合わせるパンツ次第で印象が180度変わるアイテム。ぜひご紹介したパンツを活用して、白シャツコーデの幅を広げてみてください。

 

 

春夏のメンズ白シャツコーデ6選

白シャツは「季節を問わず活躍できる」というのも、大きな魅力のひとつ。着こなし方を季節に合わせて変えることで、1年を通しておしゃれを楽しむことができます。

ここからは、メンズの白シャツコーデを春夏・秋冬で合計12種類ご紹介します。まずは春夏コーデから。

 

ココがポイント

暖かい季節は、白シャツを1枚でさらっと着るだけでOK。そのまま着るだけでも清潔感・爽やかさ・大人っぽさがにじみ出て、シンプルながら洗練された印象になります。

ボタンを少し開けたり、袖をまくったり、裾をタックインしたりといったアレンジを加えれば、さらにこなれ感がアップします。

 

①白シャツ×ライトブルーデニム×黒のアディダスサンバ

アディダスのスニーカー「サンバ」コーデ

シャツ:POLO RALPH LAUREN(古着)、パンツ:Calvin Klein(古着)、シューズ:adidas

王道の清潔感あふれる組み合わせ。ライトブルーのデニムが爽やかな印象を演出し、サンバの黒が引き締め役に。シャツはタックアウトでラフに着こなすと、リラックス感と都会的な抜け感が共存します。

 

②白シャツ×ベージュチノパン×スエードスニーカー

ポロラルフローレンの古着のシャツ、オーラリーのチノパン、アディダスのタバコグルーエン、オリバーピープルズのサングラスのメンズコーデ

シャツ:POLO RALPH LAUREN(古着)、パンツ:AURALEE、シューズ:adidas、サングラス:OLIVER PEOPLES、ブレスレット:vintage

白×ベージュのナチュラルな配色に、足元のブラウンスエードでコーディネートを引き締め。シャツのボタンを下から2〜3つ開けてラフにアレンジすれば、こなれた大人カジュアルが完成します。

 

③ロングベスト×白バンドカラーシャツ×スラックス×白スニーカー

ヘドメイナーのロングベスト、アディダスのスタンスミスラックス、オリバーピープルズのサングラスのコーデ

シャツ:古着、ベスト:HED MAYNER、パンツ:古着、シューズ:adidas、サングラス:OLIVER PEOPLES、ベルト:Hender Scheme

レイヤードの妙が光る上級者向けのコーディネート。白とアイボリーの淡色ワントーンに、ブラウンベストが引き締め役として効いています。シャツのタックインでスタイルアップも◎。

 

④白シャツ×カーキパンツ×黒スニーカー

ポロラルフローレンの古着のシャツ、エイトテンスのスチューデンのスニーカーのメンズコーデ

シャツ:POLO RALPH LAUREN(古着)、パンツ:古着、シューズ:810s、サングラス:OLIVER PEOPLES、ブレスレット:vintage

カーキのミリタリーパンツで男らしさを加えたコーディネート。袖をまくって腕元のアクセサリーを見せると、夏らしい軽快さが出ます。シャツ下部のボタンを開けて裾を揺らすアレンジもおすすめ。

 

⑤白シャツ×白Tシャツ×ショートパンツ×靴下×チロリアンシューズ

コモリシャツ、シュタインのショートパンツ、クレマンのチロリアンシューズのメンズコーデ

シャツ:COMOLI、Tシャツ:Hanes、パンツ:stein、シューズ:KLEMAN、ソックス:RAILROAD SOCK

Tシャツの上からシャツを羽織り感覚でレイヤードしたスタイル。ショーツとシューズのバランスは、黒靴下を挟むことで脚元にメリハリが生まれます。アウター感覚の白シャツが、スタイリングに抜けを与えてくれます。

 

⑥白シャツ×ショートパンツ×ソックス×スエードスニーカー×バケットハット

コモリのコモリシャツ、エイトンのショートパンツ、ヨークのスニーカー、ユニクロの靴下、キジマタカユキのバケットハットのメンズコーデ

シャツ:COMOLI、パンツ:ATON、シューズ:YOAK、ソックス:ユニクロ、ハット:KIJIMA TAKAYUKI

白とブラウンで統一した大人の夏コーデ。白~ベージュ~ブラウンのグラデーション配色が、やわらかくも統一感のある印象に。バケットハットを加えることで、顔まわりのバランスも整います。

 

 

秋冬のメンズ白シャツコーデ6選

つづいて、秋冬の白シャツコーデを6種類ご紹介します。

 

ココがポイント

気温が下がる季節は、白シャツを重ね着の中で活かすのがおすすめ。

たとえば、白シャツの上にニットやスウェットを重ねることで、襟元や裾、袖口に抜け感を演出できます。重たくなりがちな秋冬コーデに、白シャツの軽やかさが絶妙なアクセントとなってくれるんです。

さらに、アウターのインナーとしても白シャツは大活躍。レザーやステンカラーコートの中に差し込めば、コーディネート全体が一気に垢抜けて見える効果もあります。

 

①白バンドカラーシャツ×レザーパンツ×アディダススーパースター

古着のシャツ、古着のレザーパンツ、アディダスのスーパースターのメンズコーデ

シャツ:古着、パンツ:古着、シューズ:adidas

ハードな印象の黒レザーパンツに、白シャツとスーパースターで抜け感を加えたモードスタイル。バンドカラーが程よい上品さと個性を演出し、レザーとのギャップを楽しめます。

 

②カーディガン×白バンドカラーシャツ×チノパン×ダッドスニーカー×バケットハット×ベルト

スティーブンアランのカーディガン、オーラリーのチノパン、プーマのダッドスニーカー、エンダースキーマのベルト、キジマタカユキのハットのコーデ

カーディガン:Steven Alan、シャツ:古着、パンツ:AURALEE、シューズ:PUMA、ハット:KIJIMA TAKAYUKI、ベルト:Hender Scheme

全体をベージュのワントーンでまとめた、やわらかい雰囲気のナチュラルコーデ。タックイン&ブラウンのベルトをアクセントにすることで、メリハリのある美バランスに仕上がります。

 

③パーカー×白シャツ×ミリタリーパンツ×チロリアンシューズ

ネオンサインのパーカー、コモリの白シャツ、ヨーコサカモトのパンツ、クレマンのチロリアンシューズのメンズコーデ

パーカー:NEONSIGN、シャツ:COMOLI、パンツ:YOKO SAKAMOTO、シューズ:KLEMAN

白シャツの裾をチラッと見せるだけで、黒パーカーに立体感と軽さが生まれます。裾レイヤードはトレンド感も高く、野暮ったさを回避しながらカジュアルに着崩せるテクニック。

 

④ニットベスト×白シャツ×チェックスラックス×チロリアンシューズ×バケットハット

オーラリーのニットベスト、ウルのチェックパンツ、クレマンのチロリアンシューズ、キジマタカユキのバケットハットのメンズコーデ

ニット:AURALEE、シャツ:COMOLI、パンツ:URU、シューズ:KLEMAN、ハット:KIJIMA TAKAYUKI

個性的な配色のチェックパンツを主役に、白シャツで品よくまとめた秋冬コーデ。ニットベストのレイヤードで季節感を演出しつつ、同系色の白シャツがコーデ全体にまとまりを与えてくれます。

 

⑤カーディガン×白バンドカラーシャツ×コーデュロイパンツ×チロリアンシューズ

ヨークのカーディガン、白シャツ、スティーブンアランのコーデュロイパンツ、ジーエイチバスのローファーのメンズコーデ

カーディガン:YOKE、シャツ:古着、パンツ:Steven Alan、シューズ:G.H.Bass

素材感で差がつく秋の定番コーデ。白×黒のシンプルなベースに、グリーンのカーディガンが自然なアクセントに。コーデュロイのあたたかみが、季節感をさりげなく強調します。

 

⑥ボアコート×白シャツ×タートルネック×デニム×チロリアンシューズ

ザノースフェース×ハイクのボアコート、コモリの白シャツ、ユニクロのタートルネック、ヤエカのデニム、クレマンのチロリアンシューズのメンズコーデ

コート:THE NORTH FACE × HYKE、シャツ:COMOLI、タートルネック:UNIQLO、パンツ:YAECA、シューズ:KLEMAN

冬らしいボア素材のアウターに、白シャツ&白タートルのレイヤードが効いたスタイル。アウターが重くなりがちな季節こそ、白シャツの清潔感が活きます。ボトムスはダークカラーで全体を引き締め、落ち着いた大人のカジュアルに。

 

 

白シャツコーデを台無しにしないためのNG例と対策

どんなに高品質でおしゃれな白シャツでも、着こなし方を間違えると台無しに見えてしまいます。ここでは、特にやりがちなNG例と、具体的な対処法を解説します。

 

「シワ・黄ばみ・汚れ」だけは絶対に避けるべき

白シャツを着る上で、特に避けたい3大NGが「シワ・黄ばみ・汚れ」です。

まず「シワ」。白シャツは清潔感が命。シワがあるだけで生活感が滲み出て、一気にだらしなく見えてしまいます。例外的に、あえてシワ感を活かした加工シャツや、素材そのものがナチュラルな風合いで魅力的なものもありますが、それは上級者向け。基本的には、アイロンやスチームでしっかりと整えるのが正解です。

「黄ばみ」も見逃せないポイント。特に襟元や脇など、知らず知らずのうちに蓄積される皮脂汚れは、コーディネート以前の問題です。LIONのエリそで用洗剤などを活用しつつ、定期的な漂白・クリーニングを習慣化しましょう。

そして「汚れ」。白シャツは汚れが目立ちやすいです。洗濯前に食べ物や付着汚れなどがないかチェックし、ウタマロなどで集中的に汚れを落としましょう。

 

「キメすぎコーデ」は逆効果!適度な抜け感が好印象の鍵

白シャツはシンプルで上品だからこそ、つい「キレイめすぎる着こなし」になりがちです。でも、あまりにキメすぎたコーディネートは、かえってマイナスな印象を与えてしまうことも。

たとえば、「白シャツ+黒スキニー+革靴」や「白シャツ+テーラードジャケット+黒スラックス+革靴」といったスタイル。一見すると清潔感があり大人っぽいのですが、隙がなさすぎて「仕事帰り感」「ナルシストっぽさ」が出てしまい、デートや街歩きには不向きな印象になってしまいます。

白シャツコーデをこなれて見せるコツは、「かっちりしすぎないアイテムのミックス」と「どこかに遊びのあるディテール」を取り入れること。具体的には以下のような工夫が効果的です。

 

  • シャツの襟をバンドカラーに変える(堅苦しさを軽減)
  • 靴を革靴からスニーカーやサンダルに変更する(リラックス感UP)
  • シャツの袖をロールアップして、腕時計やブレスレットをちら見せ(さりげないアクセント)
  • ボタンを2〜3つ開けてインナーを見せる(余裕のある雰囲気)
  • ワイドパンツで抜け感を出す

 

このように、きれいめとカジュアルのバランスを上手くとることで、白シャツの魅力はぐっと引き立ちます。

 

 

1年中使える白シャツのおすすめアイテム

白シャツは春夏秋冬、季節を問わず使える万能アイテム。せっかくなら、長く愛用できる上質な1枚を手に入れておきたいところです。

ここでは、ファッション感度の高い人たちから支持される「本物志向」の白シャツブランドを厳選してご紹介します。

 

COMOLI(コモリ):定番にして至高の一枚

comoliのコモリシャツ(白)

【COMOLI】コモリシャツ

白シャツの最高峰とも言えるのが、「COMOLI(コモリ)」のシャツ。通称「コモリシャツ」として知られ、ブランドを象徴する代表的なアイテムです。

最大の魅力は、「何気ないのに洒落ている」という絶妙な空気感。極上のコットン素材、自然なゆとりのあるシルエット、着るほどに馴染む風合いなど、すべてが一級品。

ミニマルなのに奥行きがある。そんな一着を探している方に、ぜひ一度袖を通してみてほしい名作です。

 

COMOLIの白シャツは以下のショップで購入できます。

 

 

YAECA(ヤエカ):日常に自然と溶け込む優しい白シャツ

ヤエカの白のコンフォートシャツエクストラワイド

【YAECA】コンフォートシャツ エクストラワイド(出典:楽天市場)

「心地よさ」を追求したヤエカの定番シャツ。無駄を削ぎ落としたミニマルな設計と、ゆったりしたシルエットが生むリラックス感が魅力です。

左胸のポケットをあえて排除し、両裾のサイドシームにポケットを配置するなど、日常使いを見据えたユニークなデザインも特徴。

洗いざらしでサマになる粗野な風合いのコットン素材や、片手で開け閉めできるスナップボタンなど、日常に自然と馴染む「プロダクト的な白シャツ」です。

 

YAECAの白シャツは以下のショップで購入できます。

 

 

TOKIARI(トキアリ):独特な雰囲気をまとう白シャツ

TOKIARI(時在服飾設計)のシャツ「TOBARI」

【TOKIARI】TOBARI シャツ(出典:時在服飾設計 ONLINE SHOP)

「TOKIARI(トキアリ)」は、シャツをメインとする京都発のデザイナーズブランド。独自のコンセプトに基づいた「雰囲気のあるシャツ」を提案しています。

肌触りの良いコットンやリネンなど、上質な素材を使い、ふわりと軽やかな着心地が特徴。縫製も美しく、仕立ての良さが際立ちます。

価格帯はデザイナーズブランドの中ではやや控えめで、コストパフォーマンスの高さも魅力。シンプルでありながら、どこか詩的な余韻を残す、そんな一着を求める方におすすめです。

 

 

 

白シャツは何枚持っておくのが正解?

結論から言うと、白シャツは最低でも1枚、できれば2〜3枚以上持っておくのが理想的です。その理由は単純明快。使えるシーンが多すぎるから。

 

  • きれいめにもカジュアルにも使える
  • 春夏は軽やかに、秋冬はレイヤードに活躍
  • デート、仕事、街歩き、旅行…どこでもOK

 

実際に僕自身も、白シャツを3枚ほど所有しています。最初は1枚だけでやりくりしていたのですが、「今日は白シャツ着たいのに…この前着たやつ洗濯中だ…」なんて場面に何度も直面し、追加購入を決意。結果、コーディネートの幅も広がり、毎日の服選びがぐっと快適になりました。

 

「何枚も持っていてムダじゃない?」と思った方へ

確かに、似たようなデザインの白シャツを何枚も持つのは非効率に思えるかもしれません。でも、実は白シャツと一口に言っても種類はさまざま。

 

  • 襟の形状:レギュラーカラー・オープンカラー・バンドカラー・ボタンダウン
  • 素材の種類:ブロードコットン・オックスフォード・リネン・ウール
  • 丈感:レギュラー丈・ロング丈

 

それぞれに雰囲気が異なり、TPOや季節、合わせるアイテムによって使い分けができるんです。

今や白シャツは、複数持ってこそ本領を発揮するベーシックアイテム。 少しずつでいいので、自分のスタイルに合うものを揃えていきましょう。

 

 

まとめ|白シャツ1枚で、おしゃれな1年をつくろう

ここまで読み進めてくれたあなたは、きっと「日々の服選びに、もう少し自信を持ちたい」と思っているのではないでしょうか。だからこそ、白シャツはきっと、あなたの味方になってくれます。

 

  • 「最初に買うならどれにしよう?」
  • 「次の休日は、どんなコーデを試そう?」
  • 「手持ちのアイテムと合わせると、どれが活きる?」

 

こんなふうに考えてみるだけでも、おしゃれの楽しさが少しずつ広がっていきます。

白シャツはどんなアイテムとも合わせやすく、忙しい朝でも悩まずに「おしゃれ見え」できる心強い味方です。どんな白シャツがいいか迷う方は、まず本記事で紹介したシャツから手に取ってみてください。どれも「おしゃれに見えること」と「日常に馴染むこと」を両立しているので、きっとあなたにフィットする1枚が見つかるはずです。

もちろん、どれにするかはあなたの自由。でももし「この白シャツ良さそう」と思えるものがあったなら、在庫のあるうちにチェックしておくのがおすすめ。人気アイテムはシーズン途中で品切れになることも少なくありません。

今日の自分に合う1枚を見つけて、1年中コーデに迷わない「白シャツ生活」をはじめてみましょう!

 

こちらもCHECK

セレオリとは?ダサいってホント?買わない方がいいと言われる理由
セレオリとは?ダサいってホント?買わない方がいいと言われる理由

続きを見る

こちらもCHECK

デザイナーズブランドのタグ
人気ドメスティックブランド図鑑【おしゃれな男女愛用のおすすめ45選】

続きを見る

  • この記事を書いた人
ファッションブログ「K2J」の運営者KENのプロフィール写真

KEN

月間最高18万PVのファッションブログ『K2J』を運営。大手アパレルのパーソナルスタイリングサービスでECスタイリストとして勤務し、ファッション色彩能力検定1級を保有。大手メディアへのファッションスナップ掲載経験や、医学研究科修士課程で培った分析力を活かし、理系的視点から「ロジカルなおしゃれ」を提案。これまでに100点以上のファッションアイテムやサービスをレビューしてきた「服好きの視点」から、読者目線に寄り添ったリアルなファッションコンテンツを発信中。