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20代・30代メンズの春コーデ16選|初心者でも失敗しない春のおしゃれ講座

20代・30代メンズの春コーデ16選|初心者でも失敗しない春のおしゃれ講座
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KEN

月間最高18万PVのファッションブログ『K2J』を運営。大手アパレルのパーソナルスタイリングサービスでECスタイリストとして勤務し、ファッション色彩能力検定1級を保有。大手メディアへのファッションスナップ掲載経験や、医学研究科修士課程で培った分析力を活かし、理系的視点から「ロジカルなおしゃれ」を提案。これまでに100点以上のファッションアイテムやサービスをレビューしてきた「服好きの視点」から、読者目線に寄り添ったリアルなファッションコンテンツを発信中。

春コーデって意外と難しいんだよなぁ。気温の変化も激しいしからどんな服を着たらいいか迷うし、色味の選び方もよくわからない。誰か春におすすめの着こなし方を教えて!

この記事はそんな方へ向けて書いています。

 

春って、服選びがむずかしい季節なんです。秋冬ほど重ね着でごまかせないし、春らしい色選びも求められます。

春コーデで一番大事なのは、清潔感と季節感のバランス感覚。この2つがズレてしまうと、どれだけブランドものを着てても、どれだけトレンドを押さえてても、なぜか「ダサい」って見られてしまうんです。逆にいうと、春らしい軽やかさや爽やかさがちゃんと伝われば、シンプルな服でもおしゃれに見えるし、女性からの印象も一気にアップします。

この記事では、そんな「春の落とし穴」を避けながら、20代・30代メンズが失敗せずに、ちゃんと女性に好印象を持たれる春コーデをわかりやすく紹介していきます。

初心者でもOK。おしゃれが苦手でもOK。まずはここで「ダサいって思われる原因」と「どうすれば垢抜けるのか」を一緒に整理していきましょう。

 

 

春のメンズコーデをおしゃれに仕上げる3つのポイントとは?

まずは、春のメンズコーデをグッと垢抜けさせるための「3つの基本ポイント」を紹介していきます。正直、この3つを抑えるだけで、コーディネートの印象は見違えるほど変わります。

 

ポイント①|清潔感を意識する

エイトンのストライプシャツの着用感

「結局、清潔感が大事なんでしょ?」と思った方、それ、正解です。ただし、「髪を整える・シワのない服を着る」だけでは見た目の清潔感は不十分です。

春は特に、「空気感としての清潔感」が大事になります。どういうことかというと、春って気温も気分も軽やかになるから、服装にも抜け感(=余白や軽さ)が必要なんです。

たとえば、冬のようなダークトーン×厚手素材のセットアップをそのまま着ると、「清潔感がない」というより「重苦しい」と感じられます。これが心理的にナシ判定される要因だったりするんですよね。

じゃあ、どうすればいいのか?

  • シワや毛玉のない、パリッとしたアイテムを選ぶ
  • 上品なアイテムを取り入れる
  • 軽やかな色味や素材で、爽やかさを演出する

 

この3つを意識するだけで、全体の雰囲気が見違えます。

 

ポイント②|明るい色を取り入れる

outilのバスクシャツ「tricot aast」のサイズ感・着用感

春コーデで失敗しがちなのが、暗い色の多用。「黒」を選びがちな人、多いですよね。安心感がある色なので、それもわかります。

でも、春って周りの景色も明るくなるし、ファッションも開放的な空気感が求められます。なので、暗い色ばかりのコーディネートは冬っぽさが残ってしまい、「季節感がない」と思われてしまうんです。

逆に、明るい色を上手く使うと、清潔感・爽やかさ・やわらかさが自然に演出されて、女性ウケも◎です。

春コーデにおすすめの色

  • 白・オフホワイト・アイボリー
  • ベージュ(特にライトベージュ)
  • パステルカラー
  • ブルー・ネイビー
  • カーキ・ライトグリーン

 

黒を完全NGにする必要はありません。ただし、黒がコーディネートのメインになると重たく見えるので、靴やバッグなどの小物に使うことを意識しましょう。黒は適切に使えば、引き締め効果で全体が整って見えます。

 

ワンランク上の春コーデ:ペールトーンを使いこなす

上級者向けですが、全体を淡い色味(=ペールトーン)でまとめると、グッとおしゃれに見えます。

ペールトーンとは、白を混ぜたような明度が高く彩度が低い色のこと。たとえば、ライトブルー×アイボリー×グレー、みたいな組み合わせ。

コツは、「色のメリハリをつけすぎないこと」。濃淡の差が強すぎると悪目立ちしてしまうので、隣り合うアイテムは馴染ませるようにしましょう。

 

ポイント③|軽やかな素材を取り入れる

アメリカ軍のスノーカモパンツの着用感

春コーデでもう一つ忘れてはいけないのが、素材感のチョイス。見た目はシンプルでも、素材を変えるだけで「おしゃれ感」はグッと増します。

たとえば、冬に多用されるウールやフリース素材。温かみがあっていいんですが、春には少し重く感じるんですよね。

逆に、以下のような素材は春にぴったりです。

春におすすめの素材

  • コットン(綿):通気性がよく、肌触りも快適。春の王道。
  • リネン(麻):シワも味になる、抜け感たっぷりの素材。
  • ナイロン:スポーティな印象を与えつつ、軽さを演出。
  • シアー(透け感素材):シャツやレイヤードで使うと一気にこなれた雰囲気に。

 

素材まで意識できている人は少ないからこそ、ここで差がつきます。「なんか雰囲気いいな」と思われる人は、実は素材選びで勝ってるケースが多いんです。

 

20代・30代におすすめのメンズ春コーデ16選

ここからは、メンズ春コーデの実例を16種類厳選してご紹介します。前半は清潔感・女性ウケを意識したキレイめコーデ8選、後半は季節感・着回し力を意識したカジュアルコーデ8選です。

それぞれのコーディネートのこだわりポイントを、プロ目線で詳しく解説していきます。

 

【春のキレイめコーデ①】シャツ×Tシャツ×スラックス×スニーカー

コモリシャツ、アディダスのスタンスミスLUXのメンズコーデ

シャツ:COMOLI、Tシャツ:Hanes、パンツ:古着、シューズ:adidas、サングラス:OLIVER PEOPLES

ネイビーのシャツに白スラックスを合わせた、クリーンで好感度の高い春コーデ。足元も白スニーカーで軽やかにまとめ、全体の印象を爽やかに演出しています。シャツのボタンはあえて2〜3つ開けてリラックス感を出し、インナーの白Tをチラ見せすることで抜け感もプラス。品の良さとラフさのバランスがポイントです。

 

【春のキレイめコーデ②】白シャツ×バケットハット×カーディガン×チノパン×ダッドスニーカー

スティーブンアランのカーディガン、オーラリーのチノパン、プーマのダッドスニーカー、エンダースキーマのベルト、キジマタカユキのハットのコーデ

カーディガン:Steven Alan、シャツ:古着、パンツ:AURALEE、シューズ:PUMA、ハット:KIJIMA TAKAYUKI、ベルト:Hender Scheme

全身をベージュ〜オフホワイトのワントーンでまとめた、やわらかく優しげな印象のコーディネート。小物のバケットハットも同系色に揃えることで統一感がアップし、さりげなくこなれた雰囲気に仕上がります。白シャツはタックインしてアクセントに。キレイめなのに堅すぎず、デートにもおすすめの着こなしです。

 

【春のキレイめコーデ③】ストライプシャツ×ワイドスラックス×スニーカー×腕時計

エイトンのストライプシャツ、ステューディオスのスラックス、アディダスのスタンスミス、エルラーセンの時計のメンズコーデ

シャツ:ATON、パンツ:STUDIOUS、シューズ:adidas

ストライプシャツとネイビースラックスで、ブルー系のグラデーションを楽しむ春らしい配色コーデ。シャツの袖はロールアップして抜け感を出しつつ、タックインでメリハリをプラス。足元は白スニーカーで軽やかに仕上げれば、カジュアルすぎず好印象な装いにまとまります。

 

【春のキレイめコーデ④】ステンカラーコート×シャツ×スラックス×スニーカー

ウルのステンカラーコート、古着の花柄シャツ、エンダースキーマのベルト、白スラックス、アディダス×ユニオンガーウェンのスニーカーのメンズコーデ

コート:URU、シャツ:古着、パンツ:古着、シューズ:adidas、ベルト:Hender Scheme

ベージュの花柄シャツが主役の春コーデ。カーキ寄りのベージュステンカラーコートを羽織って、落ち着きと季節感を両立。白スラックス&ベージュスニーカーで淡色トーンにまとめつつ、ブラウンのベルトをタックインで見せることで引き締め効果も。気張りすぎない大人の華やかコーデです。

 

【春のキレイめコーデ⑤】トレンチベスト×シャツ×スラックス×スニーカー

古着のトレンチベスト、オリバーピープルズのサングラス、プーマのダッドスニーカーのメンズコーデ

ベスト:古着、シャツ:古着、パンツ:RICCARDO METHA、シューズ:PUMA、サングラス:OLIVER PEOPLES

トレンチコートの袖を切り取ったようなデザインベストを主役にしたレイヤードスタイル。イエローのシャツと黒スラックスで大人っぽさを意識しつつ、白スニーカーで抜け感をプラス。春らしいカラー使いとレイヤードのバランスが、洒落感のあるスタイルを演出します。

 

【春のキレイめコーデ⑥】デニムシャツ×Tシャツ×ワイドパンツ×スニーカー×バッグ

studiousのワイドパンツ、monkeytimeのデニムシャツ、アディダスオリジナルスのスタンスミスのメンズコーデ

シャツ:monkey time、Tシャツ:Hanes、パンツ:STUDIOUS、シューズ:adidas、腕時計:DIESEL、バッグ:LACOSTE

デニムシャツの袖をロールアップしてこなれ感を演出。ネイビーのワイドパンツと同系色でまとめているので、全体の統一感も◎。ボタンを大胆に開けてインナーの白Tを見せたり、ウエストをタックインすることで、シンプルながら計算されたスタイルに仕上がっています。

 

【春のキレイめコーデ⑦】トレンチコート×スウェット×シャツ×デニム×スニーカー

シュタインのトレンチコート、マーカのスウェット、ウォードブルーのデニム、ニューバランスの2002rのスニーカーのメンズコーデ

コート:stein、スウェット:marka、シャツ:古着、パンツ:woadblue、スニーカー:new balance

ベージュのトレンチコートにブラウンのスウェットを合わせた同系配色のレイヤードスタイル。白シャツを重ね着することで抜け感を演出し、淡色デニム×グレースニーカーで春らしさをプラス。シンプルながら細部に気を配ったレイヤードテクが光る、大人のカジュアルミックスです。

 

【春のキレイめコーデ⑧】ロングベスト×シャツ×スラックス×スニーカー

ヘドメイナーのロングベスト、アディダスのスタンスミスラックス、オリバーピープルズのサングラスのコーデ

シャツ:古着、ベスト:HED MAYNER、パンツ:古着、シューズ:adidas、サングラス:OLIVER PEOPLES、ベルト:Hender Scheme

全体を白ベースで統一しつつ、ブラウンのロングベストとベルトで引き締めたコーディネート。白シャツ・白パンツ・白スニーカーで爽やかに魅せながら、縦長のシルエットを意識することでスタイルアップ効果も抜群。品よく個性が出せるコーディネートです。

 

【春のカジュアルコーデ①】白シャツ×カーキパンツ×スニーカー

ポロラルフローレンの古着のシャツ、エイトテンスのスチューデンのスニーカーのメンズコーデ

シャツ:POLO RALPH LAUREN(古着)、パンツ:古着、シューズ:810s、サングラス:OLIVER PEOPLES、ブレスレット:vintage

白シャツとカーキパンツという王道の組み合わせは、春の清潔感と大人っぽさを両立できる鉄板スタイル。足元には黒のスニーカーを合わせ、全体を引き締めたバランスがポイントです。袖をまくって肌を見せることで、春らしい軽やかさと抜け感を演出。ブレスレットとサングラスのアクセントが、シンプルな装いに洒落感を添えています。

 

【春のカジュアルコーデ②】ニット×Tシャツ×スラックス×スニーカー×バッグ

ヨーコサカモトのニット、白スラックス、プーマのダッドスニーカーのメンズコーデ

ニット:YOKO SAKAMOTO、Tシャツ:Hanes、パンツ:古着、シューズ:PUMA、バッグ:NICENESS、サングラス:OLIVER PEOPLES

春らしいパステルブルーのコットンニットを主役にしたペールトーンコーデ。白Tをインナーに重ねて立体感を出し、袖まくりで軽快な抜けをプラス。ボトムスには白系パンツを合わせて、クリーンかつ爽やかな印象に。ブラウンのレザーバッグがさりげなく大人っぽさを加え、品よくまとまっています。

 

【春のカジュアルコーデ③】ポロシャツ×ロンT×チノパン×ローファー

ラコステのポロシャツ、オーラリーのチノパン、ヘインズのビーフィーTシャツ、オーラリーのチノパン、ジーエイチバスのローファーのメンズコーデ

ポロシャツ:LACOSTE、Tシャツ:Hanes、パンツ:AURALEE、シューズ:G.H.Bass

ビッグシルエットのポロシャツにロンTをレイヤードしたベージュトーンコーデ。全身をワントーンでまとめることで、落ち着いた大人の雰囲気を演出。トップスに立体感を持たせつつ、足元は黒ローファーで引き締めるのが洒落見えの秘訣。カジュアルながら清潔感と品の良さが際立ちます。

 

【春のカジュアルコーデ④】ブルゾン×デニム×革靴

古着のナイキのブルゾン、古着のギャップのデニム、フットザコーチャーのスエードシューズ、セリーヌのサングラスのメンズコーデ

ブルゾン:NIKE(古着)、パンツ:GAP(古着)、シューズ:foot the coacher、サングラス:CELINE

白のブルゾンにグリーンのデニムを合わせたスポーツミックススタイル。ブルゾンの軽快さと爽やかさを活かしつつ、足元に黒のプレーントゥ革靴を加えることで大人の品格をプラス。サングラスがスタイリングのアクセントとして効いており、シンプルでも洗練された印象を与える好例です。

 

【春のカジュアルコーデ⑤】マウンテンパーカー×白シャツ×デニム×スニーカー

バブアー×キャプテンサンシャインのフィッシングパーカー、ヤエカのデニム、アディダス×ユニオンのスニーカーのメンズコーデ

パーカー:Barbour、シャツ:古着、パンツ:YAECA、シューズ:PUMA

マウンテンパーカーを主役にしながら、テーパードデニムと白シャツで都会的な抜けを作ったYラインシルエットの春コーデ。アウトドアライクなパーカーとスニーカーはベージュで統一して、まとまり感を演出。上品な白シャツがカジュアル要素を引き算し、女性ウケにも配慮されたスマートな装いに仕上げています。

 

【春のカジュアルコーデ⑥】スウェット×Tシャツ×チノパン×ローファー×バケットハット

ポロラルフローレンの古着のスウェット、オーラリーのチノパン、キジマタカユキのバケットハット、ジーエイチバスのローファーのメンズコーデ

スウェット:POLO RALPH LAUREN(古着)、Tシャツ:Hanes、パンツ:AURALEE、シューズ:G.H.Bass、ハット:KIJIMA TAKAYUKI

グリーンの古着スウェットにベージュのチノパンを合わせたアメトラスタイル。白Tの重ね着で首元から見せることで、抜け感を演出。ベージュのバケットハットが統一感を高めつつ、ローファーの黒がコーデを引き締め。シンプルながら計算されたバランスが、大人のこなれ感を生み出します。

 

【春のカジュアルコーデ⑦】ワークジャケット×デニム×革靴

カーハートの古着のチョアコート、カルバンクラインの古着のデニム、セリーヌのサングラス、クレマンのチロリアンシューズのメンズコーデ

ジャケット:Carhartt(古着)、パンツ:CALVIN KLEIN(古着)、シューズ:KLEMAN、サングラス:CELINE

ヴィンテージのカーハートジャケットにブルーデニムを合わせた骨太なアメカジスタイル。ボロ感のあるジャケットを活かしつつ、黒のチロリアンシューズで品良くまとめているのがポイント。ラフに見えすぎないバランス感覚が、大人の古着スタイルとして好印象につながります。

 

【春のカジュアルコーデ⑧】バスクシャツ×スノーパンツ×ダッドスニーカー×サファリハット

outilのバスクシャツ、COMOLIのコモリシャツ、アメリカ軍のスノーカモパンツ、プーマのダッドスニーカー、キジマタカユキのサファリハットのメンズコーデ

全体を白のワントーンで構成し、素材感で差をつけた春の清潔系カジュアルコーデ。スノーパンツの立体的なシルエットや質感がアクセントとなり、のっぺり見えないのが◎。バスクシャツのボーダーの赤が挿し色として効いています。カジュアルアイテムでも、色味で清潔感をキープした好例です。

 



ダサく見えるメンズ春コーデのNG例とその回避法

ここからは春コーデにありがちなNGポイントを2つ紹介しながら、それをどう回避すればおしゃれに見えるのか?を解説していきます。

 

NG①|秋冬アイテムをそのまま使ってしまう

春コーデでよくある失敗のひとつが、冬の服をそのまま着まわしてしまうこと。季節の変わり目って、「まだ寒いし、冬の服でもいっか」ってつい思いがち。でも実はこれ、春のコーデを野暮ったく見せてしまう最大の落とし穴なんです。

というのも、秋冬のアイテムって、基本的に素材が厚くて、色も暗め。だからそのまま着てしまうと、どうしても重たくて、季節外れな印象になりがちなんです。

たとえば、こんなアイテムたち。

  • ダウンジャケット
  • キルティング
  • 厚手のコート
  • ニット素材(コットン素材ならOK)
  • コーデュロイ生地(細い畝ならOK)

 

こういったアイテムを春にそのまま使うと、「あれ?まだ冬気分なのかな?」と違和感を持たれやすくなります。

改善方法

じゃあ全部NGなの?……と思いきや、実は例外もあるんです。

たとえば「ニット」。確かにウールやカシミヤのような厚手素材は避けたいですが、コットン素材のニットなら春でもOK。見た目が軽やかで、通気性も良いので、春らしい印象をつくりやすいです。さらに、ニットベストのように袖のないアイテムなら、素材が多少厚くても重たい印象になりにくいです。

そして「コーデュロイ」も一見NGっぽいですが、畝(うね)の太さに注目してみてください。太い畝は冬向きだけど、細い畝なら軽やかに見えるので、春でも意外とハマります。

 

NG②|春なのに黒ばかり選んでしまう

黒は着回しがしやすく、引き締め効果もあるので頼りたくなる色。でも春に黒ばかり使うのは、かなり危険です。

なぜかというと、春は明るさや爽やかさを感じたい季節だから。周りが軽やかな色を着ている中で、ひとりだけ黒ずくめだと、どうしても重たく・近寄りがたい印象になってしまいます。

改善方法

とはいえ、「じゃあ黒は絶対NGなの?」といえばそんなことはありません。たとえばこんな工夫をすれば、黒を使いながらでもちゃんと春感を出せます。

春に黒を取り入れるコツ

  • 黒は小物で使う(靴やバッグ、キャップなど)
  • トップスやボトムは白・ベージュ・淡い色をベースにする
  • 黒を使う場合も、全体のトーンを軽くまとめる

 

たとえば、「白シャツ+ベージュのパンツ+黒のローファー」みたいな組み合わせなら、春らしさもキープしつつ、黒の引き締め効果も活かせます。

春におすすめなのは、ペールトーン(淡いパステルカラー)や白・ベージュ・ライトグレーなどの軽やかカラー。とくに白やベージュは肌なじみもよく、清潔感も出せるので、初心者でも挑戦しやすい色です。

 

メンズの春コーデにおすすめの買い足しアイテム4選【即戦力のみ】

「春コーデがなんか決まらない…」そんなときは、まず鉄板アイテムを押さえるのが正解です。

ここでは、春のおしゃれ初心者でも簡単に使いこなせて、着るだけでおしゃれに見える「即戦力アイテム」を4つ厳選しました。どれも季節感・清潔感・トレンド感の三拍子が揃っているので、迷ったらまずここから取り入れてみてください。

 

①白スニーカー|春の足元に爽やかさを仕込むならコレ一択

アディダスのスタンスミスラックスのコーデ

白スニーカーは、春の気分を足元から演出できる最強の一足。黒のシューズに比べて軽快で、抜け感も出しやすいため、コーディネート全体が一気に春らしく見えます。

とくに初心者にとって嬉しいのは、どんな色の服とも相性が良いこと。着こなしに悩んだときでも、「とりあえず白スニーカー履いておけばOK」という安心感があります。

白スニーカーが苦手な人は、グレーのスニーカーで代用してもOK。ニューバランスのような抜けすぎないグレーなら、より上品な印象に仕上がります。

 

 

②白シャツ|清潔感・品の良さ・着回し力、すべてを兼ね備えた万能選手

コモリの白シャツ、ヘインズのtシャツのメンズコーデ

「春に何着ればいいかわからない…」という人こそ、白シャツに頼るべき。清潔感・上品さ・爽やかさという、春コーデに不可欠な3要素を1枚でカバーしてくれる、まさに最強のベースアイテムです。

Tシャツ感覚で羽織れるカジュアルなバンドカラーシャツから、キレイめなレギュラーカラーまで、系統に合わせて選べば幅広く使いまわせます。

ただし、白シャツは「汚れ」「シワ」が命取り。丁寧に洗濯・アイロンを心がけるだけで、おしゃれ感が2段階アップします。

 

 

③ショート丈アウター|軽やかにキマる、春の即戦力アウター

バーバリーの古着のブルゾンコーデ

春先は意外と肌寒く、アウターが必要になるシーンも多め。そんなときに活躍するのがショート丈アウター。着丈が短めのブルゾンやライトアウターは、冬の重たさを引きずらず、軽快で季節感あるスタイルを簡単に作れます。

たとえば、

  • ハリのあるコットン素材のブルゾン
  • ナイロン素材のMA-1やスポーツジャケット
  • ベーシックカラーのマウンテンパーカー

 

注意点は、「子どもっぽく見えないこと」。色数を抑え、パンツや靴でバランスを取ると、大人っぽくキレイめにまとまります。

 

④ステンカラー/トレンチコート|羽織るだけで「上品&春っぽい」を両取り

ウルのバルマカーンコート、古着の花柄シャツ、エンダースキーマのベルトのメンズコーデ

春のアウターは、必ずしもショート丈である必要はありません。ロング丈の中でもとくにステンカラーコートやトレンチコートは、春らしい軽さと清潔感を兼ね備えた万能アウターです。

無駄な装飾がないので着回しやすいし、通年使えるコットン素材が主流なので、春にも最適です。ベージュなどのやわらかい色を選ぶと、さらに季節感が際立ちます。

春コーデに迷うなら、プロに任せてみるのもアリ

ここまで読んで、「春コーデのコツはわかったけど、実際に自分でコーデを組むのはちょっと不安…」と感じた方もいるはず。

そんなときは、プロのスタイリストに服選びを任せられるファッションサービスを活用するのも賢い選択肢です。

プロに任せるのがおすすめな理由

  • 似合う色やバランスをプロが判断してくれるから、自信を持って着られる
  • 時間と労力をかけずにおしゃれが完成するので、忙しい人にも最適
  • LINEで相談しながらコーディネートの方向性を相談できる

 

たとえば、「黒を使わない爽やかな春コーデ」をプロに丸投げでお任せするのもアリ。あとは、レンタルで楽しむか・購入して手元に残すか、自分のスタイルに合った方法を選ぶだけ。

とくにおすすめなのが、次の2つのサービスです。

 

UWEAR(ユーウェア):ファッションレンタルサービス

UWEAR(ユーウェア)」は、代表的なメンズ専門のファッションレンタルサービスです。

  • プロがコーデした服が毎月自宅に届く
  • クリーニング不要で返却OK
  • スタイリストとのLINE相談で、自分に似合うコーデが発見できる
  • 普段自分が選ばない服に挑戦できる

 

レンタルは購入型よりも料金が安いため、コスパ良く着こなしを学べるのが大きな魅力です。

 

 

 

Dコレクション:プロが選ぶあなた専用コーデセット

dコレクションのプロが選ぶあなた専用コーデ

出典:DCOLLECTION

Dコレクションは、ファッション初心者から人気のメンズファッション通販サイトです。「コーデ買いセット」が話題で、アプリダウンロード数は50万を突破しています。

  • 予算に応じた提案が可能(15,000円~)
  • あなたに似合う服を自宅までお届け&試着OK
  • 気に入らなければ無料返品、さらに再提案も無料
  • 購入後もLINEで着こなしをフォローしてくれる

 

届いた服を自宅で気軽に試着でき、気に入ったアイテムだけ購入すればOK。さらに、購入後も着こなしの相談や「このアイテムに合う服って?」といった疑問にLINEで気軽に答えてくれるのが嬉しいポイントです。

 

 

Dコレクションの詳細レビューはこちら

 



まとめ|春コーデはルールを知らないとダサくなりがち

春は気温の変化や服の入れ替えで迷いがちな季節ですが、ポイントを押さえれば春のおしゃれはそこまで難しくありません。むしろ、ちょっとした工夫で清潔感×抜け感を自然に演出できるからこそ、他の季節以上に差がつきます。

 

まとめ

  • 秋冬アイテムはそのまま使わず、軽やかな季節感を取り入れる
  • 黒は小物で調整、服は淡色やくすみカラーを活用
  • 素材やシルエットで“今っぽさ”を加えるだけで、見違える

 

春は新生活が始まる季節でもあります。ここで外すと、第一印象はゼロどころかマイナスからのスタートにもなりかねません。だからこそ、今日読んだ内容をふまえてまず最初に、クローゼットの中から冬モノを取り除いてみてください。それだけで、春コーデの精度はぐっと上がります。

あとは、気負わず1つだけでもいいから春らしいアイテムを取り入れてみること。おしゃれに正解はありませんが、「間違えないための選択肢」はいくつもあります。

どれから試すかは、あなたの自由です。プロのスタイリングサービスで全部お任せするのもアリ。気になるアイテムは早めにチェックして、旬の春を逃さず楽しんでくださいね。

 

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