こんにちは。
この度は当ブログをご覧いただきありがとうございます。
本ブログを運営している、ファッションブロガーのJKEN(ジェイケン)です。
本記事では、TARROW TOKYO(タロウトウキョウ)というブランドの魅力を徹底解剖していきます。
まだまだ新しいブランドなので、聞いたことがない人も多いかもしれません。
ですが、高品質でコスパも良く、一度着たら他のアイテムも欲しくなるほど、業界人の間では話題になっているブランドなんです。
今回は、そんな話題のTARROW TOKYOのアイテムを愛用している僕が、実際に着て感じたことをありのままお伝えしていきます。
- TARROW TOKYO(タロウトウキョウ)の魅力とは?
- TARROW TOKYO(タロウトウキョウ)の代表的アイテム
- TARROW TOKYO(タロウトウキョウ)のサイズ感・着用感レビュー
「質の良い洋服を着たいけど、高いものは買えない」という方にはピッタリのブランドです。
それでは早速見ていきましょう。
TARROW TOKYO(タロウトウキョウ)とは?
出典:TARROW TOKYO;2022-11-11参照
TARROW TOKYO(タロウトウキョウ)は、2022年にスタートした日本のファッションブランドです。
実はこのブランドには、他のブランドと大きく異なる点があります。それは、OEMメーカー(他社製品を製造する企業)とマーケティング企業が共同で立ち上げたブランドであるということ。
一般的に、大手アパレルメーカーは自社工場を持っておらず、商品企画と販売に注力しています。工場での生産面については、商社やOEMメーカーに依存しているんです。
TARROW TOKYOを立ち上げた企業の1つ(株式会社グラックジャパン)は、25年もの間OEMメーカーとして衣料品を作ってきました。
そんなTARROW TOKYOというブランドが、なぜ今立ち上げられたのか?
TARROW TOKYOというブランドを立ち上げた背景
出典:TARROW TOKYO;2024-7-5参照
先ほど解説したとおり、多くのブランドは生産面をOEMメーカーなどに依頼しています。ですが、中には自社で生産も行うブランドがあるんです。
それがSPA(製造卸小売業)といわれる企業。
ユニクロ・ジーユー・ZARA・GAP・H&Mなどの大手ファストファッションブランドがSPAに該当します。
SPA企業は、素材調達・商品企画・生産・販売までのすべての工程を一貫して行うことができるので、卸売業者(仲介業者)が発生しません。そのため、無駄なコストを削減することができ、低価格で消費者に商品を販売することができます。
ただし、工場に商品の生産を発注するには大量の生産数が必要になります。
こういったSPA企業が台頭してきたことにより、ローコストで大量生産する流れがアパレル業界全体に出来てしまったわけです。
出典:TARROW TOKYO;2022-11-11参照
今のアパレル業界は、高級ブランドとファストファッションの二極化が進んでいます。かつてはセレクトショップなどが中間層を担ってましたが、品質やデザインにこだわっていた中間層も価格競争の波にのまれ、服の品質がどんどん落ちてしまいました。
商社やOEMメーカーとしては、大手アパレル企業から依頼のあった製品を作ることが仕事。なので、結果として安くて低品質な商品を大量に生産し、消費される流れが出来てしまっています。
そんな中奮い立ったOEMメーカーが、TARROW TOKYOです。
TARROW TOKYOのブランドコンセプト
出典:TARROW TOKYO;2022-11-11参照
「いい服が大切に長く着てもらえる世界を作りたい」というのが、TARROW TOKYOのブランドコンセプトです。
低品質な洋服が大量生産される今のアパレル業界では、安いから簡単に服を買えてしまいます。その反面、「トレンドが過ぎたり不要になったらすぐに捨てればいい」という感覚になりがち。
そういった「売るための服作り」を断ち切り、「自分たちが着たい」「自分たちが買いたい」と思える服を作っているのがTARROW TOKYOです。
たとえば、ミシュランガイドでは食に精通したプロが査定しているので、「ミシュランに選ばれてるなら美味しいお店に違いない!」と信頼できますよね。
アパレル業界に当てはめてみるとそれがまさにOEMメーカー。「生産者が良いと言ったものは良いに違いない」というわけです。
TARROW TOKYOには、OEMメーカーとして培ってきたモノづくりのノウハウがあります。だからこそ、「自分たちが最良、最適だと信じられるモノ」を実現できるんです。
TARROW TOKYO(タロウトウキョウ)の魅力
ここからは、TARROW TOKYOには具体的にどんな魅力があるのかを解説していきます。
結論としては以下の2点です。
- コスパがいい
- シンプルでトレンドライクな着こなしができる
順番に見ていきましょう。
コスパがいい
出典:TARROW TOKYO;2022-11-11参照
TARROW TOKYOが最もこだわっているのが、素材と生産方法です。もともとOEMメーカーだったこともあり、ここはもっとも重要視しています。
あなたは「良い服の条件ってなに?」と聞かれると、どんなふうに答えますか?「デザインがいい」というのはもちろん間違いではありませんが、「上質な素材を使っている」ということも重要なポイントになってきますよね。
なぜなら、原料がいい洋服は見栄えがよく、長持ちするからです。
さらに、縫製や加工方法など、工場での生産技術も重要になってきます。
大量生産される洋服は、その分工場で生産スピードを速くする必要がありますが、スピード重視になるほど品質が悪くなってしまいます。
反対に、ゆっくりと丁寧に縫製・加工する工場は生産スピードが落ちてしまいますが、その分品質の高い洋服が出来上がります。
丁寧に生産を行うためコストは高くなってしまいますが、丁寧に作られた洋服は長持ちするんです。
通常のブランドであれば、コストがかかる分値段も高くなってしまいます。ですが、TARROW TOKYOは仲介業者を介していないことから、高品質な洋服を手に届きやすい価格帯で売り出すことができるんです。
シンプルでトレンドライクな着こなしができる
いくらコスパが良くても、おしゃれじゃなければ着たくないですよね。ですが、TARROW TOKYOのアイテムに関してはその心配は不要。
どのアイテムもシンプルなデザインで、トレンドのシルエットをしっかりと押さえています。
ベーシックで着まわしやすいデザインに仕上げられているのは、「長く着てほしい」というOEMメーカーとしての想いがあるからです。
トレンドには廃りがあるので、流行を意識し過ぎたデザインだとどうしても「着なくなって捨ててしまう」ということになりかねません。
シルエットは程良くゆとりのあるワイドな設計になっているので、シンプルだけど地味では終わらない、おしゃれな着こなしが可能です。
しかも、TARROW TOKYOの洋服の多くはユニセックス展開なので、男女共に着られるのも魅力的なポイント。
ここからは、そんなTARROW TOKYOの代表的アイテムを徹底的にレビューしていきます。
TARROW TOKYOの代表的アイテムTARROW STANDARD TEE II(Tシャツ)をレビュー
TARROW TOKYOの代表的アイテムといえば、Tシャツです。中でも定番モデルとして知られているのが、「TARROW STANDARD TEE」。
TARROW TOKYOではじめて作られたアイテムで、TARROW TOKYOの全スタッフが愛用している代表作です。
そのSTANDARD TEE発売から2年経過したことを機にリニューアルされたのが、こちらの「STANDARD TEE Ⅱ」。
世の中で溢れているお手頃価格のTシャツの多くは、販売元のブランドが望む価格に抑えるために、安価な生地を使わざるを得ません。結果として、薄っぺらい生地になりがち。
ですが、このTARROW TOKYOのTシャツは違います。
使われている糸は「トルコ綿(別名:スーピマコットン)」。スーピマコットンは、通常のコットンと比べると超長綿(繊維が長い)なので、肌触りがとてもなめらかです。
スーピマコットンは耐久性の高さも魅力の一つ。その上でこのTシャツは生地も分厚くしっかりしているので、かなり長持ちしてくれそうです。
また、リニューアルに伴い、ブランドタグを極小サイズにして着心地を良くしたり、ピスネームを削除してデザイン的にもミニマルな仕様になっています。
縫製もかなり綺麗で、しっかりとした作りになっているのがわかります。流石OEMメーカーといったところ。
TARROW STANDARD TEE IIのサイズ感・着用感
176cmの僕がXLサイズの「TARROW STANDARD TEE II」を着用すると、こんな感じ。
ご覧のとおり、かなりトレンド感のあるシルエットで着用できました。普段はLサイズが多いので、ワンサイズ上げるといい感じにゆるっと着れそうです。
実際に着てみると、シルエット設計にもこだわりが感じ取れます。肩の部分が少し落ちるドロップショルダーと、程良く身幅の広いボックスシルエット。ルーズに見えない絶妙なバランス感で設計されています。
着心地もサラッとしていて最高です。
ネックラインはゆるすぎずキツすぎず、首回りにキレイに沿っています。絶妙なサイズ感です。
ちなみに「TARROW STANDARD TEE II」は、メンズ・ユニセックス版とレディース版の2種類があります。僕が着用しているのはメンズ・ユニセックス版です。
女性の方はお好みで選んでみてください。
TARROW TOKYOの代表的アイテムTARROW WIDE TEE(Tシャツ)をレビュー
出典:TARROW TOKYO;2022-11-11参照
「TARROW WIDE TEE」は、「TARROW STANDARD TEE」のビッグシルエットバージョンです。
「TARROW STANDARD TEE」も程よいワイドシルエット設計でしたが、全体的にさらにゆとりをもたせています。
使われている糸は、国産オーガニックコットンの30番という太さの糸です。これを2本並べて高密度で編むことにより、しっかりとした厚みと絶妙な光沢感を実現しています。
通気性、吸汗性、伸縮性にも優れているので、着心地が快適なのも魅力的なポイント。
TARROW WIDE TEEのサイズ感・着用感
176cmの僕がXLサイズの「TARROW WIDE TEE」を着用すると、こんな感じ。
こんな感じで、すごくいい感じのボックスシルエットです。横から見ると綺麗なAラインになっているのがわかります。
STANDARD TEEよりも身幅やアームホールが広く、1枚で着ても抜群の存在感を放ちます。
なお、着丈は普通のTシャツよりも若干長めにとられているような気がしましたが、だらしない印象は全くありません。
着丈が長めな分、トップスをレイヤードすると裾元から抜け感を出しやすいメリットもあります。
僕と同じくらいの体型の人は、XLサイズでゆるく着るのがおすすめです。
TARROW TOKYOの代表的アイテムDENIM WIDE TAPERED PANTS(デニム)をレビュー
出典:TARROW TOKYO;2022-11-11参照
「デニムにTシャツは定番だけど、ワイドシルエットのTシャツと相性の良いデニムってないよね」という思いから生まれたのが、TARROW TOKYOのデニムです。
世界的に有名なデニムの産地である岡山で製造されています。
「DENIM WIDE TAPERED PANTS」は、1980年代の武骨なヴィンテージセルビッチデニムがモデル。
ムラ糸を重力織機でゆっくりと織り上げることで、ふわっとした風合いと凹凸感を再現。長く履き込んでいくうちに、ヴィンテージ感のある色落ちを楽しむことができます。
ワンウォッシュをかけた鮮やかな藍色で、白Tシャツと抜群に相性が良いです。
また、ヒップ周りの内側に裏生地を施していたり、脇の縫い代にセルビッチ(赤耳)を施していたり、表からは見えない裏側にも配慮しています。ここもOEMメーカーの本気を感じます。
また、前にタックが入っていたり、ヨークが省かれていたり、縫製の糸も同色のブルーで編まれていたりと、細かい点でスラックスのような上品さが伝わってきます。
TARROW TOKYOのデニムのサイズ感・着用感
176cmの僕がMサイズの「DENIM WIDE TAPERED PANTS」を着用すると、こんな感じ。
ご覧のとおり、裾の長さはMサイズでジャストでした。
シルエットはヒップから太もも周りはゆとりがあり、足先に向かって細くなるテーパードシルエットを採用。お尻周りのもたつきがなく、足のラインがキレイに見えます。
デニムらしい魅力はあるけど、カジュアルすぎず上品な印象で履きこなせそうです。
トップスをかぶせて着てもいいし、タックインすればTARROW TOKYOならではのディテールをアピールできます。
14オンスなのでしっかりと厚みがありますが、夏に着ても蒸れにくく履き心地が良いです。
TARROW TOKYOの代表的アイテムTARROW WIDE REGULAR SHIRT(シャツ)をレビュー
出典:TARROW TOKYO;2022-11-11参照
TARROW TOKYOの代表的アイテムはTシャツとデニムですが、個人的にはこの「TARROW WIDE REGULAR SHIRT」もおすすめ。
このシャツの魅力は、細番手を高密度に織り上げた「タイプライター生地」を採用している点です。
タイプライター生地の特徴でもあるパリッとした張りのある生地感と、繊維が密に詰まった独特の風合いが特徴的。
洗いを入れることで全体に絶妙なシワ感が入り、他の素材では出せないナチュラルな雰囲気を醸し出しています。
生地に伸縮性があるので、動きやすく着心地も快適です。
もう一つの特徴が、襟の下あたりの前立て部分。ひねりを加えた遊び心あるデザインを施しているので、他のシャツと着こなしに差が出る仕上がり。
オールシーズン着用できる汎用性の高いアイテムです。
TARROW TOKYOのシャツのサイズ感・着用感
176cmの僕がLサイズの「TARROW WIDE REGULAR SHIRT」を着用すると、こんな感じ。
ご覧のとおり、めちゃめちゃキレイなシルエットです。身幅が程よく広く、裾の形状がキレイなので裾を出してもだらしなく見えません。
僕の場合はLサイズでちょうどいいサイズ感でした。
程よくゆとりがありながら、腕周りがふっくらとした設計になっており、絶妙なバランス感を誇っています。
TARROW TOKYOの代表的アイテムTARROW WIDE CREW NECK P/O(スウェット)をレビュー
出典:TARROW TOKYO;2022-11-11参照
もう1つ個人的に取り上げたいのが、「TARROW WIDE CREW NECK P/O」というTARROW TOKYOの定番スウェット。
このスウェットの最大の特徴は、裏毛生地にあります。
裏毛生地は、日本国内に数台しかない吊り編み機を使用して作られています。
ファストファッションブランド等の安価な衣類で使われる一般的な丸編み機は、1時間に何十メートルも生産できる効率重視なタイプ。
ですが、この吊り編み機はそれに比べ効率が悪く、1時間に1メートルしか編むことができません。
ただ、その吊り編み機で時間をかけて編み上げることにより、ふんわりとやわらかい風合いの生地に仕上げることができます。
このような吊り編み機で時間をかけて作る方法は、品質を重視するデザイナーズブランドで採用されることが多く、ファストファッションでは実現できないものです。
そんな高品質の生地を採用し、日本人の体系に合わせたパターンで作られているのが、TARROW TOKYOの定番スウェットです。
TARROW TOKYOのスウェットのサイズ感・着用感
176cmの僕がLサイズの「TARROW WIDE CREW NECK P/O」を着用すると、こんな感じ。
ご覧のとおり、Lサイズで程良くゆったりとしたサイズ感で着用できました。
僕と同じくらいの体型の方は、Lサイズの大きめを選んでゆったり着るのが正解です。
表地がキメ細かいので、スウェットでありながらだらしない印象になりにくく、上品に着こなすことができます。
TARROW TOKYO(タロウトウキョウ)のコーデ例
参考までに、TARROW TOKYOのアイテムを使ってコーデを組んでみました。
白Tシャツ×デニム×スニーカー
白Tシャツ×デニムの王道コーデ。
シンプルな組み合わせは地味になりがちですが、ワイドシルエットを選ぶことでワンツーコーデでも様になる着こなしが可能。
ニューバランスような上品なスニーカーや、ダッドスニーカーのようなデザイン性のあるスニーカーを合わせるのがおすすめ◎
白シャツ×デニム×スニーカー
白シャツとデニムを合わせたシンプルなスタイル。
ワンウォッシュがかけられた中濃色のデニムは、白いアイテムと相性抜群。
スニーカーを合わせればシンプルなキレイめカジュアルスタイルが完成します。
スウェット×シャツ×デニム×スニーカー
スウェットとデニムを合わせたカジュアルコーデ。
スウェットの下に白シャツをインすることで、上品さを取り入れつつ抜け感を演出しています。
デニムをロールアップしてアクセントをつけるのもおすすめ◎
Tシャツ×ショートパンツ×サンダル×靴下×キャップ×サングラス
カジュアルなアイテムでまとめたお散歩スタイル。
全身をモノトーンで統一することで、子供っぽくならないように意識しています。
Tシャツもパンツもワイドシルエットを選んでいるのもポイント◎
まとめ
本記事は以上です。
今回のポイントを簡単にまとめておきます。
おさらいポイント
- TARROW TOKYOは元OEMメーカーによるブランド
- 洋服の生産のプロなので良質な服を熟知している
- 素材選びにこだわりがあるため着心地が良く長持ちする
- シンプルなデザインとトレンドのワイドシルエットも魅力
- 高品質なのに値段が良心的で、コスパがいい
TARROW TOKYOというブランドは、ファストファッションブランドにもハイブランドにも属しません。
安物を好んで買っている側に「ちょっと待って、本当にそれでいいの?」と警鐘を鳴らすような存在なのかもしれません。
僕はファストファッションブランドを利用すること自体は反対ではありませんが、大人の方なら上質な洋服は持っておくべきだと思います。
TARROW TOKYOで選ぶとしたら、まずはTシャツから手に取ってみるのがおすすめ。3,990円でこのクオリティを味わえるのは、マジでコスパ最強だと思います。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
PR掲載日時:2022/11/11