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本ブログを運営している、ファッションブロガーのJKEN(ジェイケン)です。
本記事では、Hender Scheme(エンダースキーマ)のベルトをレビューします。
エンダースキーマはミニマルなデザインが魅力のレザー小物ブランド。ベルトも定番アイテムの一つとして知られていますが、ベルトだけでも複数の種類が展開されています。
本記事では、エンダースキーマのベルトを4年以上愛用している僕が、それぞれの種類の違いやサイズ・経年変化・コーデなどを徹底解説していきます。
「エンダーのベルト買ってみたいな~」と考えている人は、ぜひ購入前に本記事のレビューを参考にしてみてください。
- 【Hender Scheme/エンダースキーマ】ベルトの違いを種類別で解説
- 【Hender Scheme/エンダースキーマ】ベルトを購入レビュー
- 【Hender Scheme/エンダースキーマ】ベルトのサイズ感を着用レビュー
- 【Hender Scheme/エンダースキーマ】ベルトの経年変化をレビュー
- 【Hender Scheme/エンダースキーマ】ベルトのコーデ例を紹介
それでは早速見ていきましょう。
エンダースキーマのベルトの違いを種類別で解説
まずは、エンダースキーマのベルトの違いについて、種類別で解説していきます。
紹介するのは、エンダースキーマの中でも定番として知られる以下の5種類です。
順番に見ていきましょう。
【Hender Scheme/エンダースキーマ】tanning belt(タンニングベルト)
サイズ | 長さ | 幅 | 厚み |
フリー | 105cm | 3cm | 0.4cm |
『tanning belt(タンニングベルト)』は、エンダースキーマのブランド初期から展開されている定番ベルトです。
このベルトの最大の魅力は、なんといっても使いやすいこと。とてもシンプルで無駄がなく、主張が強すぎないデザインが特徴です。
バックルはゆったりと丸みを帯びた、比較的カジュアルな形状。
ベルト幅は細すぎず太すぎずベーシックな幅なので、あわせるパンツも選びません。
素材は程よく厚みのあるカウレザーをタンニンなめし加工しており、使えば使うほど経年変化が楽しめるのも魅力です。
詳しくは本記事の後半でレビューします。
【Hender Scheme/エンダースキーマ】shrink shoulder belt(シュリンクショルダーベルト)
サイズ | 長さ | 幅 | 厚み |
フリー | 105cm | 3cm | 0.3cm |
『shrink shoulder belt(シュリンクショルダーベルト)』は、タンニングベルトに次いで展開されたエンダースキーマの定番ベルトです。
シュリンクショルダーベルトは、エンダースキーマの中でもアンティークな雰囲気を放っているのが最大の特徴。
バックルの大きさやベルトの幅などは、いたってベーシック。ですが、バックルにはヴィンテージ加工を施し、レザーにはワックス加工による色の濃淡を表現するなど、全体的にヴィンテージのような風合いが感じ取れる仕上がりになっています。
革はシュリンクレザー(革を伸縮させて「シボ」を作る加工をしたもの)を採用。表面にツヤがでるようになめされており、タンニングベルトとは全く異なる雰囲気が楽しめます。
詳しくは本記事の後半でレビューします。
【Hender Scheme/エンダースキーマ】tail belt(テールベルト;ナローベルト)
サイズ | 長さ | 幅 | 厚み |
フリー | 123.5cm | 1.5cm | 0.4cm |
『tail belt(テールベルト)』(別名「ナローベルト」)は、エンダースキーマの中でも細長いタイプのベルトです。
ベルト幅が細く、長いのは、「tail(しっぽ)」という名前を表現しているよう。
バックル周辺は「タンニングベルト」とほとんど同じデザインで、幅だけを狭くしたような作りになっています。
他のベルトともう一つ異なるのが、ベルトの剣先。剣先のレザーを切りっぱなしにすることで、スマートな印象になっています。
さらに、ステッチも最小限に抑えられているので、全体を通してミニマルな印象です。
革はベジタブルタンニンでなめした厚みのあるカウレザーを採用しており、経年変化が楽しめるのも魅力の一つ。
余った部分をだらっと垂らしてアクセントを加える着こなしにおすすめです。
【Hender Scheme/エンダースキーマ】standard belt(スタンダードベルト)
サイズ | 長さ | 幅 |
フリー | 105cm | 3cm |
『standard belt(スタンダードベルト)』は、「スタンダード(標準)」という名前でありながら、発売されたのは意外と後のほうなんですよね。
「標準」を表現するかのように、デザインはいい意味でふつう。でも、単にふつうで終わらない魅力が詰まっています。
このベルトの最も特徴的な点としては、しっかりとボリュームのあるバックルとサルカン(ベルトの剣先を通す金属のループ)ですね。
金属製のバックルは綺麗な曲線で形作られており、存在感があります。
さらにこのベルトはフェザーベルトという本格派の仕上がり。「フェザー」はドレスのベルトでは定番の加工で、中芯を入れることで帯の真ん中部分がゆるやかに盛り上がっているのが特徴なんです。
また、革本来のナチュラルな魅力を最大限感じ取るため、革の血筋(皮膚下の血管の痕が革に残ったもの)・トラ(革の表面にスジのように入っているシワ)・小傷などをあえて残すように仕上げているのもポイントが高いです。
ボリューミーなバックルによる武骨さと、フェザー加工によるドレス感が絶妙に組み合わさった、完成度の高いデザイン。アクセントを放つベルトとして、幅広いコーディネートに合わせることが可能です。
【Hender Scheme/エンダースキーマ】python belt(パイソンベルト)
エンダースキーマの定番ベルトである「タンニングベルト」や「テールベルト」に、天然のパイソンレザー(蛇革)を組み合わせたのが『python belt(パイソンベルト)』です。
天然というだけでポイントが高いですが、さらにカラー展開が豊富なのも大きな魅力。
以下のように、6種類のパイソンレザーから選ぶことができます。
- natural python:ナチュラルパイソン(NAT)
- black python:ブラックパイソン(BLK)
- orange python:オレンジパイソン(ORG)
- deep green/black python:ディープグリーン/ブラックパイソン(DGB)
- pistachio python:ピスタチオパイソン(PIS)
- light blue python:ライトブルーパイソン(LBL)
ベルトでアクセントをつけたい人にはピッタリです。
ちなみに、パイソンレザーはエンダースキーマの中では定番素材で、財布・カードケース・クロシェットなどでも採用されています。
気になる人はチェックしてみてください。
エンダースキーマのベルトを購入レビュー
ここからは、僕が4年以上愛用しているエンダースキーマの「タンニングベルト」と「シュリンクショルダーベルト」を比較レビューしていきます。
バックル・サルカン・縫製の違い
バックル・サルカン・縫製の違いから見てみましょう。
タンニングベルトのバックル・サルカン・縫製
タンニングベルトのバックルとサルカンは、綺麗なシルバーです。あえて光沢感を出さないような加工をしている印象で、個人的にはこの自然な仕上がりがGOODポイントです。
バックルは自然な丸みがあり、カジュアルな印象はあるものの、スタイルに関係なく合わせられそうです。
白のステッチで抜け感があるのもいいですね。
シュリンクショルダーベルトのバックル・サルカン・縫製
シュリンクショルダーベルトのバックルとサルカンには、ヴィンテージ加工が施されています。あえてアンティーク風の剥げを出しており、1本1本異なる味を楽しめるのが魅力です。
バックルの形状は長方形になっており、タンニングベルトより少し大きめ。キレイめとカジュアルのバランスが良い仕上がりです。
ステッチは同系色にすることで、シンプルな印象に仕上がっています。
レザーの質感の違い
次に、レザー素材を比較してみましょう。
レザーの質感で最も異なる点としては、シボ感です。
シボとは?
革の表面にある立体的なシワ模様のこと。
シュリンクショルダーベルトの「シュリンク」とは「縮む」という意味。その名のとおり、薬品で革を縮ませることで「シボ」を作っているんです。
シュリンクショルダーベルトの表面を見ると、大きめのシワがあるのがわかりますね。そのおかげで、タンニングベルトよりも表情豊かな印象に仕上がっています。
反対に、タンニングベルトにはシボ感がほぼないので、シャープな印象。シュリンクショルダーベルトとはまた違った魅力があります。
両者で共通する点を挙げるとすれば、どちらも上質なカウレザー(牛革)をヌメ加工で仕上げているという点です。
ヌメ加工とは?
植物由来成分で皮を鞣す(なめす)こと。これにより革に艶が出て、経年変化が表れやすくなる。
タンニングベルトもシュリンクショルダーベルトも使い込むほどツヤが増し、経年変化を楽しむことができます。「自分だけの革に育てる喜び」を感じることができるので、将来的に楽しみですね。
本記事の後半で「4年後」の経年変化をレビューしています。
ベルト穴の違い
次に、ベルト穴の数の違いを見てみましょう。
タンニングベルトの穴数
上記のとおり、タンニングベルトの穴数は9個です。
一般的なベルト穴は5個程度なので、それと比べると2倍近くあります。
ベルト穴が多い最大の理由は、ユニセックスデザインであること。男女問わず、幅広い体型の人が使えるように考えられて設計されているわけです。
ブランド的にはジェンダーレスで使えることが目的ですが、個人的には穴が多いメリットはもう一つあると思います。それは、長持ちするってことです。
ベルトって使っているうちに伸びてきますよね。なので、穴の数が少ないと、ゆるゆるになりすぎたときに穴のサイズが合わなくなり、使えなくなっちゃいます。
なので、長く愛用したいなら穴はできるだけ多いほうがいいわけです。
シュリンクショルダーベルトの穴数
上記のとおり、シュリンクショルダーベルトの穴数は10個です。
タンニングベルトよりもさらに一つ多いですね。
10個もあればもはや十分すぎるほどで、男女問わず幅広い体型の人が安心して使えそうです。
サイズの違い
エンダースキーマの4種類のベルトサイズをまとめると、以下のようになります。
長さ | 幅 | 厚み | |
タンニングベルト | 105cm | 3cm | 0.4cm |
シュリンクショルダーベルト | 105cm | 3cm | 0.3cm |
テールベルト | 123.5cm | 1.5cm | 0.4cm |
スタンダードベルト | 105cm | 3cm | 不明 |
上記のとおり、「長さ」と「幅」はテールベルト以外どのモデルも同じ(発売された時期によって若干の誤差はあります)。
タンニングベルトとシュリンクショルダーベルトのサイズの違いは、タンニングベルトのほうが0.1cm分厚いくらいです。ただ、「0.1cm=1mm」なので、体感としては正直ほぼ同じです。
エンダースキーマのベルトのサイズ感を着用レビュー
ここからは、エンダースキーマのタンニングベルトとシュリンクショルダーベルトを実際に着用して、サイズ感や着用した感想などをレビューしていきます。
こんな感じ。
ウェスト76cmの僕がベルトを着用したとき、ベルトの剣先がちょうど腰の真横の位置にきました。
穴数もまだまだかなり余裕があるし、長すぎず短すぎず丁度いい感じ。
男女問わず細身の方でもぽっちゃりの方でも使えそうです。
もう一つ、手に取ってわかったこととしては、どちらもめちゃめちゃやわらかいということ。
上質なカウレザーをなめしているおかげで、グニャングニャン曲がります。
合皮だと使ってるうちにベルトの穴の部分が割れてきちゃいますが、このベルトならそんな心配はなさそうです。
触り心地の違いを挙げるとすれば、タンニングベルトはしっとりしているのに対し、シュリンクショルダーベルトはサラッとしている感じ。
どちらもそこまで大差はありません。
エンダースキーマのベルトの経年変化をレビュー
ここからは、タンニングベルトとシュリンクショルダーベルトの経年変化をご紹介します。
タンニングベルトは4年後、シュリンクショルダーベルトは3年後の状態です。
使用頻度としてはタンニングベルトの方が高く、シュリンクショルダーベルトは頻度低め。
シュリンクショルダーベルトよりも、タンニングベルトのほうが経年変化が強く出る条件下であることをふまえてご覧ください。
バックル周り、ベルトの裏側、横側はこんな感じ。
正直、どちらもこの辺はほとんど経年変化は見られません。
ベルト穴周りでは、それぞれに異なる変化が見られました。
まず、タンニングベルトでは、よく使うベルト穴の周りにバックルの型がついています。ただ、ベルトを着用しているときは隠れる部分なので、気になることはありません。
もう一つは、使い始めよりもツヤが増している気がします。これはタンニンなめし特有のものですね。
使い込むほどやわらかく馴染み、エイジングしているのが感じ取れました。
シュリンクショルダーベルトでは、細かい傷が所々増えています。
革本来のナチュラルな魅力を感じ取るため、小傷などはあえて最初から残されているのですが、体感としてはシュリンクショルダーベルトのほうが傷が目立ちやすいようです。
ただ、個人的には新しい傷も自分だけの経年変化として愛せる要素だと思います。
シュリンクショルダーベルトは使用頻度が低いせいか、まだそこまで経年変化は出ていません。ただ、経年変化を最大限に楽しめる「ワックス加工」がされているので、今後のツヤ増しに期待大です。
ベルトの割れ目は一切なし
画像を見ていただいてわかるとおり、タンニングベルトもシュリンクショルダーベルトも、ベルトの割れ目は一切ありませんでした。
合皮のベルトなら1~2年くらいでヒビが入ってきてしまうので、それと比べるとエンダースキーマのベルトは明らかに耐久性が優れているのがわかります。
本革をしっかりなめし加工しているので、品質はバッチリ。長く愛用できるレザーベルトであることがよくわかりました。
エンダースキーマのベルトのコーデ例を紹介
最後に、エンダースキーマのベルトのコーデ例をご紹介します。
エンダースキーマのタンニングベルトのコーデ例
Tシャツ×デニム×ベルト×サンダル×ハットのコーデ
白Tシャツと淡色デニムという淡いトーンのコーデ。
全体がぼやけないよう、黒のベルトとサンダルで引き締めています。
Tシャツの裾を前だけタックインして、程良く力の抜けた印象を狙いました。
ポロシャツ×チノパン×ベルト×ローファー×バケットハットのコーデ
イエロー×ベージュで統一したワントーンコーデ。
ワントーンコーデはのっぺりした印象になりがちなので、ベルト・靴・腕時計などの小物アイテムを黒で統一し、全体の印象を引き締めています。
ポロシャツ×スラックス×ベルト×サンダルのコーデ
全身黒でまとめたオールブラックコーデ。
オールブラックものっぺりと見えがちなので、タックインしてベルトを見せることで、奥行きを演出しています。
サンダルを合わせて足元から抜け感を出しているのもポイント。
オープンカラーシャツ×スラックス×ベルト×チロリアンシューズのコーデ
シャツ×スラックス×革靴のキレイめアイテムでまとめたコーデ。
シャツをタックインしてメリハリをつけつつ、上品なムードを演出しています。
同系色でまとめつつ、ベルトと靴は黒でまとめているのもポイント。
エンダースキーマのシュリンクショルダーベルトのコーデ例
ステンカラーコート×花柄シャツ×スラックス×ベルト×スニーカーのコーデ
全体をベージュ~オフホワイトの淡いトーンでまとめたコーデ。
ぼやけた印象にならないよう、タックインしてダークブラウンのベルトをアクセントにしているのがポイント。
このコーデではベルトが大きな役割を果たしています。
コーデュロイジャケット×チェックシャツ×タートルネック×コーデュロイパンツ×ベルト×スニーカーのコーデ
ブラウン×ホワイトの2色でまとめたコーデ。
ベルトの色も他のアイテムに合わせてブラウンで統一しているのがポイント。
ダークブラウンのベルトが、上下にメリハリを加えてくれています。
チェックコート×ニット×コーデュロイパンツ×ベルト×スニーカー×マフラーのコーデ
ブラウン×黒の2色で統一したコーデ。
ニットをタックインしてベルトを見せることで、アクセント効果を狙いました。
ベルトの色をコーデ全体に馴染ませています。
まとめ:エンダースキーマのベルトは男女問わず着用できるフリーサイズ。経年変化が楽しみ!
今回のポイントを簡単にまとめておきます。
まとめ
- エンダースキーマには5種類以上のベルトがある
- 種類ごとに素材・サイズ・加工法が違う
- ベルト穴が多くユニセックスで使える
- 上質な牛革をなめし加工しているため耐久性が高い
- 3~4年目で良い味の経年変化が表れる
エンダースキーマにはさまざまな種類のベルトがあり、それぞれ違った魅力があります。
どのモデルにも共通していえるのは、「男女共に使える」「耐久性が高い」「経年変化を楽しめる」ということです。
お値段もリーズナブルなので、自分用に身につけるのはもちろん、プレゼント用としても最適。ユニセックス仕様なので、カップル同士で共有もできます。
カラー展開も豊富で、バックルの色だけでもイメージがガラリと変わります。あなたのお好みのカラーを見つけて選んでみてください。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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