こういった疑問にお答えします。
海外の人気ファッション通販サイト「END.」。おしゃれな商品が豊富に揃っていますが、「関税ってどうなるの?」「送料って高いの?」と、購入前に不安を感じる人も多いはず。実際、Googleの検索キーワードには「END. 関税」と表示されています。
この記事では、END.で買い物したときの実体験をもとに、「関税はかかるのか?」「関税・送料を含めたトータルコストはいくらなのか?」を徹底解説します。
本記事の内容
- END.の送料はいくら?配送方法と費用を解説
- END.で関税はかかる?購入時に必要な追加費用を理解しよう
- END.の関税や送料を節約する方法
END.でお買い物しようとしている方は、ぜひ購入前に本記事を参考にしてみてください。
それでは早速見ていきましょう。
END.とは?海外通販サイトの特徴を簡単解説
END.(エンド)は、イギリス発のファッション通販サイトで、ストリートウェアやハイエンドブランドが勢ぞろいしています。NIKEやadidasのスニーカーはもちろん、Off-WhiteやBalenciagaといった高級ブランドも取り扱っているのが特徴です。
特に日本では手に入りにくいアイテムも多いので、「他人と被らない服や靴が欲しい!」という人にピッタリのサイトです。
購入はとても簡単で、商品をカートに入れ、住所や支払い情報を入力すればOK。ただし、海外からの発送なので、送料や関税が追加でかかる場合があります。このあたりを詳しく見ていきましょう。
END.の送料はいくら?配送方法と費用を解説
END.では、注文時に送料が自動的に計算されます。主に以下の2種類があります
END.の送料と到着日
- FedEx IC Plus サービス(スタンダード配送):2,000円(到着まで4~5営業日)※40,000円以上の購入で無料
- FedEx Priority サービス(エクスプレス配送):2,650円(到着まで6~7営業日)
※到着日は目安です。タイミングによっては早くも遅くもなる可能性があります。
上記の通り。END.ではFedEXの国際配送サービスが利用され、通常配送かエクスプレス便かによって料金が変わってきます。通常配送の送料は2,000円ですが、購入金額が4万円以上の場合は送料無料になるので、お得です。
END.で関税はかかる?購入時に必要な追加費用を理解しよう
結論からいうと、END.でお買い物すると関税はかかります。
関税は商品が到着したときに追加で支払うケースが多いんですが、僕がEND.でお買い物したときは、商品到着時には請求されませんでした。「あれ?関税かからないの?そんなはずないけどな…。」とソワソワ。そしたら、注文から3週間後くらいに、無事請求書が届きました。「ああ、やっぱりかかるんか。」って感じでした。
どうやら、FedEXの場合は後日郵送で請求書が届くことが多いみたいです。
そもそも関税というのは、海外から輸入した商品にかかる税金のこと。なので、海外通販サイトを使う以上、基本的には関税がかかると思っておきましょう。これはEND.に限らず、どこの海外通販サイトでも同じことです。
END.での関税の計算方法
日本では、商品の価格やカテゴリーによって関税が決まります。ファッション関連の関税は以下のとおりです。
- 革製品:商品の価格の15~20%
- 衣類:商品の価格の10%
参考:税関『少額輸入貨物の簡易税率』
こんな感じ。革製品は関税が高くなります。
ちなみに、「商品価格が1万円以下(送料等込みで16,666円以下)の場合は、関税が免除される」というルールがあります。でも、革製品や衣類などは免除対象外なので、1万円以下でも関税はかかると思っておきましょう(参考:税関『課税価格の合計額が1万円以下の物品の免税適用について』)。
END.で発生するその他の費用
「追加でかかるのは関税だけ」と思ってる方も多いと思いますが、実は関税以外にも以下の費用が追加されます。
- 消費税:商品代金+送料+関税の合計額に対して10%
- 輸入手数料:1,000円程度
輸入手数料というのは、配送業者(DHL、FedExなど)が関税や税金の支払いを代行する際に発生する手数料です。配送業者は、税関に関税や消費税を立て替えて支払うサービスを提供しており、その手数料を請求書に含めています。
手数料は配送業者によって若干変わってきますが、1,000円~2,000円程度が一般的です。正確に知りたい方は、「配送ポリシー」を事前に確認しましょう。
END.のトータルコストのシミュレーション
例として、20,000円のスニーカーをスタンダード配送で購入した場合を見てみましょう。
- 商品価格:20,000円
- 送料:2,000円
- 関税(10%):2,200円
- 消費税(10%):2,420円
- 輸入手数料:1,000円
- 合計:27,620円
こんなふうに、関税と送料をプラスすると、思ったより高くなることもあります。事前に計算しておくのが安心です。
END.で買い物したあと実際に届いた関税の請求書
上記の計算はあくまでシミュレーションなので、必ずしも計算した通りになるとは限りません。関税・消費税・輸入手数料が異なるケースもあります。
そこで、実際に僕がEND.でお買い物したあとにFedExから届いた、関税の請求書をお見せします。購入した商品は、アディダスの32,000円の衣類です。4万円以下なので、2,000円の送料がかかります。
ご覧のとおり、実際の請求金額は4,600円でした。内訳を見ると「意外と良心的なのかな?」とも思えます。具体的に見てみましょう。
FedEXからの請求書の内訳
Detail By Payment Typeの右下に、請求書の内訳が記載されています。ここに、先ほど解説した以下の料金が書かれています。
- 関税など:1,700円
- その他税金:1,900円
- 関税その他税金についての特別取扱い手数料:1,000円
- 合計:4,600円
上記のうち、「その他税金」は消費税、「関税その他税金についての特別取扱い手数料」は輸入手数料を表しています。想定の金額と実際の金額を比較すると、以下のとおりになります。
項目 | 想定の請求金額 | 実際の請求金額 |
関税 | (32,000円 + 2,000円) × 10% = 3,400円 | 1,700円 |
消費税 | (34,000円 + 3,400円) × 10% = 3,740円 | 1,900円 |
手数料 | 1,000円 | 1,000円 |
合計 | 8,140円 | 4,600円 |
ご覧のとおり、計算で割り出した請求金額よりも、実際の請求金額のほうがだいぶ安くすみました。なぜ安く済んだのかはわかりませんが、以下のような原因が考えられます。
- 実際の税関で適用される関税率が低かった(衣料品でも素材や仕様により異なる)
- 税関や配送業者の計算で、消費税部分が一部切り捨てや調整されている可能性
END.で買う場合と日本国内で買う場合の金額を比較
関税や送料をふまえた上で、END.で買う場合と日本国内で買う場合ではどちらが安かったのか?今回購入したアディダスの衣類の場合を例に、金額を比較してみました。
END. | adidas公式サイト | |
定価 | 32,000円 | 35,200円 |
関税・送料込みの合計 | 38,600円 | 35,200円【13,200円(税込))以上で送料無料】 |
上記のとおり。意外にも、定価はEND.のほうが3,200円も安かったです。でも、関税と送料をプラスするとEND.のほうが3,400円高くなりました。
このように、END.にかかわらず海外通販サイトでは関税や送料がかかるので、日本国内で購入するよりも結果的に高くなりがちです。ただ、そこまで大きい差ではないので、欲しかったアイテムを購入できるなら許容できる範囲内じゃないでしょうか。
END.の関税や送料を節約する方法
少しでもコストを抑えたいですよね?END.でお買い物するときは、以下のポイントを押さえておきましょう。
END.での買い物のコストを抑える方法
- 送料無料キャンペーンを活用する:END.では年に数回、送料無料キャンペーンを実施しています。
- セールのタイミングを狙う:END.では年に数回セールを実施しています。春夏と秋冬の大規模セールでは、50~70%OFFになります。
- 複数購入でコストを分散:1回の注文で複数の商品をまとめ買いすると、1点あたりの送料負担が減ります。
こんな感じ。END.のような海外通販では、関税や送料がネックになることもありますが、事前にこのような仕組みを理解しておけば、お得にお買い物が楽しめます。
END.で買い物をした人たちの関税に関する口コミ
END.で買い物をした人たちの関税に関する口コミを調べると、こんな意見がありました。
毎回お世話になります。
送料無料、VIPセールなど顧客満足度の高いプロモーションがとてもありがたいです。ただ、関税のかかり方が毎度計算がおかしい気がするのでそこだけ配慮お願いします。
出典:Trustpilot『END.のレビュー』
Tariffs
customerさん
海外から買うものだと当然のように関税がかかります。
関税はそのタイミングで変動するものなのは承知しておりますが、
出来れば、今買い物するといくらの関税がかかります。と、わかりやすく商品にプラス関税と明記していただけると
更に買い物がしやすくなるとおもいます。
出典:Trustpilot『END.のレビュー』
こんな感じ。中でも多かったのが、「関税込みの金額設定にしてほしい」という意見です。
僕もこれはとても共感します。正直、本記事で解説したような関税の計算を自分でやるのはめんどくさいし、そもそも計算と合わないケースも多々あります。関税がいくらなのか、後々知らされるのも怖いですからね。
関税が嫌なら、関税込みの海外通販サイトがおすすめ
END.は品揃えも豊富だし、個人的にもとてもいい通販サイトだと思います。でも、関税の計算がややこしくて嫌な人もいるはず。そんな方には、以下のような関税込みの通販サイトを利用するのがおすすめです。
関税込みの海外通販サイトの例
上記の通販サイトでは、関税があらかじめ商品代金に含まれてるので、あとで追加で費用を支払う必要がありません。購入側としては購入価格が明確なので、安心です。
参考
おすすめの海外通販サイトについて詳しく知りたい方は、『ハイブランドが安く買える!安全な海外ファッション通販サイト10選【男女ともにおすすめ】』を参考にしてみてください。
まとめ:END.は関税がかかるけど、優秀な海外通販サイト!
今回のポイントを簡単にまとめておきます。
END.のまとめ
- 送料は通常配送で2,000円(※40,000円以上の購入で無料)
- 関税はほぼ必ずかかる
- 関税の請求書が後日届く
- 関税は商品の10~20%(商品によって異なる)
- 関税以外にも税金や手数料がかかる
END.では関税がかかります。事前に計算しても、完全に予想することは難しいかもしれません。ですが、心配な人は本記事で解説した計算方法をもとに、「大体このくらいかな?」と予想しておくと安心です。
関税や送料をプラスすると、日本国内の定価よりも高くなってしまうことがあります。それでも、中々手に入れられない人気商品や限定品をゲットできる魅力はデカいです。セールやキャンペーンを上手く利用すると、日本の定価よりも安く買い物できることもあるので、ぜひ活用してみてくださいね。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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毎回お世話になります。
customerさん