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黒スキニーは今すぐやめとけ?ダサい、時代遅れといわれる3つの理由

黒スキニーは今すぐやめとけ?ダサい、時代遅れといわれる3つの理由
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KEN

月間最高18万PVのファッションブログ『K2J』を運営。大手アパレルのパーソナルスタイリングサービスでECスタイリストとして勤務し、ファッション色彩能力検定1級を保有。大手メディアへのファッションスナップ掲載経験や、医学研究科修士課程で培った分析力を活かし、理系的視点から「ロジカルなおしゃれ」を提案。これまでに100点以上のファッションアイテムやサービスをレビューしてきた「服好きの視点」から、読者目線に寄り添ったリアルなファッションコンテンツを発信中。

黒スキニーって、一時期かなり流行りましたよね。街を歩けば、誰もが細身のパンツを履いていて、「おしゃれ=黒スキニー」みたいな空気さえあったと思います。でも実は、今その「とりあえず黒スキニー」が、逆にダサいと思われてしまう時代になっているんです。

ファッションは「時代」と一緒に動く生き物のようなもので、昔はかっこよかったアイテムが、今では古くさく見られることもあります。たとえば昔のヘアスタイルって、今見るとちょっと笑っちゃうようなデザインもありますよね。それと同じ感覚です。

もちろん、「黒スキニーは絶対NG」というわけではありません。大切なのは、「今の時代に合った着こなし方」や、「もっと自分に似合う選択肢」を知っておくことです。

この記事では、以下のような内容をプロ目線でわかりやすく解説していきます。

 

  • 黒スキニーが「時代遅れ」「ダサい」と言われてしまうリアルな理由
  • 黒スキニーをどうしても履きたい人向けの着こなしのコツ
  • 今っぽく見せるならどんなパンツを選べばいいのか?代替アイテムの提案

 

最後まで読んでいただければ、「なんとなく履いてた黒スキニー」から卒業するヒントがきっと見つかるはずです。

 

 

なぜ黒スキニーが「ダサい」「時代遅れ」と言われるのか?

黒のスキニーパンツ

黒スキニーは、一見するとどんな服にも合わせやすく、スタイルもよく見える万能パンツのように思えますよね。でも実際には、SNSや街中の声を見てみると、「黒スキニーはもうダサい、時代遅れ」といった声が目立つようになっています。

ここでは、なぜ黒スキニーが“今ダサく見えてしまうのかを、実際の世間の反応やトレンドの流れから詳しく掘り下げていきます。

 

SNSや街中の声に見る「世間のリアル」

SNSを覗いてみると、黒スキニーに対する声は意外と辛口です。

こうした声に共通するのは、「黒スキニー=一昔前のアイテム」という認識が広がっていること。実際、街中のスナップやおしゃれな人の私服を見ても、黒スキニーを主役にしたコーディネートはほとんど見かけなくなっています。

つまり、なんとなく選んでる黒スキニーが、周囲からは「古くさい」「あの頃っぽい」と見られている可能性があるということなんです。

 

おしゃれな人ほど黒スキニーを履かない理由

今のファッショントレンドでは、「ゆるさ」や「抜け感」「リラックス感」がキーワードになっています。そんな中で、ピタッとした黒スキニーは真逆の印象を与えてしまいがちなんです。

オシャレ上級者や感度の高い人たちほど、以下のような理由で黒スキニーを避ける傾向にあります。

 

  • シルエットが細すぎて「今っぽさ」に欠ける
  • トレンドとのギャップが大きく、時代錯誤に見える

 

特に最近は、ワイドパンツやテーパードパンツのような余白のあるシルエットが主流。黒スキニーはその流れに逆行してしまうので、「昔っぽい」「なんか違う」という印象を持たれやすくなっています。

 

黒スキニーの全盛期はいつだったのか?

黒スキニーが最も流行していたのは、2010年代前半~中盤にかけて。当時ディオールやサンローランのデザイナーだった「エディスリマン」が、スキニーパンツをデザインしたことが流行のきっかけと言われています。それ以降、さまざまなスタイルで黒スキニーが重宝されていました。

たとえば、当時の定番スタイルといえば…

 

  • 黒スキニー×スニーカー
  • 黒スキニー×チェスターコート
  • 黒スキニー×無地Tシャツ

 

当時は間違いなく「おしゃれ」だったんですが、今の空気感にはフィットしづらくなっているのが正直なところ。

ファッションは繰り返すとはいえ、「黒スキニー=懐かしい」と感じる世代が増えてきた今、アップデートせずに着続けるのはリスクが高いと言えます。

 

黒スキニーが「ダサい」「時代遅れ」といわれる5つの理由

黒のスキニーパンツ

なぜ黒スキニーは「ダサい」「もうやめとけ」と言われてしまうのか?それは単に「見た目が飽きられた」からではありません。現代のファッションに合わなくなってきた「明確な理由」が存在するからです。

ここでは、ファッションのプロ視点から、黒スキニーが敬遠されるようになった5つの理由を徹底解説していきます。

 

理由①|シルエットが古い:「細ければ細いほどいい」はもう終わり

2010年代前半、スキニーブームが到来したときは、「脚が細く見える=オシャレ」という価値観が支配的でした。

でも今はどうでしょうか?現在のトレンドは、ワイドパンツやバギー、テーパードなどのゆとりあるシルエットが主流。つまり、「ピタピタ=おしゃれ」から「ゆるさ=こなれ感」へ価値観がシフトしているんです。

黒スキニーのガチガチに細いシルエットは、今のファッションにおける「自然体・リラックス感」というキーワードと完全にミスマッチになっているのが現実です。

 

理由②|量産型ファッションの象徴になってしまった

黒スキニーは「無難で合わせやすい」「とりあえず履ける」アイテムとして長年重宝されてきました。ただしその結果、「誰でも・どこでも・よく見るコーディネート」になってしまったんです。

つまり、黒スキニーを履くとどうしても「あ、この人どこかで見たことあるような服装だな…」と、個性のない「量産型ファッション」に見えてしまうというわけ。

量産型がダメというわけではありませんが、「無難すぎて印象に残らない」というのは、おしゃれを目指す人にとっては大きなマイナスです。

 

理由③|抜け感や今っぽさが作りにくい

ここ数年のファッションキーワードは、「抜け感」「こなれ感」「ラフさ」。これらを演出するには、パンツにも「程よいゆとり」が求められます。

でも黒スキニーは、シルエットがカチッとしすぎて余裕がありません。抜け感とは真逆の印象を与えてしまうため、「なんか頑張りすぎ」「ちょっと時代遅れ」という印象を持たれやすくなっているんです。

 

理由④|コーディネートのバランスがとりづらい

スキニーパンツはシルエットが細すぎるがゆえに、全体のバランス調整がとても難しいというデメリットもあります。

たとえば、

 

  • オーバーサイズのトップスを合わせると「上下アンバランス」になる
  • 細身のトップスを合わせると「全身ピチピチ」で古臭く見える
  • ボリューミーなシューズと合わせるとバランスが悪く「マスコット」のように見える

 

といった問題が起きがち。

その点、程よく太さのあるパンツなら、上半身とのバランスもとりやすく、シンプルなコーディネートでも様になります。つまり、初心者こそ黒スキニーよりも「太めシルエット」を選んだほうが失敗しにくいということ。

 

理由⑤|似合う体型がかなり限定される

スキニーパンツが似合う体型って、実はかなりハードルが高いんです。

 

  • 脚が極端に細い
  • ヒザや太ももに余計な張りがない
  • 身長がそれなりにある
  • ヒップラインが綺麗
  • 脚が長い

 

これらすべてを満たす男性は、正直かなり少数派。

しかも黒スキニーは、身体のラインを強調しすぎるので、体型のちょっとしたクセや短所も露骨に出やすいです。たとえば僕なんかは超短足なんですが、黒スキニーをはくと足の長さがモロバレになり、残念な印象になってしまいます。こういった体型の悩みを抱える人には、不向きなアイテムなんです。

逆に、ワイドパンツやテーパードパンツなら体型カバー力も抜群。体型に自信がない人ほど、黒スキニーは避けたほうがいいというのが正直な意見です。

 



それでも黒スキニーを履きたい人へ|最低限おさえたい着こなし3選

ここまでで黒スキニーが「時代遅れ」と言われる理由を解説してきましたが、それでも「やっぱり履きたい!」という方もいるはず。実際、黒スキニーは着こなし次第では活躍できるアイテムです。ただし、今っぽく・おしゃれに見せるには、それなりの工夫が必要不可欠。

そこでこの章では、黒スキニーを今っぽく履きこなすための「最低限おさえておきたい3つのポイント」を、徹底的に解説していきます。

 

ポイント①|靴はスッキリシルエットを選ぶ

黒スキニーに合わせる靴は、「必ず」スッキリしたシルエットのものを選びましょう。

たとえば、

 

  • コンバース、アディダスのサンバのような細身スニーカー
  • ローファーやプレーントゥなどの革靴
  • サンダル

 

このあたりが相性◎です。

逆に、ダッドスニーカーのようなボリューミーな靴を合わせると、パンツとの太さの差が大きくなりすぎて「不自然なメリハリ」が生まれてしまいます。結果、全体のバランスが崩れてしまうので要注意。

「足元をコンパクトにまとめる」という意識が、黒スキニーコーデではとても大切です。

 

 

ポイント②|靴の色は黒が基本

黒スキニーに合わせる靴の色は、基本的には「黒」がベターです。理由はシンプルで、パンツと靴の色を揃えることで「縦のライン」が強調され、足が長くスタイル良く見えるから。

さらに黒は全体の印象を引き締めてくれる色なので、コーディネート全体に品とまとまりが生まれやすくなります。

なお、白スニーカーも一見合わせやすそうに見えますが、実は意外と難易度高め。足元だけが浮いて見えて「悪目立ち」するリスクがあるため、よほど全体のバランスに自信がある場合を除いては避けたほうが無難です。

 

 

ポイント③|Yラインシルエットでバランスを取る

黒スキニーはかなり細身のアイテムなので、トップスとのシルエットバランスが超重要です。

結論から言うと、おすすめはYラインシルエット(上半身にボリューム、下半身はスリム)。

ロングコートや短丈のブルゾン、ビッグシルエットのスウェット・シャツなどを合わせることで、視線が上に向かい、スタイルアップ効果が期待できます。

 

 



黒スキニーは卒業すべき?今選ばれている正解パンツとは

「じゃあ、黒スキニーの代わりには何を選べばいいの?」そう感じている方も多いはず。

結論から言うと、今の時代にマッチしたパンツを選ぶならワイドパンツが正解です。とくに、以下のようなシルエットに注目してみてください。

 

今っぽく見えるのは「ワイドストレート」or「ワイドテーパード」

リカルドメッサのスラックス、ヨークのサンダルのタックインスタイル

黒スキニーが細身でフィット感のあるシルエットだったのに対し、今主流になっているのはゆとりのあるリラックスシルエット。中でも以下の2つは、ファッション初心者でも取り入れやすく、間違いのない選択肢です。

① ワイドストレートパンツ

裾にかけて真っ直ぐストンと落ちるワイドストレートは、抜け感と大人っぽさを両立できる万能パンツ。今っぽい雰囲気を出しやすく、スラックス素材ならクリーンにも着こなせます。

② ワイドテーパードパンツ

「細身が好きだけど、トレンド感も欲しい」という人には、裾にかけて細くなるテーパードシルエットがおすすめ。腰まわりにゆとりがありつつ、足元はスッキリしているため、スタイルアップ効果も狙える優秀アイテムです。

 

黒スキニーの代わりに選びたい正解パンツ3選

ここでは、価格帯・目的別におすすめのパンツを3つ厳選しました。どれも手に取りやすく、黒スキニーに代わる「今っぽさ」をしっかり演出できます。

① ユニクロ・GU・ZARAのワイドパンツ

コスパ重視なら、まずチェックしたいのがユニクロやGUのワイドパンツ。シルエットもきれいで素材感も悪くなく、トレンド入門に最適です。値段も安いため、ファッション初心者にピッタリ。

もう少しデザイン性を求めるならZARAもおすすめ。ワイドシルエットに加えて、素材やディテールで程よく主張のあるアイテムが多く、黒スキニーよりも今っぽさがぐっとアップします。

 

② DCOLLECTIONの「CODE3 テーパードパンツ」

「初心者で失敗するのが怖い」という方には、DCOLLECTIONのCODE3テーパードスラックスがぴったり。テーパードシルエットが美しく、足のラインがスラっとキレイに見えるように設計されています。

30代~40代の大人に特に人気のロングセラー。「ワイドは抵抗あるけど、黒スキニーから卒業したい」という方に最適な1本です。

 

 

 

③SPUの「テーパードスラックス」

毎月プロのスタイリストが厳選したセットコーデが自宅に届く、SPUの定期便サービススタイルアップ便。このサービスは、「スマートな黒スラックス」を基軸としたスタイル提案が特徴です。

しかも、黒スラックスは初回特典として無料でもらえるうえ、5回継続ごとに新しい1本を再支給してくれるので、常に清潔感のあるスタイルを維持できるんです。

「黒スキニーの代わりとなるおしゃれパンツが欲しい」「黒パンツに何を合わせればいいか迷う」「最低限の手間でおしゃれを楽しみたい」そんな方には、SPUのスタイルアップ便がぴったりです。

 

 

 

黒スキニーが再ブレイクする可能性はある?

黒のスキニーパンツ

黒スキニーって、今はダサいかもしれないけど、また流行ることってあるの?

そう疑問に感じている方もいるかもしれません。

結論から言うと、黒スキニーが再びブームになる可能性は十分あります。未来のことなので断言はできませんが、ファッションの歴史を振り返ると決して珍しいことではありません。

 

流行は繰り返す。リバイバルは当たり前に起こる

ファッションの世界では、「流行は繰り返す」というのが鉄則。

たとえば今トレンドのワイドパンツも、実は1990年代に一度大ブームを巻き起こしていました。また、2021〜2022年には2000年前後のトレンドを彷彿とさせる「Y2Kファッション」が若者を中心に流行。これはいわゆるリバイバルファッションと呼ばれる現象で、過去に流行ったアイテムが数年〜数十年の時を経て再評価されることを意味します。

黒スキニーも例外ではなく、再びトレンドに浮上する可能性は大いにあるといえます。

 

黒スキニーが再注目されるきっかけとは?

では、何がきっかけで再ブレイクするのか?大きな要因は以下の2つです。

① 有名ブランドの打ち出し

ラグジュアリーブランドやデザイナーズブランドが、コレクションやキャンペーンで黒スキニーを採用することで、再評価されるケースは珍しくありません。

② インフルエンサーや有名人の発信

ファッションアイコンとして影響力のある人たちが黒スキニーを取り入れた着こなしをSNSなどで発信することで、若者を中心に注目が集まり、再流行する流れが生まれることもあります。

 

ただし、ワイドパンツの快適さは強力なライバル

とはいえ、黒スキニーの復活には一つ大きなハードルがあります。それは、ワイドパンツの快適さに慣れてしまった人が多いという点。

スキニー特有の締めつけ感が苦手だった人は、ゆとりのあるパンツを経験したことで、「もうピタピタには戻れない」と感じることも少なくありません。つまり、流行が戻ったとしても、万人が黒スキニーを再び選ぶとは限らないということです。

実際、エディスリマンによるCELINEが黒スキニーを打ち出した19-20AWシーズンでも、エディ効果により「スキニーが復活するのでは?」とささやかれましたが、実際には2025年現在もワイドパンツのトレンドが継続しています。

19-20awのエディスリマンによるセリーヌのショーに参列したゲストの黒スキニーコーデ

「セリーヌ」19-20年秋冬メンズショーの来場者(出典:WWD

 

最終的に大切なのは「あなたの価値観」

黒スキニーがまた流行るかどうかは、正直「時の流れ次第」な部分もあります。ですが、その流れに乗るかどうかは自分で選べる時代です。

黒スキニーのシャープな雰囲気が好きなら、流行に左右されずに自分らしく着こなすのも全然アリ。一方で、時代のムードに合わせてトレンドを楽しむのも、ファッションの醍醐味です。ファッションは「誰かにどう見られるか」も大切ですが、「自分がどうありたいか」を表現する手段でもあります。

自分の価値観やライフスタイルに合ったアイテムを、これからも自由に選んでいきましょう。

 

まとめ|黒スキニーはもう古い。脱・量産型で差をつけよう

ここまで解説してきたように、黒スキニーは一時代を築いた名作アイテムである一方、今のトレンドとはややズレた存在になりつつあります。

もちろん、「着たいから着る」という価値観はこれからも大切。ですが、「なんとなく」で黒スキニーを履いているのであれば、一度立ち止まって見直してみる価値は大いにあります

 

「なんとなく履いてる」から卒業しよう

黒スキニーは便利な反面、誰でも似たような着こなしになりやすく、「量産型」に見えてしまうリスクも抱えています。本当におしゃれな人は、「今」のムードや空気感を敏感にキャッチし、自分のスタイルに落とし込んでいます。

つまり、今の時代に合ったパンツ選びをすることが、「センスのある男」として周囲と差をつける近道なんです。

黒スキニーの代わりにおすすめなのが、リラックス感のあるワイドパンツ。以下のリンクでは、ワイドパンツの完全攻略ガイドをまとめています。ぜひチェックしてみてください。

 

 

いきなりワイドパンツに抵抗がある方は、テーパードパンツからチャレンジしてみてください。

黒スキニーに頼りすぎていた人こそ、今が脱却のチャンス。「選べる自分」になれば、ファッションはもっと楽しくなるはずです。

 

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KEN

月間最高18万PVのファッションブログ『K2J』を運営。大手アパレルのパーソナルスタイリングサービスでECスタイリストとして勤務し、ファッション色彩能力検定1級を保有。大手メディアへのファッションスナップ掲載経験や、医学研究科修士課程で培った分析力を活かし、理系的視点から「ロジカルなおしゃれ」を提案。これまでに100点以上のファッションアイテムやサービスをレビューしてきた「服好きの視点」から、読者目線に寄り添ったリアルなファッションコンテンツを発信中。