この記事はそんな方へ向けて書いています。
こんにちは。
この度は当ブログをご覧いただきありがとうございます。
本ブログを運営している、ファッションブロガーのJKEN(ジェイケン)です。
黒スキニーってすごく便利なファッションアイテムなんですけど、何も考えずに黒スキニーを履いている人は実はヤバイかもしれません。
本記事では、黒スキニーはなぜ評判が悪いのか?本当にダサいのか?オワコンなのか?ということを徹底的に解説していきます。
それでは早速見ていきましょう。
黒スキニーはダサい?オワコン?
結論からいうと、黒スキニー自体はダサくないです。
ただ、トレンド的にいうと現時点ではオワコンに近い状態です。
どういう意味か、順番に解説していきます。
黒スキニー自体は便利なアイテム
出典:GU;2022-08-19参照
黒スキニー自体はすごく便利なアイテムです。
なぜなら、色んなアイテムと相性が良いからです。
そもそも、黒というカラーはどんな色とも合わせることができる優秀な色。
いわば白ご飯のような万能な存在です。
また、スキニーシルエットは洗練された印象があり、自分の身体を通常よりも細く見せてくれます。
なので、スタイリッシュに決めたい時には頼れるアイテムです。
この黒×スキニーという掛け合わせが、結果としてコーディネートに安定感をもたらしてくれます。
黒スキニーをはいておけば、トップスは適当に合わせてもコーデがチグハグになるリスクが少なくなるんです。
つまり、黒スキニーを履いておけば少なくとも平均点は取れるため、ファッションの入り口としてはおすすめなアイテムというわけ。
黒スキニーがダサいといわれる理由
じゃあなぜ黒スキニーがダサいといわれるのか?
その理由は大きく以下の4つです。
- 量産型になりがち
- 間違った合わせ方をしている人が多い
- トレンドを過ぎている
- スタイルがバレやすい
具体的に解説していきます。
量産型になりがち
1つ目は、量産型になりがちだということ。
黒スキニーは、当時ディオールやサンローランのデザイナーだったエディスリマンが、好んでスキニーパンツをデザインしていた影響で、2015年頃まで大流行しました。
特に黒スキニーは先ほど解説したとおり、どのようなコーディネートにも合わせやすく、コーディネートを考える手間が省けるというメリットがあります。
そのため、ファッションが特別好きではない一般層の間でも大流行し、一日のうちに黒スキニーを履いている人を必ずと言っていいほど見かける時代でした。
ただし、みんな履いているということはつまり、みんなと同じ量産型のファッションになりがちだということ。
「黒スキニー合わせておけば問題ないでしょ」という考えで履く人が多くなり、コーディネートのレベルが平均点レベルで落ち着いてしまうケースが増えてしまったのです。
もちろん、量産型がダメというわけではないのですが、おしゃれを目指したいなら人と違う部分を持たないといけません。
間違った合わせ方をしている人が多い
出典:https://www.clubd.co.jp/post-187833.html;2022-08-19参照
黒スキニーにダッドスニーカーを合わせる人って、結構多いですよね。
特に日本の若者の間で流行ったスタイルなんですけど、正直おしゃれな人の間ではかなりダサいと評判で、女性ウケも悪いスタイルです。
なぜダサいのかというと、バランスが悪いからです。
黒スキニーは足を細く見せるアイテムですが、そこから足先になると突然ダッドスニーカーというボリューミーな靴が登場するわけですよね。
ボリュームの変化が強すぎて、周りの目からはまるでマスコットキャラクターのように見えてしまいます。
黒スキニーにボリューミーなダッドスニーカーを合わせることで、より足の細さが強調されることは確かです。
ただし、女性が男性の足が細いことにときめくことはほぼありません。
このような間違った合わせ方をしていることが、黒スキニーがダサいと言われている理由の1つかもしれません。
トレンドを過ぎている
最後の理由は、トレンドを過ぎているからです。
黒スキニーが人気だったのは2015年頃までのお話。
それ以降はストリートファッションなどの影響でトレンドが一気にワイドシルエットへ変わり、パンツはワイドパンツが主流になりました。
そしてスキニーシルエットである黒スキニーはオワコンになってしまったんです。
なので、今でも黒スキニーをはいている人は、時代遅れとさえ言われる場合もあります。
よく、
トレンドを追求したファッションには興味がない
その意見は僕もすごく共感できるんですけど、シルエットに関してはちょっと意味合いが違ってきます。
そもそも「ワイドシルエット」というのは抜け感を備えているという特徴があり、この抜け感を駆使することはおしゃれなコーデを作る上で重要なポイントです。
そして、黒スキニー時代は抜け感のないアイテムといえます。
なので、黒スキニー以外の部分で抜け感を表現できていないと、全体的におしゃれな印象に仕上がりにくいわけです。
なので、ワイドパンツを選ぶ理由は単に「トレンドだから」ということだけではないんです。
抜け感の取り入れ方について詳しく知りたい方は、「「抜け感」とは?おしゃれコーデを作る上で必須の抜け感の作り方を徹底解説」の記事で徹底的に解説しているのであわせてご覧ください。
ファッションの「抜け感」とは?抜け感のあるコーデの作り方を徹底解説
続きを見る
トレンドを過ぎている=ダサいとはならない
ただし勘違いしてはいけないのが、「トレンドを過ぎている=ダサい」ではないということ。
その時代では流行ではないだけで、そのアイテム時代をダサいと定義することはできないからです。
黒スキニーの場合でいうと、2015年頃まではトレンドでかっこいい存在だったのが、それ以降はトレンドではなくなっただけで、そのアイテム自体の良さは消えていません。
どうしてもトレンドが過ぎると時代の流れ的にダサいと表現してしまいますが、実はファッションアイテム単体でダサいかどうか評価することは難しいわけです。
また、トレンドを過ぎているアイテムでも、カッコよく着こなせる人はいます。
それは次の理由と関わってくるので続けてご覧ください。
スタイルがバレやすい
3つ目の理由は、スタイルがバレやすいということです。
黒スキニーって、足にぴったりとフィットするから、足の形がすごくわかりやすいですよね。
これはつまり、足の長さや太さがもろバレするアイテムともいえます。
これが吉と出るか凶とでるかは人それぞれ。
スタイルが抜群にいい人にとっては、自分のスタイルをよりわかりやすく見せてくれるので、とても心強いアイテムです。
反対に、足が短いとか太いという人にとっては、コンプレックスを自らさらけ出してしまうようなアイテムといえます。
たとえるなら、勇者にしか引き抜けない剣「エクスカリバー」のようなもの(例え下手ですみません)。
特に日本人は足が短い人が多いので、黒スキニーを履いて足の短さが際立っている人は結構います。
あと、足が細いわけでもないのにパッツンパッツンのスキニーを履いて、「足がしんどそう」という感じの人もよく見かけます。
ちなみに僕も足が短いので、黒スキニーは絶対にはきません。
黒スキニーを履いている人は、よく考えてみてください。
黒なのはいいけど、なぜスキニーである必要があるか考えたことがありますか?
特に理由もなくスキニーシルエットを選んでいる人はいるはず。
特に理由がない場合は、スキニーではなくテーパードパンツかワイドパンツを選んだ方がいいです。
もちろん、「黒スキニーを選ぶ理由が明確にある」「スキニーシルエットが好きだ」という理由がハッキリしている人は、ぜひそのまま黒スキニーを履き続けてください。
ただ、特に理由がない方は、一度黒スキニーを本当に選ぶべきなのか見直すことをおすすめします。
黒スキニーパンツをおしゃれに取り入れる方法
それでもやっぱり黒スキニーが好きだという方のために、黒スキニーコーデをおしゃれに仕上げる方法を解説します。
靴は必ずスッキリとしたシルエットを選ぶ
黒スキニーに合わせる靴は、必ずスッキリしたシルエットのものを選びましょう。
先ほど解説したように、ダッドスニーカーのようなボリューム感のある靴は、パンツとのメリハリがつきすぎてバランスが悪くなるのでNGです。
たとえば、コンバースのようなスリムなスニーカーやスタンスミスのような中盤サイズのスニーカーでもいいし、もちろん革靴でもOK。
黒い靴を合わせるのがベター
黒スキニーに合わせる靴の色は、同じく黒を選ぶのがベターです。
なぜなら、スタイルがよく見えやすいからです。
パンツと同じ色の靴を合わせることで縦のラインが強調され、足が長く見える効果があります。
さらに、黒には全体を上品に引き締める効果があるので、ボトムスを黒で統一することでコーディネートに安定感が生まれます。
これはかなり効果的なテクなので、一度試してみてください。
足を長く見せる方法については、「短足さん必見!おしゃれで脚長に見えるメンズコーデを組む7つのテク」の記事で徹底解説しているので、興味があればどうぞ。
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洗練された黒スキニーコーデの典型例。スタイルの良さが黒スキニー×黒の革靴でさらに際立っている。 出典:https://www.wwdjapan.com/articles/779260;2022-08-19参照
必ずしも黒い靴である必要はありませんが、逆に避けた方がいいのは白い靴です。
黒スキニーに白い靴を合わせると、どこか唐突な感じがして悪目立ちするリスクがあるからです。
NGというわけではないのですが、ちょっと難易度が上がるので注意しましょう。
VラインまたはIラインシルエットを意識する
黒スキニーは細身なので、それをふまえてトップスのシルエットを選ぶことがおしゃれ見えへの近道です。
おすすめは、トップスにボリュームを持たせたVラインシルエットか、全身に程良くボリュームを持たせたIラインシルエットです。
黒スキニーでVラインシルエットコーデを作る場合、トップスは短い丈のアウターやビッグシルエットのシャツなどを合わせることで、メリハリの効いたコーデに仕上げることが可能。
Iラインシルエットコーデの場合は、ロング丈のコートなどを合わせることで、ボリュームを持たせつつ足元はスッキリとしたバランスの良いコーデに仕上がります。
また、ロング丈のコートを合わせることでお尻~ヒザの範囲が隠れるので、足が短いor太いというコンプレックスのある方にとってはスタイルカバーの役割も果たしてくれます。
黒スキニーにロング丈のコートを合わせることで、野暮ったさを回避してスッキリとした印象にまとまっている。 出典:https://www.wwdjapan.com/articles/779260;2022-08-19参照
Vラインシルエット・Iラインシルエットの特徴やコーデの作り方について詳しく知りたい方は、「シルエットの基本!I・Y・A・Xラインコーデの特徴と作り方を解説」の記事へどうぞ。
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シルエットの基本!I・Y・A・Xラインコーデの特徴と作り方を解説
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黒スキニーに代わるおすすめアイテム
じゃあ、トレンドライクな着こなしをしたい人や、スタイルに自信がない人は、黒スキニー以外に何を履いたらいいの?
結論からいうと、黒のテーパードパンツかワイドパンツがおすすめです。
テーパードシルエットとワイドシルエットの共通点は、足のラインに沿わないゆとりのあるシルエットであるということ。
そのため、コンプレックスをうまく隠すことができます。
特にワイドパンツは2016年以降ずっとトレンドが続いており、抜け感のあるおしゃれなコーデに仕上げやすいというメリットがあります。
細身シルエットが好きな人は、足先に向かって細くなるテーパードシルエットを選べばOK。
なお、パンツの種類はいくつかありますが、中でも個人的におすすめなのがスラックスです。
スラックスは、縦にストンと落ちるようなキレイなシルエットを表現できるため、スタイルをカバーできるだけでなく上品な印象もプラスできます。
ワイドパンツのおしゃれなコーデの作り方を知りたい方は、「【メンズの必修科目】ワイドパンツコーデをおしゃれに取り入れる方法を徹底解説」で詳しくまとめているので、興味があればご覧ください。
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メンズがワイドパンツコーデをおしゃれに取り入れる方法を徹底解説
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黒スキニーが今後再流行する可能性はある?
今後黒スキニーがまた再ブレイクする可能性はあるのか?
未来のことなのでこの答えは誰にもわかりませんが、可能性としては十分あります。
というのも、2016年以降ずっと流行っているワイドパンツも、実は1990年代に一度トレンドだったアイテムなんです。
他にも、2021年~2022年には2000年前後のトレンドに影響された「Y2Kファッション」というものが流行りました。
これはいわゆる「リバイバルファッション」というもので、「流行は繰り返す」つまり過去に流行ったアイテムが数年~数十年後にまた流行るということを表しています。
再ブレイクする理由としては、有名ブランドがある時から商品として打ち出したり、有名人やインフルエンサーが先んじて使い始めたりすることが挙げられます。
その時に流行に乗っかって自分も使い始めるか、トレンドに流されずあえて今までの着こなしのままでいくのかは、あなた次第です。
まとめ
いかがでしたか?
今回のポイントを簡単にまとめておきます。
おさらいポイント
- 黒スキニー自体は便利なアイテムでダサくない
- 黒スキニーコーデは量産型になりがち
- 間違った合わせ方をしている人が多い
- トレンドを過ぎているためダサいと思われがち
- スタイルがバレやすいため足が短い・太い方には不向き
- スッキリとした黒い靴を合わせると上手くいく
- VラインまたはIラインシルエットを意識するとバランスよくまとまりやすい
黒スキニーはどんなアイテムとも相性がいいけど、どんな人にも使いこなせるアイテムではないというのは、意外だったはずです。
もちろん、こだわりを持って黒スキニーを選んでいる人はそれでいいのですが、そうでない場合はこれを機会にワイドパンツなどの他のアイテムにも目を向けてみてください。
【おしゃれな黒スキニーコーデを探している方へ】
特に海外の人はスタイルがいいからかセンスがいいからなのか、黒スキニーを取り入れるのが抜群に上手いです。
WWDの記事で掲載されているような、コレクションの来場者のスナップを見て参考にするのもすごくおすすめです。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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