こういった疑問にお答えします。
ユニクロが新たに展開する『UNIQLO: C』で、2024秋冬からついにメンズラインが登場しました。初登場時の2023秋冬ではレディース展開のみだったので、女性向けのラインとして高い評価を得ていました。そこで、満を持してメンズにも進出。
このユニクロの新ラインは、一体どんな魅力を持っているのか?今回は、月間最高18万PVのプロのファッションブロガーの視点から、実際に購入して試してみたレビューを交えつつ、ユニクロCの特徴や魅力を徹底解説します。
本記事の内容
- UNIQLO:C(ユニクロシー)とは?
- UNIQLO:C(ユニクロシー)の魅力を着用レビュー
それでは早速見ていきましょう。
UNIQLO:C(ユニクロシー)とは?メンズに初登場の新ラインを解説
『UNIQLO:C(ユニクロシー)』とは、2023年にスタートした、ユニクロとクレア・ワイト・ケラー氏によるコラボラインの一つです。「C」は、クレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)のイニシャルをとっています。
これまで、ユニクロはマルニやJWアンダーソンなどの世界的ブランドとコラボしてきましたが、正確にいうとユニクロCはそのような「コラボ」とは少し違います。
たとえば、LEMAIREのデザイナーであるクリストフ・ルメール氏とのコラボライン「UNICLO U(ユニクロユー)」や、JIL SANDERの「+J」は、単発ではなく定番化されていますよね?
コラボというと単発で終わってしまうイメージがありますが、ユニクロCもユニクロUなどと同じように、今後しばらくの間も定番化されることが期待されています。
ユニクロCのデザイナー「クレア・ワイト・ケラー」とは?
なぜここまでユニクロCが注目されるのか?それは、デザイナーであるクレア・ワイト・ケラー氏の実績がすさまじいからです。簡単にまとめると以下のとおり。
クレア・ワイト・ケラーの実績
- 1990年代:カルバンクライン・ラルフローレンで経験を積む
- 2000年:トム・フォードの下でGUCCI(グッチ)のシニアデザイナーに就任
- 2011年:CHLOE(クロエ)のクリエイティブディレクターに就任。6年間
- 2017年:GIVENCY(ジバンシー)のリエイティブディレクターに就任。3年間
ご覧のとおり。世界的なラグジュアリーブランドのデザイナーとして活動していました。イギリスの王族であるメーガン妃のウェディングドレスをデザインしたことでも有名です。
こういった経歴があることから、ユニクロCは過去の有名ブランドとのコラボに匹敵するほどの注目度を浴びています。
ユニクロCにメンズラインが初展開されて再び注目を浴びる
2024年秋冬から、ユニクロCで待望のメンズラインが展開されました。
もともとクレアは、カルバンクラインの「レディース」のデザイナーとして、キャリアをスタートしています。6年間デザイナーとして活躍していたクロエも、レディースブランドです。
ユニクロCがスタートした2023年でも、レディースラインしかなかったので、「メンズのイメージがない」という人もいるかもしれません。
ですが、クレアはラルフローレンのパープルレーベル(メンズの最高級ライン)でメンズの仕立てを学んでいるため、メンズのテーラリングはお手のもの。
さらには、ジバンシィではメンズコレクションやオートクチュールも発表しています。レディース服だけでなく、メンズ服も超一級品です。
UNIQLO:C(ユニクロシー)の魅力・特徴
ユニクロCの魅力はなんなのか?一言でいうと、クリーンなデザインと洗練されたシルエットです。
デザインは基本的にシンプル。ただ単にシンプルなのではなく、細部にこだわったデザインが特徴です。たとえば、ステッチの仕上げやポケットの配置など、ちょっとした部分に工夫がされています。
基本的には無地のデザインが多いですが、チェック柄やバイカラーなどを取り入れたアイテムもあります。落ち着いたモダンなデザインに仕上がっており、日常使いしやすいのが特徴。
特に注目すべきなのが、シルエットです。身体のラインを拾わないゆるりとしたシルエットで、大人の余裕を感じさせる仕上がりです。
長年トップメゾンブランドを経験してきたクレアだからこそ成せる、洗練されたシルエットを堪能できます。
UNIQLO:C(ユニクロシー)の魅力を着用レビューで紐解く
ユニクロCの2024AWアイテムを実際に着用レビューしていきます。購入アイテムはこちら。
ユニクロのスウェットパーカーとスウェットワイドパンツです。事前投票では2024AWの中で1、2位を独占していたようです。
実際の写真がこちら。
まず手に取って思ったのは、色味がめちゃめちゃいいです。いわゆるダークブラウンなんですが、こっくりとした深い色味で、スウェットなのに上品さすら感じます。
さらに、生地もいい感じです。「67% ポリエステル, 33% 綿」の、いわゆるポリエステル混なわけですが、長繊維のコットン生地のような光沢感があります。生地も肉厚です。
パーカーの重要ポイントであるフードの立ち上がりも、かなりいい感じ。
あとこのスウェット、ポケットにも意外な特徴があります。パーカーのカンガルーポケットとパンツのサイドポケットは、どちらもミニマルでスッキリとした印象。ステッチの仕上げや色の選定など、細かい部分もしっかり意識して作られてるのがわかります。
さらに、パンツの後ろ側にはポケットが2つついてます。普通のパンツはポケットが2つであることが多いので、機能面でも嬉しいポイントです。
ユニクロCのスウェットの着心地
実際にユニクロCのスウェットを着用するとこんな感じ。
ご覧のとおり、とにかくシルエットが洗練されていて美しいです。光沢感のある肉厚生地なので、スウェットとは思えないドレープ感が感じられます。
パーカーは、程良く身幅が広く、肩の部分がゆったりと落ちるドロップショルダー。光沢感のある生地なので、だらしなさを感じない仕上がりです。
パンツは裾の部分がゴムではなくドローコードになってるので、着用したときにストンと下に落ちるようなシルエットになります。まるでスラックスのような仕上がりです。ドローコードがついてるので、裾を絞って履くことも可能。
ちなみに、スウェットパンツはオンライン限定で「丈長め」も展開されてるみたいですが、標準丈でも十分長いので、あえて長めを選ぶ必要もないかなと。僕は足が短いので普通の丈を選びましたが、たっぷり足元にクッションできました。足の長い人は丈長めを選ぶのもありかと。
ユニクロCのサイズ感について
ユニクロは基本的にジャストサイズで作られてるので、あえてワンサイズ上げてゆったりと着るのが今のトレンド的におすすめ。ですが、ユニクロCは全体を通して普通のユニクロより大きめの作り。なので、ワンサイズ上げて着るという工夫は不要です。
逆にサイズを上げるとダボっとしてしまい、本来のシルエットの良さを崩しかねません。身体にフィットしすぎず程よくゆとりがあるので、ジャストを選んでもゆったりとした綺麗なシルエットを堪能できます。
ユニセックス展開されているので、男女共に着れるシルエット設計です。
ユニクロCのスウェットのコーデ
ユニクロCのスウェットをセットアップで着用したスタイル。正直、上下スウェットってかなり難しいんですが、このユニクロCのスウェットは上品さも備えてるので、上下でもいけます。むしろ、セットアップで着たいくらいかっこいいです。
シューズはなんでも合うので、その日の気分によって合わせればOK。とはいっても、何を合わせればいいか困る人もいるはずなので、具体例を挙げときます。
まずはムーンスター810sのスニーカー『KITCHE(キッチェ)』。ユニクロCならではのクリーンなイメージを崩すことなく、カジュアルなスウェットに自然に馴染むスニーカーです。まさに今回のスウェットにはピッタリ。しかも激安です。
あとは、あえてビットローファーで上品にふってもかっこいいかなと。グッチの名作「1953」なら、ハイアンドローでバランスもいいかと。
おすすめのローファーについては、『【名作揃い】メンズにおすすめしたいローファーの王道ブランド9選』の記事を参考にどうぞ。
ちなみに、グレーのスウェットもめっちゃかっこいいですが、部屋着感が強い色味なので、正直おしゃれ着として着るにはかなり難易度が高いです。着る本人のポテンシャルが問われます。
まとめ:ユニクロCはコスパ最強!シンプル好きに新たな選択肢を与えてくれる
今回のレビューを通して、ユニクロCがいかに魅力的なアイテムを揃えているかが分かりました。シンプルで使い勝手が良いデザイン、快適な着心地、そしてコスパの良さは、ファッション好きな方はもちろん、普段あまりファッションにこだわらない方にもおすすめできるポイントです。
これからの季節、ユニクロCのアイテムを取り入れて、新しいスタイルにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?まだ試したことがない方は、ぜひ一度店舗で手に取ってみてください。あなたのワードローブに新たな風を吹き込んでくれること間違いなしです!
それではまた別の記事でお会いしましょう。