ATON（エイトン）とはどんなブランド？愛用者が魅力やサイズ感を徹底解説

こういった疑問にお答えします。

 

ATON（エイトン）は「素材フェチ」や「シンプルなのに雰囲気がある服が好きな人」の間で、ここ最近ずっと注目され続けています。ただのベーシックブランドに見えて、実は一度触れるとハマってしまう服なんです。

僕自身、ATONは長年愛用していますが、着ていて疲れないし、シルエットが体型を選ばずキレイに決まるので、つい手に取ってしまいます。

でも、具体的にどこが魅力的なのか、イマイチわからない方もいるはず。

本記事では、「ATONとはどんなブランドなのか？」「なぜこんなに人気なのか？」「サイズ感はどうなのか？」を、愛用者の筆者がわかりやすく解説していきます。

この記事を読み終えたころには、「ATONの具体的な魅力」「自分ならどのサイズを選べば失敗しないのか」が、すっと理解できるようになります。

それでは早速見ていきましょう。

 

 

ATON（エイトン）とはどんなブランド？

 

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ATON（エイトン）は、2016年にスタートした日本のデザイナーズブランドです。まだ比較的新しいブランドなのに、おしゃれ好きの間ではすでに定番として扱われることが多く、SNSや雑誌でも頻繁に見かけるようになりました。ただ、この人気の背景にはしっかりとした理由があるんです。

 

ATONのブランドコンセプト

 

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ブランド名のATONは「A to N」、つまり「あ」から「ん」までという意味を込めています。ここには、「原材料の調達 → 糸づくり → 染め → 編み → 裁断 → 縫製 → 仕上げ」まで、すべての工程を理解したうえで服づくりをするという強いメッセージが込められています。

ファッションの世界では、どこか1つの工程だけを外部に任せることはよくある話。でもATONは違います。まるで「料理の素材から育てるシェフ」のように、服の生まれる瞬間から完成までを丁寧に見守るんです。だからこそ、一度触ったら忘れられない素材感や、写真に写しても肌ざわりが伝わってくるような独特の空気感が生まれるわけですね。

 

デザイナー：久﨑康晴とは？

 

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ATONを語るうえで欠かせないのが、デザイナーの久﨑康晴さん。久﨑さんは、複数のブランドでディレクターとして経験を積み、素材開発やテキスタイルの知識を深めた「素材オタク」とも呼べるデザイナーです。実際、ATONの服づくりの中心には、いつも素材の話があります。

 

こういった細かすぎるほどの情報を徹底的に管理しているから、仕上がりが圧倒的に美しいんです。素材の専門家が服を作るとどうなるのか？その答えがATONなんですよね。

 

ATONの歩みと、なぜここまで人気になったのか

 

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ATONが登場した当初は、「上質なTシャツブランド」として知られていました。SUVINコットンのTシャツの完成度が異常に高く、感度の高い層がこぞって注目し始めたことがきっかけです。

そこからアイテムが増え、男女問わず支持される「上質ベーシックの象徴」になっていきました。

ATONが人気になった理由をひとつ挙げるなら、「トレンドに左右されず、ずっと着られる服を本気で追求していること」。ユニセックスブランドとしての側面を持ちながら、メンズ・ウィメンズでパターンを適切に分けているので、性別問わずシルエットが驚くほどキレイに決まります。

いわゆる「なんか良い服」と感じる理由は、こうした細部への徹底したこだわりにあるんです。

 

 

ATONの3つの魅力とは？愛用者が語る人気の理由

① 圧倒的な素材クオリティ

 

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 ATONの服を触った瞬間にまず驚くのが、素材の良さ。生地の密度と滑らかさのバランスが絶妙なんです。

シンプルな服って、実は素材の粗さがダイレクトに出るんです。デザインで誤魔化せないぶん、原材料の質がそのまま見た目の質や品につながります。

たとえばスウェット。普通はカジュアルな印象が強いアイテムなのに、ATONが作るとどこかエレガントに見える。理由は単純で、素材の質と編み密度が格段に違うから。高密度で毛羽立ちが少ない糸を使うことで、自然な光沢感が生まれ、ドレープ（生地の落ち感）が自然に出るため、シルエットが美しく見えるんです。

それができるのは、デザイナー久﨑さんが糸の原産国・繊維長・撚り回数まで徹底して選別しているから。同じコットンでも、繊維の長さや加工方法によって肌触りや落ち感が変わります。ATONはそこを絶対に妥協しません。「素材を見る目の良さ」がブランドの根幹にあるんです。

 

② シンプルなのに絵になるシルエット設計

 

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ATONの服は写真だけだと「普通の定番服」に見えることもあるかもしれません。でも実際に袖を通すと「なんかめちゃくちゃ良い…」となる。これ、ATON愛用者が口を揃えて言うポイントで、シルエットの作りが秀逸なんです。

ポイントは「ゆとりの入れ方」。ただ大きいだけのワイドとは違って、身体と生地の間に空気が通る余白がある。服と体の間に生まれるこの微細な空間があると、シルエットが立体的になって、大人の余裕みたいな雰囲気が生まれるんです。

実際、ATONのワイドシルエットは驚くほど計算されていて、生地の落ち方（ドレープ）とパターンが噛み合うことで、横から見ても後ろから見ても形が崩れません。だから無地のスウェット1枚でも絵になるんです。

「シンプルなのに雰囲気が出る」 ポイントは、素材選定とこのシルエット設計にあります。

 

③ ベーシックで上品な色使い

 

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ATONの服を見てまず感じるのは、「色がなんか綺麗…」というあの独特の印象。ベーシックカラーを中心にしているのに、どこか雰囲気が違って見えるんです。

白・黒・グレー・ネイビーといった王道カラーに加えて、ブラウン・ベージュ・カーキなどのアースカラー。そしてニュアンスのある中間色。たとえば白なら、ただの真っ白ではなく、ほんのりと温度を感じる乳白色。
ベージュなら、黄みにも赤みにも寄りすぎないニュートラルカラー。このような色味が、ATON独特の上品な印象をつくっています。

ビビッドな色はほとんど使わず、生活の風景に自然と溶け込む落ち着いたトーンを徹底して選ぶ。だからこそ、素材の光沢や生地の密度と相まって、色が上品に見えるんです。

無地のTシャツを着ただけなのに「え、なんか良い服着てる？」と直感で伝わるあの感じ。あれはデザインだけではなく色と素材の掛け算で生まれるものなんです。

 

ATONの代表アイテム｜愛用者が本当に推せる名作だけを厳選紹介

ATONを語るうえで外せないのが、ブランドの世界観を象徴するアイテム。ここからはATONを代表するアイテムを3つ厳選してご紹介します。

 

Tシャツ

ATONの魅力を知るなら、まずTシャツから入るのが一番早いかもしれません。なぜかというと、ATONはTシャツブランドとして始まったことから、いわば「ルーツ」ともいえるアイテムだからです。

Tシャツといっても複数の種類が展開されていますが、その中心にあるのが、ブランドを象徴する 「SUVIN 60/2」シリーズ。

 

一言でいうと、Tシャツなのに上質なドレス生地のような表情を持つ素材。これがATONのTシャツが「シンプルで上品」と言われる理由です。

また、ATONのTシャツは計算されたオーバーサイズシルエットも魅力。ただ大きいのではなく、横幅に対して縦の比率を少し長く取っています。このわずかな差がシルエットに品を与え、モード感をつくっているんです。

そしてSUVIN素材は落ち感があるので、男女どちらが着ても身体に自然に沿い、1枚で着てもサマになる仕上がりになっています。

 

 

シャツ

ATONのシャツは、一見すると普通のシャツですが、着た瞬間に普通じゃないことがわかります。代表作はその名も『スタンダードシャツ』。

身幅は広めで、着丈も長すぎない絶妙なバランス。襟はドレスシャツよりも小ぶりで、全体を自然に引き締めてくれるんです。このゆるいのに緊張感があるバランスが、ATONらしい。

触ると「パリッ」としたハリを感じるのに、着ると体に馴染むんです。この矛盾した感覚は、SUVINコットンを限界まで高密度に織るというこだわりの素材づくりから生まれています。生地の目がギュッと詰まっていて、やわらかな光沢が感じられます。これがシンプルなシャツでも「一線を画す雰囲気」につながっているんです。

僕も愛用していますが、鏡に映ったときのシルエットが本当にきれいで感動します。

 

 

スウェット

ATONのスウェットも定番人気アイテムの一つ。種類はいくつかありますが、共通しているのは素材や編み方へのこだわりです。

たとえば、定番スウェットの「ZERO URAKE」では、ATONオリジナル素材のZERO COTTONを採用。和歌山県の吊り編み機でゆっくり編んだ裏毛で、吊り編み特有の伸びの良さ・目の揃い・ふっくら感がダイレクトに出ています。

袖口のリブは、縫製の力点を分散させて耐久性を高める「トライアングル設計」を採用するなど、ATONらしい機能美も感じられます。

太めのラグランスリーブで肩まわりがすっきり見え、着心地はゆるいのにだらしなく見えない。このシルエット設計もATONならではです。

 

 

ATONのサイズ感・着用感を愛用者が徹底レビュー

ここからは、ATONの愛用者である筆者が、アイテム別にサイズ感や着用した感想を徹底レビューしていきます。

結論からいうと、ATONは日本のデザイナーズブランドとほぼ同じか、やや大きめのサイズ感。一般的なファストファッションやセレオリブランドよりも、ワンサイズ以上ゆとりのある設計になっています。

具体的に見ていきましょう。

 

ATONのサイズ展開

ATONのサイズ表記は少し独特で、以下のようなサイズ展開になっています。

ATONのサイズ表記	サイズ相当
00	XS
02	S
04	M
06	L

 

ユニセックス展開のアイテムは「02 / 04 / 06」の3サイズがよく使われています。「00」は、基本的にレディースサイズです。

S/M/L表記は目安にすぎず、実際のサイズ感はブランドによってかなり変わってきます。なので、ここからATONのサイズ感を着用して深堀していきます。

 

176cm・62kgがATONを着るとこうなる（着用レビュー）

① Tシャツ｜FRESCA PLATE OVERSIZED T-SHIRT（ユニセックス）

結論からいうと、ATONのTシャツは「04（M相当）」がちょうどだったので、普段と同じサイズ感を選ぶと一番バランスが良かったです。

「FRESCA PLATE」という素材は、ATONオリジナルジャージー素材の一つ。インドで手摘みされたSUVINコットン100%の生地で編まれており、「美しい発色」「シャリ感」「肉厚で速乾性に優れている」といった特徴があります。着心地はとても快適です。

実際の着用例がこちら。

このように04なら、

 

という、Tシャツながらモード感のあるシルエットで着用できました。

 

 

②シャツ｜SUVIN BROAD STANDARD SHIRT（ユニセックス）

スタンダードシャツは「04（M相当）」がジャストでした。一般的なデザイナーズブランドと同じサイズ感でOKです。

 

 

実際に手に取ると、生地がぎゅっと詰まっていて、指先にハリが伝わります。このハリが、着たときに美しいシルエットを作ってくれるんです。

 

③パンツ｜LINEN EASY HALF PANTS（ユニセックス）

ATONのリネンショーツは、上質なリネン100%ならではの自然な艶と生地感が魅力で、大人の夏スタイルにぴったりの一本です。

トップスと同じ感覚で04（M）サイズを選んだのですが、ここが完全にミスでした。タグには「04（M）＝ウエスト76〜86cm、身長165〜175cm」とあり、一見「身長176cm・ウエスト75cmの僕ならMで問題ないだろう」と思ったんですが、実際はウエストが驚くほどゆるい。ドローコードを限界まで絞ってもずり落ちるほどフィットしませんでした。

シルエットは悪くないものの、僕の体型だと全体的にワイド過ぎて、やや野暮ったい印象に。トップスとは違い、パンツは「身長よりウエストや脚の寸法が優先」であることを痛感しました。

 

 

ATONのサイズ感まとめ

今回の結論としては、トップスは普段どおりのサイズで問題なし。一方パンツは、ワンサイズ下げるのがベストでした。

もちろん体型によって最適サイズは変わりますし、ATONのパンツはモデルごとにサイズ感が大きく異なります。今回のようにMがゆるゆるなアイテムもあれば、ちょうど良いものもあります。

ベルトループ付きなら「ウエストよりシルエット重視」で選ぶのもアリですが、ベルトで調整できないタイプは、ウエストサイズを最優先にチェックするのが失敗しないコツです。

 

 

ATONのアイテムを使ったコーディネート例

ATONのシンプルで洗練されたデザインは、さまざまなスタイルに応用できます。ここでは、いくつかのコーディネート例をご紹介します。

 

ATONのTシャツコーデ

ATONの白Tを主役にした、夏らしいリラックスカジュアル。淡色デニムで全体を淡いトーンでまとめつつ、黒スエードサンダルで全体をほどよく引き締めます。ベージュのハットを添えることで、上品さと季節感が同時にアップ。シンプルなのに、空気感のある大人コーデに仕上がります。

 

ATONのシャツコーデ

ATONらしい上品で爽やかなスタンダードシャツを、アイボリーのワイドスラックスでクリーンにまとめた春夏の王道キレイめコーデ。ストライプの白を拾ってボトムス・スニーカーも白系で統一することで、清潔感のあるワントーンに。シンプルながら奥行きが出る、大人の知的スタイルです。

 

ATONのTシャツ×ショートパンツコーデ

Tシャツ×ショーツのラフな組み合わせを、ローファーで一気に大人仕様へ。ATONのリネンショーツは素材の艶が上質なので、ブラウンソックスと黒ローファーを合わせるとこなれた上品カジュアルが完成します。暑い季節でも手抜き感が出ない、夏の都会的スタイルにおすすめ。

ATONはどんな人におすすめ？

ATONは以下のような人にぴったりです。

 

① シンプルなアイテムで差をつけたい人

ATONの真骨頂は、アイコン的存在のSUVIN COTTONをはじめとした「素材の良さ」。触れた瞬間にわかるしなやかさ、厚み、落ち感は、ベーシック派ほど強く響きます。

さらに、ATONのデザインはシンプルですが、普通のシンプルとは違います。計算された立体裁断やパターンにより、着たときに自然と美しいラインが出るため、無地のTシャツやスウェットでも佇まいが変わります。

「無地アイテムだからこそ、安っぽさは出したくない」「1枚でサマになる上質な服がほしい」「装飾はいらない。でも、地味には見せたくない」

そんな人は、ATONの魅力を一番感じられます。

 

②上品さと日常のリラックス感を両立させたい人

ATONは上品でエレガントな雰囲気を持ちながら、日常で着ても構えず、自然体のまま着られるのが魅力です。大人の余裕を感じさせる「品のあるカジュアル」が好きな人には、とくにおすすめ。

「ドレスすぎず、ラフすぎず。その中間が欲しい」そんな絶妙なラインを求める人にはぴったりのブランドです。

 

③ 長く着られる良い服を選びたい人

ATONは決して安いブランドではありません。ただ、ATONは糸の選定から染め・縫製まで徹底した品質管理を行っているため、商品の質が高く、結果的に長持ちする傾向があります。

 

こうした「長期的に見て価値のある服」を選びたい人に向いています。

 

ATONどこで買える？おすすめの購入場所

ここでは、ATONのおすすめの購入先をまとめました。「どこで買うのがベストなのか分からない」という方はぜひご参考に。

 

① 公式ショップ（直営店）

 

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ATON唯一の直営店があるのは東京の青山。フルラインナップが揃う国内唯一の店舗で、素材感・色味・シルエットを直接確認したい方に最適です。

 

ATONの本物の空気感を体験したいなら、まずここへ行くのが間違いありません。

 

② 正規取扱店（全国のセレクトショップ）

ATONは全国のセレクトショップで取り扱いがあります。ただし、店舗ごとに展開アイテムが大きく異なるので、欲しい商品が決まっている場合は在庫の事前確認がおすすめです。

取り扱い店舗は、ATON公式サイトのSTOCKLISTに一覧で掲載されています。

 

③ オンラインショップ（通販）

近くに取扱店がない方や、サイズ比較をじっくりしたい人には通販が最も現実的。ATON公式サイトでも購入できますが、送料が必ずかかるうえ返品交換不可というデメリットがあります。

サイズ失敗を避けるためにも、返品・交換に対応している正規通販を選ぶのが安心です。

 

僕自身も、ATONはほぼ通販で買っています。上記3サイトは在庫量が多く、サイズ表記も詳しいので安心感が段違いです。

 

 

④ 中古市場

状態にこだわらなければ、中古市場を狙うのもありです。中古は最もお得にATONを手に入れる方法。とくに『セカンドストリート』はATONの商品数もかなり多く、安いです。

「まずは試したい」という方は、いきなり新品を買うよりもお手頃なので、おすすめです。

 

 

 

まとめ：ATONは上品なデザインと高品質な素材が魅力のブランド

ATONは、原料選びから縫製まで一切妥協せず、デザインも表面的なトレンドに流されない。だからこそ、あなたの毎日に静かに寄り添いながら、ふとした瞬間に上質さを感じさせてくれます。

シンプルで上品なアイテムが好きな大人の方にはぴったりです。人気商品は売り切れることもあるので、気になるアイテムがある方は、今のうちにラインナップを見ておくのがいちばん賢い選択です。

 

 

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