この記事はそんな方へ向けて書いています。
こんにちは。
この度は当ブログをご覧いただきありがとうございます。
本ブログを運営している、ファッションブロガーのJKEN(ジェイケン)です。
本格的な冬になると欲しくなるのがダウンジャケットですよね。
でも、ダウンジャケットってほんとにピンキリで、安物だと保温性が微妙だったり、温かくてもデザインがダサかったりします。
値段が高いダウンジャケットは保温性が高い傾向にありますが、中にはタウンユースで着るには暑すぎるモデルもあります。
つまり、どんな用途で使うかによって、ダウンジャケットの選び方は変わってくるということです。
そこで本記事では、おしゃれで暖かいダウンジャケットを選ぶためにはどんなポイントを知っておく必要があるのか、解説していきます。
そして後半では、男女ともにおすすめのダウンジャケットブランドを14種類ご紹介します。
ダウンジャケットを検討中の方は、購入前にぜひ本記事で解説するポイントを押さえておいてください。
それでは早速見ていきましょう。
ダウンジャケットを選ぶ上で重要な6つのポイント
おすすめのブランドをご紹介する前に、まずはおしゃれで暖かいダウンジャケットを選ぶ上で重要なポイントを6つ解説します。
結論としては、以下のとおりです。
- 着用シーンで選ぶ
- ダウンとフェザーの割合に注意する
- フィルパワーが高いものを選ぶ
- 定番カラーを選ぶ
- 程良いワイドシルエットを選ぶ
- 人気ブランドや歴史のあるブランドを選ぶ
具体的に見ていきましょう。
着用シーンで選ぶ
ダウンジャケットを選ぶ際は、まずどのようなシーンで着用するのかで選び方がまったく変わってきます。
ダウンジャケットの一般的な着用シーンは以下の3つ。
- アウトドア
- ビジネスシーン
- 街中(プライベート)
それぞれの着用シーンで選び方がどう違うのか、順番に解説します。
アウトドアでダウンジャケットを着る場合
冬のアウトドアシーンは、寒さがかなり厳しくなるのが一般的です。
そのため、ダウンジャケットの中でも特に保温性が高いものを選ぶのがおすすめ。
さらに、気候によっては雨・風・雪などの影響を受けるため、防水性・撥水性・防風性のある生地を採用しているものを選ぶのが必須といえます。
アウトドアの種類によっても変わってきますが、キャンプのような動かないシーンでは保温性で選び、登山のような動き回るシーンなら生地で選ぶのが基本です。
ビジネスシーンでダウンジャケットを着る場合
ビジネスシーンでは、TPOを意識した洋服選びが必須となります。
ダウンジャケット自体はそもそもカジュアルなアイテムなので、厳しい業界ではダウンジャケット自体がNGという場合もあるかもしれません。
ただ、よほど厳しい業界でなければ、最近はダウンジャケットを着るケースが多いと思います。
その際に重要なのが、定番カラーを選ぶということ。
ビジネスシーンでは、特に黒やネイビーなどの暗い色が好まれます。
また、あまりに光沢感のある生地のものは、派手な印象が出てしまうので避けた方がいいです。
上品なものやマットな質感のものがおすすめ。
街中(プライベート)でダウンジャケットを着る場合
ダウンジャケットの着用シーンでもっとも多いのが、私服として街中で着ることだと思います。
この場合は特に縛りはなく、かなり幅広い選び方が可能です。
街中なら、アウトドアシーンほど寒さが厳しいわけでもないですよね。
屋内で過ごす時間が長い場合は、保温性が高すぎると暑くなってしまう可能性もあります。
ダウン自体が保温性が高いに越したことはないけど、中に着こむことができればそこまで保温性にこだわりすぎなくてもいいわけです。
また、ビジネスシーンほど色味やデザインに注意する必要もないので、自分の好きな色を選ぶことができます。
ダウンとフェザーの割合に注意する
出典:西川ストア;https://www.nishikawa-store.com/c/column/umou_column01;2022-11-09参照
ダウンジャケットの中身は、主に「ダウン」と「フェザー」で構成されています。
どちらも水鳥の羽根ですが、構造に違いがあります。
「ダウン」は空気を多く含む構造になっているので保温効果が高いですが、羽根に芯がないので型崩れしやすいです。
それに対し「フェザー」は芯があり弾力性があるので型崩れしにくいですが、その分重たくなる特徴があります。
ダウンの割合が高いほど保温性が高く軽量になりますが、ダウンのみだとやわらかすぎて型崩れするため、ある程度フェザーを含んでいるものが一般的です。
目安としては、「ダウン:フェザー=8:2か9:1」くらいの割合のダウンを選ぶのが理想的。
安物だとダウンとフェザーの割合がそれぞれ50%程度で作られているものがありますが、フェザーが多くなるほど重たくなり保温性も下がってしまうので注意しましょう。
フィルパワーが高いものを選ぶ
出典:PUMA; https://ru.puma.com/fill-power.html; 2022-11-09参照
ダウンジャケットの性能の目安として知られているのが、「FP」(フィルパワー)という値です。
フィルパワーとは羽毛の「かさ高さ」を示す値のことで、わかりやすくいうと「羽毛の膨らみ度合い」を意味しています。
このフィルパワー、つまり羽毛の膨らみ度合いが高いほど空気を多く含むことができるため、保温性が高くなるんです。
ただし、必ずしも「フィルパワーが低い=保温性が低い」になるとは限らないので注意しましょう。
なぜなら、フィルパワーの値が低い場合でも、ダウンの量を多く詰めれば保温性を高めることができるからです。
じゃあフィルパワーってそんなに重要じゃないのでは?
と思われるかもしれませんが、ダウンの量が多くなればなるほど重くなってしまうというデメリットがあります。
フィルパワーが高いと少量のダウンでも保温性が高くなるので、その結果軽量なダウンジャケットに仕上げることができるわけです。
つまり、フィルパワーの値が大きいほど軽くて保温性も高い良質なダウンであるといえます。
目安としては、550~700以上だと良質なダウン、700以上が高品質なダウンといわれています。
フィルパワーが高いほど値段も高くなる傾向にあるので、少し重くて問題ないなら低めのフィルパワーでダウンが多く入っているものを選ぶのもありです。
ただし、ダウンの内容量が多くなるほどダウンジャケットが分厚くなるので、身体が膨張して見えやすいというデメリットもあります。
ダウンジャケットをスマートに着こなしたいなら、やはりフィルパワーが高いものがおすすめです。
定番カラーを選ぶ
ダウンジャケットは、定番カラーを選ぶのがおすすめ。
なぜなら、定番カラーならどのようなシーンでも着回しやすいからです。
ダウンジャケット自体はカジュアルな印象の強いアイテムです。
カジュアルな上に、原色などの目立つ色を選ぶとどうなるか、想像してみてください。
すごく派手な印象になるし、カジュアルな印象が強くなりすぎてしまいますよね?
ダウンジャケットはボリューム感もあるので、より派手なイメージが強くなりやすいです。
派手になるという観点では、柄物なども避けた方が無難。
勘違いしてはいけないのが、派手な色のダウンジャケットがダサいわけではなく、使い方によってはおしゃれに取り入れることも可能です。
ただし、定番カラーのダウンジャケットを既に持っている上級者向けであるということを理解しておきましょう。
じゃあ、定番カラーって具体的にはどんな色がおすすめなのか?
代表例は以下のとおりです。
- ブラック
- ネイビー
- グレー
- ホワイト
- ベージュ
- ブラウン
- カーキ
程良いワイドシルエットを選ぶ
ダウンジャケットはシルエットやサイズ感も重要なポイントです。
先ほどもいったとおり、ダウンジャケットはボリューム感があるので、存在感がかなり強くでます。
あまりに大きめのシルエットを選んでしまうとダウンジャケットの存在感に負けてしまい、服に着られているような見た目になる可能性が高いです。
かといってピッタリのサイズ感を選ぶと、今度はインナーの重ね着ができなくなったり、窮屈な印象になってしまいます。
なので、ダウンジャケットは程良くワイドなシルエットを選ぶのがおすすめ。
ダウンジャケットに少しのゆとりがあることで、ワイドシルエットのインナーも違和感なく合わせることができます。
人気ブランドや歴史のあるブランドを選ぶ
ダウンジャケットを選ぶ時は、人気ブランドや歴史のあるブランドを選ぶのがおすすめ。
なぜなら、そのようなブランドが生き残っているのは、品質が高いからです。
ダウンジャケットは他のアイテムよりもチェック項目が多いので、細かい点をチェックするのが面倒な人は有名ブランドを選べば失敗しません。
でも、
ダウンジャケットの人気ブランドや歴史的なブランドがわからない
そこで、ここからはダウンジャケットのおすすめブランドを、以下の項目別にご紹介していきます。
- 歴史のあるダウンジャケットの王道の人気ブランド
- 高機能なダウンジャケットを展開するアウトドアブランド
- おしゃれなダウンジャケットを展開するデザイナーズブランド
ダウンジャケットといえばココ!歴史のある王道の人気ブランド4選
THE NORTH FACE(ザノースフェイス)
THE NORTH FACE(ザノースフェイス)は、1968年にスタートしたアメリカの世界的アウトドアブランドです。
最新技術を取り入れて高機能なアイテムを生み出し続けてきた、アウトドア業界のトップブランド。
今でこそ当たり前のように多くのブランドがダウンジャケットを売っていますが、その原点は1970年にノースフェイスが発表した「シェラ・パーカ」であると言われるほど、ダウンジャケットの代表格です。
そんなノースフェイスのダウンの魅力といえば、本格的なアウトドアブランドならではの高機能スペック。
極寒の環境にも耐えられる高い保温性や、雨風や雪を弾く防水・撥水加工を施した生地など、機能性の高さが魅力です。
さらにデザインもおしゃれというのが、ノースフェイスを語る上で外せない魅力の1つ。
ロゴでアクセントをつけただけのシンプルなデザインが、男女問わず幅広い世代に刺さっています(ちなみにロゴに採用されている3本のカーブラインは、世界三大北壁を表しています)。
実際おしゃれさんはノースフェイスのダウンジャケットを持っている人が多く、おしゃれな人がダウンジャケットを購入する際に真っ先に候補になるブランドです。
アウトドアからタウンユースまで、幅広く着用したい人におすすめ。
ザノースフェースのダウンの代表モデル
- ヌプシジャケット:1990年代に登場したノースフェイスのダウンジャケットの代表モデル。強度のある生地に撥水加工を施しており、アウトドアからタウンユースまで幅広く活用できる。
- キャンプシェラショート:1970年に発売したアウトドア用ダウンの原型「シェラパーカ」のデザインを継承するモデル。雨や雪を防ぐ撥水加工を施しており、アウトドアからタウンユースまで幅広く活用できる。
MONCLER(モンクレール)
MONCLER(モンクレール)は、1952年にスタートしたフランスの高級ダウンウェアブランドです。
もともとは登山用品を製造する企業でしたが、フランス人として初めてヒマラヤ登頂に成功した有名アルピニスト「リオネル・テレイ氏」をアドバイザーに迎え、ダウンウェアを展開し始めます。
その後、難度の高い山に挑む登頂隊にダウンウエアを提供したことで、世界の登山家たちから注目されるブランドにまで成長しました。
そのもっとも大きな理由は、ダウンジャケットの保温性の高さと軽さにあります。
モンクレールのダウンジャケットには、フランス規格協会の厳正な審査をクリアしたものが認定される「キャトル・フロコン」を取得しており、ホワイトグースからわずか30gしかとれないと言われる最高品質の産毛が使われています。
そのため、登山という極寒にも耐えうる保温性を誇っているわけです。
そしてモンクレールのダウンといえば、ファッション性の高さも大きな特徴の1つ。
高級感漂う洗練されたデザインと、タウンユースしやすいスタイリッシュなシルエットが特徴的です。
スーツにダウンを合わせるスタイルはモンクレールがきっかけとなったと言われるほど、スマートな雰囲気を放っています。
ダウンというカジュアルなアイテムにもかかわらず、どこかモードっぽい印象さえ感じさせるブランドは、中々ありません。
パリコレにも登場したり、世界のファッショ二スタやセレブからも愛用されているブランドです。
のモンクレールのダウンの代表モデル
カナダグース(CANADA GOOSE)
カナダグース(CANADA GOOSE)は、1957年にスタートしたカナダのアウトドアウェアブランドです。
ダウンウェアを中心に展開するブランドで、メイドインカナダにこだわりを持ち、最高品質の羽毛のみを使ったダウンジャケットを製造しています。
そんなカナダグースの最大の特徴は、防寒性の高さ。
カナダ北部やアラスカといった極寒地で生活する人々に加えて、エべレスト登山隊や南極探検隊といったプロにも愛用されています。
つまり、カナダグースのダウンは地球上で最も過酷な環境で着用できるアウターウェアといっても過言ではありません。
アウトドアシーンを想定して作られているので、機動性が優れている(動きやすい)のも特徴の1つ。
さらに、デザインが優れているのも見逃せないポイントです。
シンプルさをベースにしつつ、腕にブランドワッペンを施したデザインは、カジュアルなアクセントを放ってくれます。
また、カナダグースのダウンジャケットはスッキリとしたシルエットなので、膨張しがちなダウンをスマートに着こなすことができるのも嬉しいポイントです。
おまけに、耐久性がとてつもなく優れているという特徴もあります。
生地にはカナダグースの代名詞でもある「ARCTIC TECH」という素材が採用されており、雪や雨などをシャットアウトしてくれる撥水性を備えています。
親から子供に受け継いで50~60年近く着ている家庭もあると言われており、まさに一生モノのダウンです。
日本では抜群の人気を誇っており、街中でカナダグースのワッペンを見たことがある人も多いはず。
世界的に見てもセレブや有名人が愛用しており、信頼性抜群のブランドです。
カナダグースのダウンの代表モデル
ウールリッチ(WOOLRICH)
ウールリッチ(WOOLRICH)は、1830年にスタートしたアメリカ最古のアウトドアブランドです。
創業時からハイスペックなダウンジャケットを展開し続けており、機能性とデザイン性を兼ね備えていることで定評があります。
そんなウールリッチの特徴といえば、抜群の保温性。
厳選された高品質な羽毛が、「ダウン:フェザー=9:1」の黄金比率でたっぷりと含まれているため、氷点下のような厳しい寒さでもしっかりと防寒性を確保してくれます。
過去には極寒の中を過ごす南極探検隊にダウンを提供するなど、その機能性の高さはすさまじいです。
また、ウールリッチのダウンの多くに「60/40(ロクヨン)クロス」生地が採用されているため、通気性と耐摩擦性に優れています。
さらに、この生地にテフロン加工を施しているので、撥水性が優れているのも魅力の1つ。
このように機能面ではバッチリですが、デザインについても抜かりはありません。
大人の落ち着きを感じられる都会的なデザインと、ややゆとりのあるフィット感が特徴的。
アウトドアシーンだけでなく、タウンユースでも大人っぽくシックに着こなすことができます。
ウールリッチのダウンの代表モデル
- アークティックパーカ:ウールリッチの代表モデル。アメリカ政府より依頼を受け、国家事業であるアラスカのパイプライン建設現場で着用する防寒着として開発された。2019年にリニューアルされてより都会シーンにマッチする仕上がりになった。
- ニューアークティックパーカ:オリジナルのアークティックパーカに改良を加えたモデル。ダウン量やシルエットに調整を加えたことで、スーツスタイルやキレイめコーデにも似合うアウターとして、根強い人気を誇るシリーズ。
高機能なダウンジャケットを展開するアウトドアブランド6選
WILD THINGS(ワイルドシングス)
WILD THINGS(ワイルドシングス)は、1981年にスタートしたアメリカのアウトドアブランドです。
創業者は登山家のジョン・ボチャードとマリー・ミューニエール夫婦で、マリーはスイスで代々続いているマウンテンガイド一家の生まれ。
優れた登山用品の重要性を幼い頃から学んできたマリーは、培ってきた知識と経験を活かし、「軽くてタフでなければいけない」というコンセプトをもとに高機能なアイテムを生産しています。
そんなマリーが1984年に、女性として初めてアンデス山脈最高峰「アコンカグア」の登頂に成功したことで、ブランド自体が有名になりました。
つまり、ワイルドシングスのウェアの機能性の高さを自ら実証したわけです。
その後、アメリカ軍へアウトドアウエアの機能を取り入れた戦闘服(通称:ECWCS)を納入するなど、国から認められるほどの実績を残しました。
その実績を活かし、2010年にはミリタリーライン「ワイルドシングスタクティカル(WILD THINGS TACTICAL)」を開始し、米軍特殊部隊向けに開発された衣類を一般層向けに展開しています。
このワイルドシングスタクティカルの看板アイテムが「モンスターパーカー」と「ハッピージャケット」。
次世代の中綿として米軍に採用されている「クライマシールドプリズム」を使用しており、軽量で保温性が高く、防風性・撥水性に優れているのが特徴です。
さらに、現代版に程良いビッグシルエットに調整されているため、タウンユースでも使いやすいのが魅力。
ミリタリー感のある本格志向のアウターとして日本でも絶大な人気を誇っており、様々なブランドから別注依頼もきている注目のブランドです。
ワイルドシングスの代表モデル
ARC’TERYX(アークテリクス)
ARC’TERYX(アークテリクス)は、1989年にスタートしたカナダのアウトドアブランドです。
「地球上にある最高の素材、最高の技術、革新的なデザインで製品を作る」ことをコンセプトに、試作品を世界最高峰のアスリートと同じ目線で徹底的にテストを繰り返し、ブランドが考える最高品質のウェアを展開しています。
アークテリクスの特徴の1つが、コンセプトにもある「素材選び」。
登山や悪天候など極限の条件下に必要な耐久性と機能性を実現するために、GORE-TEXといった高機能な素材やCoreloft(コアロフト)という独自開発した素材を採用しています。
コアロフトはアークテリクス独自の化繊の中綿素材で、ダウンと同じくらいの保温性(断熱性)を持つだけではなく、ダウンよりも速乾性や通気性を兼ね備えているため、アウトドアシーンにもピッタリ。
さらにコンパクトに収納可能で、着用時にはきちんと形状が復元してくれるという利点もあります。
さらにアークテリクスは、機能性が高いだけでなく都会的で洗練されたデザインであるというのも大きな魅力です。
ミニマルで都会的なデザインであることに加えて、シルエットが精査されているためドレープ感が美しく仕上がっています。
そのためタウンユースとしても最適で、ダウンジャケットをはじめとするアウター類はおしゃれさんから大人気です。
アークテリクスの代表モデル
DAIWA PIER39(ダイワピア39)
DAIWA PIER39(ダイワピア39)は、2020年にスタートした日本のファッションブランドです。
世界のフィッシング市場をリードしている日本の釣り具ブランド「DAIWA(ダイワ)」とBEAMS(ビームス)がタッグを組んでできたブランド(正確にはダイワの中のシリーズライン)で、ディレクターはBEAMSの中田 慎介さんが務めています。
ダイワピア39はファッション感度の高い若者を中心に支持されており、発売後は即完売するほどの圧倒的な人気を誇っています。
コンセプトは「大自然と都会をシームレスに繋ぐ架け橋」で、ダイワが長年培ってきた釣り由来のディテールと、普段の生活を満喫するためのファッションテイストを共存させたデザインが特徴です。
一般的に、釣り用の服は普段のシーンにはとても合わせられないテイストですが、ダイワピア39ではこれを見事に都会シーンでも着れるほどの仕上がりへアップデートさせています。
中でもダウンジャケットはダイワピア39の象徴的なアイテムの1つ。
ダイワピア39のダウンの特徴としては、ハンティングジャケットのポケットディテールを採用している点です。
フロントからサイドにかけて大きなポケットが施されており、インナーにも複数のインサイドポケットがあるため、抜群の収納力を持っています。
保温性や収納力など機能性が優れているのにデザインはいたってシンプルなので、タウンユースにもピッタリ。
ワイドシルエットで設計されているので、インナーを着こむレイヤードスタイルにも向いています。
ダイワピア39のダウンの代表モデル
- GORE-TEX INFINIUM EXPEDITION:ダイワピア39のベストセラーでもある代表的なダウンジャケット。GORE-TEX INFINIUMファブリクスを採用しているので、撥水性・防風性・透湿性が優れており、山岳探検家も着用できる機能性を誇っている。
DESCENTE ALLTERRAIN(デサントオルテライン)
DESCENTE ALLTERRAIN(デサントオルテライン)は、日本のスポーツメーカーとして有名なDESCENTE(デサント)の系列です。
デサントのスポーツ分野で培った経験を活かし、機能性に加えてデザイン性も兼ね備えているのがオルテラインの特徴。
デサントオルテラインのウェアは、年齢・シーンを問わず着用することを前提としているため、装飾を排除し流行にとらわれずシンプルなデザインに徹底しています。
中でもブランドの代名詞的存在として有名なのが、「水沢ダウン」シリーズ。
国内でも希少なダウンウェアの一貫生産体制を持つ、岩手県奥州市(旧水沢市)の水沢工場で作られているダウンジャケットです。
もともとダウンは軽量で保温性が高いのが魅力ですが、雨や雪などに弱かったり、ステッチのミシン目から水が侵入したりダウンが抜け落ちやすいといった欠点もあります。
水沢ダウンではそんな欠点を払拭するため、ダウンパックを縫製ではなく特殊な熱圧着技術で収納してステッチを排除することにより、防水・耐水性能も高めているんです。
さらに、水沢ダウンはミニマルで洗練されたデザインも特徴で、スポーティすぎず落ち着いたデザインに仕上がっているので、大人のタウンユースにも最適。
シルエットもダウンジャケットとは思えないほどキレイに仕上がっています。
ソチ冬季オリンピックで日本代表選手が着用していたことでも有名です。
デサントオルテラインの代表モデル
- ANCHOR(アンカー):水沢ダウンの初期モデルであり、デサントオルテラインの大定番モデル。
- MOUNTAINEER(マウンテニア):水沢ダウンの中でも特に高い機能性を誇る、デサントオルテラインの大定番モデル。
NANGA(ナンガ)
NANGA(ナンガ)は、1941年にスタートした日本の羽毛メーカーです。
羽毛商品メーカーならではの技術を活かし、独自開発の高機能素材を使用したダウンジャケットを展開しています。
そんなナンガの代表モデルが、ナンガのオリジナル素材である「オーロラテックス」を表地に採用した「オーロラダウンジャケット」。
オーロラテックスとは、撥水性と透湿性に優れた防水素材のことです。
本来、防水性を高めると構造的に蒸れやすくなってしまいますが、オーロラテックスには微細孔があるので空気の通り道があり、蒸れにくいという特徴があります。
封入されているダウンにはフィルパワー760の高品質ダックダウンを採用しており、保温性も申し分ありません。
デザインはロゴをアクセントにしつつ、それ以外の無駄なデザインを削ぎ落としたシンプルな仕上がり。
大人好みの落ち着いたカラーリングで、だけでなくデザイン面においても高い評価を受けています。
さらに、高品質にもかかわらず良心的なお値段というのも魅力的なポイント。
悪条件のアウトドアはもちろん、タウンユースでも着こなすことができる汎用性の高いダウンです。
PYRENEX(ピレネックス)
PYRENEX(ピレネックス)は、1859年創業のフランスの老舗羽毛メーカーです。
創業当初は寝具類の生産を行っており、1960年にOEMメーカーとしてキャンプ用品やアウトドアウェアの生産をはじめます。
そして、1990年にオリジナルブランド「ピレネックス」がスタートしました。
現在では原毛から製品まで一貫して自社工場で生産している希少な存在で、フランスを代表するダウンブランドになりました。
フランスのピレネー山脈の厳しい気象条件で育ったダックから採取されたダウンを採用しており、軽量で極めて優れた保温性を誇ります。
ビジネスシーンでも活躍するダウンジャケットを揃えており、汎用性の高さも魅力の1つです。
主要ブランドと比べるとまだ日本での知名度はそこまで高くありませんが、ネクストブームを予感している人も多く、近年注目すべきブランドです。
ピレネックスのダウンの代表モデル
- SPOUTNIC(スプートニック):ピレネックスの代表的定番モデル。フードが着脱可能なシンプルなデザインで、フランス本国でもベストセラー。
- BELFORT(ベルフォール):ミドルレングスでビジネスシーンでも着用できる万能アウター。高密度に織られたポリエステルのギャバジンは堅牢度も撥水性も優れている。
おしゃれなダウンジャケットとして定評のあるデザイナーズブランド&セレオリ4選
JIL SANDER(ジルサンダー)
JIL SANDER(ジルサンダー)は、1968年にスタートしたイタリアのファッションブランド。ミニマムなデザインをするブランドでは代表的な存在。高品質な素材、精度の高いカッティングを
ミニマムなデザインをするブランドとしては代表的な存在で、創業当時のデザイナーであるジルサンダー氏は「ミニマルの女王」といわれるほど評価されています。
さらに、ジルサンダーは素材へのこだわりが非常に強いことでも有名。
高品質な素材に精度の高いカッティングを施すことにより作り上げられる、シンプルで洗練されたデザインを特徴としています。
最近ではユニクロとジルサンダーがコラボした「+J(プラスジェー)」で大きな話題となり、日本では馴染みのあるブランドとなりました。
そんなジルサンダーのダウンジャケットは、毎シーズン展開している定番アイテムです。
白・黒・ベージュといった定番色のダウンジャケットを、ミニマルなデザインかつ洗練されたシルエットに仕上げています。
高品質なダウンとフェザーを黄金比で封入しているので、保温性が高いのはいわずもがな。
おしゃれなダウンジャケットの筆頭ブランドなので、タウンユース用としてデザインを重視する方には特におすすめです。
出典:JIL SANDER; https://www.jilsander.com/ja-jp/%E5%B9%B4%E7%A7%8B%E5%86%AC%3Cbr%3Ejil-sander%2B/jilsanderplusFW19.html; 2022-11-09参照
STUDIO NICHOLSON(スタジオニコルソン)
STUDIO NICHOLSON(スタジオニコルソン)は、2010年にスタートしたイギリスのファッションブランドです。
元々はレディースブランドとして始まり、メンズライクなデザインがイギリスの女性の間で人気となっていて、それがブランドの特徴でもありました。
その後、2017年よりメンズラインがスタートし、男女共に人気のあるブランドへと成長しています。
スタジオニコルソンの最大の特徴は、クリーンでミニマルなデザインです。
高級感のある素材を使用し、それを機能的かつ現代的なシルエットに落とし込むところが魅力。
日常的にありふれた衣服が、スタジオニコルソンの手にかかれば美しくモダンな洋服に仕上がります。
そんなスタジオニコルソンも、21AWシーズンから展開しているダウンジャケット「INJECTION DOWN SHORT JACKET」があります。
このダウンの最大の魅力は、デザインの美しさ。
迫力のあるボリューム感とゆったりとしたシルエット設計でありながら、ブランドのイメージを体現したクリーンかつミニマルな仕上がりが魅力です。
中綿には動物性のダウンではなく、イタリアのTHERMORE社のエコダウンを採用しており、通常のダウン並の保温性と軽さを備えています。
表地にはイタリアのOLMETEX社の生地を使用しており、撥水性・保温性・透湿性に優れているのも特徴です。
AURALEE(オーラリー)
AURALEE(オーラリー)は、2015年にスタートした日本のファッションブランドです。
オーラリーの特徴は上質な素材とシンプルなデザインで、ベーシックの極みともいえるクオリティを誇っています。
デザイナー自身が世界中に出向いて本当に良いと思える素材を追求しており、厳選素材を国内屈指の高い技術を持つ工場で製作することで、上質な洋服を作り上げています。
日本のおしゃれさんの間ではもはや定番のブランドとなりました。
オーラリーといえばニットが有名ですが、ダウンジャケットも毎シーズン展開されており、秋冬シーズンの定番アイテムになりつつあります。
オーラリーのダウンはシンプルでクリーンな印象に仕上げられているため、カジュアルになりすぎない所が魅力です。
中綿には軽さとボリュームを兼ね備えたホワイトダックを使用しており、タウンユースには十分な保温性を誇っています。
シルエットは着丈が短めのコンパクトな設計になっており、カラーリングはオーラリーらしくニュアンスカラーが多いのも魅力。
西川ダウン by NANO universe(ナノ・ユニバース)
西川ダウンは、1566年創業の老舗寝具メーカー「西川」と人気セレクトショップ「ナノ・ユニバース」による、ダウンジャケットのコラボラインです。
長年高品質な羽毛布団を手掛けている西川は、いわばダウンのプロ。
そんな羽毛布団づくりで培われたノウハウが、西川ダウンに反映されています。
中に封入されるダウンはフレンチダックのムラード種というもので、飼育期間が他と比べて約2倍の期間を有する分、かさ高に富んでおり高品質な羽毛であるという特徴があります。
そのため、保温性が高くとても軽い仕上がりが魅力です。
さらに、西川の独自技術「フレッシュアップ加工」により、丁寧に洗浄・乾燥・選別を行うため、衛生的で耐久性が高く長く愛用できるというのもポイント。
そんな機能性の高いダウンジャケットをおしゃれなデザインに仕上げるのが、人気ショップ「ナノ・ユニバース」の役目。
ドレスライクなデザインに定評のあるナノ・ユニバースならではの解釈により、都会的でスマートな仕上がりになっているのが魅力です。
両者の強みを生かした西川ダウンは、アウトドアブランド等に劣らない機能性を持ちつつデザインもおしゃれなので、値段も高いのでは?と思われるかもしれません。
確かにファストファッションブランドと比べてしまうと高くなりますが、同じ品質の他ブランド比べると断然安い価格帯に収められています。
まとめ
本記事は以上です。
今回のポイントを簡単にまとめておきます。
おさらいポイント
- ダウンジャケット選ぶ時はまず使用シーンを特定する
- ダウンとフェザーの割合に注意する
- フィルパワーが高いものを選ぶ
- 定番カラーを選ぶ
- 程良いワイドシルエットを選ぶ
- 人気ブランドや歴史のあるブランドを選ぶ
僕はユニクロのようなファストファッションブランドのダウンジャケットを着るのもアリだと思ってます。
ただ、やはり保温性やデザイン性を比較すると、本記事ご紹介したブランドには勝てません。
一生モノのダウンジャケットがほしい方や、おしゃれで機能性の高いものが好きなこだわり派の方は、ぜひ本記事の14ブランドのどれかを選んでみてください。
おしゃれを楽しみつつ、真冬でも寒さ知らずの快適な生活を送れるはずです。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
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