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革靴好きが惚れる「パラブーツ」とは?歴史・魅力・おすすめモデル9選

パラブーツのおすすめモデル9選!代表作から隠れた名作を徹底解説
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KEN

月間最高18万PVのファッションブログ『K2J』を運営。大手アパレルのパーソナルスタイリングサービスでECスタイリストとして勤務し、ファッション色彩能力検定1級を保有。大手メディアへのファッションスナップ掲載経験や、医学研究科修士課程で培った分析力を活かし、理系的視点から「ロジカルなおしゃれ」を提案。これまでに100点以上のファッションアイテムやサービスをレビューしてきた「服好きの視点」から、読者目線に寄り添ったリアルなファッションコンテンツを発信中。

パラブーツの革靴がおしゃれらしいけど、具体的にどこが魅力的なんだろう?人気モデルの他におすすめモデルもあったら詳しく知りたい!

この記事はそんな方へ向けて書いています。

 

この記事では、パラブーツ(Paraboot)の魅力を革靴好きの目線で徹底解剖していきます。

「そもそもパラブーツってどんなブランド?」という基本から、「どのモデルを選べばいいの?」といった疑問にもお答えしつつ、用途別におすすめモデル9選をわかりやすく紹介します。

読み終わるころにはパラブーツの魅力を知り、そのまま欲しくなってるかもしれません。まだ「知ってるだけ」で終わっているなら、もったいない。この機会に、あなたの足元に「一生モノの相棒」を迎えてみましょう。

 

 

パラブーツ(Paraboot)とはどんなブランド?

パラブーツのロゴ

出典:Paraboot;2023-01-16参照

パラブーツ(Paraboot)は、1908年にリシャール・ポンヴェールが創業した、フランスの高級シューズブランド。

創業から100年を超える歴史があり、現在ではオールデンなどと並んで世界三大靴ブランドの1つとも言われています。母国フランスでは特に評価が高く、フランスの家庭では「大人になったらパラブーツを履け」と伝えられるほど。

それは単に「フランスのブランドだから」という理由だけでなく、創業時から100年経った今もなお「メイドインフランス」を貫いているからです。素材の調達や製法に至るまですべてを自社で行うことで、トップクラスの品質を保ち続けています。

 

「Paraboot」のブランド名の由来

パラブーツのラバーソールの歴史

出典:Paraboot;2022-01-17参照

パラブーツを創業したリシャール氏は、創業当時はパリの幅広い顧客に支持されていた靴職人でした。

当時のヨーロッパでは、シューズのソールは木製や革製が当たり前。そんな中、リシャール氏がアメリカで発見したラバーブーツに感銘を受け、1926年にゴム底(ラバーソール)を開発することに。

このラバーソールの素材に、アマゾンの港「パラ(Para)」から輸入したラテックスを使用したことから、「パラブーツ(Paraboot)」というブランド名になりました。

 

パラブーツが人気になった理由

多くの高級革靴は、イギリスのドレスカルチャーがルーツ。クラシックでエレガントなのは魅力ですが、どうしても繊細で、天候に左右されがち。それに対してパラブーツは、登山靴のような堅牢さと全天候型の機能性がベース。最初から「ガシガシ歩ける」前提で設計されてるんです。

それでいて、素材はフランスの高級レザー用しているので、見た目は上品。「雨でも気にせず履けて、疲れにくい。なのに、革靴としての風格がある」。これが、パラブーツが他の革靴と決定的に違うところです。

 

 

パラブーツの魅力とは?|他の革靴ブランドと違う5つのポイント

革靴好きの中で「パラブーツにしかない」と語られる5つの特徴を、定番の高級ブランド(オールデン、ジョンロブなど)と軽く比較しながら解説していきます。

結論から言うと、パラブーツは「ラグジュアリーと実用性の両立」を高いレベルで実現している、唯一無二のブランドです。

 

① オリジナルラバーソール|圧倒的な歩きやすさ

革靴といえば「疲れる」「滑る」「足が痛い」なんてネガティブなイメージがつきもの。でも、パラブーツは歩きやすさの次元が違います。

なぜかというと、ラバーソールを外注せず、自社で製造する世界唯一の革靴ブランドだから。この独自の「Paratexソール」は、クッション性と耐久性を両立した天然ラバー製。グリップ力が高く、長時間歩いても足に負担がかかりにくいんです。

たとえるなら、「革靴の顔をしたスニーカー」。実際、街歩きはもちろん、旅行やビジネスシーンでも履きたくなるほど快適なんですよ。

 

② 雨・雪でも履ける全天候型の実用性

革靴って雨の日は履けないイメージがありますよね。でも、パラブーツは違います。

アッパー(靴の表面)には、フランスの「リスレザー」という特別なオイルドレザーを使用。このレザー、実は撥水性がかなり高く、水を弾いてくれるんです。そのうえラバーソールは滑りにくく、水はけも抜群。

「雨の日こそパラブーツ」と言われるほど、全天候対応。梅雨や冬の雪の日も、わざわざ靴を変える必要がなくなります。

※ちなみにオールデンやジョンロブは基本的に雨の日NGなので、パラブーツの実用性がいかに異常かがわかります。

 

③ 修理して長く履ける「一生モノ」品質

革靴の醍醐味といえば、「育てる楽しみ」。パラブーツは、まさにそれを体現できるブランドです。

  • ソール交換可能な「グッドイヤーウェルト製法」、耐久性の高い「ノルヴェイジャン製法」
  • アッパーは経年で艶と深みを増す「上質なオイルドレザー」
  • ヒールや中敷きなど、細かいパーツのリペアも可能

 

つまり、修理しながら10年、20年と履き続けられるんです。実際、20年以上履かれているモデルも多数あります。

新品ももちろんカッコいいですが、履き込んだパラブーツの「味わい深さ」は唯一無二。自分だけの1足に育っていく過程は、革靴好きにとって至福の時間です。

 

④ 汎用性の高いデザイン性

パラブーツと聞いて、カジュアルなイメージを持っている人も多いかもしれません。でも、実は汎用性がかなり高いんです。

  • ビジネスに使えるシンプルなプレーントゥ(例:シャンボード)
  • フレンチトラッドの要素が光るローファー(例:ランス)
  • 秋冬にぴったりな山岳ブーツ(例:アヴォリアーズ)

 

とにかくラインナップが幅広く、きれいめ・カジュアル・ワーク・モード、すべての系統と相性抜群。特にシャンボードは、ジーンズにもスラックスにも合う万能選手です。

他の高級靴(ジョンロブなど)はややドレッシーに寄りすぎるので、ライフスタイルにフィットしないケースも。その点パラブーツは、「ちょっとキメたい普段着」にちょうどいい塩梅なんです。

 

⑤ フランス製でこの価格…驚異的なコスパ

  • ジョンロブ:約25万〜
  • オールデン:約13万〜
  • チャーチ:約14万〜

 

上記のとおり、高級ブランドの革靴はかなり値段が高いです。それに対して、パラブーツは約7万〜9万円が相場。しかも、すべてフランス製・自社工場生産という徹底ぶり。

一般的な革靴ブランドはソールや一部工程を外注していますが、パラブーツは「100%自社一貫製造」。だから高品質なまま、コストを抑えることができているんです。

つまり、高級ブランドの品質を備えつつ、価格は数段お手頃。この圧倒的なコスパが、多くの革靴ファンに愛され続けている理由の一つです。

 

 

人気モデルから隠れた名作まで!パラブーツのおすすめモデル9選

ここからは、パラブーツのおすすめモデルを9種類厳選してご紹介します。パラブーツを代表する人気モデルから隠れた名作まで、幅広く選びました。

 

①MICHAEL(ミカエル)|チロリアンシューズ

MICHAEL(ミカエル)は、パラブーツの名を世界に広めた伝説的モデル。発売から70年以上経った今も、世界中のファッショニスタから支持されるブランド随一のベストセラーです。

チロリアンシューズを都会的に進化させたパイオニア

本来チロリアンシューズは、アルプスのチロル地方で生まれた登山靴。機能性重視の野暮ったいデザインが主流でしたが、ミカエルはその常識を覆しました。

ハードな民族靴の要素を削ぎ落とし、タウンユースできるファッションアイテムへと昇華。その革新的デザインが世界中で評価され、「チロリアンといえばパラブーツのミカエル」という地位を確立しました。

デザイン・耐久性・歩きやすさを兼ね備えた万能選手

ミカエルは、カジュアルからトラッドまで幅広くハマる、抜群の汎用性を誇っています。ぽってりとしたボリューム感は、コーディネートの引き締め役として最適です。

さらに、オリジナルラバーソールで長時間歩いても疲れにくく、天候を気にせず履ける全天候型。

まさに「実用性×ファッション性×トレンド感」の三拍子が揃った一足。迷ったらまずコレ!と言える、間違いない入門モデルです。

 

Parabootのミカエルは以下のショップで購入できます。

 

②CHAMBORD(シャンボード)|Uチップシューズ

ミカエルと並ぶパラブーツの2大巨頭、CHAMBORD(シャンボード)。完成されたフォルムと使い勝手の良さから、日本ではミカエルと人気を二分する定番モデルです。

クラシックなUチップに宿る無骨な美学

アッパーは「拝みモカ製法」によるUチップ仕様。ドレス靴らしいきちんと感を持ちながらも、モカ縫いが生む立体感が程よいカジュアルさを演出。

存在感のある重厚なフォルムが、ジーンズやチノとの相性も抜群。さらにミカエルよりもドレッシーな印象を持ち合わせており、ジャケパンなどのきれいめスタイルにもハマるのが魅力です。

衝撃吸収力抜群の「パラテックスソール」搭載

天然ラテックス100%のラバーソールを搭載しているため、クッション性が高く、歩行がラクです。悪天候にも強く、「パラブーツの完成形」ともいえる完成度の高さ。

男の普段履き革靴として、まず手に入れたい一足です。

 

Parabootのシャンボードは以下のショップで購入できます。

 

③AVIGNON(アヴィニョン)|Uチップシューズ

Uチップモデルといえばシャンボードが定番ですが、フランス本国での人気No.1はこのAVIGNON(アヴィニョン)。日本では知名度こそやや控えめですが、実は通好みの隠れた名作です。

シャンボードよりもスマートでドレッシー

アヴィニョンの最大の特徴は、甲の高さを抑えたシャープなシルエット。ノーズが長くスッキリとした印象で、カジュアルでありながらドレス寄りの佇まい。スーツやジャケパンなど、ビジネスシーンにも好相性です。

シャンボードよりもややきちんと感が強めな分、オンオフを問わず履ける汎用性の高い一足です。

ラバーソールながらスマートに見せる

アヴィニョンは、グリップ力に優れた「GRIFF II SOLE」を採用。ギザギザのパターンで滑りにくく、かつ控えめな凹凸でスマートな印象をキープしています。

みんなが履いてるシャンボードもいいけど、人とは違う名作が欲しい。そんな方には、間違いなくアヴィニョンがおすすめです。

 

Parabootのアヴィニョンは以下のショップで購入できます。

 

④BARTH(バース)|デッキシューズ

これまでご紹介してきた定番モデルとは少し趣が異なるのが、パラブーツのデッキシューズ「BARTH(バース)」。

一般的にデッキシューズといえばカジュアルで軽快なイメージですが、バースはその“本質”を極めた1足。なぜならこのモデル、フランス海軍の公式採用品に認定されているほど、機能性と完成度が飛び抜けているからです。

雨でも滑らない秘密は「吸盤型のマリンソール」

デッキシューズにとって最も重要なのは「滑りにくさ」。バースのアウトソールには、パラブーツ独自のマリンソールが採用されており、水濡れした甲板でも滑りにくい吸盤状のパターンが特徴です。

このグリップ力は、雨の日のタイルやマンホールなど日常生活でも力を発揮し、悪天候でも足元に安心感をもたらしてくれます。

素足で履ける柔らかさと快適さ

もうひとつ注目すべきは、素足でも履ける設計。ライニングをあえて排除した仕様により、足当たりはとてもソフトで、靴擦れしにくいのが魅力です。

デザイン性と機能性を両立した本物の1足

バースはサイドに通されたレザーシューレースが、甲のシューレースと連動する構造になっており、足全体を包み込むようにホールドしてくれます。

この本格構造は、実用性とファッション性を両立させるパラブーツの哲学そのもの。汎用性の高いデッキシューズとして、1年を通して活躍してくれること間違いなしです。

 

Parabootのバースは以下のショップで購入できます。

 

⑤CORAUX(コロー)|ローファー

バースの魅力を受け継ぎ、よりミニマルかつスマートな表情を見せてくれるのが「CORAUX(コロー)」。

デッキシューズ×ローファーのハイブリッド

バースの構造やソールをベースにしながら、スリッポン型に仕上げたローファータイプのデッキシューズ。履き心地や耐久性、滑りにくさなど、バース譲りの魅力はそのままに、よりスマートでキレイめな印象を持ち合わせています。

ブレイク製法によるやわらかいフィット感、吸盤型のマリンソールによる高いグリップ力は健在。素足でも快適に履けるので、春夏の軽快なスタイルにもぴったりフィットします。

「リーズナブル×パラブーツ品質」のコスパモデル

さらに特筆すべきは価格設定。パラブーツといえば高価格帯が一般的ですが、コローは3万円前後で購入可能な数少ないモデル。

「パラブーツは気になるけど価格がネック…」という方にとって、手が届きやすく、しかも本格的という最高の選択肢になります。

 

Parabootのコローは以下のショップで購入できます。

 

⑥PACIFIC(パシフィック)|グルカサンダル

近年注目を集めるグルカサンダル。その中でも、美しさ・歩きやすさ・耐久性すべてにおいて圧倒的な完成度を誇るのが、パラブーツの「PACIFIC(パシフィック)」です。

夏に頼れる大人顔サンダル

アッパーには、パラブーツ定番のリスレザーを使用。撥水性が非常に高く、雨はもちろん、水辺のレジャーやフェスなどアクティブなシーンでも気兼ねなく履けます。

通気性も抜群で、足の甲は大胆に開放しつつも、つま先はしっかりガードされているので、サンダルでありながら安心感と品のある見た目を両立。

走れるほど快適。スポーツソールの実力

パシフィックのソールには、パラブーツ独自のスポーツソールを採用。天然ラテックスを使用したこのソールは、クッション性・屈曲性・グリップ力のすべてがハイレベル。

シャークソールのようなギザギザ形状により滑りにくく、スニーカー並みに走れるレベルの快適さを誇ります。

ドレス顔のサンダルで大人の夏を演出

足元には、サイドバックルのシルバー金具がさりげなく輝き、サンダルなのにドレスシューズのような上品な印象に。Tシャツ×ショーツのシンプルコーデも、パシフィックを合わせるだけでぐっと洗練された大人の雰囲気が加わります。

 

Parabootのパシフィックは以下のショップで購入できます。

 

⑦AVORIAZ(アヴォリアーズ)|マウンテンブーツ

パラブーツのアヴォリアーズ

出典:楽天市場

「無骨なマウンテンブーツは好きだけど、街ではちょっとゴツすぎる…」そんな悩みを解決してくれるのが、パラブーツの名作「AVORIAZ(アヴォリアーズ)」です。

元々は、パラブーツが展開する登山靴ブランド「GARIVIER(ガリビエ)」から1992年にリリースされた本格トレッキングブーツ。2007年にParaboot名義で復刻され、タウンユースに最適化された設計が再注目されています。

エレガントに進化したマウンテンブーツ

復刻版では、人気モデル「CHAMBORD(シャンボード)」と同じ木型を採用。登山靴らしいルックスを残しつつ、細身でスマートなフォルムに仕上がっています。

アウトドアの要素を取り入れながらも、無骨すぎない上品で都会的デザイン。普段の街コーデにもすっと馴染む汎用性を誇ります。

履くほどに馴染む「クロムエクセルレザー」

アッパーには、米国ホーウィン社のクロムエクセルレザーを使用。油分をたっぷり含んだこの革は深いツヤ感があり、エイジングが魅力。

登山靴基準の堅牢性を誇るため、耐久性が高く、長く愛用できるのも魅力です。

ハードユースに耐える「JANNU SOLE」

オリジナルの登山靴に搭載されていたソールをもとに開発された「JANNU SOLE(ジャニュソール)」は、パラブーツの中でも最もタフなソール構造。

深いグリップパターンと高い屈曲性が特徴で、街でも山でも安定した歩行を実現してくれます。

タフでエレガントなマウンテンブーツを探しているなら、アヴォリアーズは間違いなく一足の価値あり。

 

Parabootのアヴォリアーズは以下のショップで購入できます。

 

⑧CHIMEY(シメイ)

2020年に登場した「CHIMEY(シメイ)」は、歴史あるパラブーツのアーカイブモデルを現代的に再解釈し、再構築した意欲作です。まだ「定番」と呼ばれるには至っていませんが、通好みのファンの間ではすでに「隠れた名作」として静かな人気を集めています。

過去と現在をつなぐデザイン構成

魅力は、過去と現在を見事に橋渡しするデザイン構成にあります。アッパーには、名作「バース」を彷彿とさせるUモカ縫いが採用され、ボリューミーなJANNUソールには、登山靴由来の「アヴォリアーズ」のエッセンスが感じられます。木型は「アヴィニョン」と同じスマートなラストを使用しており、クラシックな佇まいをキープしつつも現代的に洗練されたフォルムに仕上がっています。

それぞれ異なる名作の要素を丁寧に取り入れながらも、全体としては驚くほど自然に調和しており、カジュアルとエレガントのバランス感覚が秀逸です。

ジャンルレスな汎用性が魅力

キレイめな装いからカジュアルなデニムスタイルまで幅広く対応でき、重厚感のある作りでありながらもどこか軽快な印象を与えてくれます。そのため、無骨すぎず、かといって物足りなさもなく、シーンによってはデート靴としても違和感なく溶け込みます。

異なる系統の魅力を絶妙なさじ加減でブレンドしたシメイは、履くだけで洒落感が漂う万能モデル。パラブーツの新時代を感じさせる注目株です。

 

Parabootのシメイは以下のショップで購入できます。

 

【Paraboot/パラブーツ】(ティエール)

1960年代に誕生した「THIERS(ティエール)」は、パラブーツの中でも知る人ぞ知る通好みの一足。フランス国内では長年親しまれてきたモデルですが、日本では流通が少なく、マニアの間で密かに注目されている隠れた名品です。

丸みのある柔らかいフォルム

その特徴的なフォルムは、デッキシューズのようなカジュアルな雰囲気と、Uチップに通じるクラシカルな品格を兼ね備えています。先に紹介した「CHIMEY(シメイ)」に似た雰囲気も感じさせますが、ティエールのほうがより丸みを帯びたやわらかいシルエットで、親しみやすさが際立っています。

ソールは2タイプから選べる

また、最大の魅力はソールを2タイプから選べる点にあります。ひとつは「スポーツソール」で、優れたクッション性と屈曲性を備え、スニーカー感覚で軽快に履ける仕様。長時間歩いても疲れにくいので、革靴初心者にもかなりおすすめです。

もうひとつは「ロケイドソール」で、ヒール付きのクラシックな印象に仕上がっており、足元にドレッシーな引き締め感をプラスしてくれます。見た目はきちんと感がありつつも、履き心地は驚くほどソフトで快適です。

快適性を重視する人におすすめ

履き口やシュータンにはクッション材が仕込まれており、足あたりがとても優しく、革靴にありがちな「硬さ」を感じにくい点も高評価のポイント。快適性とデザイン性の両立を見事に果たした、まさに大人のための贅沢な一足です。

「革靴らしさ」と「スニーカー感覚」のちょうど中間を求めるなら、ティエールはきっと理想の答えになってくれるはずです。

 

Parabootのティエールは以下のショップで購入できます。

 

 

パラブーツはどこで買える?おすすめ通販サイトを紹介

「パラブーツが気になるけど、どこで買えば安心?」と迷っている方も多いのではないでしょうか。ここでは、信頼性・価格・利便性の3点から、パラブーツを購入するうえでおすすめの通販サイトを紹介します。

 

① まずは公式サイト・実店舗でサイズ感をチェック

全国に約10店舗を展開しているパラブーツ公式ショップは、東京・大阪・名古屋など主要都市を中心に構えています。直接足を運べる方は、まずここで自分に合ったサイズ感やフィット感を確認しておくのが理想的です。

とくにパラブーツはモデルによって木型のボリュームや横幅の設計が異なるので、事前試着ができると安心感が違います。「どんなサイズ感か一度履いてみたい」「革靴に不慣れなのでフィッティングが不安」という方は、最寄りの直営店を訪ねてみてください。

 

② コスパ重視なら大手通販サイトが狙い目

すでにサイズ感がわかっている方や、少しでもお得に買いたい方には、大手通販サイトの活用がおすすめです。

 

これらのサイトは「並行輸入品」ではなく国内正規品を扱う店舗が多数出店しており、信頼性と価格のバランスが絶妙です。「少しでもお得に買い替えたい」というリピーターにとっては、心強い選択肢です。

 

 

 

まとめ|パラブーツは一生モノの革靴。最初の高級シューズとしても最適

ここまで読み進めてくださったあなたは、おそらく「もうコスパだけの革靴には飽きた」と感じているのではないでしょうか。

流行に左右されず、天候やシーンも選ばず、経年変化すら味方につける。そんな本物の革靴を探していたなら、パラブーツは間違いなく最初に手にすべき一足です。

改めて、パラブーツの魅力を振り返っておきましょう。

まとめ

  • オリジナルラバーソールの抜群の歩きやすさ
  • 雨・雪もOKな全天候型の実用性
  • 修理を重ねて履ける一生モノ品質
  • カジュアルにもジャケパンにもなじむ汎用デザイン
  • フランス製でこの価格という驚異的なコスパ

 

この靴の魅力は、写真やスペックでは伝えきれません。履いた人だけが気づく、所有欲をくすぐる体験があります。

パラブーツは決して安い買い物ではありません。ですが、今買って、10年、20年履き続けた先にこそ、本当のコスパが現れます。

都会にお住まいの方は、試着だけでも一度店舗で履いてみるのがベスト。それが難しい方は、在庫とサイズが豊富なうちに、通販での購入をおすすめします。

あなたが「一生付き合える靴」と出会えることを、心から願っています。

 

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月間最高18万PVのファッションブログ『K2J』を運営。大手アパレルのパーソナルスタイリングサービスでECスタイリストとして勤務し、ファッション色彩能力検定1級を保有。大手メディアへのファッションスナップ掲載経験や、医学研究科修士課程で培った分析力を活かし、理系的視点から「ロジカルなおしゃれ」を提案。これまでに100点以上のファッションアイテムやサービスをレビューしてきた「服好きの視点」から、読者目線に寄り添ったリアルなファッションコンテンツを発信中。