こんにちは。ファッションブロガーのKENです。
アディダスのダウンジャケットは、冬のスポーティなアウターとして定番の人気アイテムです。でも、組み合わせを間違えると一気に「部活帰り感」が出てしまうのも事実。せっかくの人気アイテムも、コーディネート次第で「ダサ見え」に転落してしまうリスクがあります。
そこでこの記事では、「アディダスのダウンをおしゃれに着こなすためのコツ」と、街着におすすめのダウンジャケットを3シリーズ厳選してご紹介します。
スポーティすぎず、大人っぽく。街でも映える「アディダスダウンの正解コーデ」を楽しみたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
それでは早速見ていきましょう。
アディダスのダウンジャケットの魅力とは?
もしかしたら、こんなふうに感じる方もいるかもしれません。
保温性・機能性は「ふつう」

アディカラー ダウンジャケット(出典:adidas公式オンラインショップ)
正直に言うと、アディダスのダウンジャケットの保温性は「普通」です。「保温性がすごい」「めちゃめちゃ軽い」といった、特別優れた機能は持っていません。モンクレールやノースフェイスのようなダウン専業ブランドと比べると、高級感や機能性では劣ります。軽くて動きやすく、撥水性や耐風性もほどよい。あくまで日常使いで快適に過ごせるレベルです。
でも、これからの時代は、むしろそれで十分なのかもしれません。温暖化の影響で気温が上昇している今、過度な保温性は室内では逆効果に働くこともあります。アディダスのダウンジャケットは、必要十分な機能を普段使いにちょうどいいバランスで備えています。
唯一無二のデザイン性
アディダスのダウンには、他ブランドにはない独特の「品のあるスポーティさ」があります。街中でも浮かず、スポーツシーンでもサマになる。この「どっちでも映えるバランス」が絶妙なんです。
たとえば、胸元のトレフォイルロゴ(三つ葉マーク)やスリーストライプス(3本線)。この象徴的なデザインが、無機質になりがちな冬の装いにアクセントを与えてくれます。
さらに、アディダスのデザイン哲学には「機能美」という考え方があります。これは「デザインは機能に従う(Form follows function)」というモダンデザインの原則に基づいていて、見た目の美しさが「合理性」と「快適性」から生まれるという思想です。だからこそ、ただのスポーツウェアではなく、街でも通用する洗練されたデザインに仕上がっているわけです。
トレンドが追い風に。ブロークコアとスポーツミックスの流行

出典:FARFETCH![]()
今のファッションシーンでは、「スポーツアイテムをおしゃれに着る」のがトレンド。いわゆるスポーツミックスや、サッカーウェアをタウンユースに取り入れるブロークコアの流れですね。
これは、Z世代を中心にストリート×クラシックの融合が進んでいることの証拠。アディダスはまさにこの潮流の中心にあり、トレフォイルやスリーストライプスといった象徴的デザインが、「懐かしいのに新しい」と再評価されています。だからこそ、アディダスのダウンジャケットも冬のトレンドアイテムとして人気があるわけです。
ただし、ここで注意したいのが「着こなし方」。アディダスのようなスポーティなダウンは、スタイリングを間違えると一気に部活帰り感が出てしまいます。カジュアルすぎて野暮ったく見える、いわゆる「ダサ見え」の典型ですね。
では、どうすればおしゃれに着こなせるのか?そのコツを次の章で詳しくご紹介します。
アディダスのダウンジャケットコーデ3選|おしゃれに着こなす3つのコツ
①キレイめアイテムで「スポーティ」を中和する
ダウンジャケットは、そもそもがかなりカジュアル寄りのアイテム。そこにトレフォイルロゴやスリーストライプス(3本線)が加わることで、一気にスポーティな印象が強まります。その結果、組み合わせ次第では「これから部活行くの?」なんて思われてしまうことも。そうならないための鍵は、「キレイめアイテムで中和する」という発想です。
たとえば、ボトムスはスラックスやセンタープレス入りのパンツ。インナーにはシャツやタートルネック。足元はスニーカーではなく、革靴やローファー。こういったキレイめアイテムを適度に合わせることで、カジュアルすぎる印象がグッと引き締まります。この「スポーツ×キレイめ」のバランスこそが、スポーツミックスの基本です。
スポーツミックスは「抜け感」と「上品さ」の両立が命。成功すれば、ただのダウンコーデが一気におしゃれ上級者の装いに変わります。
②重たく見せない「抜け感カラー」を取り入れる
冬はどうしても黒やネイビーなど、暗い色のダウンを選びがち。でも、全身をダークトーンでまとめてしまうと、重たくて野暮ったい印象になることも。
これを防ぐコツは、明るい色を一点投入すること。白やベージュ、ライトグレーなどの抜け感カラーを、インナーやパンツ・スニーカーなどで取り入れると、コーディネート全体がふわっと軽く見えます。
ファッション色彩学でも、明度の高い色は「開放感」「軽快さ」「清潔感」を連想させると言われています。つまり、明るい色を使うだけで、“清潔でこなれた印象”が自然と生まれるということです。
さらに言うと、アディダスのダウンはロゴやスリーストライプス自体が抜け感として機能することも多いです。白い3本線やトレフォイルマークが入ることで、全体が重くなりすぎず、絶妙なバランスを保ってくれるんです。
③レイヤードで奥行きをつくる
ダウンジャケットはシンプルな形状のものが多く、どうしても単調でのっぺり見えやすい。そんなときに使えるのが、レイヤード(重ね着)テクです。
たとえば、タートルネックの上にシャツを重ねて、さらにその上からダウンを羽織る。あるいは、ニットやスウェットの裾から白Tを少しのぞかせる。たったこれだけでもレイヤー感が生まれ、コーディネートに立体感が出ます。
また、柄を取り入れるのも効果的です。チェックシャツやボーダー、ストライプ柄など、控えめな柄をレイヤードでのぞかせることで、アクセントが生まれ、地味見えを防げます。
レイヤードは「重ねる」ではなく「見せる」感覚。見える範囲を意識することで、全体がぐっと洗練されて見えるんです。
【adidas/アディダス】おすすめダウンジャケットシリーズ3選
アディダスのダウンジャケットといっても、種類がたくさんあって「どれを選べばいいかわからない」という方も多いはず。
そこでここからは、街でおしゃれに着こなせる「ファッション性重視の3大シリーズ」を厳選してご紹介します。どれも単なる防寒着ではなく、おしゃれを意識したアディダスの代表シリーズです。
アディダスらしさを最も感じる王道ライン① アディカラー ダウンジャケット

アディカラー ダウンジャケット(出典:adidas公式オンラインショップ)
「アディカラー(adicolor)」は、アディダス オリジナルスが展開する最も人気の高いアパレルライン。1970年代のアーカイブをベースに、レトロスポーティなデザインと現代的な素材・シルエットを融合させたコレクションです。
このシリーズの魅力は、何といってもトレフォイルロゴ(三つ葉)とスリーストライプスの存在感。アディダスのDNAを象徴するこのデザインは、クラシックなアクセントとしてトレンド感たっぷり。
それでいて、無駄を削ぎ落としたミニマルなフォルムが多く、ストリートにもキレイめにも合わせやすい。初めてアディダスのダウンを買うなら、まずこのシリーズから選べば間違いありません。

アディカラー ダウンジャケット(出典:adidas公式オンラインショップ)
- 幅広いスタイルにハマる万能型
- ロゴを活かしたスポーツミックスコーデに最適
- 「ザ・アディダス」な雰囲気を楽しみたい人におすすめ
モード派が惚れる、黒の美学② Y-3 ダウンジャケット

Y-3 ダウンジャケット(出典:adidas公式オンラインショップ)
「Y-3(ワイスリー)」は、アディダスとデザイナー「ヨウジヤマモト」によるコラボレーションブランド。2002年に誕生して以来、「スポーツとモードの融合」をテーマに世界中のファッショニスタから愛されています。
ヨウジヤマモトといえば、1981年のパリコレで「黒の衝撃」を与えた伝説的デザイナー。その美学が受け継がれたY-3のダウンは、オールブラックのミニマルデザインが特徴です。
余計な装飾を排し、ロゴさえ控えめ。その潔さが逆に存在感を生み出し、シンプルながらも圧倒的なモード感を漂わせます。また、ワイドなシルエットで設計されているため、レイヤードしても着膨れしにくく、動きやすいのもポイント。
Y-3のダウンは「主張しない強さ」を持った、まさに大人のアディダスです。

Y-3 ダウンジャケット(出典:adidas公式オンラインショップ)
- ファッション感度の高い男女に人気
- ロゴレス×オールブラックで洗練された印象に
- スタイリッシュで都会的な冬コーデを求める人にぴったり
サステナブルと美しさを両立した、上品な一着③ ADIDAS BY STELLA McCARTNEY ダウンジャケット

adidas by Stella McCartney ダウンジャケット(出典:adidas公式オンラインショップ)
最後に紹介するのは、コラボライン「アディダス バイ ステラ・マッカートニー」。ステラマッカートニーは、2001年に自身のブランドを立ち上げた英国発のデザイナーで、ファッション業界でいち早くサステナブル(持続可能性)を重視した活動を続けています。
その哲学は、アディダスとのコラボにも反映されており、このシリーズのダウンジャケットは100%リサイクル素材を使用。ペットボトルなどの廃棄物を再利用しながらも、機能性・デザイン性を一切妥協していません。
シルエットは女性らしく、立体的で美しいラインを描く構造。上品なカラーリングも相まって、スポーティなのにフェミニンな印象を与えます。アクティブなシーンから街着まで対応できるハイブリッドなデザインが特徴です。

ADIDAS BY STELLA McCARTNEY ダウンジャケット(出典:adidas公式オンラインショップ)
- 環境に配慮したエコ素材100%
- 女性らしいシルエットと高機能を両立
- 周りと被らないこだわり派の女性におすすめ
スポーツ・アウトドア用のダウンジャケットは選ばない
アディダスのダウンジャケットを選ぶとき、実はひとつだけ外せないポイントがあります。それが、「スポーツ・アウトドア用のモデルを選ばないこと」。
アディダスは世界的なスポーツブランドだけに、同じダウンジャケットでも「ファッション向け」と「スポーツ向け」の2系統に分かれています。見分け方はいたってシンプル。アディダスには、ブランドを象徴する2種類のロゴがあります。
- トレフォイルロゴ:三つ葉の形をしたロゴ⇒ファッションライン(アディダス オリジナルス)で使用
- パフォーマンスロゴ:斜め3本線のロゴ⇒スポーツ・トレーニング・アウトドアラインで使用
もちろん、おしゃれ用として着ない場合はパフォーマンスロゴも視野に入れてOK。でも、街着としておしゃれに見せたいなら、「トレフォイルロゴ入り=アディダス オリジナルス」のダウンを選ぶのが正解です。
まとめ|アディダスのダウンジャケットで、この冬を一段上のおしゃれに。

アディカラー ダウンジャケット(出典:adidas公式オンラインショップ)
アディダスのダウンジャケットは、ただの防寒着ではありません。スポーティなのに都会的でアイコニック。この絶妙なバランスこそが、多くのファッショニスタを惹きつける理由です。
大切なのは、選び方と組み合わせ方。トレフォイルロゴのオリジナルスラインを選び、キレイめアイテムや抜け感カラー、レイヤードを意識するだけで、アディダスのダウンは一気に「おしゃれな街着」に変わります。
もし「アディダスのダウンで差をつけたい」と思っているなら、まずは本記事で紹介した3つのシリーズをチェックしてみてください。どれを選ぶかは、もちろんあなたの自由。きっとあなたの理想のスタイルに寄り添う一着が見つかるはずです。
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