この記事はそんな方へ向けて書いています。
冬は足元から冷えるもの。暖かい靴下を履くだけで、全身の保温性の差がはっきり出ます。
では、ユニクロのヒートテックソックスはどうなのか?ヒートテックのインナーは毎年のように話題になりますが、靴下ってまだ履いたことがなく、気になってる人も意外と多いはず。
そこで今回は、ユニクロのヒートテックソックスを実際に購入して、保温性をガッツリ検証してみました。履いた瞬間の温度感、歩いたときの蒸れ、締めつけ感、洗濯後の縮みや毛玉、そしてスニーカー・革靴とのコーデまで、気になるポイントをすべてレビューします。
ぜひ、購入前にじっくり読んで参考にしてみてくださいね。
それでは早速見ていきましょう。
ユニクロのヒートテックソックス(靴下)は暖かい?
まず結論からいうと、ユニクロのヒートテックソックスはしっかり暖かいです。
冬になると「靴下を二重で履いてる」という声もよく聞くんですが、ヒートテックソックスなら1足でも十分。重ね履きの必要がなくなる人も多いはずです。
ただ、ヒートテックの靴下は種類によって暖かさが全然違います。理由はシンプルで、生地の厚みが違うからです。というわけで、ここからは実際の厚みを一気に比較してみます。
ヒートテックソックスの厚みの違い
今回レビューするのは、実際に購入した以下の4種類です。
- ヒートテックパイルソックス(ユニクロ公式サイトレビュー数980/★4.5)
- ヒートテックパイルハーフソックス(ユニクロ公式サイトレビュー数461/★4.6)
- ヒートテックデオドラントソックス(ユニクロ公式サイトレビュー数224/★4.3)
- ヒートテックハイソックス(ユニクロ公式サイトレビュー数40/★4.1)
百聞は一見に如かずということで、実際に厚みを並べるとこうなります。
見てのとおり、「パイルソックスはダントツで分厚い」「デオドラントソックスとハイソックスは同じくらいで、パイルよりやや薄め」という差が出ました。
ユニクロのオンラインショップでは、ここまで細かい厚みが伝わらないので、画像だけだと判断が難しいんですよね。でも実際に手に取ると、触った瞬間に「あ、これ全然違う」というのがわかるレベルです。
ただ、「薄い=暖かくない」というわけではありません。「薄いのに暖かい」というのが正しい表現です。
薄くて温かいソックスは幅広いシーンで重宝する
分厚いソックスが暖かいのは事実ですが、普段履いている靴がキツク感じてしまう可能性があります。
特にビジネスシーンは要注意。スーツスタイルに合わせる革靴には、薄手のソックスを合わせるのが基本。厚みのある靴下はカジュアルな印象が出るため、マナー違反とみなされます。
でも、真冬に薄手のソックスは寒い。そんなときに『ヒートテックハイソックス』はうってつけの存在です。
つまり、
- おしゃれ向け→ ヒートテックデオドラントソックス
- 冷え性向け → ヒートテックパイルソックス
- ビジネスシーン → ヒートテックハイソックス
というように、合わせる靴や着用シーンで厚みを変えるのがおすすめです。
ユニクロのヒートテックソックス|デザイン・サイズ感・履き心地を徹底レビュー
まず今回選んだサイズは 「27〜29cm」。普段27〜27.5cmの靴を履くので、このサイズがもっともしっくりきました。
「27〜29cm」は オンライン限定サイズ。店頭には並ばないので注意です。
履き始めのフィット感はちょうどよく、洗濯による縮みを考慮しても、このサイズがベストという印象でした。27cm以上の靴を履いているなら、迷わず 27〜29cm一択でOKです。
ちなみに、デオドラントソックスとハイソックスの長さの違いは以下のとおり。
ヒートテックソックスのデザイン
ヒートテックといっても、デザインの方向性は種類によってまったく違います。
ヒートテックデオドラントソックス
これはJWアンダーソンのコラボシリーズで、毎年デザインがアップデートされて登場します。見た目は想像以上におしゃれで、リブの切り替え・色の組み合わせ・ロゴの配置など、細かい部分までデザインの手が入っています。
靴を脱いだときにチラッと覗くロゴや色味が、ちょっとした洒落感になるので、デザイン重視の方でも間違いなく刺さります。
ヒートテックパイルソックス
こちらはユニクロオリジナル。分厚くて、防寒ギアとしては優秀ですが、デザインはシンプルで実用性優先という印象。個人的には、ボリュームがある分ちょっとだけ野暮ったく見える瞬間があります。
ただし、見た目の無骨さのぶん、保温性はトップクラス。寒い日の屋外でも安心です。
ヒートテックハイソックス
ヒートテックハイソックスで気になるのが丈感。実際履いてみると、丈はちょうどひざ下あたりまでありました。スラックスの裾からは絶対に素肌が見えません。ショートパンツと合わせたときには、ヒザだけが見える絶妙な長さです。
生地の厚みは「ヒートテックデオドラントソックス」とほぼ同じで、パイルソックスほどモコモコしていません。そのぶんスマートなシルエットで脚がすっきり見えるのがポイント。
個人的に一番気に入ったのは、リブのデザイン。凹凸が深すぎず、幅もちょうどよく整っていて、ほどよい上品さがあるんです。オールブラックなので、スーツスタイルにもカジュアルコーデにも自然に馴染む万能デザイン。正直、「ヒートテックじゃないバージョン」も出してほしいくらい完成度が高いです。
ヒートテックソックスの履き心地
ヒートテックパイルソックス
裏側がパイル(タオルのようにループ状の糸)になっていて、ふわっとしたやわらかさを感じます。歩くときの衝撃が分散されるので、長時間歩く日や立ち仕事だと疲労感が減るかもしれません。
ただ気になったのが「締めつけ感の強さ」。足首のリブがタイトめなので、長時間履くと少し気になる人もいるかもしれません。
ヒートテックデオドラントソックス
一般的な靴下とほとんど同じ感覚で、気持ちよく快適に履けます。締めつけ感もちょうど良くずれ落ちる心配もありません。
暖かいのにウールのようなチクチク感がないのは、ヒートテックソックスならではの魅力です。
ヒートテックハイソックス
正直、パイルタイプより保温性はわずかに劣るものの、この薄さでこの暖かさなら十分満足できます。
履いてみると、足全体を包み込むようなフィット感。歩き回ってもずり落ちることはなく、それでいて締めつけが強すぎる感じもしません。肌触りも良く、長時間の外出でも快適に過ごせました。
ヒートテックソックスは蒸れる?
こんなふうに思う人もいるかもしれませんが、ヒートテックソックスはむしろ蒸れにくいです。
理由は素材の構造にあります。ヒートテックに使われるレーヨンは「吸湿発熱繊維」と呼ばれるもので、「身体から出る水分(汗の水蒸気)を吸う → その反応で熱を生み出す」という性質があります。この吸湿反応によって水分が外へ移動するので、靴の中に湿気が溜まりにくく、蒸れを感じにくいんです。
蒸れる可能性があるとすれば、それは靴下ではなく「靴」にあります。ちなみに僕の経験上、靴と一緒に履いて蒸れたことはありません。
ヒートテックソックスは臭くなる?
何度か履いてみても、匂いが気になったことはほぼありません。というのも、ヒートテックソックスには消臭機能付きの特殊糸が使われているんです。
消臭機能は洗濯で落ちにくく、繰り返し履いても効果が続くように設計されています。なので、ニオイが気になる人でも安心してデイリー使いできると思います。
ユニクロの靴下ヒートテックソックスのコーデ例
ヒートテックソックスのコーデ例をご紹介します。
こんな感じで、パンツの種類問わず、スニーカーや革靴とも問題なく組み合わせられます。
ヒートテックソックスはカラー展開が豊富なので、好みに合わせて選べるのも嬉しいポイントです。
ユニクロの靴下ヒートテックソックスの耐久性|洗濯後の縮み・毛玉・ヨレを検証
寒い季節に毎日使うなら、ここは絶対に気になりますよね。そこで今回は、実際に5回の洗濯+乾燥機運転を行い、形状変化や毛玉、縮み具合をしっかりチェックしてみました。
5回洗濯後の状態|見た目の変化について
洗濯・乾燥を5サイクル繰り返したあとがこちら。
触れる前から「少し起毛感が出たかな?」とわかる程度のほんのり毛羽立ち。とはいえ、みすぼらしい毛玉が大量にできるような劣化ではなく、一般的なコットン靴下とほぼ同じレベルです。
生地が薄くなる・ヨレてだらしなくなるといった深刻な劣化は見られませんでした。このあたりは、ユニクロの靴下が元々かなり丈夫に作られている証拠。
5回洗濯後の状態|フィット感の変化について
洗濯後にもっとも変化が出たのが、サイズの縮み。デオドラントソックスはあまり気になりませんでしたが、キツク感じたのがパイルソックス。履き比べると、「なんかきつくなったな」と感じるくらい、リブ部分の締めつけ感が増しました。
締めつけ感が苦手な方は、パイルソックスは避けたほうがいいかもしれません。
ちなみに、ユニクロ公式サイトにはヒートテックソックスは「乾燥機不可」と明記されているので、ご注意ください。
まとめ:ユニクロのヒートテックソックスは暖かい!コスパ良し!
ヒートテックソックスは定価590円。ウールソックスのように値段が跳ね上がらないのに、しっかり暖かくて、蒸れにくくて、デザインも選べる。冷えやすい冬の足元には、かなり心強い存在です。
コスパ重視の寒がりさんや、通勤で足が冷えやすい人には、まず最初に取り入れたい冬小物と言えます。
とくにJWアンダーソンのデオドラントソックスは、セールになると人気カラーは完売します。確実に手に入れたい方は、セール前にゲットするのがおすすめです。
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