YOKEではレザーコートが複数展開されています。その中でも特に有名なのが、『Cut-Off Leather Car Coat』というレザーカーコートです。King Gnuの常田大希さんが着用したことで一気に注目が集まり、「欲しい」と思った人も多いはず。
そこで気になるのが「サイズ感」です。Cut-Off Leather Car Coatには3種類のサイズ展開があり、どのサイズが一番適しているか悩む人もいるはず。
この記事では、YOKEのCut-Off Leather Car Coatのサイズ感や、実際に着用してみた感想を、176cmの筆者が実寸レビューしていきます。読み終わる頃には、レザーカーコートの魅力を存分に実感でき、「自分はこのサイズを選べばいいな」と、不安なく判断できるようになっているはず。
それでは早速見ていきましょう。
YOKEのレザーカーコート「Cut-Off Leather Car Coat」とは?
YOKEのCut-Off Leather Car Coatは、2022年秋冬シーズンに登場したレザーカーコートです。初登場時は即完売。その後も需要が途切れず、現在まで継続品番として増産を繰り返している、かなり異例の存在です。
デザイナーズのレザーアウターって、通常は「ワンシーズン限定」がほとんど。レザーは原価が高く、在庫リスクも大きい。だから多くのブランドは、毎シーズン微調整しながら別モデルとして展開します。それでもYOKEが同じモデルを作り続けている。つまりそれだけ、完成度が高い服だということです。
しかもこのモデル、22AWから現在まで、レザーの質感・シルエット・サイズバランスは一切変更なし。「今季のは微妙に違う?」といった心配がないのも、購入検討者にとってはかなり安心材料です。
そもそもカーコートとは?

ここで一度、カーコートそのものを軽くおさらいしておきます。カーコートは、その名の通り車に乗るために作られたコートがルーツ。
時代は1900年代初頭。まだオープンカーが主流だった頃、風・寒さ・汚れから体を守るために作られました。ポイントは大きく3つ。
- 座ったときに邪魔にならない短めの着丈
- 風を通しにくいレザー素材
- 運転の動きを妨げないシンプルな構造
最初はロング丈でしたが、「運転しにくい」という実用的な理由から、次第に丈が短く、軽快なデザインへ進化していきます。
結果としてカーコートは、「機能的・無駄がない・大人っぽい」、この3拍子が揃ったアイテムとして、「男の定番アウター」「ステータスシンボル」として定着していきました。今も再評価されているのは、この合理的で洗練された構造が、現代ファッションと相性がいいから。
King Gnu 常田大希さん着用で注目度が加速
View this post on Instagram
このモデルの知名度を一気に押し上げたのが、King Gnuの常田大希さんの着用。2023年12月、常田さんがライブでこのYOKEのレザーカーコートを着用したことで、SNSを中心に一気に話題になりました。
常田さんといえば、音楽だけでなくファッション面でも常に注目される存在。体型・雰囲気・着こなし含めて、「普通に着たら難しい服」を成立させる象徴的な人物です。
レザーカーコートも惚れるくらいカッコよく着こなされていますが、「常田さんだから似合っている」わけではありません。似合うように設計された服を、「正しいサイズ感で着ている」ことが大切なんですよね。
それだけで、このレザーカーコートが「憧れの服」で終わらず、誰でも「自分の一軍アウター」になるはずです。
YOKE|レザーカーコート「Cut-Off Leather Car Coat」の魅力
YOKEらしいオーバーサイズシルエット
「カーコート」というと、どこか男くさくて、無骨で、古いイメージを持つ人も多いかもしれません。でも、それをYOKEがデザインすると、話は別。クラシックな型をベースにしながら、一気に今の空気に引き寄せてきます。
不思議なのは、見た目の存在感。しっかりしたレザーでボリュームがあるのに、着ると男くささがスッと削ぎ落とされて、男女問わず、どんなスタイルにもすんなり馴染みます。
その理由のひとつが、シルエット設計です。見ての通りオーバーサイズ。
肩は落ち、身幅もアームホールもたっぷり取られていて、感覚としては「着る」というより、ガバッと羽織るに近い。この余白があるから、ビッグシルエットのニットや肉厚なスウェット、さらにはジャケットの上に重ねても、着膨れしません。レザーアウターでこれは、かなり助かります。
体を包み込むようなサイズ感なのに、なぜか重く見えない。このバランス感覚こそ、YOKEらしさの核心です。
タンニン鞣しによる上質なシープレザー
素材に使われているのは、ベジタブルタンニン鞣しのシープレザー(羊革)。シープレザーの特徴は、とにかく柔らかいこと。牛革や馬革と比べても、圧倒的にしなやかで、着た瞬間から体に吸い付くように馴染みます。一方で、シープレザーは一般的に「柔らかいけど弱い」と言われがち。摩耗や強度では、確かに牛革には及びません。
そこでYOKEは、タンニン濃度を高めるというアプローチを取っています。タンニンをしっかり入れることで、革がギュッと締まり、「厚み・適度な硬さ・形を保つ強さ」を生んでいます。シープレザー本来の柔らかさを残しつつ、耐久性を高めているんです。
初めからモチモチした質感ですが、着込むほどに馴染み、経年変化(エイジング)で柔らかさが増していきます。同時に、色味の深まりやツヤの変化もはっきり出てくる。育てる楽しさが、ちゃんとあるレザーです。
光沢感も絶妙で、テカテカしたいやらしさは一切なし。マットな質感の中に、革そのものが持つ自然なツヤが静かに浮かんでいます。
この静かで強い存在感は、シルエットと素材選定、この両輪が揃っているからこそ。一生モノのアウターとして、現実的に選べる完成度です。
YOKEらしいディテールが魅力
細部まで気を抜かない。ここも、YOKEらしさがよく出ています。
裏地は総裏仕様。極細番手の糸で織り上げた「キュプラ55%・コットン45%」の生地を使用しています。この裏地、とにかく袖通しがいい。レザーアウターにありがちな「中で引っかかる感じ」がほぼありません。だから、繊細なニットやハイゲージ素材の上から着ても安心。着心地のストレスがかなり少ないです。
ボタンには天然素材を使用。主張しすぎないのに、しっかり上品。余白を意識したステッチワークも、全体の印象を柔らかくしています。
衿にはチンタブが付属。ドットボタンで留めると、スタンドカラーとして着用可能です。衿を立てるだけで印象がガラッと変わり、首元の防寒性も一段アップ。
さらに、脇にはボタン開閉式のサイドスリット。抜け感として作用しますが、実用的にも地味に便利で、パンツのポケットに手を入れやすい。こういう「着た人だけが気づく快適さ」を、ちゃんと形にしてくるのがYOKEです。
YOKE|レザーカーコート「Cut-Off Leather Car Coat」のサイズ感を徹底解説
YOKEのCut-Off Leather Car Coatはユニセックス展開です。サイズ表は以下のとおり。
サイズ 肩幅 袖丈 身幅 着丈 1(XS) 53cm 61cm 66cm 80cm 2(S) 53.5cm 62.5cm 69cm 83.5cm 3(M) 55.5cm 63cm 72.5cm 85.5cm 出典:https://www.acrmtsm.jp/products/detail/19099
数字だけ見ても、大きめな作りであることがわかりますね。
これをふまえてサイズ感を着用レビューしていきます。
176cm・62kg|サイズS着用レビュー
176cm・62kgでサイズS(2)を着用。結論からいうと、Sでもかなりゆったりしており、ベストなサイズ感だと感じました。
肩はしっかりドロップ。アームホールは大きく、腕まわりは筒状にストンと落ちる。身幅もかなりワイドですが、だらしなくは見えません。
着丈は、お尻がちょうど隠れるくらい。これはカーコート由来のバランスです。一般的には「アウターは短い方がバランスがいい」と言われがちですが、このモデルに関しては、この着丈こそがベストだと感じさせられます。
正面、横、後ろ。どの角度から見ても美しいです。着た瞬間に「これはよく考えられてるな」と感じさせるシルエットです。
サイズ選びのポイント
YOKEに慣れている人なら分かると思いますが、このブランドは「S=小さい」ではありません。体型的に平均〜やや細身なら、Sがぴったりです。
デザイナーズブランドは基本的にゆったりしていますが、YOKEはAURALEEやCOMOLIより、もう一段ゆったりした印象があります。感覚としては、sssteinにかなり近いです。
サイズをMに上げると、シルエットはさらにルーズになります。雰囲気は出ますが、誰が着ても成立するかというと、そうではない。身長が高い、肩幅がある、全体の骨格がしっかりしている。こういった条件が揃って、ようやくバランスが取れるサイズ感です。
サイズを上げすぎると、服に着られている感が出やすくなるので要注意。176cm前後であれば、Sでも「物足りない」と感じることは、まずありません。
サイズSでも、「ビッグシルエットのニット」「肉厚なスウェットやフーディ」「ジャケット」、全部問題なく着られます。余白があるから、レイヤードしてもシルエットが破綻しない。ここも、YOKEらしい設計です。
失敗しないサイズ選びの結論【迷ったらこれ】
迷う場合は、以下を参考に選んでみてください。※あくまで目安です。
- 170cm以下の男性、女性⇒サイズXS
- 170cm~180cm⇒サイズS
- 180cm以上⇒サイズM
YOKEのレザーカーコートを着用してわかったメリット・デメリット
メリット|見た目以上に暖かい
正直、ここまで防寒性が高いとは思っていませんでした。レザーは風をほぼ完全に遮断してくれるため、体感温度がとにかく下がりにくい。真冬でもしっかり主役を張れるアウターです。
特に効果を感じるのが、ニットをインナーに合わせたとき。風を通さないレザー × 保温力のあるニット、この組み合わせはかなり強力で、街歩きレベルなら「寒さを我慢する時間」がほぼありません。結果として、冬は自然と出番が増え、真冬のおしゃれな主力アウターになっています。
さらに見逃せないのがチンタブの存在。これを留めるだけで首元までしっかり覆われるので、マフラーが不要なことがほとんど。首回りがスッキリする分、コーディネート全体も洗練されて見えるのは、このレザーコートならではのメリットです。
デメリット|新品時の「ニオイ」は覚悟が必要
唯一、明確に気になった点がこれです。購入直後は、かなり強めの「化学薬品っぽいニオイ」があります。最初は結構くさいです。
ただし、これは不良というより製法由来のものだと考えています。このレザーカーコートはベジタブルタンニン鞣しが採用されており、植物から抽出したタンニン剤を使用しています。新品時はこのタンニン剤のニオイが強く出ることがあります。
YOKEのこのカーコートは、タンニン濃度を高めているせいか、その分ニオイも出やすかったのかもしれません。
とはいえ、ここは安心して大丈夫です。数週間室内で干しているうちに、ニオイは自然と消えていきました。つまり、「最初だけ我慢すればOK」です。
YOKE|レザーカーコート「Cut-Off Leather Car Coat」のコーディネート例
実際にYOKEのレザーカーコート「Cut-Off Leather Car Coat」を着用すると、スタイリングはこのような雰囲気になります。あくまで一例ですが、レザーコートを日常に落とし込む際の参考になれば嬉しいです。
コーディネート①|ダークトーンでまとめた大人のモードカジュアル
YOKEのブラックレザーカーコートを主役に、全体をダークトーンで統一したスタイリング。黒のワイドデニムに黒のスエードシューズ、インナーもブラックで揃え、レザーの重厚感を最大限に活かしています。
重くなりすぎないよう、コートの内側にはグリーンのアーガイル柄カーディガンをレイヤード。差し色を入れることで、主張しすぎず、奥行きのあるコーディネートに仕上げました。レザー×柄物でも、トーンを抑えれば大人っぽく成立する好例です。
コーディネート②|色で遊ぶ、抜け感のあるレザーコートスタイル
こちらは同じブラックのレザーカーコートを使いながら、ボトムスにグリーンのデニムを合わせたスタイリング。トップスとボトムスの色をあえて分けることで、コーディネート全体にメリハリをつけています。
足元は同色のスニーカーでカジュアルダウンしつつ、ニット帽はカーキ系で色味をリンク。全体の色味を揃えながら、チンタブを留めることで首元の防寒性も確保しています。レザーコート=キメすぎ、にならないバランス感がポイントです。
YOKEのレザーカーコートはどこで買える?

結論から言うと、YOKEのレザーカーコート「Cut-Off Leather Car Coat」を正規で購入できるのは、現時点で「ACRMTSM ONLINE STORE」というセレクトショップの通販サイトのみです。
このモデルは、いわゆる「常時在庫品」ではありません。シーズンごとに増産が決まったタイミングで、受注を受け付ける形式が基本になっています。
タイミングが良く、すでに在庫がある場合は、注文から2〜3営業日で発送されることもあります。一方で、受注生産に切り替わっている時期だと、注文後に生産がスタートするため、納期は少し長め。ちなみに僕の場合は、注文してから約1カ月半ほどで到着しました。
なお、YOKE公式オンラインストアや、他のセレクトショップ、実店舗なども調査しましたが、現時点では正規取扱は確認できませんでした。
例外として、「
セカンドストリート」などの二次流通で、まれに出回ることがあります。状態が良ければ、定価より安く試せる可能性もあるので、サイズ感を試したい人や、まずは一度着てみたい人には選択肢としてアリです。
まとめ|YOKEのレザーカーコートはシーズンを超える異例の名作
YOKEのレザーカーコートは、常田大希さんが着ていることで注目を集めたモデルですが、本来の魅力はそこではありません。「無駄のない洗練されたデザイン」「上質な素材使い」「カーコート由来の完成されたバランス」。この3つが揃っているからこそ、何年経っても「古くならない」レザーアウターになっています。
この記事では、176cm・62kgでサイズSを着たリアルな体感や、サイズを上げた場合のリスクまで正直に書きました。「どのサイズが正解か分からない」「買って後悔したくない」そんな人にとって、少しでも判断材料になっていたら嬉しいです。
サイズさえ合えば、きっとあなたにとっても長く付き合える相棒になります。
「Cut-Off Leather Car Coat」は、BLACKとDEEP GREENの2色展開です。DEEP GREENもめちゃめちゃカッコいいですが、写真で見ると黒に近いので、色を間違わないよう注意してください。
こちらもCHECK
-
-
YOKE(ヨーク)とはどんなブランド?魅力やサイズ感を徹底解説
続きを見る



















