adidasのタバコ（TOBACCO GRUEN）のサイズ感・デザインを徹底レビュー

adidasのTOBACCO（タバコ）がかっこよくて気になってるんだけど、サイズ感ってどんな感じかな？あと、TOBACCO GRUENとどう違うのかも知っておきたい。

こういった疑問にお答えします。

adidasの『TOBACCO GRUEN（タバコ グルーエン）』は、1970年代に登場した名作「TOBACCO」シリーズの一つ。レトロでクラシカルなデザインや深みのあるカラーが、多くのスニーカーファンやファッション愛好家に支持され続けています。

この記事では、アディダスのTOBACCO GRUENのサイズ感を徹底レビューします。さらに、このスニーカーが持つデザインの美しさや歴史的背景にも触れながら、その特別感をしっかりお伝えしていきます。

TOBACCO GRUENのサイズ選びに迷っている方も、このスニーカーのデザインに興味がある方も、最後まで楽しんで読んでいただける内容なので、ぜひご覧ください。

それでは早速見ていきましょう。

【adidas/アディダス】TOBACCO（タバコ）とは？

【adidas】TOBACCO（出典：adidas公式サイト）

アディダスのTOBACCO（タバコ）は、1972年にレジャーシューズとして誕生したモデルです。

「タバコ」と聞くと、「吸うタバコ（煙草）のこと？」って思うかもですが、モデル名の由来は諸説あります。最も有力なのは、アメリカのベリーズにある「タバコ・ケイ（Tobacco Caye）」という島からネーミングされた説です。

つまりTOBACCOは、世界各地の島の名前をモデル名に採用した、アディダスの人気スニーカー「アイランドシリーズ」の一つというわけです。

アディダスの歴史上でも名作としての呼び声が高く、ヴィンテージ市場でも初期のフランス製は高額で取引されています。

そんな人気モデル「TOBACCO」が、40年以上たったいま復刻され、話題になっています。現在では、発売後に即完売するほどの人気っぷりです。

TOBACCOとTOBACCO GRUEN（タバコ グルーエン）の違いは？

【adidas】TOBACCO（出典：adidas公式サイト）

実は、復刻版には「TOBACCO（タバコ）」と「TOBACCO GRUEN（タバコ グルーエン）」の2種類があります。両者の違いは、アッパーの素材です。TOBACCO（タバコ）は本物のスエード、TOBACCO GRUEN（タバコ グルーエン）は合成スエード（リサイクル素材）を採用しています。

と感じる人もいるはず。ただ、TOBACCO GRUENはリサイクル素材を使ってる分、やや値段が安いです。

【adidas】TOBACCO GRUEN

さらにいうと、サステナブル意識の高い人にとっては、TOBACCO GRUENは嬉しい存在です。

TOBACCO GRUENは、地球環境に配慮しながら、レトロなルックスを思う存分楽しみたい人に最適といえます。

【adidas/アディダス】TOBACCO GRUEN（タバコ グルーエン）のデザインをレビュー

いくら地球に優しいとはいっても、デザインがイケてなかったら履きたくないですよね？本物のスエードをリサイクル素材に変えたことで、デザイン的にはどうなったのか？気になる人もいるはず。

そこでここからは、TOBACCO GRUEN（タバコ グルーエン）のデザインや素材感を詳しくレビューしていきます。

【adidas】TOBACCO GRUEN（タバコ グルーエン）

こちらがTOBACCO GRUENの全体像です。カラー展開はシーズンによって異なりますが、「TOBACCOといえばブラウン」というくらい、茶系のイメージが強いモデルです。

本記事でご紹介しているのは、土をイメージしたDARK BROWNカラー。ビターチョコのような濃いブラウンで統一されたデザインになっています。

シュータンにはトレフォイルロゴと、「TOBACCO GRUN」のモデル名が入る。ダークブラウンで統一されたミニマルな仕上がり。

お馴染みの3本線は、ミニマルな印象を崩さない、やや明るめのダークブラウン。

ソールの色でも印象がかなり違ってきますが、落ち着きのある黒のソールを合わせていることで、大人っぽい雰囲気に仕上がっています。

つま先部分は「T字トゥ」になっています。アディダスの中では「Tトゥシューズ」と呼ばれるシリーズで、代表的なTトゥシューズとしては「サンバ」「ガゼル」「ハンドボールスペツィアル」などがあります。ただ、TOBACCOはこれらのモデルよりもT字が控えめです。

TOBACCOのT字トゥ。T字デザインが控えめ。

こうしてアップ画像を見ると、TOBACCO GRUENが本当にリサイクル素材なのか疑いたくなるほど、本物のスエードに近い素材感だと感じます。たぶん、合成っていわなければ気づかれないんじゃないかと思います。それくらい見た目のクオリティは高いです。

インソールの色は、意外にもグリーンが採用されていました。これは、TOBACCO GRUENならではの仕様です。環境を配慮したGRUENのイメージを採用しているのだと思います。

TOBACCO GRUENのインソール

TOBACCOのフォルムは、甲が薄く全体的にシャープなシルエット。イメージ的には、サンバやガゼルに近い形です。スッキリとしたスニーカーが好きな人にはドンピシャかと。

ヒールはロゴもなくシンプルな仕上がりになっています。

こんな感じで、TOBACCO GRUENはリサイクル素材でありながら、まるで本物のスエードのような高級感あふれる仕上がりになっていました。大人っぽくて落ち着いた雰囲気があり、履くだけでコーデがグッと洗練されるような魅力を放っています。見た目はただシンプルなのではなく、ミニマルで無駄がなく洗練された作りになっていました。

スッキリしたフォルムであることからも、ワイドパンツから細身のパンツまで相性良く合わせられそうです。まさに、コーディネートを選ばず履ける1足といえます。

【adidas/アディダス】TOBACCO GRUEN（タバコ グルーエン）のサイズ感レビュー

TOBACCO GRUENのサイズ感についてですが、結論からいうと普段と同じ～0.5cm上のサイズを選ぶのがおすすめです。

まず、普段の僕が履いているスニーカーのサイズ感は、以下のとおり。

こんな感じで、僕はアディダスのスニーカーに関しては、ほとんどのモデルで27.5cmがジャストです。そして、TOBACCO GRUENも普段と同じ27.5cmでちょうど良いサイズ感でした。

27.5cmのTOBACCO GRUENを履いた状態

どうやらTOBACCO GRUENの作りは、サンバやガゼルとかなり似ているようです。スタンスミスやスーパースターよりタイトで、横幅が狭く、甲も低め。かなりスッキリとしたフォルムです。

最初は27.0cmを注文したんですけど、僕の足は幅広なので、横幅が少しキツく感じました。 履いてみると、足の形が出てしまう感じがして、見た目的にも窮屈そうな感じが出ています。

「タバコグルーエン」の27.0cmを履いたときのサイズ感。ギリギリなので足の形がくっきり出ている。

「タバコグルーエン」の27.0cmを履いたときのサイズ感。足が横にはみ出てる感じ。

27.5cmの場合、横幅はしっかりとフィットし、縦は指1本分が入るくらいの程良いゆとりがありました。足幅の広い人は、見た目的にもサイズを下げるのはおすすめしません。

なので、僕と同じように足幅の広い人は、普段と同じか、不安な人はハーフサイズ上げてもいいと思います。

TOBACCO GRUENにパンツを合わせたときのサイズの見え方

TOBACCO GRUENにワイドパンツを合わせたときの例がこちら。

TOBACCO GRUENとコーデュロイパンツを合わせたコーデ

TOBACCO GRUENとデニムを合わせたコーデ

TOBACCO GRUENとチノパンを合わせたコーデ

このように、デニム・チノパン・コーデュロイパンツなど、どんなパンツでも相性抜群。

TOBACCO GRUENはスッキリとした細身フォルムなので、合わせるパンツはワイドシルエットでも細身でもOK。どんなシルエットのパンツとも相性良く合わせられます。

ボリューミーなシューズに対して細身のパンツを合わせると、バランスが悪く不格好な印象になることがありますが、TOBACCO GRUENの場合はそのような心配は不要です。

TOBACCOのサイズ感に関する口コミ

アディダス公式サイトにあるTOBACCOのサイズ感の口コミを、一部ご紹介します。

TOBACCO GRUENの口コミがなかったので、上記ではすべてTOBACCOの口コミを抜粋しています。

人によって意見はさまざまですが、「TOBACCOよりTOBACCO GRUENのほうが、ややサイズ感が小さい」という傾向が読み取れます。ただ、それをふまえても、まずは普段と同じサイズを選んでおくのが間違いない選択といえそうです。

【adidas/アディダス】TOBACCO GRUEN（タバコ グルーエン）の履き心地レビュー

TOBACCO GRUENの履き心地についてですが、アディダスの中では可もなく不可もなくって感じですね。一言でいうと「ふつう」です。ミッドソールが入ってるわけじゃないので、特別クッション性が高いとかはないです。

ただ、スリムなシルエットを見てもわかるとおり、めちゃめちゃ軽いです。なので、足に無駄な負担がかかることはありません。足元をスマートに見せてくれるので、見た目のスタイリッシュさと履き心地のバランスが絶妙です。スニーカー特有のゴツゴツ感がなく、どんなシーンでも快適に過ごせます。

また、ソールはフラットで適度な厚みがあり、歩くたびにしっかりと地面を捉える安定感があります。足の動きに沿って柔軟に動いてくれるので、街歩きや普段使いには最適です。「歩きやすさ」という観点では、adidasらしいスポーツブランドとしての高い機能性を感じられます。

以上をまとめると、足裏のクッション性はそこまで強くありませんが、長時間歩いても疲れにくい構造になっています。なので、「クッション性に特別こだわりを持たない」「歩きやすさを重視する」という方には、TOBACCO GRUENは十分満足できる履き心地です。

【adidas/アディダス】TOBACCO GRUEN（タバコ グルーエン）のコーディネート例

TOBACCO GRUENは、シンプルかつ洗練されたデザインが特徴なので、さまざまなスタイルに取り入れやすい万能なスニーカーです。ここでは、TOBACCO GRUENを使ったコーデのポイントを解説します。

TOBACCOの色と同じブラウンで統一したコーデ

ブラウンのニットとコーデュロイパンツをTOBACCOに組み合わせたワントーンコーディネート。TOBACCOのスエード感も相まって、色と素材から秋らしいムードが引き立ちます。切れ味を加えるため、レザーのバッグを投入しているのもポイント。

全体を統一感のある暖かいトーンでまとめると、上品で大人っぽい印象に仕上がるので、キレイめスタイルが好きな方にはおすすめ。

アディダスのトラックジャケットと合わせたブロークコアスタイル

アディダスのヴィンテージトラックジャケットとデニムを組み合わせた、ブロークコアスタイル。トラックジャケットのヴィンテージ感が、TOBACCOのレトロな雰囲気とマッチし、全体に懐かしさを感じさせるコーディネートに仕上がりました。

TOBACCOの渋いレトロなイメージは、古着との相性が抜群です。

ナチュラルカラーでまとめたシンプルスタイル

清潔感のある白シャツとチノパンの組み合わせは、どんなシーンでも活躍する定番コーデ。その中にTOBACCOを取り入れることで、シンプルで落ち着いたスタイルに程よい個性をプラスできます。

チノパンのベージュとTOBACCOの深いブラウンが上手く馴染み、ナチュラルでリラックスした雰囲気が漂うのがポイント。シャツを少しゆったりとしたサイズ感で着こなせば、抜け感のある大人のカジュアルスタイルに。

【adidas/アディダス】TOBACCO（タバコ）の口コミ・評判

ここからは、TOBACCO（タバコ）の口コミをadidas公式サイトから抜粋してご紹介します。なお、公式サイトでは5ポイント満点中4.8ポイントという高評価を獲得しており、購入者の100%がおすすめしています。

アディダスの「TOBACCO（タバコ）」の評判

こんな感じで、口コミでは絶賛の嵐でした。SNSでもかなり評判が良いので、気になる方はチェックしてみてください。

TOBACCOとTOBACCO GRUENならどっちを選ぶ？

冒頭でもお話したとおり、TOBACCO GRUENはリサイクル素材でできています。本物のスエードと見た目はほとんど変わらないので、「コスパ的にはTOBACCO GRUENのほうがいいのかな？」と思うかもしれません。

ただし長い目で見ると、TOBACCOのほうがいいともいえます。その理由は、耐久性や経年変化に差が出てくる可能性が高いからです。

TOBACCOのほうが長持ちする？

【adidas】TOBACCO（出典：adidas公式サイト）

本物のスエードは天然皮革由来なので、耐久性が高く、適切な手入れを行えば長期間使用できます。

一方、リサイクル素材のスエードは、合成繊維や再利用された素材を使用しており、一般的には天然スエードほどの耐久性は期待できません。ただし、品質や製法によっては比較的長持ちするものもあり、最近は天然素材に近いものも増えてきています。

TOBACCO GRUENがどれくらい長持ちするかは、実際に履きつぶしたわけではないのでなんともいえません。ですがこの理論でいくと、おそらくTOBACCOのほうが長持ちするんじゃないかと思われます。

TOBACCOのほうが経年変化を楽しめる？

【adidas】TOBACCO（出典：adidas公式サイト）

本物のスエードは、使い込むにつれて独特の「味」が出てきます。色味やテクスチャーが変化し、風合いが増すことが多いです。適切にケアすれば、傷やシワさえも魅力的な経年変化となります。

一方、リサイクル素材のスエードは、天然の革のように経年変化はしにくいです。時間が経つと摩耗や色褪せが起こりやすく、長年の使用で自然な風合いが生まれるというよりも、劣化の傾向が強くなります。

結論、好みのカラーがあるほうを選ぶのがいい

【adidas】TOBACCO（出典：adidas公式サイト）

以上をまとめると、本物のスエードのほうが耐久性が高く、経年変化においても魅力が増すことが多いです。一方で、リサイクル素材のスエードは環境に優しいというメリットがあり、手軽に使いやすい素材として選ばれていますが、耐久性や経年変化においては天然素材には及ばないことが一般的です。

ただ、ぶっちゃけTOBACCOを選んだとしても、長持ちするかどうかは手入れの仕方によります。TOBACCO GRUENでも、大事に扱えば数年間は持つはずです。

本格派の人はTOBACCOを選ぶのがおすすめですが、基本的にはあまり細かいことを気にせず、好みのカラーがあるほうを選ぶのがいいかなと思います。

まとめ：TOBACCO GRUEN（タバコ グルーエン）はデザイン・コスパともに最高！

TOBACCO GRUENは、時代を超えて愛され続けるクラシックな一足です。歴史的なバックグラウンドを持ちながら、大人っぽく洗練されたデザインを備えています。

サイズ選びが少し難しいかもしれませんが、迷う場合は他のアディダスのスニーカーと同じサイズを選ぶのがベストな選択です。幅広の足の人は、ハーフサイズ上げてもいいかもしれません。

自分の足に合うサイズを見つければ、長く愛用できること間違いなしのスニーカーです。ぜひあなたのワードローブにも加えてみてくださいね。

それではまた別の記事でお会いしましょう。