ランニングを始めようと思ったとき、まず悩むのがシューズ選びですよね。いきなり2万円超えのモデルは正直ハードルが高いし、かといってあまりに安いシューズを選ぶのも不安ですよね。クッションが硬かったり、足がすぐ疲れたりして、「やっぱり失敗だった…」と後悔するケースも少なくありません。
そんな方におすすめなのが、ミズノの『エナジーランナーズ2』です。高すぎず、安すぎない。難しい機能はないけど、走るために必要なポイントはしっかり押さえている。いわば、「ランニング初心者が最初に選ぶ1足として、かなり現実的な選択肢」だと考えています。
この記事では、エナジーランナーズ2を実際に履いた体験をもとに、サイズ感・履き心地・どんな人に向いているかを、できるだけ噛み砕いて解説していきます。
「失敗したくないけど、無駄なお金も使いたくない」という方は、ぜひこのまま読み進めてみてください。選ぶべきかどうかが、かなりハッキリ見えてくるはずです。
ミズノ「エナジーランナーズ2」とは?
エナジーランナーズ2は、ミズノのエントリー向けランニングシューズです。23.0~30.0cmのユニセックス展開。価格は¥9,790(税込)。ランニングシューズとしては、かなり良心的です。
ターゲットはかなり明確。「運動不足だから、そろそろ走ってみようかな」「健康のために軽く走りたい」、そんな人が最初に履く1足として設計されています。
価格帯と立ち位置|エントリーモデルの中での役割
ミズノ・ナイキ・アシックスなどの上位モデルは、1.5〜2万円が当たり前。最高で3万円前後になります。でも、初心者が高いランニングシューズを買う意味はほとんどありません。記録を狙う人やフルマラソン常連なら話は別ですが、初心者にはオーバースペックになりがちです。
一方、エナジーランナーズ2はその逆。ウォーキング〜健康目的のランニングくらいを想定した、いわゆるエントリーモデルという立ち位置です。ランニングをこれから始める人のために、「必要な機能だけを残して、余計なものを削った」設計。だからこそ価格を抑えることができています。
だから、「とりあえずこれで走ってみよう」「ダメだったらやめてもいいか」くらいの軽い気持ちでも手に取りやすい。毎日使うなら、むしろこっちの方が満足度が高い。そんな立ち位置ですね。
ミズノ|エナジーランナーズ2のサイズ感を徹底レビュー
サイズ感は、ランニングシューズ選びで一番失敗しやすいポイントですよね。ここを外すと、どれだけ評判が良くても一気に履かなくなります。なので、かなり丁寧にいきます。
筆者の足の実寸とスニーカーサイズ一覧
まず前提として、足の形にはかなり個人差があります。そこで参考になるのが、実寸+普段履いているスニーカーとの関係。
まずは僕の足のサイズと、普段履いているスニーカーとの比較表をご覧ください。
| 項目 | 筆者の足のサイズ |
| 足長 | 26.7cm |
| 靴の推奨サイズ(足長から+0.5cm) | 27.5cm |
| 足幅 | 11.0cm(ふつう) |
| 土踏まず | なし(偏平足) |
| 甲の高さ | 低い |
| かかと幅 | 広い |
| 足の形 | ギリシャ型 |
| ブランド名 | モデル名 | 筆者の着用サイズ(cm) |
| CONVERSE | ALL STAR(オールスター) | US9(27.5cm) |
| adidas | STAN SMITH(スタンスミス) | 27.0~27.5 cm |
| adidas | SUPERSTAR 82(スーパースター82) | 27.5 cm |
| adidas | SAMBA(サンバ) | 27.5~28.0 cm |
| adidas | GAZELLE INDOOR(ガゼルインドア) | 27.5 cm |
| new balance | 2002R | 27.5 cm |
| new balance | 993 | 27.5 cm |
| new balance | 997 | 27.5 cm |
| 810s by MOONSTAR | STUDEN(スチューデン) | 27.0cm |
| 810s by MOONSTAR | KITCHE(キッチェ) | 27.0cm |
普段履いているスニーカーは約7割が27.5cmで、モデルによっては、27.0cmに下げたり、逆に28.0cmに上げることもあります。
結論|エナジーランナーズ2は「いつものサイズ」でOK
ミズノのエナジーランナーズ2は27.5cmでジャストでした。つま先には指1本がスッと入る余裕。でも、ブカブカする感じは一切なし。足全体をやさしく包むようなフィット感で、締めつけ感がありません。
この「余裕はあるけど、ゆるくない」というバランスが理想的です。
足を入れた瞬間に感じたのは、甲まわりと前足部の当たりがかなりマイルドだということ。素材がやわらかく、足の形に自然に沿ってくれます。アッパーが無理に主張せず、横方向に逃げてくれる感覚。なので、足幅が普通〜やや広めでも、窮屈さを感じにくい設計です。
日本人の足型との相性|幅広・甲高でも履ける?
結論から言うと、日本人の足型との相性は良いです。これは感覚の話ではなく、設計思想そのものがそうなんです。
ミズノは日本ブランドということもあり、昔から日本人の足データを大量に蓄積しています。足の長さだけでなく、足幅・甲の高さ・かかとの形まで前提に作られている。だから、履いた瞬間に「変な当たりがない」と感じやすいんですね。
エナジーランナーズ2の幅感は「2E(ノーマル)」
ミズノのランニングシューズは、足囲(ワイズ)ごとに「E / 2E / 3E / 4E」という4段階で展開されています(参考:ミズノ公式サイト『【シューズ】サイズの選び方』)。エナジーランナーズ2は、この中で2E相当。いわゆる「日本人の平均」にいちばん近い幅感です。
実際、僕のように足幅が平均的なタイプだと、前足部にしっかり余裕がありつつ、横ブレしません。広く作りすぎていないので、走っているときに足が中で泳がない。でも、窮屈でもない。
逆に、「極端な甲高」「かなりの幅広」のタイプだと、長時間走ったときに少しタイトに感じる可能性はあります。ただし、その場合でも「1サイズ上げないと無理」というほどではなく、まずはいつものサイズを試す価値は十分ある、というレベルです。
迷ったら、普段のスニーカーと同じサイズを選べばOKです。
このあと、「じゃあ実際に走ったとき、履き心地はどうなの?」という一番気になる部分を、次で具体的にレビューしていきます。
ミズノ|エナジーランナーズ2の履き心地を徹底レビュー
クッション性|ミズノエナジーの体感は正直かなりいい
まず一番わかりやすいのがクッション性です。
エナジーランナーズ2には、「MIZUNO ENERGY(ミズノエナジー)」というミッドソール素材が使われています。これは、ミズノが総合スポーツメーカーとして長年研究してきた「反発性(エナジーリターン)」の知見を詰め込んだ素材。
専門的にいうと、「高反発 × 低剛性」。つまり、「しっかり跳ね返る・でも硬くない」この2つを両立しています。簡単に言うと、「着地したときにグッと沈んで、フワッと戻る」という感覚です。
実際、いつも30分ほど走っていますが、走り終わったあとに足が疲れくいです。正直、1万円以下のランニングシューズとは思えないクオリティです。
着地の安定感と安心感|ブレないから疲れにくい
クッションが柔らかいだけだと、逆に不安定になります。でもエナジーランナーズ2は、ブレません。
着地した瞬間、足裏全体でスッと地面を捉える感じ。グラつきが少なく、フォームが崩れにくい。これは、ミッドソールの反発バランスと、アウトソールの接地面積がしっかり確保されているから。
ソール裏は凹凸のある素材なので、滑りやすいと感じたこともありません。
初心者にとって重要なのは、「速く走れるか」よりも「安心して走れるか」。この点で、エナジーランナーズ2はかなり優秀です。
フィット感と屈曲性|一枚ニット構造が効いている
アッパーも見逃せません。よくあるのは、メッシュ+補強パーツを貼り合わせた構造。これ、安定感は出ますが、足当たりが硬くなりがちです。
エナジーランナーズ2は、一枚のニット構造がベース。そのおかげで、屈曲性が高く、足全体を優しく包み込むようなフィット感があります。
足の形に合わせて自然に曲がるので、変な当たりが出にくい。長く走ってもストレスが溜まりにくい理由は、ここです。
通気性と蒸れやすさ|メッシュ生地で快適
エナジーランナーズ2は、通気性の面でもエントリーモデルとして十分以上の仕上がりです。
アッパー素材は、甲材に合成繊維と人工皮革を使用。メッシュ構造になっており、走行中も空気がしっかり抜けていく感覚があります。30分前後のランやウォーキング程度であれば、蒸れが気になる場面はほぼありません。
真夏のロングランや炎天下のレース用途では限界があるかもしれませんが、日常の運動・軽いランニング・普段履きという想定なら、通気性で不満を感じる人は少ないはずです。
軽さ|片足約250gはかなり軽い
重量は片足約250g。ランニングシューズとしても十分軽量です。
参考までに、普段履いている軽量スニーカーでも300g超え。それと比べると、足を前に出すたびの軽さがまったく違います。
| ブランド名 | モデル名 | 重さ |
| CONVERSE | ALL STAR(オールスター) | 342g |
| CONVERSE | CT70 HI CUT(チャックテイラーハイカット) | 478g |
| adidas | STAN SMITH LUX(スタンスミスLUX) | 408g |
| adidas | STAN SMITH GTX(スタンスミスゴアテックス) | 415g |
| adidas | SUPERSTAR 82(スーパースター82) | 409g |
| adidas | SAMBA DECON(サンバDECON) | 314g |
| adidas | GAZELLE INDOOR(ガゼルインドア) | 322g |
| adidas | GAZELLE SPEZIAL(ガゼルスペツィアル) | 303g |
| new balance | 2002R | 343g |
| 810s by MOONSTAR | STUDEN(スチューデン) | 337g |
| 810s by MOONSTAR | KITCHE(キッチェ) | 351g |
走っていても重さをほとんど意識しません。この「無意識で走れる感じ」、地味ですがめちゃくちゃ大事です。
ミズノの他エントリーモデルとの比較|なぜエナジーランナーズ2なのか
ミズノの中で、1万円を切るランニングシューズは実は多くありません。主なモデルは以下の3つです。
| モデル名 | 価格(税込) | ミッドソール素材 | 特徴 | 重量(片足) | ワイズ |
|---|---|---|---|---|---|
| マキシマイザー27 | ¥6,490 | SOFTIERFOAM | 柔らかさ重視のベーシッククッション | 約260g | 3E |
| エスペランザー2 | ¥6,930 | SOFTIERFOAM+ | 耐久性とクッション性のバランス型 | 約240g | 4E |
| エナジーランナーズ2 | ¥9,790 | MIZUNO ENERGY | 高反発×柔らかさで走りやすい | 約250g | 2E |
今回は、エナジーランナーズ2とマキシマイザー27を実際に履き比べました。履いた瞬間の印象は、正直そこまで大差はありません。でも、歩き出した瞬間に違いが出ます。
実際に履き比べて感じた決定的な差
マキシマイザー27は、メッシュと異素材を組み合わせた構造。そのぶん、足当たりはやや硬めです。3Eの幅広設計でバランスは取られていますが、かかと周りに少し硬さを感じました。カップインソールの当たりが強めで、歩く分には問題ないものの、長時間走ると気になる人は出そうです。
一方、エナジーランナーズ2は、ニットアッパーのおかげで足当たりがほぼゼロ。履き心地のなめらかさがまったく違います。ミッドソール素材も、体感的にはMIZUNO ENERGYが一番性能が高いと感じました。
3,000円の差は払う価値があるか?
エナジーランナーズ2は、マキシマイザー27より約3,000円高いです。ただ、「クッションの質・フィット感・足当たりのなさ・長時間走ったときの快適さ」これを考えると、十分すぎるほど価値があります。
ランニングシューズを買うときに一番避けたいのは、「足が痛くなって走るのが億劫になること」。それを避けるためにも、エナジーランナーズ2はかなり合理的な選択です。
デザイン性も優秀
実は、デザインもかなり良いです。正直、ミズノのエントリーモデル3足の中では、頭ひとつ抜けて洗練されています。
おすすめはブラック。アッパーからソールまでオールブラックで統一されていて、かなりミニマル。異素材の切り替えがない分、ゴチャつきが一切なく、野暮ったさは皆無です。
ランニングシューズ特有の「いかにも感」が薄いので、ウォーキングやちょっとした外出でも違和感が出ません。しかも黒は汚れが目立ちにくい。これは実用面でも大きなメリットです。
さらに、かかとにはプル・ストラップ(履き口についたつまみ)を採用。靴ベラなしでもスッと履けます。かかとの形を崩しにくく、地味ですが毎回ありがたく感じるポイント。
ミズノ|エナジーランナーズ2はどこで買うのが一番お得?

エナジーランナーズ2の購入する場所は複数あります。ここでは、どこで買うのが一番お得か、という観点でご紹介していきます。
店舗で試着する場合の注意事項
エナジーランナーズ2をはじめとしたミズノのエントリーモデルは、基本的にミズノの公式店舗に常設されていません。
実際、僕自身も試着目的で店舗に行ったところ「店頭在庫はない」と案内されました。ただし、取り寄せ対応は可能で、入荷すれば店舗で試着できるとのこと。ただ、近くにミズノ直営店がない人も多く、現実的には通販前提で検討する人がほとんどだと思います。
ミズノ公式サイト|安心感は最強。ただし価格は定価
公式サイト最大のメリットは、返品時の安心感です。シューズに限り、商品到着から2週間以内であれば、返品時の返送料は無料。サイズが合わなかった場合でも、返送後に返金対応してもらえます。
ただし注意点として、サイズ交換という形は取れず、「一度返品 → 再度注文」という流れになるため、再注文分は一旦新たに支払いが必要になります。
「失敗リスクを最小限にしたい人」には、公式サイトは安心感のある選択肢です。
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング|価格重視なら最有力
Amazon
・楽天市場
・
Yahoo!ショッピングにはミズノ公式ショップが出店しており、タイミング次第では30%OFFになることがあります。その場合、価格は6,872円前後まで下がり、コスパは圧倒的。
公式出店なので返品も無料対応であることが多く、トラブルの心配もありません。「とにかく安く買いたい」という人には、最有力候補です。
結論として、サイズ感が不安な人はまず店舗で試着し、その後通販で購入するのが最も安心かつお得です。
ミズノのエナジーランナーズ2は以下のショップで購入できます。
まとめ|エナジーランナーズ2は「最初の1足」で失敗したくない人の正解
エナジーランナーズ2を一言で表すなら、「迷っている初心者が、いちばん安全に選べる1足」です。
サイズ感は、日本人の足型を前提にした2E設計。極端な幅広・甲高でなければ、普段履いているスニーカーと同じサイズで大きな失敗は起こりません。実際、履いた瞬間の当たりの柔らかさと、走り出したときの安定感は、エントリーモデルの中では頭ひとつ抜けています。
履き心地は「柔らかすぎず、硬すぎない」。MIZUNO ENERGYのクッションは、脚を甘やかしすぎない分、歩き・ジョグ・軽いランまで幅広く対応できるバランス型。日常使いでも違和感が出にくく、運動習慣がまだ固まっていない人ほど相性がいい設計です。
「ランニング用だから」「初心者向けだから」と身構える必要はありません。まずはこの1足で、歩いてみる。軽く走ってみる。それで物足りなくなったら、次のステップに進めばいい。最初の1足に、余計な覚悟はいらない。エナジーランナーズ2は、そう思わせてくれるシューズです。




















