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メンズファッションの勉強におすすめの本16選|コーデ術・歴史・辞書まで完全網羅

メンズファッションの勉強におすすめの本16選|コーデ術・歴史・辞書まで完全網羅
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KEN

月間最高18万PVのファッションブログ『K2J』を運営。大手アパレルのパーソナルスタイリングサービスでECスタイリストとして勤務し、ファッション色彩能力検定1級を保有。大手メディアへのファッションスナップ掲載経験や、医学研究科修士課程で培った分析力を活かし、理系的視点から「ロジカルなおしゃれ」を提案。これまでに100点以上のファッションアイテムやサービスをレビューしてきた「服好きの視点」から、読者目線に寄り添ったリアルなファッションコンテンツを発信中。

  • おしゃれに自信がなく、本でファッションを勉強してみたい。
  • メンズファッションの歴史をきちんと学んで、流行に振り回されないセンスを身につけたい。
  • ファッションの勉強におすすめの本がどれなのか分からない。

 

こんなお悩みをお持ちのあなたへ。

今はネットやSNSでもファッション情報があふれています。動画や投稿を見るだけでも、なんとなく知った気にはなれるんですが…無料で手に入る情報には、どうしても限界があるのも事実です。

一方で、本なら価格は数千円ほどなのに、「コーデの考え方・服が生まれた背景・色や形の理屈」といった一生使える知識が、ぎゅっと詰め込まれています。

ただ、種類が多すぎてどれを選べばいいか悩みますよね。そこでこの記事では、メンズファッションの本をたくさん読み漁ってきたファッションブロガーの筆者が、勉強に本気で役立つ本だけを、ジャンル別で合計16冊厳選しました。

内訳は、

  • ファッションのイロハがわかる【コーデ術の本】
  • おしゃれな服がわかる【アイテム選びの本】
  • 服の背景がわかる【ファッションの歴史本】
  • 服に詳しくなれる【ファッションの辞典】
  • コーディネートの参考になる【スタイルブック】
  • 最先端のトレンドを学べる【ファッション雑誌】

 

この6ジャンルをバランスよく組み合わせ、体系的に学べる順番で紹介しています。

「何から読めばいいか分からない」という状態からでも、自然と理解が深まる構成です。どの本を選べばいいか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

それでは早速見ていきましょう。

 

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メンズファッションの勉強におすすめの本2選【コーデ術編】

「ファッション初心者だけどおしゃれになりたい」「センスがない気がする」「何をどう合わせればいいのかわからない」、そう感じているなら、まず身につけるべきは「コーディネートの組み方」です。

おしゃれは才能ではなく、組み合わせのルールを知っているかどうか。色の合わせ方、サイズバランス、シルエットの作り方。基本を理解するだけで、見た目は驚くほど変わります。

ここでは、ファッション初心者でも実践しやすい「コーディネート術」を体系的に学べる本を2冊厳選してご紹介します。

 

【コーデ術編】①最速でおしゃれに見せる方法 / MB

最速でおしゃれに見せる方法 MB

出典:Amazon..co.jp

最速でおしゃれに見せる方法は、「おしゃれはセンスがないと無理」と感じていた男性の価値観を、根本からひっくり返した一冊です。

著者のMBさんは、日本を代表するメンズファッションブロガーであり、アパレル現場・バイヤー・EC運営・コンサルティングまで経験してきた実践派。YouTubeMBチャンネルは登録者数46万人を突破しており、「ファッションをロジックで語る」分野のパイオニア的存在です。

この本で学べる最大の価値は、ファッションを感覚ではなく「論理」で理解できるようになる点にあります。色合わせ、シルエット、素材感、アイテム同士の相性など、これまで感覚的に語られがちだった要素を、「なぜそう見えるのか」「なぜ失敗するのか」という視点から徹底的に言語化しています。

服選びで毎回迷ってしまう人や、「何が正解かわからない」という状態から抜け出せない人にとって、この本はまさに教科書的な存在です。「コーディネートには原則とルールがあり、それを知れば誰でも再現性のある着こなしができる」という事実を、わかりやすく示してくれます。

特に役立つのは、「おしゃれに見えるかどうかは、服単体ではなく全体のバランスで決まる」という考え方。これはおしゃれな人が自然に行っていることですが、初心者の方がこの視点を持てるようになることで、無駄な買い物が減り、クローゼットの最適化にも役立ちます。

注意点として挙げるなら、初版が2015年と少し前なので、掲載されているコーディネートのシルエットは現在のトレンドとは異なる部分もあります。ただし、流行は変わっても、バランス・色・視線誘導といった本質的な理論は今も変わりません。トレンド部分だけを現代の情報で補えば、十分すぎるほど実用的です(最新のトレンドについては、MBさんのYouTubeでも詳しく解説されています)。

ファッション初心者の男性にとって、この一冊は今でも間違いなく最初に読む価値があります。


「実践編」と「漫画版」もおすすめ

服を着るならこんなふうに(1) MB

出典:Amazon..co.jp

さらに理解を深めたい人には、コーディネート実例が100点以上掲載されている最速でおしゃれに見せる方法〈実践編〉も用意されています。理論を学んだあとにこの実践編を見ることで、「知識 → 視覚 → 再現」という流れが一気につながり、服選びのスピードが格段に上がります。頭で理解したルールを、実際のスタイリングにどう落とし込むのかを確認できる一冊です。

また、字を読むのが苦手な方や、もっと感覚的に学びたい方には、MBさんの理論を漫画でわかりやすく落とし込んだコミック版服を着るならこんなふうにもおすすめです。

難しくなりがちなファッション理論をストーリー形式で学べるので、「本を読むのが続かない」という人でも自然と知識が身につきます。シリーズ累計70万部を突破しているのも、多くの男性が挫折せずに読めた証拠です。



 

【コーデ術編】②服が、めんどい / 大山旬

服が、めんどい 「いい服」「ダメな服」を1秒で決める / 大山旬

出典:Amazon..co.jp

ファッションの勉強をしたいとは思っているけど、正直そこまで深く知りたいわけじゃない。そんな本音を持つ男性に、真正面から寄り添ってくれるのがこの服が、めんどいです。

著者の大山旬さんは、これまで3,000人以上の一般男性をスタイリングしてきたスタイリスト。Youtubeチャンネルスタイリスト大山シュンのメンズ服講座では、登録者数 37万人を突破しています。

この本の特徴は、とにかく「考えなくて済む仕組み」を徹底している点です。難しい専門用語や理論はほとんど登場せず、「いい例」と「ダメな例」を見比べるだけで判断できる構成。何を選べばいいのか、どこで買えばいいのか、どう着れば失敗しないのか?そのすべてが具体的に書かれています。

ファッションに苦手意識がある人がつまずきやすいポイントを、徹底的に省略しているのがこの本の強みです。

ただ実際に読んで感じたのは、「おしゃれになりたい人向けの本ではない」という点。そもそもこの本が目指しているのは、流行の最先端でも100点満点のコーデでもありません。あくまで、清潔感があり、ダサく見えない80点の着こなしを安定して作ることです。

なので、シルエットやトレンドの変化については深く触れられていません。ここを理解せずにすべてを鵜呑みにすると、時代とのズレが生まれてダサくなる可能性もあります。ただし逆に言えば、「服のことを考えるのが本当に面倒」「最低限、失敗しない服装が知りたい」という人にとっては、かなり実用的な内容です。

MBさんの本が「コーディネートの仕組みを理解する教科書」だとすれば、この一冊は「悩まずに正解へ近づくためのマニュアル」。ファッションを深く学びたい人には物足りないかもしれませんが、「とにかくラクに、今すぐ失敗を避けたい」という段階の人には、相性の良い一冊です。


 

ファッションの勉強におすすめの本2選【アイテム選び編】

「ちゃんと服を選べるようになりたい」そう思ったとき、多くの人はまずコーディネートを学ぼうとします。でも実は、その一歩手前にある「アイテム選び」こそが、おしゃれの土台です。何を選ぶかで、すべてが決まる。そう言っても過言ではありません。

どれだけ組み合わせを工夫しても、選んだアイテム自体が野暮ったければ限界がある。逆に、質の良いアイテムを選べば、シンプルに着るだけで洗練されて見えます。つまり、おしゃれは「合わせ方」以前に「選び方」。

ここでは、センスに頼らず「失敗しない服選び」を学べるおすすめの2冊をご紹介します。

 

【アイテム選び編】①なぜこの服は時代を超える定番なのか 一生モノの服の見極め方 / 石川 俊介

なぜこの服は時代を超える定番なのか 一生モノの服の見極め方 / 石川 俊介

出典:Amazon..co.jp

まず読んでほしいのが、なぜこの服は時代を超える定番なのか|一生モノの服の見極め方。著者は、人気デザイナーズブランド「MARKAWARE」や「marka」を手がけるデザイナー、石川俊介さん。素材開発から縫製背景まで徹底的にこだわることで知られ、日本の技術力を活かしたものづくりを続けてきた人物です。

この本の魅力は、「なぜそれが定番なのか?」という問いに真正面から向き合っていること。なぜこの価格なのか、なぜこの素材なのか、なぜこの形は変わらないのか。カジュアルからモードまで、デザイナー自身が着倒してきた経験をもとに厳選された名品たちを通して、「価格」ではなく「価値」で選ぶ視点を教えてくれます。

序盤では素材の話が語られますが、これが驚くほどわかりやすい。繊維の専門書にありがちな難解さはなく、僕たちが日常で服を選ぶために必要な知識だけが、無理なく頭に入ってきます。読み進めるほどに、「安いからこれでいい」ではなく「これがいい」と言える感覚が育っていきます。

紹介されるアイテムは決して安価ではありません。それでも読み終えた頃には、ファストファッションを買い替え続けることが本当にコスパが良いのか? と自然に考えるようになるはずです。長く着られる一着を持つことの意味が、腹落ちする一冊です。


 

【アイテム選び編】②MBの偏愛ブランド図鑑 / MB

MBの偏愛ブランド図鑑 / MB

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一方で、ブランドそのものを見る目を鍛えてくれるのが、MBの偏愛ブランド図鑑。冒頭でご紹介したMBさんですが、実は年間1000万円以上を服に投資するほどの熱量で、服飾史の資料研究や取材を重ねてきた人物です。そんなプロが実際に愛用しているブランド・アイテムを60種類厳してまとめたのが、この一冊です。

この本は、「このブランド、なんとなく良さそう」という曖昧な感覚を言語化してくれています。なぜ評価されたのか、なぜ今も支持されているのか。そのブランドの強みはデザインなのか、パターンなのか、歴史的文脈なのか。ファストファッションからハイブランドまで幅広く網羅されており、価格帯や立ち位置も整理されているため、知識がそのまま実践につながる構成です。

この本は、「最速でおしゃれに見せる方法」などでコーディネートの基本知識を身につけたあとに読むのが効果的です。アイテム選びの本を読んだだけで急におしゃれになるわけではありません。でも、自分で服を選ぶ段階に入ったとき、この知識は確実に効いてきます。

たとえば、ユニクロ や GU の「次」を考えるとき、どのブランドを見ればいいのかがわかるようになります。この本を通してブランドの背景を理解すれば、流行に振り回されず、自分の考えに基づいて選べるようになるはずです。


 

ファッションの勉強におすすめの本4選【歴史編】

メンズファッションを深く学んでいくと、必ずぶつかる疑問があります。それは「なぜ、この服は定番なのか?」ということ。テーラードジャケット、デニム、ミリタリーパンツ、革ジャン。当たり前のように存在している服も、その背景を知らなければ、本当の意味では着こなせません。

「このアイテムとこのアイテムを合わせるのは正解?」「なぜこの組み合わせはしっくりくるのか?」その答えは、服の歴史にあります。成り立ちや時代背景を知ることで、オーセンティックな着こなしからハズしまで自在に応用できるようになる。結果として、コーディネートに一貫性と説得力が生まれます。

ここでは、メンズファッションの理解を一段引き上げてくれる「歴史」を学べる4冊をご紹介します。

 

【歴史編】①メンズウェア100年史 / キャリー・ブラックマン

メンズウェア100年史 / キャリー・ブラックマン

出典:Amazon..co.jp

メンズウェアの歴史を、100年分まとめて解き明かしてくれるのがこの一冊です。

メンズウェア100年史は、1900年代初頭から現代まで、メンズファッションがどのように生まれ、壊され、更新されてきたのかを、圧倒的な写真量とストーリーで追体験できる本でもあり、写真集でもあります。

英国王のロイヤルスタイルから始まり、軍服・ワークウェア・ハリウッド映画・反体制カルチャー・音楽シーンへと流れていく構成は、「服はデザインではなく、時代が作ったものだった」という事実を自然と理解させてくれます。

特に印象的なのが、サヴィル・ロウのテーラード、カーキ色の軍服、作業着としてのデニムが、どのように街着として進化していったのかが、写真で一目瞭然な点です。

文章は必要最低限。ページをめくるたび、デヴィッド・ボウイ、ビートルズ、エルビス・プレスリーといった時代の象徴が視界に飛び込んできます。読むというより、見て理解する。だからこそ知識が記憶として残りやすく、「服の背景」が身体感覚で入ってくるんです。

実際に読んで強く感じたのは、「今おしゃれとされている服のほとんどは、すでに100年前に原型が存在していた」という事実でした。トレンドは変わっても、原点は変わらない。この視点を持てるようになると、流行に振り回されなくなり、服選びの軸が一気に安定します。

ファッション初心者でも十分楽しめますが、本領を発揮するのは、ある程度服を好きになってから。「なぜこの服に惹かれるのか」という答えを、歴史という一本の線でつないでくれる、まさに教養としてのメンズファッション本です。


 

【歴史編】②ザ・ストリートスタイル / 高村 是州

ザ・ストリートスタイル / 高村 是州

出典:Amazon..co.jp

ファッションの歴史というと、どうしても難しそうな印象があります。年代、人物、専門用語。読み進める前に、気持ちが折れてしまうことも少なくありません。そんな固定観念を、いい意味で裏切ってくれるのがこの本です。

ザ・ストリートスタイルは、王やデザイナーではなく、名もなき街の若者たちを主役にしたファッション史。地位も権力も持たない人々が、音楽や政治、生活環境への違和感を服で表現してきた過程を、イラストと解説でテンポよく学べる構成になっています。

1900年代から現代まで、パンク、モッズ、ロッカーズ、ヒッピー、クラブカルチャー、ストリートスナップ文化へと、スタイルが連鎖していく様子がとてもわかりやすい。

とくによく描かれているのは、「なぜこの服装が生まれたのか」という、リアルな時代背景です。音楽が変わり、街の空気が変わり、若者の価値観が変わると、自然と服も変わっていく。服は単体で存在しているわけではなく、生活・文化・音楽・反骨精神と絡み合いながら形づくられてきた。それが視覚的に理解できるのが、この本最大の魅力です。

イラストは細部まで描き込まれており、シルエット、丈感、靴のボリューム感まで読み取れるので、現代のコーディネートにもそのまま応用できます。

かなり昔に出版された本ですが、内容はまったく古く感じません。なぜなら、今のストリートファッションの原型が、すでにこの中にすべて詰まっているからです。

世の中には「決定版」と呼ばれる本がありますが、この一冊は間違いなくそのタイプです。ファッションの歴史を学びたい人はもちろん、ファッションが好きなすべての人におすすめの、名作中の名作です。


 

【歴史編】③TAKE IVY / 石津祥介、くろすとしゆき、長谷川元

TAKE IVY / 石津祥介、くろすとしゆき、長谷川元

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メンズファッションの歴史を学んでいくと、必ず行き着く言葉があります。それが「アイビー」です。ブレザー、ボタンダウンシャツ、チノパン、ローファー。今も「清潔感の正解」として扱われる服装の原型は、すでにこの時代に完成していました。

その決定的瞬間を、写真という形で封じ込めたのがTAKE IVYです。1965年、日本で初版が発売され、当時の銀座を中心にアイビーブームを巻き起こした伝説的な一冊。ニューヨーク・タイムズからは「ファッション業界関係者にとっての宝物」と評されたほどです。

内容はとてもシンプル。アメリカの名門アイビーリーグ大学のキャンパスで撮影された、学生たちの日常スナップだけ。芝生でくつろぎ、図書館で勉強し、自転車に乗り、授業へ向かう。そのすべての瞬間に写る服装が、驚くほど完成されているんです。派手さもトレンド性もありません。トレンドを追う意図もありません。それでも、今なお古さを感じない。むしろ「今これを着ても成立する」と感じる完成度があります。

この本を読んで強く実感したのは、「きれいめカジュアルの正解は、すでに60年前に完成していた」ということでした。現代のファッションは、基本的にこの再解釈です。細くなったり、太くなったり、丈が変わったりするだけ。

だからこそ、ここを知っているかどうかで、服選びの安定感がまったく変わってくるように思います。

現在は英語版が主流で、日本語版は入手困難。ただ、写真がすべてを語ってくれるため、英語が読めなくても問題ありません。流行を追いかける前に、まず完成された原点を知りたい人にとって、必ず通るべき名著です。


 

【歴史編】④東京スニーカー氏 / 小澤 匡行

東京スニーカー氏 / 小澤 匡行

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スニーカー好きなら、単にアイテムとして好きなだけじゃなくて、「この靴がなぜ人気なのか?」と背景の仕組みを知りたくなる瞬間って、誰にでもありますよね。それを「歴史と文化」の目線で丁寧に紐解いてくれるのが、東京スニーカー史という本なんです。

この本は、スニーカーの誕生から日本のスニーカーカルチャーの流行までを18万文字にわたって時系列で解説したものです。日本で90年代に起きた一大ムーブメントの様子や、当時の中心人物たちの証言が織り込まれていて、ただの年表ではなくその時代の空気感を追体験できる構成になっているんです。

そもそもスニーカーは最初、運動用の靴として誕生しました。それがランニングブームやスケートカルチャー、ヒップホップの影響を受け、だんだんと街のファッションになっていった過程が、具体的なモデル名や出来事とともに俯瞰できます。たとえば、ナイキのエアマックスがどのようにして文化的アイコンになったのかといった流れも、背景とともにわかる構成です。

もちろん、写真集のようなビジュアルの豪華さはありません。でも、逆に文字中心だからこそ一つ一つの事象が理論的につながっていき、読み終わる頃にはスニーカーに対する見方そのものが変わります。

スニーカーの歴史を体系的に理解したい人だけでなく、「限定版ばかり追いかけて、なぜ自分がそれを欲しくなるのか分からなくなる瞬間がある」と感じている人にも、これは深い気づきを与えてくれる1冊です。
80年代、90年代、2000年代の空気の変化が積み重なって、今のスニーカーカルチャーになっているという筋道を、一度じっくり体感してみてください。


 

ファッションの勉強におすすめの本3選【辞書編】

ファッションを学んでいると、「この言葉、正確にはどういう意味だっけ?」「なんとなく使っているけど、ちゃんと説明できないかも」と感じることはありませんか?

ネット検索は便利です。でも、断片的な情報をつなぎ合わせるより、信頼できる辞典で体系的に確認するほうが、理解はずっと深く、正確になります。逆に、用語を正しく理解できるようになると、ブランドの説明も、歴史の流れも、素材の違いも、驚くほどクリアに見えてきます。

ここからは、おすすめのファッションに関する辞書を3つご紹介します。

 

【辞書編】①ファッション辞典

ファッション辞典

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まず一冊目に挙げたいのがファッション辞典。文化服装学院を擁する文化学園が監修しています。文化服装学院は世界的な知名度を持つ、国内代表のファッション教育学校で、信頼性が高いです。

アイテムやアクセサリーはもちろん、歴史服や民族衣装、最新のストリートファッション、さらにはリアルタイムのファッション・ビジネス用語まで。全12分野をジャンル別に構成した、まさに総合辞典です。

厚みはほぼ国語辞典級。正直、持ち歩きには向きません。でも裏を返せば、それだけ情報が詰まっているということ。ファッションに関するあらゆる基礎知識が、びっしり収録されています。

写真やイラストは白黒ながら丁寧で、視覚的にも理解しやすい構成です。索引も徹底しているので、「あの言葉ってどういう意味だっけ?」と思ったときに、すぐに正確な定義へたどり着けます。

ファッションが好きな人はもちろん、服飾学生やアパレル関係者なら、蔵書として一冊持っておきたい存在です。


 

【辞書編】②テキスタイル用語辞典

テキスタイル用語辞典

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テキスタイル用語辞典は、ファッションの中でも素材だけに特化した本格派辞典。総合的なファッション辞典にも素材解説はありますが、本書はその比ではありません。

最大の特徴は、全編カラーであること。約900点にもおよぶ素材写真が掲載されており、布の質感・織り・柄を視覚的に理解できます。

構成は、「織物」「レース」「ニット」「染色・柄」「仕上げ加工」「基礎用語」の6章立て。各用語には英語表記も併記しています。アパレル用語を英語でどう表現するかを確認できるので、仕事で使う人にもかなり実用的です。

厚みは辞書並みですが、サイズはやや小ぶり。ギリ持ち歩くことも可能です。それでも量は膨大なので、最初から最後まで通読するにはかなり時間がかかります。「知りたいことを引くための辞典」として活用するのがいいかもしれません。基礎知識をさらっと短時間で学びたい人にはやや重いかもしれませんが、調べたいことはほぼ載っているという安心感があります。

素材の写真解説に加え、歴史や製造工程に触れたコラムも随所に挟まれていて、単なる用語集ではなく読んで面白い辞典としても成立しています。

ファッションが好きな人はもちろん、テキスタイルを愛するすべての人におすすめな、決定版の一冊です。


 

【辞書編】③メンズ・ウエア素材の基礎知識

メンズ・ウエア素材の基礎知識

出典:Amazon..co.jp

メンズ・ウエア素材の基礎知識は、メンズウェアに特化した珍しい素材事典です。実は「メンズ」に絞った素材本はほとんど存在しません。その空白を埋める形で生まれた、実務にも耐える一冊です。

本書は二部構成。前半の「基礎知識編」では、繊維や糸の特徴、織物の組織、生地の製造工程、羊毛の品種までを体系的に解説してくれます。番手、撚糸、ギャバジンといった「よく聞くけれど曖昧な用語」も、データと図解で整理されています。ウール・綿・麻などの基本素材についても、性質や用途が理解しやすい構成です。

後半の「服地事典編」では、多数の生地写真をオールカラーで掲載。柄や織り方の違いを視覚的に比較できるので、テーラリングやスーツ地を学びたい人には特に有益です。メンズウェアの中核をなす素材に重点を置いているのが特徴です。

内容はやや専門的ですが、解説はとてもわかりやすいです。辞典的な要素はありますが、本書は比較的コンパクト。内容が凝縮されており、初めから終わりまでスラっと読み終えられる構成になっています。

商品企画・仕入れ・販売など仕事で使う人はもちろん、スーツやジャケットを本気で理解したい人にも強くおすすめします。


 

ファッションの勉強におすすめの本2選【スタイルブック編】

コーディネートの理論やアイテム選びを理解したら、次は「実例」を見る段階です。とくに参考になるのが、おしゃれな有名人たちのリアルな私服。

どんな服を選び、どう組み合わせているのか?ハイセンスな有名人を参考にすることで、実践的なヒントを得られます。

ここでは、実際の着こなしから感覚を磨けるスタイルブックを2冊ご紹介します。

 

【スタイルブック編】①着服史 / 菅田将暉

着服史 / 菅田将暉 

出典:Amazon..co.jp

ぜひ手に取ってほしいのが、菅田将暉さんのスタイルブック『着服史です。本書は、2017年から2021年までの5年間にわたり記録された膨大な私服スナップに加え、自宅に眠っていたアイテムを持ち出して再構築した撮り下ろしカットまで収録されています。掲載コーディネートは240体以上、全376ページという圧巻のボリュームです。しかも単なる写真集ではありません。本人コメント付きで、当時の気分や背景まで言語化されています。

菅田さんといえば、俳優としての活躍はもちろん、ファッション業界からも常に注目される存在。いわゆる「芸能界きってのおしゃれ」として知られています。

正直に言うと、僕自身は熱心なファンというわけではありません。それでも、彼の私服にはいつも惹かれていました。なぜあれだけ自由なのに成立しているのか。この本を読んで、その理由が少し見えた気がします。

本書には、本人が組んだコーディネートだけでなく、トップスタイリストによるスタイリングも混在しています。王道から変化球まで振り幅は広く、時に大胆で、時に実験的。オーセンティックな装いに慣れている人ほど、良い意味で裏切られるはずです。

菅田将暉ファンはもちろん、固定観念を崩したいファッション好きすべての人におすすめです。


 

【スタイルブック編】②服と賢一 滝藤賢一の「私服」着こなし218 / 滝藤賢一

服と賢一 滝藤賢一の「私服」着こなし218

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「ファッションは芝居と一緒。正解なんてない!!」この一言に、この本のすべてが詰まっています。

俳優として、頼りない父親から真面目な銀行員、武闘派ヤクザ、凶悪な科学者まで、変幻自在の演技力で知られる滝藤賢一さん。そしてプライベートでは、「芸能界イチのおしゃれ俳優」と称される存在です。ファッション誌でたびたび特集が組まれるほど、業界内でも注目の的。その滝藤さんに約1年間密着し、春夏秋冬のリアルな装いを記録したのが本書服と賢一 滝藤賢一の「私服」着こなし218です。

収録されたスナップは、173日間・218ポーズ。すべて撮り下ろし。ただの写真集ではありません。色使いの考え方、レイヤードの意図、サイズバランスの取り方。滝藤さん流の「服選びと着こなし」を、本人が言語化して解説しています。さらに、自身のファッション遍歴を振り返るエッセイも収録。なぜ今のスタイルにたどり着いたのか、その背景まで読み取れます。

印象的なのは、とにかく自由であること。派手な色合わせ。大胆な柄。一見難しそうなのに、不思議と成立している。僕も実際に読んで、「ファッションにルールなんてない」という言葉を、ここまで体現している人はそういないと感じました。

10〜20代の服好き男子はもちろん、「着る服がない」「結局いつも無難になる」と悩む30〜40代の男性にも刺さる内容です。


 

ファッションの勉強におすすめの本3選【雑誌編】

本で基礎を学んだら、次に取り入れたいのが「今」の空気感。ファッション雑誌の魅力は、常に最先端のトレンドを反映していることです。注目アイテムだけでなく、今の時代に合ったシルエットや色合わせ、スタイリングの方向性まで、総合的にインプットできます。

トレンドを知らずにおしゃれを語るのは難しい。一方で、流行を理解していれば、取り入れる・取り入れないの判断もできるようになります。

ここでは、年齢層別におすすめのメンズファッション誌を3冊厳選してご紹介します。

 

①MEN'S NON-NO(メンズノンノ)

MEN'S NON-NO(メンズノンノ)

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まず一冊目は、MEN'S NON-NO(メンズノンノ)です。主な読者層は、10代後半から20代の男性。

大学生から若手社会人まで、ファッションや美容、カルチャーに敏感なZ世代を中心に支持を集めるファッション誌です。最近は20代後半の読者も増え、30代でも十分参考になる内容になっています。

ハイブランドからストリートまで幅広く網羅しながら、提案するのはどこかクリーンで洗練されたスタイル。「今っぽさ」と「清潔感」を軸に、個性やトレンドをリアルに落とし込むバランス感覚が魅力です。

コーディネートの組み方、シルエットの作り方、注目アイテムの解説まで、情報の精度は非常に高いです。20代男子のリーディングメディアと呼ばれる理由が、誌面をめくるたびにわかります。

僕自身も、トレンドの現在地を確認するために必ず目を通す一冊です。

 

メンズノンノは以下のショップで購入できます。

 

②men's FUDGE(メンズファッジ)

men's FUDGE(メンズファッジ)

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men's FUDGE(メンズファッジ)は、20代〜30代のおしゃれ感度が高い男性を中心に支持されている一冊。ヨーロピアンスタイルをベースに、上品でベーシックなカジュアルを提案しています

ロンドン、パリ、ミラノ。ヨーロッパのリアルストリートを切り取りながら、トラッドやクラシックを現代的に再構築する編集方針が特徴です。

トレンドを追いかけすぎない。それよりも、自分の軸となるスタイルを育てる。そんな読者に向けた誌面構成で、ハイブランドから手の届きやすいアイテムまでバランスよく紹介しています。流行よりも雰囲気や世界観を大切にしたい人に刺さります。

トラッドやヨーロッパテイストが好きな方には、間違いなく相性のいい雑誌です。

 

メンズファッジは以下のショップで購入できます。

 

③UOMO(ウオモ)

UOMO(ウオモ)

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UOMO(ウオモ)は、主に40代男性(30代後半〜50代前半)をターゲットにしたファッション・ライフスタイル誌です。

仕事にも私生活にも余裕が出てきた大人に向けて、品のあるカジュアル、上質なアイテム、そして健康や美容、趣味までをトータルで提案。単なるファッション誌ではなく、生き方まで含めたメディアへと進化しています。

特集の切り口も秀逸で、名物企画「試着フェス」のような体験型コンテンツも展開。リアルに「自分ごと化」できる提案が多いのも魅力です。

掲載されるアイテムは一級品ばかり。コーディネートはシンプルながら圧倒的にハイセンスです。ページをめくるたびに、「大人のおしゃれとは何か」を突きつけられます。僕もお気に入りの一冊です。

 

 

ファッション本を読むのにおすすめの方法

ファッションの勉強本は、さまざまな媒体で読むことができます。どの媒体をどう使うかで、価格やインプット効率は大きく変わります。

具体的なロジックを、これから順番に解説します。

 

勉強本ならKindle Unlimited

ファッションの勉強本は、Kindle Unlimitedで読むのが最もコスパが高いです。

月額980円で500万冊以上が読み放題。ファッション理論書、スタイルブック、ビジネス書、マンガまで幅広くカバーしています。もちろん全冊が対象ではありません。でも、今回紹介している書籍の多くもラインナップに入っています。

なぜ勉強本と相性がいいのか?ファッションの理論書は、本で買うと1冊1,500〜2,000円前後するものが多いです。でも、もしその本がKindle Unlimitedの対象なら、月額980円なのでかなり安く済みます。

さらに重要なのは「失敗コストがゼロ」なこと。本は読んでみないと、自分に合うかどうかわかりません。でも読み放題なら、合わなければやめればいいだけ。これは投資対効果の観点でも合理的です。

今なら30日間無料体験があるので、0円で試せる期間中にまとめて読むのが賢い使い方です。無理に継続する必要はありません。合わなければ解約すればいいだけです。

ちなみに、Kindle端末は白黒表示ですが、スマホやタブレットならカラー表示。ファッション本でも問題ありません。

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雑誌なら楽天マガジンかdマガジン

ファッション雑誌を読むなら、楽天マガジンdマガジンの2択ですが、総合的には楽天マガジンのほうがお得です。

雑誌は紙媒体で買うと1冊800〜900円が相場。でも、電子版なら月額約580円で読み放題です。つまり、月に1冊読むだけで元が取れる計算です。

雑誌数 バックナンバー 無料期間 月額(税込) 年額(税込)
楽天マガジン 2,500誌以上 12,000冊以上 初回31日間0円 572円(年間プランで458円) 5,500円(年間プラン)
dマガジン 2,400誌以上 4,300冊以上 初回31日間0円 580円 6,960円

 

僕が楽天マガジンを選ぶ理由

  • 雑誌数はほぼ同じだが、楽天のほうがやや多い
  • バックナンバーが約3倍
  • 年間プランなら約1,460円安い

 

さらに、楽天経済圏ユーザーならポイント還元もあります。

僕は両方使った経験がありますが、正直なところ使用感はどちらも似ています。ただ、僕の環境ではdマガジンで「お気に入り登録が最新順に更新されない」不具合が何度か発生しており、ストレスを感じていました。楽天も動きが重たいときはありますが、こういった不具合はなく安定しています。細かい差ですが、長期利用するなら無視できない部分です。

もちろん、「ドコモユーザーでdポイントを活用したい人」「楽天経済圏でポイントを貯めたい人」、このあたりはライフスタイル次第であり、紙媒体で買うより圧倒的にお得なので、どっちを選んでも正解です。ただ、総合的な合理性で見ると楽天マガジンに軍配が上がります。

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Audibleは補助として使う

audible

出典:Audible

正直にいうと、Audibleはファッション本単体との相性は弱いです。

Audibleは、Amazonが提供する世界最大級のオーディオブックです。プロのナレーターや声優が朗読する本を、アプリで「聴く読書」として楽しめます。月額1,500円(税込)で12万以上の対象作品が聴き放題になり、オフライン再生も可能。

僕も使ったことがありますが、両手が空くので、通勤・散歩・家事中でもインプットできるのがめちゃめちゃ便利です。倍速再生で効率的に学べるし、目が疲れないのもメリット。

ただし、ファッション本は写真や図解が命。シルエットの違い、色の対比、素材の質感。これらは視覚情報なしでは理解しづらい部分があります。音声だけだと、どうしても情報が欠けます。

だからこそおすすめは、「電子書籍で読み込み+Audibleで復習」のハイブリッド型。活字が苦手な人や忙しい人には、とくに有効です。スキマ時間がそのまま自己投資に変わります。

そもそもファッション本はAudibleに対応していないことが多いので、ファッション本だけを読む目的なら、登録しなくてもOK。ただ、他のジャンルの本も読みたいなら、十分利用価値ありです。Audibleも30日間無料体験実施中なので、興味のある方はまず試してみてください。

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まとめ:本で得た知識は、あなたのファッション力を底上げする

メンズファッションの勉強におすすめの本16選|コーデ術・歴史・辞書まで完全網羅

ファッションは感覚だけで語られがちですが、実際は「理論」と「選択」の積み重ねです。

色には法則がある。素材には特性がある。シルエットには理由がある。そして、それを知っているかどうかで、同じ服でも説得力はまったく変わります。

最終的に差がつくのは「なんとなく選んでいない人」です。知識を持って選んでいる人は、清潔感も統一感も自然に整っていき、洗練されたコーディネートになっていきます。だからこそ、本で学ぶ価値があるんです。

おそらく、本記事を最後までご覧いただいたあなたは、向上心の高い人であるはずです。なぜなら、多くの人は途中で閉じてしまうから。

まずは、この記事で紹介した本や雑誌から、今の自分に必要な1冊を探してみてください。どれを選んでも前進です。

無理に買う必要はありません。Kindle Unlimited楽天マガジンdマガジンなどの電子書籍を選べば、実質無料です。あなたの感性を信じて、最適な選択をしてくださいね。

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ファッションブログK2Jの運営者KENのプロフィール写真

KEN

月間最高18万PVのファッションブログ『K2J』を運営。大手アパレルのパーソナルスタイリングサービスでECスタイリストとして勤務し、ファッション色彩能力検定1級を保有。大手メディアへのファッションスナップ掲載経験や、医学研究科修士課程で培った分析力を活かし、理系的視点から「ロジカルなおしゃれ」を提案。これまでに100点以上のファッションアイテムやサービスをレビューしてきた「服好きの視点」から、読者目線に寄り添ったリアルなファッションコンテンツを発信中。