CHANEL(シャネル)のマトラッセは、1929年に誕生したシャネルを代表するチェーンバッグです。
トレンドに左右されない普遍的なデザインと、若い女性からお年寄りの女性まで幅広い世代に似合う名作。発売から90年以上たった今でも「女性の永遠の憧れ」といわれており、世界中のセレブも愛用していることで有名です。
ただ、名作と知られている高級バッグでも「使い心地が最悪で後悔した」というケースはよくあります。価格は決して安くないし、一度買ったら簡単に買い替えられるバッグじゃないからこそ、購入前に「使い勝手のリアル」をちゃんと知っておくことが大切です。
そこで本記事では、シャネルのマトラッセを実際に使って感じた「魅力・使い勝手の良し悪し・後悔しないためのポイント」などを徹底解説します。
それでは早速見ていきましょう。
シャネルのマトラッセは使い心地は?先に結論を解説
結論からいうと、マトラッセの使い勝手は優秀です。ただし、どのサイズを選ぶかによって大きく変わってくる、というのがポイントです。
マトラッセは見た目の華やかさに注目されがちですが、実は「サイズ差による実用性の変動」がかなり大きいバッグ。
マトラッセのサイズ展開
- 【マトラッセ ミニ】12 × 20 × 6 cm
- 【マトラッセ ミニ】13.5 × 17 × 8 cm
- 【マトラッセ スモール】14.5 × 23 × 6 cm
- 【マトラッセ】15.5 × 25.5 × 6.5 cm
- 【マトラッセ ラージ】19.5 × 30 × 10 cm
- 【マトラッセ マキシ】23 × 33 × 10 cm
たとえば、ミニサイズはスマホと小さめ財布でいっぱいになりますが、ラージやマキシになるとA5ノートも入るようになるほど容量が変わります。
本記事では、ヴィンテージのマトラッセの使い心地を、「持ち方・サイズ感・収納力・素材」の順で徹底レビューしていきます。サイズは「14 × 23 × 6 cm」で、現行の「スモール」に該当するサイズ感です。
シャネル|マトラッセの使い勝手・サイズ感レビュー
マトラッセの魅力のひとつが、持ち方のバリエーションが多いこと。「1つのバッグでこんなに印象が変わるの?」と驚くほどです。
実はこれ、バッグ上部にある「チェーンの通し穴」のおかげ。ここのチェーンを1重(シングル)/2重(ダブル)に変えるだけで、ストラップの長さが変わり、雰囲気までガラッとチェンジします。
シングルチェーン(1重):いちばん使う万能モード
チェーンを1重にすると、肩掛けと斜めがけの2パターンが可能。特にスモールサイズは、シングルで持つと絶妙にこなれたサイズ感になってくれて、普段のコーディネートにすっと馴染みます。
肩掛け
- 両手が空くので実用的
- 横から見たときに、チェーンが縦にストンと落ちて大人っぽい
- コートやジャケットにも合わせやすい
斜めがけ
- 少しカジュアル感が出て、休日コーデにちょうどいい
- 歩いてもズレにくく、旅行や買い物にも便利
- スモール以上なら斜めがけが可能(ミニ以下は斜めがけ不可の可能性あり)
ダブルチェーン(2重):エレガントさが一気に増す特別感モード
チェーンを2重にすると一気に雰囲気が変わり、「あ、今日はちょっと特別な日なんだな」と伝わるような華やかさが出ます。
肩掛け
- 重心が高くなるので、全身のバランスが良く見える
- きれいめワンピースやジャケットスタイルと相性抜群
腕がけ
- マトラッセの本領発揮とも言われる王道の持ち方
- 横から見たときのシルエットが美しく、写真映えも抜群
手持ち
- チェーンを2重にすることで地面に擦れない
- フォーマル寄りのシーンで上品にまとまる
あえてチェーンを持たない「本体持ち」
実は、チェーンを使わずバッグ本体を手で持つスタイルも人気。特にスモールは形がしっかりしているので、本体持ちにするとクラッチ風の大人かわいい雰囲気が出ます。
マトラッセ スモールのサイズ感
スモールを使って感じるのは、とにかく大きすぎず小さすぎない絶妙なバランス。シンプルなコーディネートの日でも、上品なアクセントが入ってスタイルが締まります。
- シングル → こなれた雰囲気
- 斜めがけ → カジュアルに寄せたい日に
- ダブル → エレガントで華やか
どれを選んでも女性らしい品がちゃんと残るのは、さすがCHANELといったところです。
ミニ以下は斜めがけできない可能性あり
購入前に知っておきたいのが、ミニサイズ以下はストラップが短く、斜めがけできないことがあるという点。斜めがけ前提で選びたいなら、スモール以上を選ぶのが安心です。
シャネル|マトラッセの収納力レビュー
マトラッセはサイズによって収納力がかなり変わります。小さすぎると最低限の荷物しか入らないし、大きすぎると「ちょっと邪魔かも…」と感じることもあります。
ここでは実際に愛用してわかった、マトラッセ・スモールの収納力と使い勝手のリアルをお話しします。
マトラッセ スモールの収納力
まず結論から言うと、スモールは必要なものはしっかり入るけど、パンパンにならない絶妙なサイズ感です。
- 長財布
- スマホ(大きめサイズもOK)
- リップ
- 小さめのカードケース
- ハンカチ など
普段持ち歩くものはスムーズに収まります。見た目で選ぶのはもちろん大切ですが、「入れたい物」で選ぶと後悔しない選択ができますよ。
ポケットの数が優秀すぎる
マトラッセを開けると、まず「ポケットの多さ」に驚きます。ただ入れるだけじゃなく、整理して入れられるのがポイント。
① 一番上のフラップ裏:チャック付きポケット
フタを開けるとすぐ上に小さなファスナーポケット。絆創膏、薬など、薄い小物を入れるのにちょうどいいです。
② 内部:仕分けポケット × 2
二重フタを開けると、メイン収納の中にさらに2つのポケット。定期券やAirPodsなど、迷子になりがちな小物に最適。
③ 背面:外ポケット
小物をさっと入れるのに便利。バッグを肩にかけたまま片手で取り出せるので便利です。ただ、入れすぎるとかさばるので注意。
こんなふうに、収納が多いと自然とバッグの中が整うので、見た目も使い勝手もちょうどいいです。
ダブルフラップは好みがわかれるポイント
マトラッセの象徴でもあるのが、この二重フタ(ダブルフラップ)。実際に使うと、メリットとデメリットがあり、好みが分かれるところだと感じました。
メリット
- バッグの中身が見えにくく、防犯性が高い
- 誤ってフタが開いても中身がこぼれにくい
- フラップがある分、内部の仕切りが増え整理しやすい
- ボルドーカラーの内装が美しく、“開けた瞬間の高揚感”がある
デメリット
- フタが開いても中身がこぼれにくい
- フタを2回開けないと中身が取り出せない
- 急いでいる時は少しもたつく
ただ、リセールバリューはダブルフラップの方が高くなる傾向があるので、資産価値として見るならダブルフラップを選ぶほうがお得です。
マトラッセ スモールの重さについて
「高級バッグ=重い」というイメージを持っている人も多いですが、マトラッセのスモールは比較的軽いです。
重さを測ってみると、491gでした。これは、炊いたご飯の2人前強の重さです。実際に持っても軽いし、長時間持っていても肩が疲れにくく、デイリー使いにも向いています。
チェーンストラップの負担は?
チェーンにレザーが織り込まれているタイプなので、見た目よりずっと肩に優しいです。薄手のニットに合わせても、そこまで食い込みを感じません。
ただし、ラージ以上になると荷物の量がそのまま重さに直結します。荷物が多めで肩こりが気になる人はスモールかミディアムまでが安心です。
シャネル|マトラッセの素材感レビュー
マトラッセを語るうえで、触れないわけにはいかないのが「素材」です。
マトラッセ(Matelassé)はフランス語で、「袋詰めされた・ふっくら盛り上がった」という意味を持ちます。ダイヤモンドステッチが施されたキルティング加工によって、その言葉が立体的に表現されており、シャネル特有の上品な空気を作り出す最大の要素になっています。
このふくらみは、ただ可愛いだけじゃなく、衝撃を和らげ、型崩れを防ぎ、素材の耐久性を高めるという、機能性の裏付けがあるんです。
採用される革は最高級。3種類の代表的な素材
マトラッセは本革の中でも、より上質な素材だけを厳選しています。代表的なのは以下の3種類。
- ラムスキン(子羊革)
- キャビアスキン(型押しカーフ)
- カーフスキン(牛の子革)
この記事で紹介しているマトラッセは、最も人気の高いラムスキンです。
【ラムスキン vs キャビアスキン】どっちが正解?
それぞれの素材の特徴をまとめると、以下のとおり。
ラムスキン
- 指で触れると吸い付くような柔らかさがある
- 光の当たり方で陰影が深まり、最も品が出る
- 小傷ができやすい
- 柔らかいぶん、型が変わりやすい
キャビアスキン
- 表面に細かい凹凸があり硬め
- 凹凸があるので傷が目立ちにくい
- 硬めなので形をキープしやすい
- 高級感や品はラムスキンに劣る
素材の違いに関する結論
結論をまとめると以下のとおり。
- ラグジュアリー感・柔らかさ・手触り重視⇒ラムスキン(シャネルの本来の空気感を楽しみたい人向け)
- 傷のつきにくさ・耐久性・長く気楽に使いたい⇒キャビアスキン(とにかく長く綺麗に使いたい人向け)
どちらも間違いではなく、あなたの好みに合わせて選ぶのが正解です。
シャネルのマトラッセで後悔しないためのチェックリスト
マトラッセは「永遠の定番」と言われる名品ですが、価格帯が高いだけに「勢いで買って失敗した…」と後悔するのは絶対に避けたいところ。特に近年は値上げが続いており、モデルによっては 1〜2年で数万円以上価格が変動することもあるほど。
マトラッセの価格はどれくらい?いつ買えば後悔しないのか
シャネルのマトラッセはサイズや素材によって異なりますが、現在の定価はおおよそ80万〜200万円前後。
ここ数年の値上がりの背景には、「原材料価格の高騰」「円安の影響」など、複数の要因が重なっています。「憧れだけど正直手が出ない…」という声が多いのも当然です。
ですが、シャネルは価格改定が多く、マトラッセは値上げ幅が大きいライン。欲しいと思った瞬間が、実は最も安く買えるタイミング。迷っている間に値上がりして、結果さらにハードルが上がる可能性が高いです。
とはいえ、高い買い物で失敗したくない…そんな時の最適解
どんなに憧れのバッグでも、「使いにくい」「自分の荷物が入らない」「思ったより重い」となると、後悔は避けられません。
だからこそ私が強くおすすめしたいのが、ブランドバッグのサブスク『Laxus(ラクサス)
』を使って事前に試すこと。購入前に実際に使ってみることで、「自分のライフスタイルと本当に相性がいいか」を確かめられるんです。
Laxus(ラクサス)とは?

出典:Laxus公式サイト![]()
ラクサスは、ハイブランドのバッグを月額でレンタルできる日本最大級のサービス。累計ダウンロード数は日本+アメリカで220万人以上と圧倒的です。
さらに、以下のような名誉ある賞を多数受賞しています。
ラクサスの受賞歴
- 内閣総理大臣表彰 日本サービス大賞 優秀賞
- 経済産業省 最優秀賞
- 整理収納のプロが選ぶ シンプルスタイル大賞 コンテンツ部門 特別賞
- EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー 2016 ジャパン 特別賞
取扱ブランドはシャネル・エルメス・セリーヌ・プラダなど60ブランド以上。バッグの種類はなんと40,000点超え。どれも定価だと数十万〜数百万するバッグを、気軽に試せるのは大きな魅力です。
実際、私が使用しているマトラッセもラクサスでレンタルしたもの。「使い心地はどうか」「サイズは自分の荷物に合うか」「チェーンの長さはちょうどいい?」こうしたポイントをリアルに把握できるため、買い物で失敗しなくなります。
一度使うことで「本当に合うかどうか」がハッキリするので、高額バッグほど「レンタルで試す → 購入を判断」の流れが圧倒的に合理的です。
参考
ラクサスについては、私が実際にマトラッセをレンタルして感じたメリット・デメリットをすべて正直にまとめた記事があります。気になる方は、後悔しないための判断材料としてぜひ読んでみてください。
≫『ラクサスの評判は最悪?やばい?バッグをレンタルした私の口コミレビュー』
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まとめ:シャネルのマトラッセは使い勝手のいいバッグ!ただしサイズ選びを間違うと後悔するかも。
結論として、シャネルのマトラッセは見た目の美しさと実用性を兼ね備えた、使い勝手のいいバッグです。ただし、サイズ選びを間違えると後悔する可能性があるのも事実。長財布やコスメなど普段の荷物量に合わせて、ミニ・スモール・ミディアム・ラージなど、どれが最適かを見極めることが大切です。
高額な買い物で失敗したくない場合は、まずラクサスでレンタルして実際に使い勝手を確認するのがおすすめ。あなたのライフスタイルや持ち物は、あなただけが知っています。
- レンタルで「これはちょうどいい」と思ったら購入
- 「ちょっと違うかも」と感じたら別サイズや別モデルを検討
こうして事前に試すことで、サイズ選びや重さ、ストラップの長さなどで失敗するリスクはほぼゼロになります。さらに、高額な買い物をする前に「本当に自分に必要か」を確認できるのも大きなメリットです。
まずは試着感覚で、イベントや日常使いに合わせて単発レンタルしてみましょう。その一歩が、後悔しないマトラッセ選びへの最短ルートです。
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