オーバーサイズとビッグシルエットの違いが知りたい
オーバーサイズとビッグシルエットでそれぞれ着こなし方が違ってほんと!?
この記事はそんな方へ向けて書いています。
こんにちは。
この度は当ブログをご覧いただきありがとうございます。
本ブログを運営している、ファッションブロガーのJKEN(ジェイケン)です。
ここ数年のファッションでは、大きめのシルエットで着るのがおしゃれとして流行ってますよね。
大きめのシルエットで着ることを、オーバーサイズやビッグシルエットというように表現している方も多いかと思います。
ですが、実は両者の意味や着こなし方に違いがあるって知ってましたか?
もし知らなかったという方は、恥ずかしい思いをしないようぜひこの機会に覚えておきましょう!
オーバーサイズとビッグシルエットの違いとは
結論からいうと、両者の意味は以下の通りです。
オーバーサイズ
普段着ている自分のサイズよりも大きいサイズを選ぶこと。
例えばいつもMサイズを着ているなら、あえてLサイズやXLサイズを選んで着こなすといった感じです。
ビッグシルエット
肩幅・袖幅・身幅等をあえて広くとったゆとりのある服のこと。
例えばいつもMサイズを着ているなら、サイズ表記は同じMサイズだけど通常よりも全体的にゆったりしたシルエットになっています。
こんな感じです。
ここまで見ると、
オーバーサイズもビッグシルエットもほとんど同じ意味なんじゃないの?
確かに両者の意味は結果的にかなり似ていますが、決定的に異なるポイントがあります。
それは、「丈の長さ」です。
オーバーサイズの場合、サイズを上げることで横幅(身幅等)だけでなく縦幅(着丈)も大きくなります。
それに対してビッグシルエットの場合、元々のサイズを前提に横幅(身幅等)だけを大きく作っているので、縦幅(着丈)は大きくなりません(※例外あり)。
【オーバーサイズの例】
【ビッグシルエットの例】
ただ、分かりやすさを目的として、商品名に「オーバーサイズ」というワードを盛り込んでいるブランドも数多くあるのが現状です。
そのせいかオーバーサイズとビッグシルエットを混同して使っている方もいらっしゃり、実際にどっちを使っても相手には伝わるので問題はなさそうなのが正直なところ。
しかし、実は両者では着こなしの難易度が異なります。
それについては後程ご紹介します。
なぜオーバーサイズやビッグシルエットはおしゃれなのか?
オーバーサイズとビッグシルエットの共通している点といえば、「ゆったりとしたシルエット」であること。
リラックス感のあるゆるいシルエットは、洋服を着た時に生地が余り、本体や袖部分に「重なり」や「たるみ」ができます。
これがコーデに「抜け感」を生み出し、堅苦しさのない余裕のある印象を与えてくれます。
さらに、ゆったりとしたシルエットの服はとにかく楽で、スキニーのような身体を締め付けることがないというのも嬉しいポイントです。
「抜け感」について詳しく知りたい人は、「「抜け感」とは?おしゃれコーデを作る上で必須の抜け感の作り方を徹底解説」の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。
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「抜け感」とは?おしゃれコーデを作る上で必須の抜け感の作り方を徹底解説
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ブランドによってサイズ選びが異なってくる
オーバーサイズもビッグシルエットも意味は似ているけど、商品を購入する時のサイズ選びの方法は違ってきます。
当たり前のことではありますが、サイズ感はブランドによって大きく異なります。
同じMサイズであっても、ブランドによって大きさが全然違うということは経験している方も多いはず。
例えば、ユニクロや無印良品はビッグシルエットではなくジャストなサイズ感で展開しているブランドです。
このようなブランドの服を大きめのシルエットで着たい場合は、オーバーサイズ、つまりいつものサイズから2サイズ程上げて着ればいいのです。
それに対し、おしゃれな方々がこぞって愛するデザイナーズブランド(ATON、AURALEE、COMOLI、stein、YOKE等)のほとんどはビッグシルエットで展開しています。
なので、デザイナーズブランドの服を着たい場合は、通常のサイズで選ぶといい感じにゆるいシルエットで着ることができます。
オーバーサイズとビッグシルエットの着こなし難易度
オーバーサイズやビッグシルエットは抜け感を生み出してくれるメリットがある一方で、場合によってはダボついてだらしない印象になってしまうこともあります。
そのため、着こなし方は熟知しておきましょう。
それに際し、冒頭でお話した「オーバーサイズとビッグシルエットの難易度の違い」についてご紹介しておきます。
結論としては、ビッグシルエットよりもオーバーサイズの方が難易度が高いです。
その理由は、丈の長さにあります。
冒頭でお話したように、オーバーサイズの方が結果的に着丈が長くなる傾向があります。
着丈が長くなるとだらしなく見えがちで、コーデ全体のバランスが悪くなりやすいのです。
そのため、着丈は普通だけど身幅や袖幅が広いビッグシルエットの方が簡単に抜け感を取り入れられます。
しかし、これはあくまで難易度のお話で、オーバーサイズをオススメしないわけではありません。
むしろ、オーバーサイズをおしゃれに着こなせることができればそれだけコーデの幅が広がるし、よりおしゃれ度は上昇します。
オーバーサイズとビッグシルエットのおしゃれな着こなし方
オーバーサイズ編
タックインする
オーバーサイズの場合、「長すぎる着丈をどうするか」という問題に対処しなければなりません。
1つの解決策としては、トップスの裾をパンツにタックインするというのが良策です。
オーバーサイズのトップスを着た時の、タックインしない場合とした場合の比較がこちら。
タックインなし
タックインあり
このように、タックインすれば長すぎる着丈が邪魔にならず、きちんと感もアップします。
タックインコーデでは着丈が長い方がタックインしやすいので、とてもオススメの方法です。
タックインコーデの正しい方法を知りたい方は、「タックインの正しいやり方知ってる?「オシャレ」と「ダサい・足が短い」の明暗を分けるポイントとは」の記事へどうぞ。
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ボトムスをスッキリとまとめる
オーバーサイズのトップスをタックインせずに着こなしたい場合は、ボトムスをスッキリとまとめるか程よくワイドにとどめると上手くいきやすいです。
着丈が長いオーバーサイズにビッグシルエットのボトムスを合わせると、ダボついてだらしなく見える可能性が高くなります。
しかし、ボトムスをテーパードシルエットのような細身にまとめるか、程良くワイドにとどめることで、全体のバランスが整えられます(いわゆるVラインシルエットというやつです)。
もちろん例外はあるので、上手くいきやすいセオリーとして覚えておきましょう。
※メンズのシルエットの違いについて詳しく知りたい方は、「シルエットの基本!I・Y・A・Xラインコーデの特徴と作り方を解説」の記事へどうぞ。
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ビッグシルエット編
ビッグシルエットの場合は着丈が長すぎるわけではないので、あまり難しく考える必要はありません。
ビッグシルエットのトップスとビッグシルエットのボトムスを合わせることで、バランスの取れたコーデ(Iラインシルエット)に仕上がります。
注意点としては、細すぎるアイテムは合わせないこと。
Aラインコーデ(トップスが細身・ボトムスがワイド)やVラインコーデ(トップスがワイド・ボトムスが細身)はおしゃれな着こなし方として知られていますが、あまりにもトップスとボトムスのサイズに違いがありすぎると違和感が出てしまいます。
ビッグシルエットには、程良いワイドシルエットを合わせれば上手くいきやすいです。
まとめ
いかがでしたか?
今回のポイントを簡単にまとめておきます。
おさらいポイント
- オーバーサイズはサイズを上げて大きめに着こなすこと
- ビッグシルエットは大きめに作られたシルエットの服
- ビッグシルエットと違ってオーバーサイズは着丈が長い傾向にある
- ビッグシルエットよりもオーバーサイズの方が難易度が高め
- ブランドによってサイズ選びが変わってくる
オーバーサイズもビッグシルエットも意味的にはかなり似ていますが、違いを知ることでサイズ選びや着こなし方が変わってきます。
細かい点ではありますが、オーバーサイズのテクを知ればユニクロのようなお手頃価格のアイテムでも、トレンドのシルエットを楽しめます。
ぜひあなたもオーバーサイズとビッグシルエットを使い分けてみて下さいね。
それではまた別の記事でお会いしましょう。
ビッグシルエットを使ったコーデを見たい方はこちらへどうぞ。
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